Linux環境でディレクトリのサイズを確認する方法を詳しく解説します。Linuxでのディスク使用状況やディレクトリのサイズを知るためには、`du`コマンドや`df`コマンドが一般的に用いられます。この記事では、基本的なコマンドから応用例まで、多角的にこの問題に取り組みます。
目次
基本的な方法
Linuxでディレクトリのサイズを確認する基本的な方法は、`du`コマンドを用います。以下にその基本形を示します。
du -sh /path/to/directory # ディレクトリのサイズを人間が読みやすい形式で表示
オプションの解説
– `-s`: 指定したディレクトリのサイズだけを表示します。
– `-h`: サイズを人間が読みやすい形式で(K、M、Gなどの単位で)表示します。
dfコマンドによるディスクの使用状況
`df`コマンドは、ディスク全体の使用状況を確認するためのコマンドです。特定のディレクトリがどのディスクにマウントされているかも確認できます。
df -h # ディスクの使用状況を人間が読みやすい形で表示
応用例1: ソート機能で大きなディレクトリを特定
`du`コマンドの出力を`sort`コマンドで処理し、大きなディレクトリを特定します。
du -s * | sort -n # 現在のディレクトリ下のフォルダとファイルをサイズでソート
応用例2: ファイルタイプでフィルタ
`find`コマンドと組み合わせて、特定のファイルタイプによってディレクトリのサイズを確認します。
find /path/to/directory -name "*.log" -exec du -ch {} + # .logファイルのサイズを計算
応用例3: 最近変更されたファイルのサイズを確認
`find`コマンドで最近変更されたファイルを特定し、そのサイズを確認します。
find /path/to/directory -mtime -7 -exec du -ch {} + # 過去7日間に変更されたファイルのサイズを確認
応用例4: システム全体での大きなファイルの特定
全体のファイルシステムを検索して、特に大きなファイルを特定する方法です。
find / -size +100M -exec du -h {} + # システム全体で100MB以上のファイルを検索
まとめ
Linux環境でディレクトリのサイズを確認する方法は多岐にわたります。基本的な`du`コマンドから、応用例を含めてさまざまなケースでのディレクトリサイズの確認方法を解説しました。これらのコマンドとオプションを活用することで、ディスク容量の管理が効率的に行えます。
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