Excelの画像が表示されない・#UNKNOWN!になる原因と対処|#VALUE!も確認

Excelで挿入した画像が表示されないときは、最初に「セル内の画像」「セルの上に配置した画像」「IMAGE関数」のどれかを確認します。原因と対処は別です。セル書式を変える前に、数式バー、画像の選択枠、Excelのバージョン、エラーコードを確認してください。

画像の種類見分け方主な確認
セル内の画像行・列の移動や並べ替えに追従Microsoft 365またはExcel 2024、対応形式
セルの上に配置した画像画像を選ぶと枠とハンドルが表示オブジェクト表示、位置、背面、破損
IMAGE関数数式バーに =IMAGE(…) が表示HTTPS URL、認証、リダイレクト、外部接続
目次

画像が#UNKNOWN!(アンノウン)になった場合

Microsoftは、一般的な#UNKNOWN!を「現在のExcelで対応していないデータ型」のエラーと説明しています。写真がこの表示に変わったら、文字列の書式へ変更する前に、開いているExcelがその画像機能に対応するかを確認してください。#UNKNOWN!だけで画像ファイル自体が削除されたとは判断できません。Microsoft公式:#UNKNOWN!エラー

  1. 元のブックを複製し、[ファイル]→[アカウント]で製品名・バージョン・ビルドを控えます。作成側と表示できない側を比べます。
  2. 同じブックを、セル内画像に対応するMicrosoft 365/Excel 2024、またはExcel for the webで開き、表示できる環境があるか確認します。
  3. 表示できる環境がある場合、コピーのブックで対象画像を右クリックし、[セル内の画像]→[セルの上に配置]へ変換して、共有先で確認します。
  4. どの環境でも表示できない場合は、元の画像から1枚だけ挿入した新規ブックで、保存→閉じる→再度開くまで確認します。元ブックに上書きしません。

セルの上へ置く方式は、セル内画像のような並べ替えへの追従とは動作が変わります。表示できる方の元ブックを残してから変換してください。対応形式と変換操作はMicrosoft公式:セル内画像の挿入と変換にあります。

#VALUE!と#UNKNOWN!は同じ対処にしない

数式バーに=IMAGE(...)がある場合の#VALUE!は、対応形式や引数を確認します。一方、画像を[セルに配置]しただけでIMAGE数式がない場合は、IMAGE関数の引数を変更する操作は当てはまりません。以下の順で画像の種類を確認してから、それぞれの項目へ進んでください。

最初に画像の種類と再現条件を確認する

  1. 表示されないセルを選び、数式バーに=IMAGE(があるか確認します。
  2. 画像の周囲に選択枠が出るか、行や列のサイズ変更に追従するか確認します。
  3. [ファイル]→[アカウント]でExcelの製品名、バージョン、更新状況を確認します。
  4. 同じファイルをデスクトップ版とExcel for the webで開き、どちらだけで発生するか確認します。
  5. 元ファイルを複製してから、1枚の画像で対処を試します。

Googleスプレッドシートなど別形式へ変換すると、Excel固有の画像機能や数式が保持されない場合があります。元の.xlsxを残して切り分けてください。

セル内の画像が表示されない場合

[セルに画像を配置]はExcel for Microsoft 365とExcel 2024の機能です。公式手順と対応形式はExcelのセル内画像を挿入する方法で確認できます。JPG/JPEG、PNG、BMP、ICO、WEBP、TIF/TIFF、GIF(アニメーションなし)が案内されています。

  • Excelを更新し、共有相手のExcelもセル内画像に対応しているか確認します。
  • [挿入]→[画像]→[セルに配置]から、対応形式の画像を1枚だけ挿入して再現を確認します。
  • クリップボードから貼る場合は、セルを右クリックして[セルに画像を貼り付け]を選びます。
  • 通常の貼り付けまたはCtrl+Vは、既定ではセルの上に画像を貼り付けます。
  • 共有先が対応していない場合は、画像をセルの上へ配置するかPDFで配布します。

セル内画像とセル上画像は相互に変換できます。セル上画像を選び[図の形式]→[セルに配置]、またはセル内画像を右クリックして[セル内の画像]→[セルの上に配置]を使います。

共有相手とのバージョン差が疑われる場合はExcelのセル内画像と互換性を確認する方法も参照してください。

セルの上に配置した画像が見えない場合

  1. [ホーム]→[検索と選択]→[選択ウィンドウ]で画像オブジェクトが存在するか確認します。
  2. 画像が非表示なら表示へ戻し、別オブジェクトの背面にある場合は前面へ移動します。
  3. Windows版では[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]のオブジェクト表示が[すべて]になっているか確認します。
  4. 新しい空のブックへ画像を1枚挿入し、Excel全体の問題か特定ブックの問題かを分けます。
  5. 特定ブックだけなら、コピーを作り[開いて修復]を検討します。元ファイルへ上書きしません。

セルの表示形式が文字列であることは、通常の埋め込み画像やセル上画像が消える直接原因ではありません。画像の種類、オブジェクト表示、ファイル破損を先に確認します。

IMAGE関数のエラーを確認する

IMAGE関数は=IMAGE(source, [alt_text], [sizing], [height], [width])の形式で、HTTPSの画像URLをセル内へ表示します。詳細はMicrosoftのIMAGE関数仕様を参照してください。

表示公式仕様での主な意味確認すること
#VALUE!未対応形式、引数の型・値・組み合わせが不正URL、形式、sizing、height、width
#CONNECT!インターネットまたは画像サーバーへ接続できない回線、サーバー稼働、URL
#BLOCKED!セキュリティ設定が外部画像をブロック信頼できる接続か確認し、組織管理者へ相談
関数名を認識しないExcelのバージョンや更新チャネルがIMAGE関数に未対応の可能性製品名と更新状況
  • sourceにはHTTPSの画像ファイルURLを指定します。
  • 認証が必要なURLの画像は表示されません。
  • 別URLへリダイレクトする画像はセキュリティ上ブロックされます。
  • URLが255文字を超える場合はURLをセルへ入れ、そのセルをsourceとして参照します。
  • Excel for the webやモバイルで#BLOCKED!が出る場合は、ブック上部の通知で画像を許可できるか確認します。
  • WEBPはExcel for the webとAndroidではIMAGE関数の対象外です。

MacでIMAGE関数だけが表示されない場合はMac版ExcelのIMAGE関数を切り分ける方法へ進みます。

他のPCやクラウドだけで表示されない場合

作成側と閲覧側で、Excelの製品、バージョン、更新チャネル、OS、開き方をそろえて比較します。OneDrive上の同じファイルでも、デスクトップ版Excel、Excel for the web、スマートフォンのプレビューでは対応機能が異なります。

  • 元の.xlsxをローカルへ保存し、デスクトップ版Excelで開く
  • 画像1枚だけのテストブックを同じ手順で共有する
  • IMAGE関数なら、共有相手のブラウザーで画像URLを認証なしで直接開けるか確認する
  • 外部画像を許可する前に、URLの所有者と内容を確認する
  • 互換性を優先する配布物はPDFも併用する

スマートフォンやOneDriveアプリのプレビューだけで見えない場合はExcel画像がモバイルで表示されない場合も確認してください。

よくある質問

Ctrl+Vでセル内画像になりますか

通常のCtrl+Vは既定でセルの上に貼り付けます。セル内へ貼るにはセルを右クリックし、貼り付けオプションの[セルに画像を貼り付け]を選びます。

画像URLをブラウザーで開けるのにIMAGE関数で表示されません

ブラウザーのログイン状態でだけ開けるURL、リダイレクトURL、Excelの外部接続設定でブロックされたURLは表示されない場合があります。認証情報をURLへ埋め込まないでください。

セルの書式を標準に戻せば直りますか

IMAGE関数の公式例ではセルスタイルを標準へ戻す操作がありますが、書式変更だけですべての画像非表示が直るわけではありません。画像の種類とエラーを先に確認します。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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