MS Officeが高すぎてLibreOfficeへの移行を検討している情シスの方は多いんではないでしょうか。本記事ではLibreOfficeへ移行するにあたって障壁となるポイント、また事前に精査しておくポイントについてまとめましたので参考にしてください。
ユーザーが納得してくれるのか
LibreOfficeへの移行をユーザーが納得してくれるのかについては、以下の2点あると考えています。
1.情報システム部門の権力
組織の中でどの程度の権力を情報システム部門が持っているかによって、ユーザーの納得具合が変わってきます。権力があれば、「情シスが言っているから仕方がないな」といった具合にすんなり浸透します。逆に権力が無ければ「また情シスが押し付けてきたぞ」といったように反発が生じやすいです。
2.ITリテラシーがあるか
その組織の業種やユーザーの年齢層で決まってくると思いますが、ITリテラシーが高いユーザーが多ければ、すんなり理解を得て、スムーズに移行することができます。「やっとこさExcelを覚えました」っていうユーザーが多いとちょっと厄介ですね。情シスへの問い合わせが増えて大変なことになります。
連携システムの有無
Excel等のMS Office製品とシステム連携をしているシステムを洗い出す必要があります。その上でLibreOfficeで代替えが可能なのかを確認する必要があります。代替え可能でなく小さな部署でのみ使っているシステムであれば、一部MS Office製品を残すといった対応が最適だと思います。
マクロの運用
LibreOfficeはMS Officeと互換性があるので、マクロの作成及び実行が可能です。ただ、完全ではないので業務で利用しているマクロを全て洗い出し、LibreOfficeで代替え可能なのか確認しておく必要があります。代替えできない場合は、LibreOfficeでマクロの修正をするなり、他の方法を検討して移行後に業務影響が出ないよう配慮をしましょう。
帳票類の確認
MS Officeで「〇〇申請書」「〇〇契約書」等といった帳票類を作成している場合があると思います。LibreOfficeで開くと若干異なって表示されます。LibreOfficeへ移行したら帳票類を全て修正する必要があります。それをする算段を立てて必要があります。具体的には以下の記事で紹介しています。
LibreOfficeを利用する上で妥協しなければならない点を徹底解説|様々な観点で評価
まとめ
LibreOfficeへの移行は考慮しなけらばならない点が多々あります。ただ、移行することによるコスト削減効果も絶大です。計画を立てて移行すればできないことはないのであとは
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