Antimalware Service Executable(MsMpEng.exe)のメモリ使用量が気になっても、まずMicrosoft Defender Antivirusを無効化するのは避けてください。使用量の数字だけでは異常か判断できません。スキャン中か、時間がたつと落ち着くか、CPU・ディスクも高いか、PC全体の操作に支障があるかを分けて確認します。
Windows DefenderとAntimalware Service Executableとは?
Microsoft Defender AntivirusはWindowsに組み込まれたマルウェア対策で、MsMpEng.exeはその処理を担うプロセスです。「Windows セキュリティ」は保護状態を確認する画面で、ウイルス対策エンジン自体とは区別します。

タスクマネージャーに表示されるメモリは、端末、スキャン対象、動作状況などを踏まえて確認します。「通常は100MB」「500MBなら異常」のような一律の判定基準にはしません。また、Windows Update後に必ず全ファイルのスキャンが走るとは限りません。
最初にメモリ・CPU・ディスクを切り分ける
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、Antimalware Service Executableのメモリ、CPU、ディスクを別々に記録します。PC全体のメモリ使用率も確認し、日時、実行中の作業、重くなった操作を控えます。数値が高い瞬間だけでなく、スキャンや大きなファイル処理が終わった後の状態も比較してください。
保護プロセスを強制終了したり、MsMpEng.exeやドライブ全体を除外へ追加したりしないでください。負荷が下がっても、保護対象を減らしただけなら問題を安全に解決したことにはなりません。
スキャン状態と保護更新を確認する
スタートから[Windows セキュリティ]を開き、[ウイルスと脅威の防止]で実行中のスキャンや前回のスキャン情報を確認します。表示される日時・所要時間・対象数などを記録し、スキャン中なら通常操作への影響を確認しながら完了後の状態を比較します。負荷調査のためにフルスキャンを何度も重ねて開始する必要はありません。
[ウイルスと脅威の防止の更新]など保護更新の画面で、セキュリティインテリジェンスの更新を確認します。Windows Updateも確認し、再起動が必要なら作業を保存して通常の再起動を行います。更新のインストール中に電源を強制的に切らないでください。画面と機能はMicrosoftのウイルスと脅威の防止ガイドを参照できます。
他のウイルス対策ソフトを使っている場合
他社製品があるだけで競合と断定しません。Windows セキュリティのプロバイダー情報と、その製品の状態を確認します。Microsoft Defender Antivirusの動作モードは、Windowsの種類、他社製品の登録状態、組織のDefender for Endpoint構成などで異なります。
保護を二重に動かせば安全性が倍になるわけではありませんが、利用者が推測で片方を停止することも避けます。管理PCはIT担当者へ、個人PCは実際に利用している製品の公式サポートへ、同時刻の負荷と保護状態を伝えます。Microsoftの互換性・動作モード資料も確認してください。
再起動後も高負荷が続く場合
再起動で一時的に下がることはあっても、原因が取り除かれた証拠とは限りません。スキャンが終わっても増え続ける、何もしていない時間帯にも再発する、業務が止まる場合は、端末のWindows版、Defenderの更新状況、発生日時、メモリ・CPU・ディスク、直前の作業をまとめて相談します。
組織の管理者にはMicrosoftのパフォーマンス診断手順があります。Performance Analyzerはスキャン負荷に関係するファイルや処理を調べる支援であり、「メモリを何MBに固定する」ツールではありません。診断ログにはファイル名などが含まれる可能性があるため、公開掲示板ではなく承認された窓口へ渡します。
CPU制限を変えればメモリも減りますか?
スキャン用の平均CPU負荷設定は、メモリ上限の設定ではありません。リアルタイム保護のスキャンにも同じ制御が適用されるとは限らないため、メモリ対策としてCPUの数値だけを変える手順は勧めません。管理者はスキャン設定と診断の公式資料で対象範囲を確認します。
まとめ
Antimalware Service Executableの負荷は、固定のMB値ではなく、スキャン状態・継続時間・PC全体への影響で切り分けます。保護更新、必要な再起動、現在のセキュリティ製品の状態を確認し、続く問題は記録と公式診断で調べます。Defenderの停止、広い除外、別製品の追加を安易な軽量化策にはしないでください。


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