YouTubeの動画をWindowsパソコンで保存したいときは、自分が投稿した動画をファイルとして取り出す方法と、YouTube Premiumで一時保存してオフライン視聴する方法を分けて考えます。Premiumの一時保存は、自由にコピー・編集できるMP4ファイルを入手する機能ではありません。
本記事では公式機能を先に紹介し、Windows標準の画面録画とEaseUS Video Downloaderについては、利用できる条件と注意点を補足します。「再生できる動画なら何でも保存してよい」という意味ではありません。
保存前に確認すること:利用規約と著作権は別
YouTube利用規約では、サービスが明示的に認める場合、またはYouTubeおよび必要な権利者から事前の書面による許可がある場合などを除き、コンテンツのダウンロード・複製等を制限しています。権利者の許可があることと、YouTube上で使う取得方法が規約に適合することは別に確認してください。保存制限や保護機能を回避する方法は使いません。
- 自分の投稿をバックアップする場合は、まずYouTube StudioまたはGoogle データ エクスポートを使います。
- 他の人の動画をオフラインで視聴する場合は、対象動画で提供されているYouTubeの公式機能を使います。
- 編集・再利用のためにファイルが必要な場合は、投稿者・権利者が正式に提供するダウンロード先や元ファイルを確認します。動画に含まれる音楽・写真等の権利も別途確認が必要です。
- 「個人で見るだけなら必ず問題ない」とは限りません。文化庁の著作権解説では、違法にアップロードされた音楽・映像をその事実を知りながらダウンロードする行為は私的使用でも違法になると説明しています。個別の判断に迷う場合は文化庁の相談案内などで確認してください。
方法1:自分がアップロードした動画を保存する
YouTube Studioで1本ずつダウンロード
- 動画を投稿したアカウントでYouTube Studioを開きます。
- 左側の「コンテンツ」から対象動画を探します。
- 動画のメニューを開き、「ダウンロード」を選びます。
- 保存されたファイルを再生し、映像・音声を確認します。
YouTubeの公式案内によると、Studioからは動画のサイズに応じた720pまたは360pのMP4を取得できます。元の高解像度ファイルがそのまま戻るとは限りません。動画の削除、警告、使用音声などの条件や、同じ動画を過去24時間に5回ダウンロードした場合には利用できないことがあります。
まとめてバックアップするならGoogle データ エクスポート
Google データ エクスポート(Google Takeout)では、自分のYouTubeデータをまとめて書き出せます。対象サービスとデータを必要なものに絞り、配信方法、ファイル形式、サイズを確認してエクスポートを作成し、準備完了後にダウンロードします。
動画は元の形式、またはH.264動画・AAC音声のMP4で提供されます。チャンネルの動画が見つからない場合は、投稿に使ったブランドアカウントへの切り替えも確認してください。詳しくはGoogleのデータダウンロード案内をご覧ください。取得後も、編集前の元ファイルは別にバックアップしておくと安心です。
方法2:YouTube Premiumでオフライン視聴用に一時保存する
Premiumの対象アカウントで、対象動画をWindowsパソコンに一時保存できます。公式案内で対応しているブラウザはChrome、Edge、Firefox、Operaです。提供地域、アカウント、動画によって利用可否が異なります。
- Premiumを利用しているアカウントでYouTubeにログインします。
- 対象動画の再生ページで「オフライン」を選び、保存完了を待ちます。
- 同じアカウントの左側メニュー「オフライン」から再生します。
これはYouTube内で視聴するための一時保存です。エクスプローラーからMP4を取り出してUSBへコピーしたり、編集ソフトに読み込んだりする用途には使えません。オフライン再生の公式FAQでも、通常の動画ファイルの取得とは区別されています。
一時保存した動画は、通常は最大29日間のオフライン再生後にインターネットへの再接続が必要です。一部の国・地域では最大48時間となり、提供対象から外れた動画は同期時に削除される場合があります。詳しい条件はパソコン向けの公式手順で確認してください。
「オフライン」が表示されない・保存できない場合は、Premiumの契約状態、ログイン中のアカウント、対応ブラウザ、接続状態を確認します。公式トラブルシューティングによると、Premiumのメンバーシップが終了すると一時保存した動画へもアクセスできなくなります。長期保管用のバックアップとは考えないでください。
クリエイティブ・コモンズや投稿者の許可がある動画
YouTubeでは標準ライセンスのほか、クリエイティブ・コモンズ表示ライセンス(CC BY)が使われています。再利用する際は、対象動画の実際のライセンス、作者、出典、帰属表示などの条件を確認します。YouTubeのライセンス案内も参照してください。
CC BYの表示だけで、どのダウンローダーを使ってもよいと判断しないでください。再利用の許諾と取得方法の確認は別です。投稿者の公式サイト等に配布ファイルがある場合は、その配布条件に従って入手するのが分かりやすい方法です。ライセンスが不明、または投稿者に必要な権利があるか判断できない場合は、保存・再配布を始める前に確認しましょう。
補足:Windows標準機能で画面を録画する場合
WindowsのXbox Game Barは、対応するゲームやアプリの画面を録画できる機能です。ただし、YouTubeのダウンロード許可を与える機能でも、Premiumの保存制限を回避する機能でもありません。自作のローカル動画や、録画・複製する権利と利用条件を確認できた対象に限って使ってください。自分のYouTube投稿であれば、先に公式ダウンロードを検討します。
Windows標準機能を使うメリット・デメリット
- Xbox Game Barが利用できる環境なら、別の録画アプリを追加せずに操作できます。
- 録画は実時間で行うため、保存したい長さと同じだけ時間がかかります。
- 開始・停止のタイミングによっては、余分な部分を編集する必要があります。
- 再生中の画面・音声を記録するため、元ファイルと同じ品質を保証するものではありません。
Xbox Game Barを使った録画方法
以下の画像は2021年当時のブラウザとGame Barの参考画面です。YouTubeの現在の公式ダウンロード手順を示すものではなく、Windowsやアプリのバージョンによって表示も異なります。任意のYouTube動画を録画するためにこの手順を使うのではなく、録画が許可された対象で操作を確認してください。
録画対象のアプリを開きます。ブラウザを使う場合も、録画してよいコンテンツであることを先に確認します。
必要に応じて再生画面を全画面表示にします。全画面表示は必須ではありません。また、Game Barは対応アプリを録画する機能なので、デスクトップ全体やすべてのウィンドウが常に記録されると考えないでください。
「Windowsキー」+「Gキー」でGame Barを開き、設定のキャプチャ項目で録音対象を確認します。「すべて」を選ぶと他のアプリやシステム音も対象になるため、不要な音が入らないように注意してください。初期値は環境によって異なります。
オーディオのミキサーで不要なアプリやシステム音をミュートし、マイクが必要なければオフにします。同じブラウザの別タブの音が混ざることもあるため、不要なタブや通知を閉じ、短いテスト録画で確認しましょう。
対象アプリを選んだ状態で「Windowsキー」+「Altキー」+「Rキー」を押すと録画を開始できます。Game Barのキャプチャウィジェットから録画ボタンを選ぶ方法もあります。対象コンテンツを再生し、必要な部分を記録します。
停止するときは、もう一度「Windowsキー」+「Altキー」+「Rキー」を押すか、録画停止ボタンを選びます。
標準の保存先は「ビデオ」内の「キャプチャ(Captures)」フォルダーで、MP4ファイルとして保存されます。保存先を変更している場合はWindowsのキャプチャ設定を確認し、映像と音声を再生してチェックしてください。
ショートカットと保存先はMicrosoftのGame Bar録画手順を参照しています。黒い画面になる、録画ボタンが無効などの場合も、保護機能を解除して解決しようとせず、公式の保存方法や権利者から提供されたファイルを使ってください。
補足:EaseUS Video Downloaderなどのアプリを検討する場合
EaseUSとEaseUS Video Downloader
EaseUSはバックアップ、復元、データ移行、パーティション管理などのソフトウェアを提供しています。本記事の初版では、筆者が普段から利用するEaseUS製品の使い勝手を紹介していました。ただし、それは個別製品を使った当時の感想であり、現在のすべての動画への対応や、安全性・権利処理を保証するものではありません。
EaseUS Video Downloaderは、メーカーが動画・音声の取得やローカル動画のMP3変換などを案内しているインストール型ソフトです。メーカーの「対応サイト」にYouTubeが載っていても、YouTubeや権利者から取得の許可を得たことにはなりません。自分に権利のあるファイルや、配布元が取得を認めている素材を扱う場合も、取得先の規約と許諾条件を確認します。
アプリを使うメリットと確認すべき制約
取得が認められた配布元に対応していれば、実時間の画面録画や開始・停止の操作を省ける場合があります。一方、配信側の変更、動画形式、製品のバージョンなどで動作は変わります。「必ず高画質」「広告を除去して保存できる」「どの動画でも保存できる」といった理由で購入しないでください。
追加のインストールが必要で、無料体験には制限があります。体験版の上限や価格はOS・プラン・販売時期で変わるため、ここでは固定の価格・上限を案内しません。メーカーの製品案内と購入画面で、OS別の制限、対応機能、料金、ライセンス期間、自動更新の有無を確認してください。Googleのパスワードやログイン用Cookieを不明なツールへ渡さないようにしましょう。
関連レビュー
以前の操作画面や使い勝手については、動画サイトの動画が落とせるEaseUS Video Downloaderを徹底レビューも参考にできます。レビュー内の価格・制限・対応状況は執筆時点の情報として扱い、利用可否は本記事で説明した規約・権利の確認を優先してください。
まとめ
YouTubeの動画をWindowsパソコンで扱うときは、自分の投稿のバックアップにはYouTube StudioやTakeout、他の人の動画のオフライン視聴にはYouTube Premiumの公式機能が基本です。編集用ファイルが必要なら、権利者が正式に配布する元ファイルと許諾条件を確認します。画面録画や外部アプリは利用権や保存許可を自動的に与えるものではなく、Premiumの一時保存も永久保管用MP4とは異なります。









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