本記事では、グループポリシーを使って新Edgeの「お気に入りをリスト」を一元的に管理する方法を解説します。
目次
グループポリシー(GPO)の作成と適用手順
「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。
Chromium版EdgeをGPOで管理可能にする
Chromium版EdgeをGPOで管理するには、Chromium版Edge用の管理テンプレートをActive Directory に反映させる必要があります。以下の記事をご参照いただきご設定ください。慣れた人が行えば5分で終わる内容です。
Chromium版Edgeをグループポリシー(GPO)で管理可能にする具体的な方法
グループポリシーの設定変更
以下のポリシーを開きます。
ポリシー名称:お気に入りを構成する
パス:ユーザーの構成¥管理テンプレート¥Microsoft Edge
①「未構成」を「有効」に変更します。
②お気に入りリストを入力します。
以下がサンプルですが、一行にしないと入力できません
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 |
[ { "toplevel_name": "My managed favorites folder" }, { "url": "microsoft.com", "name": "Microsoft" }, { "url": "bing.com", "name": "Bing" }, { "name": "Microsoft Edge links", "children": [ { "url": "www.microsoftedgeinsider.com", "name": "Microsoft Edge Insiders" }, { "url": "www.microsoft.com/windows/microsoft-edge", "name": "Microsoft Edge" } ] } ] |
以下のように改行を削除して、一行にする必要があります。テキストエディタで改行を削除しました。
1 |
[{"toplevel_name":"Mymanagedfavoritesfolder"},{"url":"microsoft.com","name":"Microsoft"},{"url":"bing.com","name":"Bing"},{"name":"MicrosoftEdgelinks","children":[{"url":"www.microsoftedgeinsider.com","name":"MicrosoftEdgeInsiders"},{"url":"www.microsoft.com/windows/microsoft-edge","name":"MicrosoftEdge"}]}] |
グループポリシーを適用して確認
グループポリシーを適用して確認します。 確認を行うクライアントでサインアウトを一度するか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてグループポリシーを適用してください。
1 |
gpupdate /force |
新Edgeを起動してお気に入りを確認してみます。
先ほど入力したお気に入りが表示されていて、階層構造も正確に表示されています。組織でお気に入りを一元管理する場合は、大変便利です。
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