いつの間にか写真の保存場所が増えてしまい、どこに何を置いたか混乱してしまう経験はありませんか。特にWindows 11では新しく「ギャラリー」という機能が追加され、ピクチャとの使い分けに悩む方も多いようです。ここでは実際に試行錯誤した体験談を交えながら、使い分けや非表示にする方法などをやさしくご紹介します。
ギャラリーとは何か
ギャラリー機能の基本的な役割
Windows 11に新しく登場したギャラリーは、簡単に言えばPC内部やOneDriveなど、複数の場所にある画像を一か所に集めて表示してくれる機能です。フォルダー構成にかかわらず、対応する写真ファイルがあれば一括で見渡せるので、「あれ、この写真どこに保存したんだっけ…」という探し物を減らせるメリットがあります。
仕組みのイメージ
ギャラリーはあくまでも「まとめて見せるための仮想的な表示場所」です。実際のファイルをコピーしたり移動するわけではなく、写真を一覧表示させるためにWindowsが自動でフォルダーをスキャンしています。
もし整理したい場合や不要なファイルを削除したい場合には、本来の保存先フォルダーに行き、実ファイルに対して操作を行う必要があります。これは写真ビューアーソフトに近い感覚といえるでしょう。
ギャラリーの登場経緯
Windowsユーザーからは「以前はPhotosアプリなどで写真は見られるけど、フォルダーをまたいで管理するのが面倒」という声がありました。その声に対応する形で、エクスプローラー自体にビューワー的な要素を持たせたのがギャラリーです。わざわざ別のアプリを立ち上げなくてもエクスプローラー内で写真のプレビューがしやすい、という点を狙った機能と考えられます。

私自身、ある日急にエクスプローラーに「ギャラリー」という項目が現れて「何これ…」と思いました。最初は使い方がわからず放置していましたが、旅行写真や家族写真をまとめて眺めるときには意外と便利だなと感じています。
ピクチャフォルダーとは何か
ピクチャの基本的な性質
ピクチャフォルダーは、長年Windowsに標準搭載されている「ライブラリフォルダー」の一つです。こちらは実際に写真データを保存するための場所として機能しており、多くのアプリで写真を扱う際にデフォルトの保存先として設定されているケースが多いです。
アルバムや階層管理
ピクチャフォルダーの大きな特徴は、自分好みにサブフォルダーを作って整理できる点です。旅行ごとにフォルダーを分けたり、撮影日ごとにフォルダーを作成したり、あるいは趣味の写真と仕事関係のスクリーンショットを分けたりと、細かく自由にカスタマイズできます。システム上も多くのアプリがこのフォルダーを優先的に参照するので、写真管理における中核といえる存在です。
拡張ライブラリとしてのピクチャ
Windowsはライブラリ機能をサポートしており、デフォルトではピクチャやビデオ、ドキュメント、ミュージックといったフォルダーが代表的なライブラリとして設定されています。もし別のドライブに写真を置いている場合でも、エクスプローラー上ではピクチャに集約して見られるようにライブラリの追加ができます。そのため、複数箇所に写真を分散して保存していても「ピクチャ」からアクセスする仕組みを作ることが可能です。



私の場合、昔はCドライブがいっぱいになりがちだったので、Dドライブにピクチャフォルダーを移動していました。フォルダーのアイコンはそのままで、システムもスムーズに認識してくれるので助かりました。
ギャラリーとピクチャの違い
役割の相違
ギャラリーは表示機能、ピクチャは実データの管理場所と考えるとわかりやすいです。ギャラリーを通して画像を一括で「見る」ことはできても、「実体のファイルがどこにあるか」はギャラリー単独では把握しづらい面があります。対してピクチャは写真ファイルそのものを格納しておく場所なので、こまめな整理や階層化が可能です。
写真の枚数が異なる理由
エクスプローラーの左ペインにあるギャラリーを開いたときと、ピクチャフォルダーを開いたときで写真の総数が合わないケースも多いです。これは、ギャラリーがOneDriveや他のフォルダーまでスキャンして表示しているためです。
一方ピクチャフォルダーには自分が明示的に保存した写真だけが置かれている場合が多く、意図的に追加しなければギャラリーに含まれる他のフォルダー内写真は反映されません。この違いが「同じ写真なのに数が合わない」という混乱を生む要因といえます。
ギャラリーとピクチャの具体的な比較
以下の表はギャラリーとピクチャのそれぞれの特徴をまとめたものです。
項目 | ギャラリー | ピクチャ |
---|---|---|
機能 | PC内外の画像を一括表示 | ユーザーが写真を直接保存するフォルダー |
データの実体 | なし(仮想表示) | ファイルの保存先 |
重複表示 | 複数フォルダーに同じ写真があればすべて表示 | 自分で整理すれば重複しにくい |
編集・削除 | 実際のフォルダーに移動または削除が必要 | フォルダー内を直接操作可能 |
用途 | 写真を探す・閲覧する | 写真を保存・管理する |
ギャラリーの良い点
気軽にまとめて閲覧できる
自動で読み込んでくれる
クラウド同期をしている場合でも、設定によっては自動でOneDrive上の写真が表示されます。わざわざフォルダーを開いていく必要がない点は手軽で、写真のプレビューに重宝すると感じるシーンは多いでしょう。
ギャラリーの悪い点
重複表示や不要な写真が含まれやすい
実体のファイル管理には向かない
ギャラリー自体はあくまでも「表示用」であり、写真をフォルダー単位で整理したり、まとめて命名規則を揃えたりといった作業にはあまり向いていません。
結局、ピクチャフォルダーや他の保存先に直接アクセスして操作をすることになるため、ギャラリーだけでは完結しないのです。
ピクチャの良い点
階層的な整理が自由自在
アプリでの既定保存先になりやすい
多くの写真編集ソフトや画像取り込みソフトでは、ピクチャが初期設定の保存先として指定されることがあります。わざわざ別のフォルダーを選択しなくてもピクチャを活用していれば、自然と写真がまとまってくれます。
ピクチャの悪い点
複数拠点に写真があるとフォルダーが分散しがち
クラウドストレージとの連携をどうするか
OneDriveとの相性
Windows 11でのクラウド連携といえば、まずOneDriveが挙げられます。OneDriveはMicrosoftアカウントと紐づいており、ピクチャフォルダーもデフォルトでOneDrive上に置く設定にできるため、ローカルPCとクラウドをシームレスに同期可能です。
この場合、ギャラリーで表示される写真はローカルにもクラウドにも存在しているため、ギャラリーとピクチャの両方から閲覧可能という状況が生まれます。
他社クラウドを使う場合
GoogleドライブやDropboxなど、他社のクラウドストレージをメインに使っているケースもあるでしょう。これらをWindowsフォルダーとして同期すると、ギャラリーがそれらのフォルダー内の画像ファイルも拾ってきて表示する場合があります。
ただし、フォルダーによってはギャラリーに含まれないケースもあるため、設定を確認したり、必要があればライブラリに追加するなど調整が必要です。
ギャラリーを非表示にしたい場合
基本的な非表示方法
ギャラリーが不要であれば、エクスプローラー上のナビゲーションウィンドウから非表示にすることが可能です。Windows 11のバージョンやアップデート状況によって操作方法はやや変わる可能性がありますが、大まかな手順としては以下のような流れが知られています。
1) レジストリエディタを開く
2) Explorer関連の設定値を変更
3) エクスプローラーを再起動
これによってギャラリーの項目が表示されなくなることがあります。ただし、レジストリ編集は誤って他の項目を変更するとシステムに不具合が出るリスクがありますので、実施する際は自己責任で行うことが大切です。
一時的に使わない場合
ギャラリーをレジストリで触るのは少し敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。どうしても項目表示自体が邪魔になるのでなければ、無理にレジストリを編集せずに放置しておいても問題はありません。
エクスプローラー上でギャラリー項目をクリックしなければ、ファイル操作に特段影響を与えるわけでもないからです。



私の知人はギャラリーが「目障りだ」と言って頑なに非表示にしていましたが、私はそこまで煩わしさを感じなかったので使わずに放置しています。意外と「存在してても気にならない」という方は多いかもしれません。
写真をクラウドに集約する際のポイント
保存先を一本化するメリット
PC内部のピクチャ、OneDrive、外付けHDD、そして他社クラウド…あれこれと写真が散らばってしまうと、後から「この写真どこに行った?」と探す手間が増えてしまいます。一つのフォルダーやドライブにできるだけ写真を集約しておけば、ギャラリー機能の有無にかかわらず管理がしやすいです。
また、バックアップの観点からも、決められた場所にだけ写真を置くようにすると、定期的に一括バックアップが行えるため安心感が高まります。
クラウドを活用する際の注意点
クラウド上に写真をまとめる場合、同期設定によってはPCローカルにファイルが自動ダウンロードされることがあります。写真が多いとストレージを圧迫してしまうので、「必要なときだけダウンロードする」設定にするなど工夫が必要です。
さらに、同期フォルダーをピクチャとして扱うかどうかも大切なポイントで、どのように紐づけるかはクラウドサービスごとに設定方法が異なります。
ギャラリーの見た目をカスタマイズする方法
アイコン表示や並び替え
ギャラリー画面で表示される画像のサムネイルサイズや表示形式は、エクスプローラーの通常の操作と同様に、右クリックメニューから設定できます。大アイコンや小アイコン、リスト表示など、好みに合わせて切り替えましょう。
また、更新日時順や名前順に並び替えることで、最近取り込んだ写真をすぐに見つけたり、特定の日付の写真を探したりといった作業を楽にできます。
フォルダーの除外
ギャラリーに表示させたくないフォルダーがある場合、Windowsの設定やフォルダーオプションからギャラリーの参照先から除外することも考えられます。システムによっては、ライブラリ管理画面で「このフォルダーはライブラリに含めない」を指定できるケースがあります。
ただし、除外操作によって写真がギャラリーから消えても、実体のファイルが削除されるわけではないので安心してください。
実際の使い分け事例
普段はピクチャをメインに、ギャラリーはビューワーとして
普段の作業で頻繁に写真を編集したり整理する方にとっては、やはりピクチャフォルダーがメインの保存先になります。旅行やイベントごとにフォルダーを分けて保存し、そこから写真を加工・共有する流れが自然でしょう。
ギャラリーは、「とりあえず全部の写真を見たい」という場面でだけ立ち上げる、といった使い分けがおすすめです。
ギャラリーを非表示にしてトラブル回避
一方で、PC操作に慣れていない方や、写真の扱いがシンプルな方は、ギャラリーを表示していると余計に混乱するかもしれません。その場合、レジストリや設定を編集してギャラリーを非表示にしてしまい、これまでどおり「ピクチャ」に写真をまとめておく方が分かりやすいと思います。



私は最初、ギャラリーとピクチャの関係がわからず戸惑いました。特に子どもがゲームのスクリーンショットをいろんなフォルダーに散乱させていたので、ギャラリーには見慣れない画像が大量に表示されて…。今では要らないフォルダーを除外したり、まとめてピクチャに移したりして運用を落ち着かせています。
まとめ: 写真管理のコツ
どこに実ファイルを置くかを明確にする
写真ファイルの「物理的な場所」は管理の最重要ポイントです。ギャラリーのような機能であれ、Photosアプリであれ、写真実体がどこにあるのかを把握しておく必要があります。
メインはピクチャフォルダーにして、補助的に外部ストレージやクラウドを活用するのか、それとも全てをクラウド上のフォルダーに集約するのか、自分の使い方に合った形を決めておきましょう。
ギャラリーは必要に応じて使うか、非表示にするか
Windows 11のエクスプローラーにギャラリー機能があるからといって、必ずしも使わなくてはいけないわけではありません。写真の参照に便利と感じるなら使えばいいし、混乱の元になるなら非表示にしてしまっても構わないのです。
この柔軟性はWindowsの良さでもあるので、設定をいろいろ試してみながら、自分に合った形を探すのが一番です。
よくある質問 (Q&A)
Q: ギャラリーで写真を削除すると元のフォルダーからも消えますか?
A: ギャラリーは仮想フォルダーなので、削除操作を行うと実体ファイルもゴミ箱へ移動となります。ギャラリーだけから消したいつもりでも、実際のファイルに影響するため要注意です。
Q: ピクチャにあまり保存していないのにギャラリーにはたくさんの写真が…
A: OneDriveや他のフォルダーがギャラリーの参照対象になっている可能性があります。ピクチャに限らず、ライブラリや同期フォルダーに入っている画像があれば、ギャラリーに表示されるケースが多いです。
Q: ピクチャに移動しようとすると容量が足りません。どうしたらいいでしょう?
A: クラウドストレージをメインに利用するか、外付けドライブにピクチャフォルダーを移動する方法があります。Windowsの「プロパティ」→「場所」タブからピクチャフォルダーの物理的な保存先を移動できるので、容量を確保しやすいでしょう。
まとめのポイント
ギャラリーは万能ではない
表示に特化しており、確かに便利な反面、詳細な管理や編集には向いていません。写真をしっかり整理したい場合は、やはりピクチャフォルダーやその他のフォルダーを自分好みに構築する必要があります。
ピクチャの活用を軸に据えよう
ピクチャフォルダーはWindowsが長年培ってきた標準フォルダーであり、多くのアプリが自然と連携する信頼できる存在です。クラウドとの統合もしやすく、パソコンを買い替えたり初期化したりする際も、ピクチャを主軸にバックアップを取りやすい利点があります。
必要ないならギャラリーを閉じる選択肢も
無理にギャラリーを使いこなす必要はなく、「写真はフォルダーでしか管理しない」という人は非表示設定をしてしまうのも賢い判断かもしれません。Windowsは比較的カスタマイズ性が高いので、自分が心地良く使える設定に整えることが大切です。



私自身も最初はギャラリーを面白がって使っていましたが、結局あまり活用する機会がなく、今は表示されていてもクリックする頻度は少なめです。ただ、たまに「前に撮った写真をササっと見たい」シーンでは役立つことがあるので、完全非表示にはせずに残しています。
終わりに
Windows 11のギャラリー機能が登場したことで、写真の見方や管理の幅は広がりました。一方で、従来のピクチャフォルダーとの役割の境界が曖昧になり、戸惑いを感じるユーザーも少なくありません。しかし、ギャラリーとピクチャそれぞれの役目や違いをしっかり理解すれば、自分の使い方に合った写真管理が実現できます。
大切なのは、「自分がどこにどんな形で写真を保存したいのか」を明確にしておくことです。ギャラリーはあくまでもプレビューの補助ツールと割り切り、メインの保存先を決めておけば混乱が少なくなります。もしギャラリーが煩わしく感じるなら、非表示にする選択もありです。今後のアップデートでギャラリーがさらに洗練される可能性もありますが、現状では写真管理のメインはピクチャフォルダーを中心にしたほうがシンプルでわかりやすいでしょう。
自分に最適なスタイルを確立し、快適な写真管理を楽しんでください。
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