こんにちは!最近、Windows 11をアップデートしたら、タスクバーがなぜかずっと読み込み中になって困っていませんか。画面が真っ黒になったり、フリーズっぽく動かなくなったりすると、とてもストレスがたまりますよね。ここでは、その原因と解決策をまとめました。
Windows 11タスクバーが読み込み中になる原因
Windows 11のタスクバーが読み込み中から進まず、クリックすると画面が一瞬真っ黒になるといった症状は、以前から一部のユーザーの間で報告されています。私自身も最近のプレビューアップデートを適用したときに、まさに同じ現象に遭遇しました。自宅のパソコンで作業をしていて、突然タスクバーが固まってしまい、右下の時計やアイコンもちらついて何とも不安な状態に。再起動をしてもすぐには直らず、どうにか方法を探し回った記憶があります。
アップデートによるシステムファイルの不整合
主な原因のひとつに、Windows 11のアップデートによるシステムファイルの不整合があげられます。特にプレビュー版アップデートは修正や新機能のテストを目的として配信されるため、不具合が混在している可能性が高いです。バージョンの差異や、インストール時の競合によって、タスクバーの読み込みが正常に完了しないことがあります。
プレビューアップデートのリスク
正式版に先駆けて新機能やバグ修正を試せるメリットはあるものの、不具合の温床にもなりやすいのがプレビューアップデートです。実際、KB5034848と呼ばれる更新プログラムを適用した後に、タスクバー不具合を経験した方が多くいるとの報告があります。こうしたプレビューアップデートは、あくまでテスト段階の修正が含まれるため、安定性を最優先したいなら、慎重に適用する必要があります。
アンチウイルスや常駐ソフトとの競合
タスクバーに常駐するソフトウェアが多い場合や、一部のアンチウイルスソフトがWindowsアップデートと競合してしまうことも原因になるようです。過去に私が使用していたアンチウイルスのファイアウォール機能が予想外の挙動を起こし、Windows本体のプロセスに干渉していたことがありました。そのときは、タスクバーのアイコンがくるくる読み込み表示になるか、まったく表示されなくなる症状に見舞われました。
レジストリの変更による影響
問題を早く解決しようとレジストリをいじる人もいますが、操作を誤るとOS全体が不安定になるリスクがあります。特定のキーを削除したり、値を変更したりすると、タスクバーの挙動がおかしくなるだけでなく、システムの起動すら不可能になるケースも報告されています。

私の友人も「レジストリをいじれば直るらしい」という噂を信じて、安易にキーを削除してしまい、大事な作業データを失うはめになったことがありました。専門知識がない場合は特に慎重に進めたいですね。
Windows 11タスクバー不具合の具体的な解決策
ここからは、実際に私や周囲の知人たちが試して効果を得られた解決策を紹介します。人によっては一度で解決することもあれば、複数の手順を組み合わせる必要があることもあります。
プレビューアップデートのアンインストール
最初にチェックしたいのが、問題を引き起こしている可能性の高いアップデートのアンインストールです。KB5034848のようなプレビュー版アップデートを最近適用した場合は、一旦削除してから再起動してみましょう。
アンインストールがうまくいかない場合は、Windows PowerShellやコマンドプロンプトを使って「wusa /uninstall /kb:xxxxxxx」の形でアンインストールを実行する方法もあります。
アンインストール後の再起動
アンインストール作業の後は、Windowsを再起動するだけでなく、一度電源を落として数分置いてから再度起動する方法を試すのもおすすめです。PCによっては再起動だけではキャッシュがきちんとクリアされない場合があるようです。



私のPCでは再起動だけだと症状が続いてしまったのですが、一度完全にシャットダウンをしてからしばらく放置したら、次に起動した際にタスクバーが復旧していました。
システムの復元を試してみる
次に考えられる方法は、システムの復元を使うことです。もし問題が起きる前の復元ポイントが残っているなら、そこに戻してみるのが手軽な解決策になります。
ただし、アンチウイルスが復元実行をブロックするケースも報告されています。復元を実行する際は、アンチウイルスや常駐ソフトを一時的にオフにするか、可能ならアンインストールしてから行うほうが成功率が高まります。
復元ポイント消失のリスク
Windowsの設定やディスク容量の制限などによって、復元ポイントが自動的に削除されている場合があります。私も一度システム復元を試そうと思ったら、肝心の復元ポイントが存在しなくて唖然としたことがありました。その場合は後述のインプレースアップグレードや「PCのリセット」を検討しましょう。
インプレースアップグレードでシステムファイルを修復
タスクバーが読み込み中のままフリーズ状態になる問題が、OS本体のファイルに起因している場合は、インプレースアップグレードでシステムファイルを修復すると高確率で改善するとの報告が多くあります。これは、Windows 11のインストールメディアを使って、現在の設定やアプリ、個人ファイルを保持したまま上書きインストールする手順です。
インプレースアップグレードのメリット
インプレースアップグレードはクリーンインストールと違って、ユーザーファイルやインストール済みのアプリをそのまま引き継げる点が大きな魅力です。作業時間もクリーンインストールほど長くはかからないので、手軽に実行できるのが嬉しいですね。
実行直後に直らなくても諦めない
インプレースアップグレードを行った直後に、タスクバーの不具合が続くケースがありますが、電源を落としてしばらく放置し、その後に起動してみると改善している場合が多いようです。私はインストール直後に「なんだ、直ってないじゃん」と諦めかけましたが、次の日に起動したときには普通に動いていてホッとしました。
放電や再起動を挟むと変化することも
ノートPCなどでは、シャットダウン後にACアダプタを外して少し放電してから起動するのも効果的だと言われています。どうしても改善しない場合には、時間をおいて何度か再起動する、あるいはアップデートが来るのを待つという方法も考えられます。
最終手段「このPCをリセット」
インプレースアップグレードでも直らない場合は、Windows 11の「このPCをリセット」機能を使う選択肢があります。これは初期化に近い操作ですが、個人ファイルを保持するオプションを選択すれば、比較的ダメージを抑えつつシステムを再構成できます。リセット後はほぼクリーンなOS環境に近くなるため、タスクバーの問題だけでなく、他の不具合が一挙に解消されることも期待できます。
リセット実行時の注意点
ただし、リセット中に予期せぬ電源断が起こると、データが破損する可能性があります。必ず事前に重要データのバックアップを取り、安定した電源環境を確保してから作業に取りかかってください。私の知人はリセット途中でブレーカーが落ちてしまい、復旧にさらに手間取った経験があります。



一見面倒そうに思えるリセット作業ですが、思い切ってやってみたら新規PCのようにキビキビ動くようになり、結果オーライで良かったという話も聞きます。私自身も一度、思い切りが必要でしたが、やってしまえば意外とスッキリしますね。
タスクバー不具合に対する追加の対処アイデア
上記の手順以外にも、状況によっては有効な対処法がいくつかあります。下の表に、代表的な対処法と期待できる効果をまとめました。
対処方法 | 具体例 | 期待される効果 |
---|---|---|
クリーンブート | msconfigから不要なスタートアップを無効化 | 常駐ソフトの競合を排除してタスクバーを軽くする |
SFC / DISMコマンド | 「sfc /scannow」や「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」 | システムファイルの破損を検知・修復し、軽度の不具合を修正 |
アンチウイルス無効化 | Windows Defenderや他社製アンチウイルスを一時停止 | セキュリティソフトとの競合を調査・回避 |
レジストリバックアップ | regeditから該当キーをエクスポートしておく | 誤操作によるシステム不安定化を回避しやすい |
Insider Programで先行ビルドを試す | Windows Insider ProgramのDevチャネルやBetaチャネルを利用 | 先行して配布される修正パッチをテスト的に導入 |
これらの方法は、多くの環境でそれなりに効果を発揮する可能性があります。ただし、根本的にシステムファイルが破損していたり、レジストリが壊れている場合は、さきほど触れたインプレースアップグレードやリセットの方が確実度が高いでしょう。
Windows Insider Programの活用
もしWindowsの最新修正をいち早く取り入れたいのであれば、Windows Insider Programで先行ビルドを試してみるのも選択肢の一つです。私も一時期、タスクバー不具合を早く直したくてDevチャネルに移行してみました。すると、意外と安定して動いたという経験があります。ただし、新たなバグを踏むリスクも高いので、あくまで自己責任で利用しましょう。
再発を防ぐためのヒント
一度タスクバー不具合が解決したとしても、またWindows 11のアップデートで再発しては困りますよね。以下のポイントに注意すれば、再発のリスクを下げられます。
更新プログラムの情報をチェックする
Windows Updateを適用する前に、マイクロソフトの公式サイトやコミュニティフォーラム、SNS等で不具合報告がないかチェックしておくのは大切です。私もアップデート前に「KB番号」+「不具合」などで検索し、人柱報告を参考にするようにしています。
大事な作業前のアップデートは避ける
たとえば、締め切りのある仕事や大事なオンライン会議の直前に、思い付きでアップデートを適用するのはリスクが高いです。時間に余裕のあるとき、あるいはバックアップをしっかり取れるときに実施する習慣をつけると安心です。



私もよくやりがちなのですが、深夜にアップデートかけて「朝になれば終わっているだろう」と思ったら、朝起きてみたらOSが起動不能になっていた…なんてこともありました。慌てずに計画的にアップデートするのが一番ですね。
まとめ:最終的に解決できる可能性は高い
Windows 11のタスクバーが読み込み中のままフリーズしたり、クリックすると画面が真っ黒になってしまう現象は、多くの場合なんらかのアップデートの不具合やシステムファイルの問題が原因となっています。
プレビューアップデートのアンインストール、システムの復元、インプレースアップグレード、「このPCをリセット」といった順番で対策を進めれば、大抵のケースで解決に至る可能性は高いでしょう。
どうしても改善しない場合には、最新の正式アップデートやWindows Insider Programの修正パッチを待つ、専門家へ相談するといった選択肢もあります。何より、大切なデータのバックアップを欠かさずに行いながら、慎重に対応していきましょう。



私自身も最初は焦ってしまい、あれこれ手を出して逆に状況を複雑にしてしまったことがあります。落ち着いて情報収集して順序立てて作業すれば、意外とあっさり直ることも多いので、諦めずに取り組んでみてください。
今後のWindows 11アップデート動向にも注目を
最後に付け加えると、マイクロソフトは定期的にWindows 11の機能更新や品質更新を行っています。不具合が表面化すれば、いずれ修正パッチがリリースされる可能性が高いです。だからこそ、こまめにアップデート情報をチェックし、トラブルに備えてバックアップの習慣を身につけるのが理想的といえるでしょう。
また、プレビューアップデートは魅力的な新機能を先行して体験できるメリットがある一方で、タスクバー不具合のような予期せぬ問題をもたらす可能性も否定できません。PCを仕事や学習に不可欠な道具として使っている方であれば、安定性を重視して正式版アップデートだけを適用する選択肢もおすすめです。
それでもどうしても最新の機能を使いたい場合は、テスト用の別PCや仮想環境を用意して試すと安心です。万が一、不具合を引いてしまっても本来の作業環境に影響を与えずに済みます。
私自身も、メインPCとサブPCを分けて、サブPCのほうだけプレビューアップデートを入れるようにしています。タスクバーの不具合が出ても急場で困るのはサブPCなので、より冷静に対処できるのが利点です。今後もWindows 11の新機能には期待したい反面、安定性との兼ね合いを見ながら運用していきたいと思っています。
おわりに
タスクバーにまつわるトラブルは、普段の操作に直結するだけに、発生すると非常にストレスを感じるものです。しかし、適切な手順を踏めば原因を見極めることは十分可能であり、多くの場合は最終的に解決へと導けるはずです。
ぜひ本記事で紹介した方法を参考に、Windows 11を快適に使える環境を取り戻してみてください。あなたのPCライフがスムーズに再開できることを心から願っています。
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