ARKクロスプレイを阻むバージョン差の原因と対処法を徹底解説

ARK: Survival Evolvedは、恐竜やファンタジー要素の強いクリーチャーをテイムしながら、壮大な世界で生き抜いていくサバイバルゲームとして多くのファンを魅了してきました。しかし、PC版とXbox版のARKをプレイしていると、バージョンの相違によりクロスプレイができない状況に直面することがあります。そこで今回は、なぜバージョン差が生じるのか、バージョンがそろわないときにどのように対処すればよいのかを中心に、実際のプレイヤー目線で詳しく解説していきます。

目次

なぜバージョン差が発生するのか

クロスプレイを楽しみたいのに、PC版とXbox版でバージョンが違ってしまい、一緒に遊べなくなる事態は意外とよく見られます。この背景にはいくつかの理由がありますが、最も大きいのは「アップデートの配信タイミングがプラットフォームごとに異なる」点です。とくにArkは頻繁にパッチやアップデートが行われるため、PC版がアップデートされた直後にはXbox版がまだ対応されていない、あるいはその逆の状況が発生します。

さらに、Arkには複数の販売形態やプラットフォームがあります。PC版だけでもSteam版、Epic Games版、Microsoft Store版などが存在し、それぞれに適用されるアップデートのタイミングがずれることも珍しくありません。Xbox版はMicrosoft Store版と同じアップデートスケジュールに近いものの、Xbox本体への配信手続きや審査プロセスが別途あるため、どうしてもタイムラグが生じやすいのが現状です。

プラットフォーム別のアップデート配信スケジュール

Arkはワールドワイドで展開されているゲームということもあり、世界同時リリースを目指している場合もあれば、プラットフォームごとに先行・遅延配信を行うこともあります。以下のように一般的なケースでは、Steam版が最も早く配信される傾向があり、その後にコンソール版のアップデートが実装される流れです。

  • Steam版 (PC)
    デベロッパー(Studio Wildcard)が直接配信をコントロールしやすいため、テスト的なアップデートや小規模バグ修正などが先行して行われることが多い。
  • Microsoft Store版 (PC) / Xbox版
    Microsoftプラットフォーム向けの審査や配信手続きを踏む必要があるため、Steam版に比べると数日から数週間の遅れが出ることがある。
  • Epic Games版 (PC)
    場合によってはSteam版とほぼ同時にアップデートが反映されることもあるが、実際には少し遅れるケースもある。

Microsoft Store版とSteam版の違い

よく混同されるのが「PC版=Steam版」というイメージです。しかし、Xbox版とクロスプレイができるのは「Microsoft Store版のARK」と「Xbox版のARK」の組み合わせが正式にサポートされているパターンです。
Steam版のARKは通常、Xbox版とのクロスプレイはサポート対象外か、あるいは限定的な状況でのみ可能とされてきました。一方でMicrosoft Store版のPC用ARKであればXbox版と同じ配信元になるため、理論的には同時期に同じバージョンへアップデートされるはずです。しかし実際には配信審査の都合で、細かなズレが生じることがあります。

クロスプレイが一時停止される背景

現在、PC版(Microsoft Store版含む)とXbox版でバージョン差が生じたままクロスプレイができない場合、大きな理由の一つとして「不正対策のためのアンチチート機能導入による一時停止」が挙げられます。最新のアンチチートシステムに合わせたパッチをまずXbox側に適用し、その後PC側にも同じ変更を反映する必要があるのですが、諸事情によりPC側のアップデートが遅れている、またはアンチチートを有効化するための追加調整期間を設けている場合があります。

セキュリティ強化の優先度

Arkはオンラインで多くのプレイヤーが同時に遊べるゲームだからこそ、不正行為が横行し始めるとゲームバランスが崩壊するリスクがあります。運営側としては、こうした不正行為を防ぐためにしっかりとしたアンチチート機能を実装し、テストしたうえで配信を行わなければなりません。
Xbox版で先にアップデートを適用したのは、コンソールのシステム側により強固なセキュリティがある程度整っていることや、Microsoft側の審査が完了した時点で一刻も早く対策を施す方が、ユーザーにとってメリットがあると判断されたためと考えられます。

アンチチートとサーバー管理者側の影響

Arkでは公式サーバーだけでなく、プレイヤー自身が独自にサーバーを構築して遊ぶことも盛んに行われています。アンチチート機能が更新されると、公式サーバーだけでなくプライベートサーバーの管理者も新しいバージョンに対応する必要が出てきます。サーバー管理者が導入を後回しにしている場合は、参加プレイヤーとのバージョン差がさらに広がる可能性があり、この点でもクロスプレイがスムーズに再開できない要因となることがあります。

バージョン差があるときの対処法

バージョンが異なっているためにクロスプレイができない場合、具体的にはどのような方法で対処すればいいのでしょうか。以下では代表的な対処策をいくつかご紹介します。

1. バージョンが統一されるまで待つ

もっともシンプルな対処法が、時間経過による自然解決を待つことです。Arkの運営は基本的に、異なるプラットフォーム間で長期的にバージョン差が発生しないよう調整を行っています。過去の事例をみると、数日から数週間以内に差分が解消されるケースが大半です。
ただし、アンチチートなどセキュリティ強化を伴うアップデートでは、通常より長い期間が必要となるかもしれません。公式フォーラムや公式SNS、コミュニティが活発なDiscordサーバーなどを随時チェックし、アップデート情報をウォッチしておくことが重要です。

2. 公式フォーラムやSNSを活用する

Arkの公式が運営するフォーラムやTwitter(英語の場合が多い)では、最新のパッチノートやアップデート予定がアナウンスされます。日本語コミュニティ向けには、ユーザー有志が翻訳や要点整理を行う場合もあり、非常に参考になります。
また、運営サイドが「アンチチート機能の実装テストが遅れている」「現在不具合修正を再度テスト中」というアナウンスを出すことがあるため、断片的な情報しか出回っていない状態で混乱しないためにも、可能な限りオフィシャルソースを確認する癖をつけておきましょう。

3. クロスプレイが可能なバージョン組み合わせを選ぶ

どうしても早くクロスプレイを再開したい、あるいは公式サーバーでプレイし続けたい方にとっては、パッチが当たっていない旧バージョンで遊ぶといった方法は難しいのが現状です。公式サーバーは常に最新バージョンへアップデートされることが多いため、個人が自由にバージョンを選ぶことはできません。
しかし、プライベートサーバーであれば、PC版とXbox版それぞれ同じバージョンが配信されている状態を確認してから、一時的に「アップデートを保留してプレイする」という方法もあります。手動でArkサーバーのバージョンを指定して起動できる運用を行っている場合のみ有効となるため、複雑ではありますがコミュニティ次第では検討してもよいでしょう。

バージョン確認の手順と便利なコマンド

クロスプレイができない原因を切り分けるためには、まず自分のArkクライアントやサーバーのバージョン番号を確認する必要があります。バージョンの確認方法はいくつかありますが、代表的な手順をまとめてみました。

クライアント側のバージョン確認

  • Xbox版
  1. ホーム画面で「ARK: Survival Evolved」を選択
  2. オプションまたはメニューからゲーム情報を開き、バージョン番号を確認
  • PC版 (Microsoft Store)
  1. Microsoft Storeのライブラリから「ARK: Survival Evolved」を探す
  2. 詳細情報や更新履歴をチェックし、バージョン番号を確認
  • PC版 (Steam)
  1. ライブラリから「ARK: Survival Evolved」を右クリック
  2. 「プロパティ」を選択し、「アップデート」タブなどで最新バージョンを把握
  3. ゲームを起動してメインメニュー左下付近に表示されるバージョン番号をチェック

サーバー側のバージョン確認

ArkのDedicated Serverを運用している場合、SteamCMDを用いてサーバーを更新することが多いです。以下に簡単な例を示します。

@echo off
set STEAMCMD="C:\steamcmd\steamcmd.exe"
set ARK_APPID=376030

%STEAMCMD% +login anonymous +force_install_dir "C:\ArkServer" +app_update %ARK_APPID% validate +quit

echo ARK Dedicated Server update completed.
pause

上記はWindows環境でSteamCMDを使い、ARKサーバーをアップデートする一例です。アップデートが完了すると、サーバーのバージョンが最新になり、起動時のログやコンソール画面で「Version: 962.5」のように表示されます。PC版とXbox版でそれぞれバージョンがそろっているかどうかは、この番号を照合することで確認可能です。

バージョン差の解消時期と注意点

バージョン差が生じた場合、通常は数日から数週間のうちに運営側が差分を埋める形でアップデートを配信します。アンチチートの導入や重要なセキュリティアップデートが原因の場合も、プレイヤー人口やオンラインサービスの信頼度を考慮すれば、極端に長引くことは稀です。しかし、確実な日時は運営が公式アナウンスを出すまで不透明な点があるため、焦らずに最新情報を追い続ける必要があります。

過去のバージョン差事例

実際のところ、Arkでは過去にもバージョン差によるクロスプレイ不可の事例が何度か報告されています。例えば、「PC版だけ先にアップデートが行われた」「Xbox版の審査が思いのほか長引いた」などの理由で、最大で2週間ほどクロスプレイができないケースもありました。
しかし、その後にしっかりと統一バージョンが配信され、プレイヤーは再びプラットフォームを超えた協力や対戦を楽しめるようになっています。このことからも、一時的な不便にはなりますが、長期的には運営がきちんとサポートしてくれると考えてよいでしょう。

公式アナウンスの重要性

バージョン差の解消時期については、各種SNSやコミュニティサイトが予測情報やリーク情報を流すことがありますが、信憑性にばらつきがある点に注意が必要です。最終的に頼りになるのはやはり公式フォーラムやTwitterなどの正規情報源ですので、混乱を避けるためにも公式の発信を待ちましょう。

今後の展望と注意すべき点

Arkはアップデート頻度が高く、将来的にも新DLCやイベントなどによってバージョンが刻々と変化していく見込みです。クロスプレイをメインで楽しみたい方は、常にバージョン差が発生するリスクがあることを念頭に置きながら、公式アナウンスをウォッチする習慣を身につけるのがおすすめです。

今後の大型アップデートとクロスプレイ

Arkでは大型アップデートが実施されるタイミングや、新マップがリリースされるタイミングで大きな注目が集まります。こうしたメジャーアップデートほど、プラットフォーム間での配信時間差が生じやすいと考えられます。特に新マップや新生物の追加など大きなコンテンツアップデートは、開発サイドのテスト工程が長引く傾向にあり、その結果バージョン差が生まれやすいのです。
一方で、大型アップデート後はコミュニティの活性化が見込まれ、運営側としてもクロスプレイができない状況を長期化させるメリットはありません。そのため、なるべく早期にバージョンをそろえる施策が取られるはずです。

安定版とベータ版の混在

PC版では、ベータテスト的に新機能や新要素を先行体験できる「ベータブランチ」や「Experimental版」が配信されることがあります。こうしたバージョンを導入すると、正式版とのバージョンが大きく異なるため、クロスプレイが一切利用できなくなるケースが多いです。
特に有志Modや非公式サーバーで遊んでいるプレイヤーは、ベータ版と安定版を切り替えるタイミングを誤ると、想定外の不具合が生じやすいので注意が必要です。

まとめ:クロスプレイ再開までのステップ

Arkのクロスプレイをスムーズに再開するためには、基本的に「バージョンを統一する」以外の方法がありません。異なるバージョン同士ではサーバーへの接続が拒否される仕組みになっているからです。しかし、今回ご紹介したポイントを押さえておけば、バージョン差が生じた場合でも冷静に対応できるでしょう。

  • 公式アナウンスをこまめにチェック
    公式フォーラムやSNSでアップデートスケジュールを確認し、バージョン差の早期解消を待つ。
  • 同一プラットフォーム間での情報交換
    ゲーム内やコミュニティで、他のプレイヤーが同じ問題に遭遇していないか確認し、状況把握に役立てる。
  • 可能であればプライベートサーバーの運用を検討
    バージョン固定やアップデートのタイミングを管理しやすくなるため、自由度の高いプレイができる。
  • アンチチート機能の重要性を理解する
    不正対策の導入による一時的な混乱はあっても、長期的には公正なゲーム環境を維持するために必要なプロセスである。

クロスプレイ機能はArkの大きな魅力のひとつです。友人や仲間とプラットフォームを問わず協力し、巨大なモンスターに立ち向かったり、壮大な基地を建築したりする体験は、オンラインゲームならではの醍醐味といえるでしょう。バージョン差による不便を乗り越え、再び仲間たちとエキサイティングな冒険を楽しむための一助になれば幸いです。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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