Google Chrome用の印刷ダイアログを利用しないでシステムの印刷ダイアログを利用している方は多いかと思います。本記事では、Google Chrome用の印刷ダイアログを表示しないで常にシステムの印刷ダイアログを表示する方法を解説します。
Google Chromeにおけるシステムの印刷ダイアログ表示方法
本記事の設定をしない場合でシステムの印刷ダイアログを利用する場合は、下図のようにGoogle Chromeの印刷ダイアログの「システムダイアログを使用して印刷」を押下する必要があります。または、Ctrl + Shift + P でシステムの印刷ダイアログを表示する必要があります。次項の対応をすることで常にシステムダイアログが開かれるようになります。
Chromeのローカルグループポリシーを使えるようにする
本記事の対応は、Chromeのローカルグループポリシーを利用します。
Chromeのローカルグループポリシーはデフォルトでは利用できません。GoogleのサイトからChromeポリシーをダウンロードをして、Windows PCに適用する必要があります。5分程でできますので、以下の記事の通りにご対応ください。また、今回紹介しているChrome リモートデスクトップの禁止設定以外の設定も可能となるので色々と応用が効きます。
【超簡単】Chromeポリシーテンプレートのインストール手順(ローカルグループポリシーの場合)
ローカルグループポリシーの設定変更
ローカルグループポリシーを変更することで常にシステムの印刷ダイアログを表示させます。
「Winキー」 + 「Rキー」 を同時タイプ
「gpedit.msc」と入力してOK
ローカル グループポリシーエディターが立ち上がる
以下のポリシーを開きます。
<①パス>
ユーザー構成> 管理用テンプレート> Google > Google Chrome > 印刷
<②ポリシー名>
印刷プレビューを無効にする
未構成を有効にします。
このポリシーを有効に設定した場合、Google Chrome ではユーザーが印刷をリクエストしたときに組み込みの印刷プレビューではなくシステムの印刷ダイアログが開きます。
このポリシーを無効に設定するか未設定のままにした場合、印刷コマンドを実行すると印刷プレビュー画面が表示されます。
ポリシーが適用できたのか確認する
PCを一度サインアウトするか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてください
gpupdate /force
印刷プレビューが表示されなくなったことから、印刷から直接「システムの印刷ダイアログ」が表示されるようになりました。成功です。
Edgeの場合
Edgeでも常にシステムの印刷ダイアログを表示することができます。方法については、以下の記事をご参照ください
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