Linuxシステムの運用において、ディスク使用量の確認は必須のスキルです。不足するとパフォーマンスが低下するだけでなく、システムの安定性にも影響を与えます。この記事では、Linuxでユーザーのディスク使用量を確認する方法を解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。
目次
基本的なコマンド
Linuxでは、`du`と`df`の二つの基本的なコマンドでディスク使用量を確認できます。
dfコマンド
`df`コマンドは、ファイルシステム全体のディスク使用量を表示します。
df -h # 人間が読みやすい形式で表示
duコマンド
`du`コマンドは、指定したディレクトリやファイルのディスク使用量を表示します。
du -sh /path/to/directory # 人間が読みやすい形式で指定ディレクトリの使用量を表示
ユーザー別のディスク使用量の確認方法
findとduの組み合わせ
特定のユーザーが使用しているディスク容量を計算するためには、`find`と`du`コマンドを組み合わせる方法が一般的です。
find / -user username -type f -exec du -ch {} + | grep total$
応用例
ホームディレクトリの使用量を確認
du -sh /home/username # usernameのホームディレクトリの使用量を確認
特定の拡張子のファイルの総使用量
find /path/to/directory -name "*.log" -type f -exec du -ch {} + | grep total$
特定の日付以前のファイルの総使用量
find /path/to/directory -type f -mtime +30 -exec du -ch {} + | grep total$
特定のサイズ以上のファイルの総使用量
find /path/to/directory -type f -size +1M -exec du -ch {} + | grep total$
まとめ
Linuxでディスク使用量を確認する方法は多数存在しますが、`df`と`du`は最も基本的なコマンドです。特定のユーザーの使用量を知りたい場合は、`find`コマンドと組み合わせることで可能です。応用例を通じて、更に具体的な確認方法を探ることができます。
コメント