Windows Serverでのファイルサーバーの構築ですが、なんとなく大変なのではと思っている方が多いかと思います。でも実は何もする必要がないんですね。本記事ではそのカラクリを説明をします。
サーバーの役割の確認
ファイルサーバーはWindows Server OSの機能の一つです。機能を追加する時は「役割と機能の追加ウィザード」からサーバーの役割を追加していくのが正当な方法になります。
下の絵ではインストール仕立てのWindows Server OS です。当然何もしていないのでファイルサーバーにチェックが入っていません。ここでは確認だけでチェックを入れずにキャンセルします。
共有フォルダの作成
とりあえず共有フォルダを作成してみます。Cドライブに検証用のファイルを作成します。
右クリックでプロパティを開きます。
「共有ボタン」をクリックします。
「共有ボタン」をクリックします。
すると、通常は出ない下記のような画面が出てきますので、「はい、すべてのパブリック ネットワークにネットワークの探索とファイル共有を有効にします」を選択します。
この選択で、ファイルサーバーの役割が自動的に追加されます。
共有フォルダが作成できました。
サーバーの役割の確認(再)
再度サーバーの役割を確認してみましょう。
ファイルサーバー(インストール済み)にチェックが入っています。
結論
共有フォルダを作成するだけで、ファイルサーバーの役割が自動的に追加されました。特別な設定は何もする必要がないわけです。
ただ、ファイルサーバーをより活用したい場合は、ファイルサーバーリソースマネージャーを追加して設定を色々と追加する必要があります。下記の記事で紹介しています。
フォルダ保存容量の上限を指定!!|ファイルサーバーの機能解説
動画やEXEファイルをファイルサーバーに保存させない設定方法
ファイルサーバー運用テクニックまとめ
ファイルサーバーの運用テクニックを以下の記事でまとめました。知っておくと情シスの運用がかなり楽になりますのでご一読ください。
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