インストールディスクが無いアプリを旧PCから新PCへ移行する超絶簡単な方法

ひと昔前のアプリはパッケージ式となっていてインストールCDやDVDからインストールするのが一般的でした。ただ、インストールディスクって無くすんですよね~。そこで本記事では、インストールディスクを無くした場合でも無料で新しいPCへアプリを移行する方法を解説します。

目次

前提条件

この方法は、EaseUS Todo PCTransというフリーのソフトを利用します。無料の範囲だと移行可能なアプリのデータ量が500MBまでとなっています。500MB以上のアプリを移行する場合は有償版のEaseUS Todo PCTrans Proのご購入をご検討ください。

ただ、インストーラーがディスクとなっているアプリは古いので容量も500MB以下のものが殆どかと思われます。

EaseUS Todo PCTransにした理由

EaseUS Todo PCTransを使う理由に触れておきたいと思います。EaseUS Todo PCTransは無料といっても有償版と同じアルゴリズムを利用しているので500MBの制限さえ許容できれば安定した機能が受けられると考えました。また、有償版は法人でも利用されているようなので信頼感があります。下図を見てくださいサイトのキャプチャですが、有名企業ばかりです。これらの企業が採用するレベルの製品だから問題ないだろうといった単純な考えです。

アプリの移行方法

アプリ移行の具体的な解説をする前に、移行の方法を簡単に説明します。アプリの移行方法は以下の2パターンあります。

1.新旧のPCをネットワーク接続させて移行する方法

アウトプットせずに直接移行できるので簡単、手間いらず

2.アプリデータを旧PCからエクスポートしておいて、新PCへインポートする方法

同一ネットワーク上にないPC間でも移行ができる。とりあえずアプリをバックアップしておくといった使い方も可能

環境に応じて利用方法をチョイスしてください。本記事では、2通りのパターンを解説します。

EaseUS Todo PCTransのインストール方法

移行元のパソコンと移行先のパソコン両方に無料版のEaseUS Todo PCTransをインストールしてください。EaseUS Todo PCTransのレビューを以下の記事で行っているので参考にインストールしてください。特段迷うようなところは無いかと思います。

PC引っ越しソフト『EaseUS Todo PCTrans』を徹底レビューしてみた!

新旧のPCをネットワーク接続させて移行する方法

さて移行する具体的な方法を解説していきます。まずは、新旧のPCをネットワーク接続させてアプリを移行する具体的な方法です。新旧両方のPCにEaseUS Todo PCTransをインストールして起動してください。

新旧PC上で起動しているEaseUS Todo PCTransのキャプチャで説明をしていきます。下図は起動している状態で、左が新しいパソコン、右が古いパソコンです。アプリは古いパソコンから新しいパソコンへ移行する流れです。左から右へという流れです。

「PCからPCへ」を押下してください。

新しいパソコンに起動しているEaseUS Todo PCTransのみを操作していきます。左の古いパソコン側に起動しているEaseUS Todo PCTransは触りません。「続ける」ボタンを押下します。

古いパソコン側のコンピューター名(ホスト名)が新しいパソコン側に表示されるので押下します。

古いパソコン側に接続しようとしているので、パスワードの入力要求がありますので、入力します。

「このPCから他のPCへ転送する」と「他のPCからこのPCへ転送する」の2択が表示されます。古いパソコン側から新しいパソコン側へのアプリデータの移行なので、「他のPCからこのPCへ転送する」を選択します。左から右へのアプリデータ移行です。

データの初期化が始まりました。

転送したい項目を選択します。

アプリの移行なので、アプリのみを選択します。また、無料版は500MBまでなのでそもそもそんなに選択できません。

今回の検証では、CubePDF Utilityという割と一般的なフリーソフトを移行したいと思います。

CubePDF Utilityを選択します。13MBなので余裕で無料の範囲で対応可能です。

選択したら「転送」ボタンを押下します。

転送が開始されました。進捗が分かるので分かり易いです。

完了しました。

転送に失敗しました。Microsoft Visual C++ 2005 Redisributable エラー

が出ていますが、Microsoft Visual C++ 2005 Redisributableは転送できなかったということです。この場合は、再インストールすることになります。ただ、CubePDF Utilityは無事に転送が完了していました。そもそも、間違ってMicrosoft Visual C++ 2005 Redisributableを選択していただけで本来は選択不要です。

最後にCubePDF Utilityが移行できていたのか確認したみました。起動もするし、ブログラムと機能の中にもありました。

アプリデータを旧PCからエクスポートしておいて、新PCへインポートする方法

一旦移行する予定のアプリデータをエクスポートとしておき、新しいパソコンへインポートする具体的な方法を解説していきます。

まずは、移行元のパソコンでEaseUS Todo PCTransを立ち上げます。イメージ転送メニューから「スタート」を押下します。

イメージの作成を行います。

ファイル名と保存先を指定します。500MB以上の空きがある場所でOKです。USBメモリに保存しても問題ありません。

アプリを選択します。全て選択されていて7GBを超えています。これでは無料版で利用できないので500MB以下にします。

今回も検証として、CubePDF Utilityを選択します。

1アプリだけなので、13MBとなっていて無料版でも利用可能です。

転送が開始されます。進捗が確認できます。

完了です。CubePDF Utilityが保存されました。

以下がファイルの実態です。

続いて、移行先のパソコンでEaseUS Todo PCTransを起動します。

イメージファイルから復元を選択します。

先ほど保存したファイルを選択します。

中を見てきましょう。

先ほど保存したCubePDF Utilityのみしかありませんね。

転送が開始されます。

完了です。

正常にインストールが完了しました。

2通りの方法を解説しましたが、私はこちらの方が好きですね。

応用的な使い方

その他の応用的な使い方を考えてみました。

1.インストールが手間なアプリの移行

インストールするのが手間なソフトを移行する時にも役立つかなと思いました。特にDTMやゲームのソフトってインストールが手間だったりするんですよね。

2.設定を引き継ぎたいアプリの移行

アプリにもよりますが設定項目も移行されるので、再インストールとは違って古いパソコンで設定したアプリの状態をそのまま移行可能です。

まだまだ、ありそうです。

最後に使ってみての感想

EaseUS Todo PCTransを使って無料でアプリの移動をしてみましたが、使い勝手が良く無料でここまでできるのかと驚愕しました。また、なんといっても安定している点は高評価です。フリーソフトでパソコンがクラッシュしたことが何度もあったので、安定性はかなりありがたいです。

今後もインストールディスクを無くしてしまっているけど新しいパソコンでも使いたい、といった場合に積極的に利用していきたいと思います。

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