Microsoft Walletの削除・無効化とクレジットカード情報を消去する方法をわかりやすく解説

はじめまして。Microsoft Walletにクレジットカード情報が登録されていると知ったとき、ちょっと戸惑いますよね。私も最初は使うつもりがなくても、うっかり保存されてしまって何だか落ち着かない気分になった経験があります。ここでは、Microsoftアカウントからのカード削除手順や、上手に無効化するコツを具体的に紹介します。

Microsoft Walletとは何か

Microsoft Walletは、Microsoftアカウントにクレジットカードやデビットカードなどの支払い情報を登録する仕組みの通称です。WindowsやOfficeなどのサービスを利用するときに決済がスムーズになる反面、まったく利用しない人にとっては不要と感じられることも多いかもしれません。私自身も、Microsoftサービスを複数使っているときは支払い情報をまとめられて便利だと感じましたが、不要なカードが残っているときには「ちょっと削除したいな…」と悩んでいました。

紐づいている支払い情報はどこで管理されるのか

Microsoft Walletと呼ばれていても、実際にはMicrosoftアカウントの支払い情報管理ページや、ブラウザのオートフィル機能などが関係しています。Microsoftアカウントへのログイン後、上部メニューや左メニューにあるお支払い関連のページを確認すると、登録済みのカードや決済方法が一覧で確認できることが多いです。また、ブラウザ側でもカード情報を保存している場合があるので、両面から対処するとスッキリします。

Microsoftアカウントでのカード管理

Microsoftアカウント上では、OfficeやOneDrive、Xboxなどに対して課金を行うための決済情報が保存されています。知らないうちにカードが登録されていたときは、過去に無料体験を試したことがきっかけだったり、サブスクリプション加入時に登録されたままになっていたりする場合が考えられます。

ブラウザのオートフィル機能

最近のブラウザは便利になり、クレジットカード情報を一度入力すると次回以降は自動的に入力を支援してくれます。私の知人は、ネットショッピングの支払い画面でカード情報を入れてしまい、それがMicrosoft Edgeのオートフィルとして保存されて「Microsoft Walletに登録されたのでは？」と勘違いするケースもありました。

Microsoft Walletからクレジットカードを削除する基本手順

ここからは、実際にMicrosoftアカウントを使って支払い方法を削除するステップを紹介します。私が初めて削除を試みたときは、操作自体は難しくなかったですが、サブスクリプションの問題で削除ボタンが表示されずに戸惑いました。

1. Microsoftアカウントにサインイン

Microsoftアカウントのページ(https://account.microsoft.com/)に移動し、サインインを行います。アカウントを複数持っている方は、誤って違うアカウントでログインしていないか注意してください。

2. お支払いと請求のページを開く

サインイン後、画面の上部メニューや左メニューからお支払いと請求(Payment & billing)を選び、支払い方法(Payment options)へ進みます。ここで、現在登録されているクレジットカード情報が一覧表示されるはずです。

3. 削除または削除ボタンが見当たらない場合

登録済みのカードの横に削除(Remove)ボタンが表示されているときは、そのままクリックして削除を完了させます。しかし、削除ボタンが見当たらない・非表示になっているケースもあります。後述の対処法を試してください。

お支払いと請求のページに、複数の支払い方法が表示されている場合は、不要な方法だけを選択的に削除することができます。

削除ボタンが表示されないときの対処法

「削除」ボタンがない場合、私の知人もハマったように、何かしらの契約やエラーが原因になっていることが多いです。やみくもに探していても埒があかないので、次のポイントをチェックしてみてください。

サブスクリプション契約の有無を確認

Office 365(Microsoft 365)やOneDriveの追加ストレージ、Xbox Game Passなどの有料プランを契約していると、決済が保留状態になってカード情報の削除が制限されることがあります。未決済があったり、すぐに更新が予定されていたりする場合は、下記の手順でサブスクリプションをチェックしてみましょう。

サブスクリプションの状況確認

1. 同じくMicrosoftアカウントのページにアクセス
2. サブスクリプション(Subscription)タブを開く
3. 表示される契約のうち、不要なものがないか確認する
4. 解約手続きを済ませるか、未払いがあれば支払いを済ませる

これを行えば、支払い方法の削除制限が解除され、改めて削除ができる可能性が高まります。

サブスクリプションの無料期間が終わった直後に、有料に自動移行してしまい、そのタイミングでカード削除ができず支払請求が発生していた…という方もいるようです。

アカウント同期エラーやブラウザの問題

一時的にMicrosoftアカウントが正常に同期されていないときや、ブラウザのキャッシュが溜まっているときに、削除ボタンが表示されないことがあります。そんなときは以下を試してください。

ブラウザキャッシュやCookieのクリア

使っているブラウザのキャッシュやCookieを削除してみます。クレジットカード情報そのものが消えるわけではありませんが、管理画面上の表示がリセットされることでボタンが現れることがあります。

別のブラウザ・別の端末を使う

私も以前、Chromeでうまくいかなかったけれど、Edgeに切り替えたらスムーズに削除できた経験があります。端末を変えたらあっさり問題解決した知人もいましたので、ぜひ試してみてください。

ブラウザの自動入力機能をオフにする方法

Microsoft Walletに限らず、ブラウザが提供するオートフィル機能をオフにしないままだと、またいつの間にかカード情報が保存されてしまうこともあります。そこで、各ブラウザで支払い情報の保存を無効化する手順を簡単に紹介します。

Microsoft Edgeの場合

1. Edgeの右上にある…(設定など)アイコンをクリック
2. 設定(Settings)を選択
3. プライバシー、検索、サービス(Privacy, search, and services)を開く
4. 自動入力(Auto-fill)や支払い情報を選択
5. オフにしたい場合は保存機能を無効化し、すでに保存されているカード情報を削除

Internet Explorerの場合

1. ブラウザのツール(歯車アイコン)からインターネットオプションを開く
2. コンテンツ(Content)タブにあるオートコンプリート設定をクリック
3. フォームデータやパスワード、支払い情報などを消去できるので、チェックを入れて削除
4. オートコンプリートの保存自体も無効化できる

オートフィル機能は便利ですが、セキュリティを重視するならオフにするのも一つの手です。使わない人にとっては誤入力の原因にもなりやすいので、必要に応じて設定を変更しましょう。

削除後に再度登録されないようにするためのポイント

クレジットカード情報を削除しても、誤ってまた入力してしまえば再度保存される可能性があります。うっかり誤操作をしてしまった私の知人は、再び削除作業をやらねばならず、かなり面倒そうでした。そこで、再登録を防ぐために以下の対策をおすすめします。

自動入力設定のオフ

先述のブラウザ設定でオートフィルをオフにしておくと、カード情報を入力した際に「保存しますか？」と尋ねられなくなります。これだけで、うっかり保存を防ぐことができます。

アカウントとブラウザが連動しないようにする

Microsoftアカウントでの設定とブラウザの同期をオフにする選択肢もあります。普段からEdgeをメインで使っている人にとっては多少不便かもしれませんが、複数の端末で同期するときに思わぬ形でカード情報が共有されてしまう場合もあるため、気になる方はチェックしてみてください。

どうしてもうまく削除できない場合

サブスクリプションを解約してみてもダメ、ブラウザを変えてもダメ、キャッシュをクリアしてもダメ…そんなときはMicrosoftのサポートに問い合わせるのが近道です。チャットサポートやメールサポートを使うことで、アカウント上に残ってしまっている不具合を修正してもらえることがあります。

問い合わせ前に準備しておくとスムーズ

1. Microsoftアカウントのメールアドレス、本人確認情報を用意
2. どのカードの削除に苦戦しているか具体的に示せるよう、登録カードの下4桁などを控えておく
3. エラーメッセージが出る場合、そのスクリーンショットを用意

これだけ把握しておけば、サポート担当者に状況を伝えるのがかなりスムーズになります。

支払い情報が削除できないまま放置すると、万が一の不正利用があっても気づきにくいケースがあります。できる限り速やかに対処するのが安心です。

表で確認する削除手順とトラブルシューティング

以下の表に、カード削除の主な手順と問題が起きたときの対処法をまとめました。実際に操作を行うときにチェックしてみてください。

手順・トピック	内容
Microsoftアカウントにサインイン	アカウントページにアクセスして正しいアカウントでログインする
お支払いと請求へ移動	メニューからお支払い関連のページを開いて支払い方法を確認
カードの削除ボタンがない	サブスクリプション契約や未決済が残っていないか確認
削除ができない	別のブラウザ、端末、ネットワークを使うか、キャッシュをクリア
どうしても削除できない	Microsoftサポートに問い合わせて強制的に解除してもらう

削除できたらセキュリティ対策もあわせてチェックしよう

いったん削除できて安心しても、パソコンやスマホを長く使っているうちに、また別の形でカード情報が保存されてしまう場合があります。特に複数人で使っている端末や、クレジットカード決済が多い方は、定期的にカード情報が保存されていないか確認すると良いでしょう。

クレジットカード明細をこまめに見る

Microsoft Walletに限らず、ネットのあちこちにカード情報を登録していると不正利用のリスクが高まります。私は以前、使った覚えのない少額決済があり焦った経験がありますが、早めに明細をチェックして対処したおかげで被害を最小限に抑えられました。

パスワードの使い回しに注意

Microsoftアカウントのパスワードが他のサービスと同じだと、他サービスの情報漏えいが原因でアカウントに不正アクセスされるリスクがあります。定期的にパスワードを変更したり、パスワードマネージャを利用して強固なパスワードを設定する習慣をつけると、さらに安全性が高まります。

まとめ

Microsoft Walletの削除や無効化は、Microsoftアカウントの支払い方法管理ページから行うのが基本的な流れです。しかし、サブスクリプションの問題やアカウントの同期不具合、ブラウザのキャッシュが原因で削除ボタンが表示されないことがあるので、あわてずに一つひとつ対策を試してみるのがおすすめです。

さらに、EdgeやInternet Explorerなどのブラウザで自動入力機能がオンになっていると、Microsoft Walletに限らず支払い情報が記憶される可能性があります。普段は便利な機能ですが、不要であればオフにしておいたり、保存データを削除したりして、誤操作やセキュリティのリスクを減らすことも重要です。

どうしても削除できない場合は、Microsoftのサポートへ連絡してみると解決が早いでしょう。サブスクリプションが解除できない、エラーメッセージが出てしまうなど、自力で対処しきれない事例でもサポートチームが手を貸してくれるケースがあります。

MicrosoftアカウントはOfficeやOneDrive、Xboxなどさまざまなサービスと連携しているため、ときどき全体を見直す時間を作ることも大切だと感じます。無駄な契約が残っていれば費用面の負担にもなりかねませんし、登録した覚えのないカード情報が残っているとトラブルや不正利用の不安がつきまといます。なるべく早めに対策して、快適かつ安全にMicrosoftのサービスを楽しみたいですね。