Microsoft 365 Copilot Tech Communityに2026年6月14日付で掲載された「Copilot image generation not resetting since May 1」は、新機能や正式な仕様変更の告知ではありません。コミュニティユーザーが、2026年5月1日以降、Copilotの画像生成枠がリセットされず、アプリとWebサイトの両方で「画像生成へのアクセスがまだリセットされていない」という趣旨のメッセージが表示されると報告したものです。(TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM)
結論として、この投稿を根拠に設定変更、アプリ更新、ライセンス移行を急ぐ必要はありません。ただし、同じ症状が続く場合は、利用中のアカウント、Copilotの種類、ライセンス、画像生成ポリシー、サービス障害の順に確認する必要があります。
「Copilot image generation not resetting since May 1」で確認された内容
投稿から確認できる情報は次のとおりです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 投稿日 | 2026年6月14日 |
| 発生開始日 | 投稿者の申告では2026年5月1日 |
| 症状 | 画像生成へのアクセスがリセットされない |
| 発生場所 | CopilotアプリとWebサイトの両方 |
| 原因 | 不明 |
| Microsoftによる回答 | 2026年6月18日確認時点ではなし |
| 修正予定・期限 | 記載なし |
| 必要な管理者作業 | 記載なし |
重要なのは、Microsoft公式サイト内の投稿であっても、内容自体はユーザーによる障害報告である点です。Microsoftが公開したリリースノート、メッセージセンター通知、既知の問題の告知とは扱いが異なります。
したがって、「2026年6月14日に画像生成の仕様が変わった」「5月1日から一律で利用できなくなった」と断定することはできません。
影響を受ける可能性があるユーザー
投稿にはアカウントやライセンスの種類が記載されていません。Copilotの画像生成制限は、個人用と組織用で確認項目が異なるため、最初に利用形態を切り分ける必要があります。
仕事用・学校用アカウントの場合
Microsoft 365 Copilot Chatでは、Microsoft 365 Copilotライセンスの有無によって「標準アクセス」と「優先アクセス」に分かれます。
Microsoft 365 Copilotライセンスがないユーザーは標準アクセスとなり、画像生成などの利用可否がサービス容量や時間帯によって変動する場合があります。ライセンスがあるユーザーは優先アクセスとなり、混雑時にも比較的安定して利用できますが、常に無制限で使えることを保証するものではありません。(マイクロソフトサポート)
| ライセンス表示 | 主な状態 | 画像生成で確認すべきこと |
|---|---|---|
| Copilot Chat(Basic) | Copilotアドオンなし | 標準アクセスによる一時的な制限 |
| M365 Copilot(Basic) | Copilotアドオンなし | 標準アクセス、組織設定 |
| M365 Copilot(Premium) | Copilotアドオンあり | 優先アクセス、サービス障害、組織設定 |
Microsoft 365のホーム画面下部には、現在のCopilotライセンスを示すラベルが表示されます。仕事用または学校用アカウントでサインインし、「Copilot Chat(Basic)」「M365 Copilot(Basic)」「M365 Copilot(Premium)」のどれが表示されるか確認してください。(マイクロソフトサポート)
個人用Microsoftアカウントの場合
Microsoft 365 Personal、Family、Premiumでは、利用プランによってAIクレジットや機能上限が異なります。
2026年5月更新のMicrosoft公式サポートでは、PersonalとFamilyについて、Designer、Create、Paint、Photos、Microsoft 365のWeb・モバイル・デスクトップアプリにおける画像生成と編集は月60クレジットと案内されています。Premiumは、標準クレジットを超えた広範な利用が可能とされています。AI特典を利用できるのはサブスクリプション所有者です。(マイクロソフトサポート)
ただし、Tech Communityの投稿では、Microsoft 365アプリのAIクレジットを使っているのか、個人用Microsoft Copilotアプリを使っているのかが分かりません。月60クレジットの仕組みを今回の原因と決めつけず、利用場所と契約を先に確認することが重要です。
一般ユーザーが確認する手順
利用中のアカウントとCopilotを特定する
最初に、次の情報を確認します。
- 個人用Microsoftアカウントか、仕事用・学校用アカウントか
- Microsoft Copilotアプリか、Microsoft 365 Copilotアプリか
- 使用しているWebサイトやMicrosoft 365アプリ
- 画像を新規生成しているのか、既存画像を編集しているのか
- 契約中のMicrosoft 365プラン
複数のMicrosoftアカウントを使っている場合、ライセンスを持たない別のアカウントでサインインしていることがあります。プロフィールアイコンからメールアドレスを確認し、必要に応じて正しいアカウントでサインインし直してください。Microsoftも、Copilotのライセンス関連エラーでは最初に利用アカウントを確認するよう案内しています。(マイクロソフトサポート)
ライセンスまたはAIクレジットを確認する
仕事用・学校用アカウントでは、Microsoft 365ホーム画面下部のCopilotラベルを確認します。
個人用アカウントでは、Microsoftアカウントの「サービスとサブスクリプション」から契約プランを確認します。Familyプランを家族から共有されている場合でも、AI特典はサブスクリプション所有者に限定される点に注意してください。
アプリとWebで同じ症状が出るか確認する
次のように切り分けます。
| 発生状況 | 優先して確認する場所 |
|---|---|
| アプリだけで発生 | アプリ更新、修復、再サインイン |
| 特定のブラウザだけで発生 | Cookie、拡張機能、ブラウザプロファイル |
| アプリとWebの両方で発生 | アカウント、ライセンス、利用枠、サービス側 |
| 複数ユーザーで同時に発生 | 管理者設定、テナント、Microsoft側の障害 |
今回の投稿ではアプリとWebの両方で発生しています。この場合、端末固有のキャッシュやアプリ破損よりも、アカウントやサービス側の確認を優先するのが合理的です。
アプリの再インストールを何度も繰り返す前に、ライセンスとサービス状況を確認してください。
問い合わせに必要な情報を記録する
サポートへ報告するときは、次の情報をそろえると調査が進みやすくなります。
- 表示されたエラーメッセージ全文
- 最後に画像生成できた日時
- 症状が始まった日時
- 利用アカウントの種類
- Copilotのライセンス表示
- 利用したアプリまたはWebサイト
- アプリのバージョンとブラウザ名
- エラー画面のスクリーンショット
- 新規画像生成と画像編集のどちらで発生したか
「画像生成ができない」だけでなく、いつから、どのアカウントで、どの画面でも発生するのかを明記することが重要です。
Microsoft 365管理者が確認する手順
サービス正常性を確認する
Microsoft 365管理センターで、次の順に開きます。
正常性 > サービス正常性
アクティブなインシデントや勧告が表示されている場合は、対象サービス、影響範囲、開始時刻、更新履歴を確認します。
該当する障害情報がない場合は、サービス正常性画面の「問題を報告する」からテナント固有の事象を送信できます。Microsoftは、複数組織からの報告を分析し、サービス側の問題と判断した場合にインシデントや勧告として掲載します。(Microsoft Learn)
Copilot画像生成の設定を確認する
Microsoft 365管理センターで、次の設定を確認します。
Copilot > 設定 > Copilotのアクション > Copilot画像生成
この設定が許可されている場合、ユーザーはCopilotで画像の作成、デザイン、編集ができます。許可されていない場合、Copilot Chatは新しい画像を生成できません。(Microsoft Learn)
ただし、この設定は画像生成枠を強制的にリセットする機能ではありません。障害対応のために設定を何度もオン・オフすると、影響範囲が分かりにくくなるため注意してください。
対象ユーザーのライセンスを確認する
一部のユーザーだけで発生している場合は、正常なユーザーと次の項目を比較します。
- Microsoft 365 Copilotアドオンの有無
- Copilotのライセンス表示
- 所属グループ
- Copilot画像生成ポリシーの適用範囲
- 利用しているアプリとエントリーポイント
- 発生時刻と利用地域
「有料ライセンスがあるから無制限」と判断せず、優先アクセスが正しく割り当てられているかを確認してください。
診断ログを送信する
ユーザー側から十分なログを送れない場合、管理者は次の場所からCopilot診断ログを送信できます。
Copilot > 設定 > その他の設定 > Copilot診断ログ
診断データには、プロンプト、生成された応答、関連コンテンツのサンプル、ログファイルなどが含まれる場合があります。機密情報を含むプロンプトを扱っている組織では、社内ルールを確認してから送信してください。(Microsoft Learn)
設定・更新・移行・料金・期限の確認結果
| 項目 | 今回の投稿から判断できること |
|---|---|
| 設定 | 新しい必須設定は発表されていない。既存のCopilot画像生成ポリシーは要確認 |
| アプリ更新 | 必須バージョンや更新期限の案内はない |
| 移行 | サービス、アカウント、データの移行案内はない |
| 料金 | 値上げや料金改定の告知ではない |
| ライセンス | 標準アクセスと優先アクセス、個人向けAIクレジットの違いを確認する |
| 対応期限 | 修正日、移行期限、管理者対応期限はいずれも示されていない |
今回の事象だけを理由に上位ライセンスへ変更するのは早計です。まず、組織設定やサービス障害、誤ったアカウントでのサインインが原因ではないことを確認してください。
誤解しやすい注意点
Tech Communityの投稿は正式な変更通知とは限らない
Microsoft Tech Communityには、Microsoft社員によるブログや告知だけでなく、一般ユーザーの質問や障害報告も掲載されます。投稿元、投稿者、カテゴリ、返信内容を確認し、リリースノートと区別する必要があります。
「リセット」は必ずしも毎日とは限らない
Copilotには、日単位の機能上限、月単位のAIクレジット、サービス容量に応じた一時的制限など、複数の制御があります。
エラーメッセージに「リセット」と表示されても、契約プランや利用場所を確認せずに「24時間後に必ず戻る」と判断しないでください。
有料プランでも完全な無制限とは限らない
Microsoft 365 Copilotライセンスは画像生成などへの優先アクセスを提供しますが、サービス可用性の影響を受けます。Microsoft 365 Premiumも「標準クレジットを超えた広範な利用」と案内されており、あらゆる状況で無制限と保証されているわけではありません。
長期間続く場合は待つだけで解決しない可能性がある
混雑による一時的な制限であれば時間を置くことで解消する場合があります。一方、複数日にわたってアプリとWebの両方で同じ状態が続く場合は、アカウント単位の問題やサービス側の事象として報告する必要があります。
同じ症状が出たときに取るべき行動
「Copilot image generation not resetting since May 1」は、2026年6月14日に発表された仕様変更ではなく、未解決のユーザー報告です。
同じ症状が出た場合は、次の順番で対応してください。
- 個人用か仕事用かを確認する
- 正しいMicrosoftアカウントでサインインしているか確認する
- Copilotのライセンス表示またはAIクレジットを確認する
- アプリとWebの両方で再現するか確認する
- 管理者が画像生成ポリシーとサービス正常性を確認する
- 日時、エラー文、スクリーンショットを添えてサポートへ報告する
アプリとWebの両方で継続して発生する場合は、再インストールを繰り返すよりも、ライセンス情報と診断ログをそろえてMicrosoftへ報告することが解決への近道です。

コメント