この記事では、Linux上でファイルの各行に行番号を付けて表示する方法について深掘りします。具体的なコード例とその解説、さらに応用例を4つ以上含めています。
目次
基本的な方法
Linuxでテキストファイルの各行に行番号を付ける最も簡単な方法は`nl`コマンドを使用することです。
nl ファイル名.txt # nlコマンドで行番号を付けて表示
nlコマンドのオプション
`nl`コマンドにはいくつかのオプションがあります。
nl -b a ファイル名.txt # すべての行に行番号を付ける
awkでの処理
`awk`を使用しても行番号を付けることができます。
awk '{print NR " " $0}' ファイル名.txt # awkで行番号を付けて表示
awkの応用
awkを使って特定の行から行番号を開始することもできます。
awk 'NR>=5 {print NR " " $0}' ファイル名.txt # 5行目から行番号を付けて表示
sedでの処理
`sed`コマンドでも行番号を付与できますが、少しトリッキーです。
sed = ファイル名.txt | sed 'N; s/\n/ /' # sedで行番号を付けて表示
sedの応用
sedを使って特定の文字が含まれる行だけに行番号を付けることもできます。
grep -n '検索文字列' ファイル名.txt # 特定の文字を含む行に行番号を付ける
Pythonスクリプトでの処理
Pythonを使って独自の機能を持つスクリプトを作成することもできます。
with open('ファイル名.txt', 'r') as f:
for i, line in enumerate(f, start=1):
print(f"{i} {line.strip()}") # Pythonで行番号を付けて表示
まとめ
Linuxでファイルの各行に行番号を付ける方法はいくつかあり、それぞれに応用例が存在します。`nl`, `awk`, `sed`など、用途に応じて適切なツールを選ぶことが重要です。
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