はじめまして。メール配信システムを選ぶとき、「機能はどうかな?」「料金と使い心地はどっちが大事?」と迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。実は私も以前、メルマガの運営を始める際にいろいろなサービスを比較しまくり、気づいたらどれが何の特徴なのかごちゃごちゃになってしまった経験があります。そこで今回は、メール配信システムの中でも人気が高い「める配くん」「さぶみっと!メール配信」「【ブラストメール(旧ブレインメール)】」「WiLL Mail(ウィルメール)」の4つをピックアップ。実際に活用した人の事例を交えながら、各サービスの特徴や料金を整理してみました。ぜひ最後まで読んで、納得のいく選択にお役立てください。
メール配信システムの基本をおさえよう
メール配信システムとは
メール配信システムとは、企業や個人が効率的にメールを一括配信し、その結果を計測できるサービスの総称です。配信リストの管理、HTMLメールの作成、配信レポートの分析などができ、メルマガの運営や顧客コミュニケーションをスムーズに進められます。例えば、登録フォームからの自動読者登録やステップメール、クリック率の測定といった機能を搭載しているものが多数あります。
選ぶ際のチェックポイント
配信数・登録可能アドレス数
最初に注目したいのは、月間配信数や登録できるアドレス数がサービスのプラン内に収まるかどうかという点です。料金もこれらに左右されやすいので、メールマーケティングの規模をイメージしながら吟味しましょう。
メール到達率と迷惑メール対策
いくら魅力的なメルマガを送っても、相手の受信フォルダに届かなければ意味がありません。高い到達率を実現するために、SPFやDKIMなどの迷惑メール対策が整備されているかチェックすることが大事です。
操作性やサポート体制
初心者が使うには操作画面の分かりやすさが何よりも重要です。疑問点が出たときにすぐ問い合わせられるサポート体制の手厚さもサービス選びには欠かせません。
私は初めてメルマガを作成したとき、配信リストのインポートに苦戦してしまいました。そんな時、サポートの方に相談できてスムーズに解決できたのは本当に助かりました。初心者ほど頼れるサポートが必要だと感じています。
主要4サービス徹底比較!
特徴や料金をひと目で整理する比較表
今回は「める配くん
サービス名 | 主な特徴 | 料金プラン | サポートや実績 |
---|---|---|---|
める配くん | 高機能HTMLエディタ、ステップメール、ターゲット配信、Pマーク取得 | フリープラン(無料)~ 月額1,980円~ | 2002年開始、2,000社以上の導入 |
さぶみっと! メール配信 | HTMLエディタ、ターゲット配信、バックナンバー公開 | 初期費用0円、 月額1,287円~ | 20年以上の実績、幅広い利用層 |
【ブラストメール(旧ブレインメール)】 | 初心者向けエディタ、複数IPで高い到達率、API連携 | 月額4,000円~ 登録アドレス数に応じ変動 | 14年連続契約社数No.1、24,000社以上導入 |
WiLL Mail(ウィルメール) | 直感的なドラッグ&ドロップ、毎時100万通超の高速配信、Googleアナリティクス連携 | シンプルプラン4,000円~ プレミアムプラン10,000円~ | 大手企業導入多数、セキュリティ万全 |
める配くん の魅力と気になるポイント
める配くん
主な機能
・HTMLの知識がなくても簡単にデザイン性の高いメールを作れる高機能HTMLエディタ
・事前に組んだシナリオ通りに自動で送られるステップメール
・顧客属性を活かしたターゲット配信
・クリック率や開封率を検証できる効果測定機能
・SSL通信やIPアドレス制限で安心のセキュリティ対策
料金プランの詳細
める配フリー、める配ライト、める配7、める配10、める配20など多数のプランが用意されています。初心者向けや小規模運用向けの低額プランがあるので、試しに導入してみたい場合にも良い選択肢となるでしょう。大規模運用向けのエンタープライズプランもあるので、事業規模の拡大に伴ってシームレスに移行できます。
以前、私が知人に紹介したところ、フリープランを使って小さなオンラインサロンの告知を送ってみたそうです。最初は数百通ほどの配信でしたが、順調に読者数が増えたタイミングでライトプランにステップアップしたら、より充実したレポートで分析がしやすくなったと言っていました。
試験的に小規模でメール配信を始めたい方や、ステップメールを重視する方には特におすすめです。
さぶみっと!メール配信 の特徴
さぶみっと!メール配信
主な機能
・HTMLの知識がなくても使える専用エディタ
・登録読者を細かく絞り込んでメールを送れるターゲット配信
・クリックカウント機能や開封率計測による効果測定
・バックナンバー公開機能で配信済みメルマガを閲覧可能
・PC・スマートフォン両方に対応したフォームで読者登録もスムーズ
料金プラン
ライトプラン、ベーシックプラン、ブロンズプランなど、配信数や登録アドレス数に応じた段階的なプランが用意されています。いずれも初期費用が0円で、14日間の無料トライアルもあるので、実際に操作性を試してから導入を決められるのがうれしいポイントです。
バンド活動をしている友人が、ライブの告知をさぶみっと!で一斉配信していました。ファンの方から「見逃したメルマガを後から確認できるのが便利だ」と好評だったそうです。バックナンバーの機能は思った以上に読者満足度向上に役立つのかもしれません。
バックナンバー機能を活かして、過去のコンテンツも有効に使いたい方や、14日間の無料トライアルでしっかり試したい方に向いているでしょう。
【ブラストメール(旧ブレインメール)】 の魅力
【ブラストメール(旧ブレインメール)】
主な機能
・初心者でも簡単に使えるエディタでHTMLメールやテキストメール作成が可能
・複数のIPアドレスを利用し、SPFやDKIM署名などで迷惑メール対策を万全に
・リアルタイムで開封率やクリック率が測定できる効果分析
・空メール登録やフォーム機能による顧客データの収集管理
・他のシステムと連携しやすいAPI対応
料金プラン
月額4,000円から利用可能で、登録アドレス数に合わせて段階的な料金プランがあります。企業規模やメール配信量に応じて柔軟に選択できる点はメリットと言えるでしょう。大手企業から官公庁まで幅広く導入されているため、安心感も得られます。
以前、私の会社では一度大量のリストを一気に配信するプロモーションを行ったことがあります。【ブラストメール(旧ブレインメール)】
迷惑メール対策を特に強化したい方、あるいは大規模な配信リストを抱えているビジネスに最適なサービスです。
WiLL Mail(ウィルメール) の特徴
WiLL Mail(ウィルメール)
主な機能
・ドラッグ&ドロップでパーツを組み立てるようにHTMLメールが作成可能
・ステップメールや夜間の配信停止など、細やかな配信スケジュール設定
・開封率やクリック率だけでなくヒートマップ分析、Googleアナリティクス連携など充実の分析環境
・IP制限や権限設定、DKIM設定、2要素認証などでセキュリティ面も安心
・データベースを活用した顧客管理も可能
料金プラン
月額4,000円から利用できるシンプルプランと、外部システム連携や顧客データベース運用が可能なプレミアムプラン(月額10,000円~)の2種類が主流です。ECサイト連動や高度なシナリオ配信を目指したい方はプレミアムプランを選ぶと便利でしょう。
以前、デザインにこだわるクライアントのメルマガをWiLL Mail(ウィルメール)
デザイン性の高いメールを送りたい方や、細かい分析を行いながらマーケティングを強化したい方に向いています。
どのサービスを選ぶべき?状況別おすすめ
無料プランからスタートしたい
まずはお試しで本格的な機能に触れてみたい場合には、める配くん
高い到達率が最優先
大規模なリストを扱う場合や、ビジネス上で高い到達率を確保する必要がある場合は【ブラストメール(旧ブレインメール)】
デザイン性と分析機能の充実
見た目にこだわったメールマーケティングを展開したいなら、WiLL Mail(ウィルメール)
バックナンバーの活用や豊富なプラン
さぶみっと!メール配信
効果的なメールマーケティングのポイント
ターゲット配信を有効に使う
読者の属性や行動履歴に合わせて配信内容を変えることで、開封率やクリック率が大きく変わります。顧客に合わせたパーソナライズドメールを送るほど、エンゲージメントの向上に期待が持てるでしょう。
ステップメールで継続的なアプローチ
ステップメールは読者の行動や登録時期に合わせて段階的に情報提供できる機能です。一度設定すれば自動で配信してくれるので、セールスや教育用シナリオなど継続的なコミュニケーションに役立ちます。
配信結果の分析で次の戦略を考える
開封率やクリック率のデータをもとに、件名や本文、送信時間を工夫してみることが重要です。特定のリンクがあまりクリックされていないようなら、レイアウトの変更や内容の見直しを行い、PDCAを回していきましょう。
導入前に確認しておきたいこと
導入目的を明確にする
メルマガで何を達成したいのか、誰に向けてどんな情報を発信したいのかを事前に整理しておくと、最適なサービスを選びやすくなります。例えば新規顧客の獲得、既存顧客とのリレーション強化、製品購入率アップなど、目的ごとに必要な機能は異なるでしょう。
長期的な運用コストを試算
読者数が増えるほど費用が高くなる場合や、一定数以上になると割安プランが用意されているケースもあります。今後の見込み読者数を考慮に入れながら、長期間で運用したときのコストをイメージすることが大切です。
操作性のテスト
無料トライアル期間や低価格プランを活用して操作してみると、自分に合ったサービスかどうかを実感しやすいです。直感的に使えるシステムなのか、サポートは手厚いのかなどを確認しましょう。
私も無料トライアル期間中にあれこれ試してみたら、操作画面のレイアウトが好みじゃないサービスもあったりして意外に差が大きいことを実感しました。日々使うツールだからこそ、第一印象は大切だと思います。
まとめと次のアクション
ここまで、める配くん
比較の要点
1. 初期費用・無料トライアルの有無
最初の導入ハードルを下げたいなら、初期費用が無料で試せるサービスがおすすめ。
2. 到達率の高さ
確実にメールを届けたい場合は、【ブラストメール(旧ブレインメール)】
3. HTMLメール作成の容易さ
デザイン性を重視するならWiLL Mail(ウィルメール)
4. バックナンバー機能やステップメール
定期的に情報を蓄積し、読者の学習効果を狙うならバックナンバー機能があったほうが便利です。ステップメールは読者育成にも有効です。
本記事を参考に、ご自分の目的や運用スタイルに合ったサービスを選んでみてください。実際に使ってみると、「あ、こういう機能があったらいいのにな」「もう少しデザインにこだわりたいな」と新たな発見もあります。試行錯誤を重ねることで、きっと理想的なメールマーケティングが実現できるはずです。
私も最初はシンプルな配信しか想定していなかったのですが、慣れてくると高度なステップメールやターゲット別配信でより高い成果を狙いたくなりました。まずは導入し、少しずつメールマーケティングを育てていくのがおすすめです。
ここまで読んでくださった皆さんが、自分に合ったメール配信システムを見つけて、素敵なメルマガライフをスタートできることを願っています。ぜひ参考にしながら、理想のシステムを選択してみてください。
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