Microsoft StoreとMinecraft.netでの購入を徹底解説!インストールや月額料金の疑問を解消

パソコンで人気のサンドボックスゲーム「Minecraft」は、購入手段が複数あるため、どこから買うのがベストなのか悩む方も多いのではないでしょうか。Microsoft Storeで買う方法と公式サイトで買う方法の違い、インストールに失敗するときの対処法や料金体系まで詳しく解説していきます。

Windowsストアから購入したMinecraftはMinecraft.netでも使える?

MicrosoftアカウントとMinecraftアカウント(Mojangアカウント)は、現在統合が進められており、公式サイト(minecraft.net)で購入しても最終的にMicrosoft Storeを経由してライセンスが付与される仕組みになっています。そのため、Microsoft StoreやXbox公式サイトから直接「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」を買った場合でも、結果的には同じライセンス形態であり、同じMicrosoftアカウントにログインさえしていればMinecraft Launcherなどを通して同様にプレイが可能です。

ライセンスの仕組み

現在、MinecraftをPCでプレイする場合は「Java & Bedrock Edition for PC」というバンドル形態が主流です。このバンドルを購入すると、Windows 10/11版(Bedrock Edition)とJava版の両方が使えるようになります。もともとJava版とBedrock版は別々に販売されていましたが、公式が統合バンドルを提供することで、一本の購入で二つのエディションが手に入るようになりました。

アカウントの統合について

過去にJava版を購入していた場合、MojangアカウントからMicrosoftアカウントへの移行が完了していれば、Minecraft Launcherで同じMicrosoftアカウントを利用できます。Bedrock版を持っていなかったユーザーも、現在であれば自動的にBedrock版のライセンスが付与される場合があります。逆にBedrock版をWindows Storeで買った方も、バンドル化によってJava版を利用できるケースが増えています。大切なのは、購入時に使用したMicrosoftアカウントを正確に把握しておくことです。

Microsoft Storeでの購入手順

Microsoft StoreでMinecraftを直接購入する場合は、以下の手順を踏むのが一般的です。

  1. Microsoft Storeアプリを起動: Windowsのスタートメニューから「Microsoft Store」を探して起動します。
  2. 検索バーで「Minecraft」を検索: 「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」がヒットしますので、選択します。
  3. 購入手続きを完了: 価格とエディションを確認し、購入ボタンを押します。
  4. Minecraft Launcherを取得: 購入後、自動的にMinecraft Launcherのインストール画面に移行、もしくはストア経由でランチャーを入手します。
  5. Microsoftアカウントでログイン: Minecraft Launcherを起動し、購入に使用したアカウントでログインするとJava版・Bedrock版両方のプレイが可能になります。

このプロセスを経て手に入れたライセンスは、公式サイトからランチャーをダウンロードした場合でも、同一のMicrosoftアカウントであれば同じく認識されます。したがって、Microsoft Storeで購入したからといって公式サイト側が使えなくなるということはありません。

Minecraftが購入後にインストールできない問題と対処法

Minecraftを購入したものの、いざインストールしようとしてもうまくいかないケースが報告されています。特にXbox公式サイトからPC版を買ったはずが、「実は違うエディションだったかも…」と心配になる方もいます。ここでは代表的な原因と、その対処法を整理します。

1. 購入したエディションと対応デバイスの確認

Minecraftには以下のようにいくつかのエディションがあり、対応機種が異なります。PC用としては「Java & Bedrock Edition for PC」が一般的ですが、Xbox向けは「Minecraft for Xbox Series X|S / Xbox One」などの名称で別販売です。

エディション名対応プラットフォーム購入形態
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PCWindows 10/11 (Javaも含む)買い切り(PC向け)
Minecraft for Xbox Series X|S / Xbox OneXboxコンソール買い切り(Xbox向け)
Minecraft for Nintendo SwitchNintendo Switch買い切り(Switch向け)
Minecraft: Pocket EditioniOS / Android買い切り(モバイル向け)

Xboxサイトなどでは、PC向けとXbox向けの商品ページが混在しているため、誤ってコンソール版を買ってしまうケースがあります。特に「Minecraft for Xbox」の商品ページにアクセスして購入すると、Windows PCでは起動できません。自分が購入したエディションがWindows用の「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」であるかを確認してみましょう。

2. 購入履歴・ライセンスのチェック

実際にどのエディションを買ったのか不明な場合は、Microsoftアカウントの購入履歴から確かめるのが最も確実です。以下の手順で確認できます。

  1. Microsoft公式サイトにサインイン:

    ブラウザでMicrosoftアカウントにログインし、「注文履歴」などのページを開きます。
  2. 購入内容をチェック:

    「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」と表示されていればPC版が正しく購入されています。
  3. インストール/管理ページを表示:

    購入履歴から「インストール」や「管理」リンクがある場合は、そこから再度ダウンロードすることができます。

ここで万が一、Xbox版やその他のエディション名が表示されていれば、それはPC版ではないため、インストールができなくて当たり前ということになります。この場合、返金可能な状況であればMicrosoft StoreやXboxサポートへ問い合わせ、返金処理を依頼するか、改めてPC版を購入することが必要です。

3. Minecraft Launcherでのログイン確認

PC版の場合は「Minecraft Launcher」を使ってゲームを起動します。LauncherはMicrosoft Storeまたはminecraft.netからダウンロード可能です。正規のライセンスを持っていれば、LauncherでMicrosoftアカウントにログインしたときに「Java版」と「Bedrock版」のいずれもプレイ可能と表示されます。

それでもエディションがロックされているようであれば、下記の点を再チェックしてみてください。

  • Microsoftアカウントが複数ある: 別のアカウントでログインしていませんか? 以前に別アカウントで購入した場合は、同じアカウントでログインしないとプレイ権限が認識されません。
  • アプリの更新: Microsoft Storeの更新が滞っている場合や、Windows Updateが必要な場合もあります。OSやStoreアプリを最新の状態にしてみてください。
  • 地域設定の不一致: Microsoftアカウントの地域情報とWindowsの地域が異なると、ストアアプリが動作しない場合もあります。コントロールパネルの地域と言語設定を確認し、統一してみましょう。

トラブルシューティングのための簡易コマンド例

もしストアアプリのキャッシュが原因でインストールに失敗する場合は、以下のPowerShellコマンドを試してみることがあります。あくまで一例ですので、自己責任で行ってください。

Get-AppxPackage *WindowsStore* | Remove-AppxPackage
Get-AppxPackage *XboxApp* | Remove-AppxPackage

このコマンドはMicrosoft StoreやXbox関連のアプリをアンインストールするので、その後に再インストールし直す手順が必要です。通常はこのような大掛かりな方法を使う前に、Microsoft Storeのキャッシュクリア(wsresetコマンド実行)やシンプルなサインアウト→サインインを試すのが無難です。

Minecraftは買い切りか? それとも月額制か?

Minecraftの購入を検討している方で、表示される価格が月額なのか一回限りなのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。結論としては、基本パッケージは買い切りとなり、一度購入すれば基本的に追加の課金は発生しません。

基本パッケージの価格

たとえば「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」をエジプトで購入する場合、265 EGP(エジプトポンド)などの価格が表示される場合がありますが、これは月額ではなく一度きりの支払いです。日本国内では3,000円程度で販売されています(時期によってセールや価格変更の可能性あり)。

Realmsやマーケットプレイスの追加課金

買い切りとはいえ、マルチプレイ環境を簡単に構築できる「Realms」は月額制のサブスクリプションサービスです。また、Bedrock版には公式のマーケットプレイスがあり、スキンやワールドなどを購入する場合は別途コインや有料のコンテンツを買う必要があります。ただし、これらはあくまでオプションであり、通常のシングルプレイやマルチプレイ(自力でサーバーを建てる場合)には追加課金はかかりません。

サブスクリプション型サービスの例

公式が提供する追加サービスで、月額制となる代表的なものに以下があります。

  • Minecraft Realms: オンラインマルチプレイ用の公式サーバーを提供。ワールドをクラウドでホストしてくれるため、手軽にフレンドと遊べます。
  • Realms Plus: ベッドロック版向けのRealmsサブスクリプションに加えて、マーケットプレイスの多数のスキンやワールドが利用できる特典が含まれます。

これらのサービスが必要ない場合、追加の定期支払いは一切発生しません。「本体を買ったのに、毎月請求されるのか?」と心配する方もいますが、それはサブスク契約しなければ起こりません。

購入後に気を付けたいポイント

Minecraftを購入し、無事インストールに成功したとしても、スムーズにゲームを楽しむために知っておくと役立つポイントがあります。以下では、よくある質問や混乱しやすい点を補足します。

ワールドの保存場所とバックアップ

Java版とBedrock版ではワールドの保存場所が異なります。Java版の場合はユーザーディレクトリの「.minecraft」フォルダ下にワールドデータが保存されますが、Bedrock版はWindowsアプリデータフォルダの下に配置されることが多いです。移行やバックアップを取る際には、それぞれの保存先を事前に把握しておくと安心です。

Java版のワールド保存先例

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\.minecraft\saves

Bedrock版のワールド保存先例

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Packages\
Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds

バックアップを取る場合は、これらのフォルダごとコピーしておくと復元が容易です。また、Realmsを利用している場合はオンライン上にワールドが保存されるため、ローカルへのバックアップは任意となります。

マルチプレイのやり方と注意点

マルチプレイには以下のようなやり方があります。

  • ローカルネットワーク(LANプレイ): 同じネットワーク環境であれば、ホストがワールドを開放して他のプレイヤーが参加できます。
  • インターネットを介したマルチプレイ: 自分でサーバーを立ち上げる(Java版の場合、公式サーバーソフトをダウンロードしてポート開放する)か、Realmsを契約して公式サーバー環境を利用する方法があります。
  • Bedrock版のサーバーやフレンド接続: Xboxアカウントフレンドを通して接続したり、特定のサーバーに参加することもできます。

Java版のサーバー構築は自由度が高い反面、設定ファイルの編集やポート開放などの知識が必要です。初心者で簡単に友人と遊びたいという場合はRealmsを契約すると手軽ですが、有料の月額サービスである点に注意しましょう。

Minecraft Launcherでの複数バージョン管理

Java版を遊ぶときには、過去のバージョンやSnapshot(スナップショット)と呼ばれる開発中バージョンもランチャーから簡単にダウンロードしてプレイできます。
たとえば以下のように設定できます:

  1. Launcherを起動し、Java版を選択
  2. インストールタブから「新規インストール」を選択
  3. バージョン欄で過去バージョンやSnapshotを選び、保存

古いバージョンや実験的なバージョンをプレイするときは、ワールドの互換性が崩れてしまう場合がありますので、バックアップを取ったうえで試すのがおすすめです。

まとめ

Microsoft StoreやXbox公式サイトで購入したMinecraftと、公式サイト(minecraft.net)で購入したMinecraftは、最終的に同じMicrosoftアカウントのライセンスとして扱われるため、大きな違いはありません。ただし、コンソール版とPC版は別商品なので、購入の際にはエディション名を必ず確認しましょう。実際にインストールがうまくいかない場合は、エディションの間違い・地域設定の不一致・ランチャーへのログインアカウント違いなど、基本的な部分を見直してみると解決につながります。

また、Minecraftの料金は基本買い切り制であり、月額ではありません。Realmsや一部の追加コンテンツを利用しない限り、追加の出費は発生しませんので、安心して遊ぶことができます。ゲームライフをさらに充実させるためには、ワールドのバックアップやマルチプレイの仕組みを理解しておくのがおすすめです。ぜひ本記事を参考に、Minecraftの豊かな世界を存分に楽しんでください。

コメント

コメントする