Windows 11のテーマを完全攻略!デフォルトへの戻し方からカスタマイズの保存・リネームまで徹底解説

Windows 11のテーマは、自分好みのデザインで作業効率を高められる一方、インストールした無料テーマが増えすぎたり、設定をいじりすぎたりすると「元に戻すにはどうするんだっけ?」と迷うこともあります。ここでは私自身の体験談も交えながら、デフォルトテーマへの戻し方やテーマの削除方法、さらにカスタムテーマを保存したりリネームしたりする手順を詳しくご紹介します。

Windows 11のデフォルトテーマを表示・適用する基本

デフォルトテーマとは何か

Windows 11にはあらかじめ複数のテーマが用意されています。たとえばWindows (ライト)やWindows (ダーク)、Glowなど、いわゆる「既定テーマ」が最初から存在しており、これらは削除できない仕組みになっています。私が最初にWindows 11を触ったときも、この既定テーマの落ち着いた色合いに驚いた記憶があります。

デフォルトテーマに戻す簡単なステップ

Windows 11の設定画面から個人用設定を開き、テーマを選択すると、現在インストールされているテーマがサムネイル形式で表示されます。もしサードパーティ製テーマやMicrosoft Store経由で導入したテーマを適用している場合でも、「Windows (ライト)」や「Windows (ダーク)」などを再度クリックするだけでデフォルトテーマに近い状態に戻ります。
ただし設定画面に並ぶ順番は固定ではなく、最近使ったテーマが上に出たり、インストール日が新しいものが優先されたりするため、自分で意図的に並び替える機能は見当たりません。

テーマの表示順は固定?

Windows 11 (特に23H2以降のビルド)では、テーマが最近利用順やインストールの新しさで並んでいるとみられています。「このテーマを一番上に固定したい」と思っても、公式には並び替え機能がなく、現状では自由にソートできません。そのため、デフォルトテーマを上部にずっと置いておきたい場合も、少々手間がかかります。

初めてWindows 11に触れた当初は、テーマの表示場所が突然変わるので戸惑いました。気がつけば新しく取り込んだテーマが一番上に来て、もともとあったWindows (ライト)が見当たらず焦ることもありましたね。

インストール済みテーマを削除して整理する

削除方法の手順

不要になったテーマを削除したい場合は、まず「設定」アプリを開き、「個人用設定」から「テーマ」を選択し、現在使用していないテーマをクリックすると「削除」というボタンが表示されることがあります。適用中のテーマは削除できないため、一旦ほかのテーマを適用してから削除を行う必要があります。

教室や共有PCでの運用を考える場合

たとえば学校やPC教室などで、たくさんのテーマをインストールしてしまい「もう全部いらないから初期状態に戻したい!」という状況もあるでしょう。Windows 11にはワンクリックで初期テーマだけ残す仕組みはありませんが、不要テーマを手作業で消すことは可能です。

テーマを削除しておくと、視覚的にも整理できて探しやすいですし、容量的な負担も軽減できます。

新しいユーザーアカウントの作成もひとつの方法

どうしてもデフォルトテーマの状態だけを残してスッキリさせたいとき、新しくローカルアカウントを作るのも有効です。新規アカウントでログインすれば、そのユーザーのテーマは初期設定(Windowsの既定テーマ)のみです。教室のPCを使い回す場合、いちいちテーマを削除するよりも、ユーザーアカウントごと作り直してクリーンな環境を用意する方が早いケースもあります。

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い

新しいアカウントを作るとき、ローカルアカウントかMicrosoftアカウントかを選べます。ローカルアカウントなら、クラウドと紐づかないため、他のPCとテーマ設定が同期しません。一方でMicrosoftアカウントにログインすれば、背景画像や色設定などを同期してくれるメリットがあります。教室で使う端末はローカルアカウントの方が扱いやすいかもしれません。

テーマをリセットする方法はあるのか

「ワンクリックでリセット」ボタンは現状ない

Windows 11は、テーマを一括でリセットして完全に初期状態に戻す機能を提供していません。私も一度「全部初期状態に戻してくれ!」と思ったことがありましたが、結局インストールテーマを手動で削除したり、新しいアカウントを作成したりで対応しました。

テーマ削除と再適用の手順

既定テーマに戻したいときは、「Windows (ライト)」や「Windows (ダーク)」などに切り替えてから、他のテーマを片っ端から削除していくしかありません。大量にテーマを入れた後に整理しようとすると、意外に手間がかかる点には注意が必要です。

一度テーマを削除すると、再度使いたくなったときにはMicrosoft Storeからダウンロードし直す必要があります。

手動削除が面倒な場合

「こんなに削除するのは大変!」と感じたときに、前述のアカウント再作成という方法が役立ちます。私が知人のITサポートを頼まれたときも、使わなくなったテーマが山積みだったので新しいユーザーアカウントを用意して解決しました。その後、最初からインストールされているデフォルトテーマだけが揃った状態なので、見通しも良くなり簡単でした。

カスタムテーマの保存とリネーム

カスタムテーマとは

Windows 11のカスタムテーマは、壁紙やウィンドウの色、サウンド、カーソルの変更など、ユーザーが好みに合わせて細かく設定した内容を「テーマ」として1つにまとめたものです。私もお気に入りのスポーツチームやアーティストの画像を背景に入れて、オリジナルテーマを作るのが趣味になっていました。

保存の手順

カスタムテーマを作ったら、「設定」アプリの「個人用設定」からテーマに入り、変更が検知されている場合は「カスタム」という表示になっているはずです。この画面に「名前を付けて保存」といったオプションが見つかる場合があります。ただし、Windows 11 23H2などの環境では、インターフェイスが少し変わっており、テーマの保存ボタンがわかりにくい位置にあることもあるので注意が必要です。

名前の変更(リネーム)はどうする?

Windows 11では、すでに保存してあるテーマの名前を直接変更するUIはありません。もし名前を変えたい場合は、そのテーマを適用し、何らかの細かい設定を少し変えたうえで再度別名で保存する方法しかないようです。私も以前「MyFavorite」というテーマ名を付けたあとに、「やっぱり‘MyBestTheme’に変えたい」と思ったものの、直接リネームできないことに気づき少し悔しい思いをしました。

私の友人は「リネームできると思って、古い名前のテーマを色々残したまま追加保存していたら、気づけば似たようなテーマが山ほどできてしまった…」なんてこともありました。

Windows 11の各ビルドでの違い

23H2(ビルド22631.4169)での状況

現時点でリリースされているWindows 11 23H2(ビルド22631.4169)では、テーマに関するUIや機能は限定的です。テーマの並び替えや一括リセット機能は見当たりません。今後のアップデートで改良がある可能性がありますので、定期的にWindows Updateをチェックすることをおすすめします。

Enterprise環境での注意点

企業や団体で使われるWindows 11 Enterpriseでは、グループポリシーによってテーマの変更自体が制限されている場合があります。管理者が一括設定しており、ユーザー自身でテーマ削除やカスタム保存を行えないケースも珍しくありません。もし職場PCで設定ができないときは、管理担当者に相談するとスムーズです。

テーマ管理のメリットとデメリット

メリット

お気に入りの背景や配色を使うと作業モチベーションが上がりやすく、オリジナリティあふれるデスクトップ空間を楽しめます。

デメリット

テーマが増えすぎると、どのテーマが自分に合っているかわからなくなり、煩雑になりがちです。リセット作業が意外と面倒なのも難点です。

テーマ管理の具体的な手順を表で整理

以下の表は、私が自分用のメモとしてまとめた手順を再構築したものです。テーマを削除したりリセットしたりするとき、あるいはカスタムテーマを作る際の参考にしてみてください。

作業 手順の概要 補足
デフォルトテーマに戻す 設定アプリから「個人用設定」→「テーマ」→「Windows (ライト)」などの既定テーマを選択 適用中のテーマは削除不可のため、デフォルトを適用してから他を消す
インストールテーマを削除 現在適用中でないテーマを選び、「削除」ボタンをクリック たくさんある場合、すべて削除には時間がかかる
テーマリセット 全削除または新規ユーザーアカウント作成 ワンクリックでのリセット機能は無い
カスタムテーマ保存 テーマを変更後に「保存」オプションを選択 UIが見当たらない場合は別の画面にボタンがあるか要確認
テーマ名を変更 再度別名で保存し直す 直接リネーム機能はなし

まとめと今後の展望

Windows 11のテーマ機能は、作業空間を楽しくしたり、目の疲れを軽減したりと多くの利点があります。しかし一方で、テーマが増えすぎると管理が煩雑になり、デフォルト状態に戻すのに手間がかかる点がデメリットとも言えます。私自身、仕事用PCとプライベート用PCでそれぞれテーマを分けて楽しんでいますが、意外と教室などで多数の端末を管理する場面では「全部戻すの大変!」という話もよく耳にします。現時点では公式にソート機能やワンクリックリセット機能がないため、手作業で削除やアカウント再作成が必要なのは覚えておきたいところです。

今後のWindowsアップデートで、より柔軟なテーマ管理機能が追加される可能性もあります。Microsoftもユーザーがテーマをカスタマイズしやすくする方向性でUIを改善してきていますので、定期的にUpdateをチェックしながら、気持ちよくテーマを使いこなしてみてください。

私が普段からこだわっているのは、背景画像の選定です。お気に入りの写真に合わせてアイコンの配置を変えていると、パソコンに向かうときのモチベーションが自然と高まりますよ。ぜひ自分だけの快適なデスクトップ環境を手に入れてくださいね。

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