GitHub Copilot appでAzure DevOpsの担当作業やプルリクエストを確認するには、「Customize」からAzure DevOps pluginを追加し、新しいセッションでサインインしたうえで、接続先のorganizationとprojectを指定します。
接続後は「My Work」から、自分のwork itemとオープン中のプルリクエストを確認できます。初期版では、一覧表示や詳細を開く操作に加えて、work itemの編集、プルリクエストの編集・完了にも対応しています。([Microsoft for Developers][1])
ただし、Azure DevOpsのすべての機能をGitHub Copilot appから操作できるわけではありません。現段階では機能が限定されているため、確認済みの操作範囲を理解して使うことが重要です。
GitHub Copilot appのAzure DevOps pluginでできること
Azure DevOps pluginの初期版で対応している主な操作は、次のとおりです。
| 操作 | 対象 | できること |
|---|---|---|
| 表示 | work item、プルリクエスト | My Workから自分に関係する作業を確認する |
| 開く | work item、プルリクエスト | 個別の項目を開いて内容を確認する |
| 編集 | work item | work itemの内容を変更する |
| 編集 | プルリクエスト | プルリクエストを変更する |
| 完了 | プルリクエスト | プルリクエストを完了状態にする |
Microsoftの案内では、初期リリースの対応範囲として「My Workからの表示」「work itemとプルリクエストを開く」「work itemの編集」「プルリクエストの編集と完了」が明示されています。([Microsoft for Developers][1])
特に区別しておきたいのが、「開く」と「編集・完了」は別の操作である点です。
内容を表示するだけなら閲覧操作ですが、work itemを編集したり、プルリクエストを完了したりするとAzure DevOps上の情報や状態が変わります。変更前には、対象のorganization、project、work item、プルリクエストが正しいかを確認しましょう。
Azure DevOps pluginをGitHub Copilot appへ追加する手順
Customizeを開く
最初にGitHub Copilot appを起動し、画面内の「Customize」を選択します。
Customizeは、GitHub Copilot appで利用するpluginなどを追加するための入口です。
Editor’s picksからAzure DevOps pluginを探す
Customizeを開いたら、「Editor’s picks」タブへ移動します。
一覧の中から「Azure DevOps plugin」を探し、インストールを実行してください。Microsoftが案内している導入手順も、Customizeを開き、Editor’s picksからAzure DevOps pluginをインストールする流れです。([Microsoft for Developers][1])
画面上に似た名称の項目がある場合は、インストール前に名称を確認し、Azure DevOps用のpluginを選択します。
インストール後は新しいセッションを開始する
Azure DevOps pluginをインストールしたら、そのまま既存の会話を続けるのではなく、新しいセッションを開始します。
新しいセッションを開始する方法は、次の2通りです。
- GitHub Copilot appのチャットから新しいセッションを開始する
- Editor’s picks内のplugin cardから「New session」を選択する
Microsoftの手順でも、pluginのインストール後に、チャットまたはplugin cardの「New session」から新しいセッションを開始するよう案内されています。([Microsoft for Developers][1])
pluginを追加したのにAzure DevOpsの接続画面が表示されない場合は、まず新しいセッションを開始しているか確認してください。
Azure DevOpsへサインインしてorganizationとprojectを入力する
新しいセッションを開始すると、Azure DevOpsへの接続を進められます。
画面の案内に従ってサインインし、接続先となる次の情報を入力します。
- Azure DevOpsのorganization
- 対象のproject
この手順で指定したorganizationとprojectが、GitHub Copilot appから扱うAzure DevOpsの対象になります。Microsoftの案内では、サインイン後にAzure DevOpsのorganizationとproject情報を入力する流れが示されています。([Microsoft for Developers][1])
organization名やproject名を取り違えると、目的のwork itemやプルリクエストを確認できません。複数のorganizationやprojectを利用している場合は、入力前に対象を確認しておくと安全です。
また、サインイン時には、目的のAzure DevOps環境で使用しているアカウントを選択します。別のMicrosoftアカウントや業務用アカウントでサインインしている場合は、意図したprojectが対象になっているかを確認してください。
My Workから担当work itemとプルリクエストを開く
接続が完了すると、自分のオープン中のプルリクエストとwork itemが表示されます。
基本的な操作の流れは次のとおりです。
- Azure DevOps pluginを利用するセッションを開く
- My Workに表示された作業を確認する
- 対象のwork itemまたはプルリクエストを選ぶ
- 個別の内容を開く
- 必要に応じて編集または完了操作を行う
My Workは、自分に関係する作業を確認するための入口です。Azure DevOps全体を横断してすべての情報を管理する画面ではなく、まず自分の作業を確認する用途として捉えると分かりやすいでしょう。
Microsoftの公開情報では、接続後にオープン中のプルリクエストとwork itemが表示され、GitHub Copilot appから直接開いたり編集したりできると説明されています。([Microsoft for Developers][1])
閲覧操作と状態を変更する操作を区別する
GitHub Copilot appからAzure DevOpsを利用するときは、単なる閲覧と、データを変更する操作を分けて考える必要があります。
内容を確認する操作
次の操作は、対象を見つけて内容を確認するためのものです。
- My Workでwork itemを表示する
- My Workでプルリクエストを表示する
- work itemを開く
- プルリクエストを開く
まずは対象を開き、内容や接続先が正しいことを確認します。
Azure DevOps上の情報を変更する操作
次の操作は、Azure DevOps上のデータや状態を変更します。
- work itemを編集する
- プルリクエストを編集する
- プルリクエストを完了する
特にプルリクエストの完了は、単なる画面表示ではありません。実行前に、対象リポジトリやプルリクエストが正しいか、必要な確認が終わっているかを確認してください。
なお、Microsoftの案内では、編集可能な個別フィールドや、プルリクエスト完了時に選べる詳細オプションまでは示されていません。公開情報に記載されていない操作を、すべて利用できるものとして想定しないようにしましょう。
organizationとprojectを指定するときの確認ポイント
Azure DevOpsを複数の部署や開発チームで利用している場合、organizationとprojectの選択を誤ると、別の作業領域を開いてしまう可能性があります。
入力前に、次の点を確認すると安全です。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| サインインアカウント | Azure DevOpsで通常使用しているアカウントか |
| organization | 対象チームや組織が所属するorganizationか |
| project | 担当work itemや対象リポジトリが存在するprojectか |
| 表示された作業 | 自分が確認したいwork itemやプルリクエストか |
| 変更対象 | 編集・完了してよい項目か |
とくに同名に近いprojectが複数ある環境では、表示されたwork itemやプルリクエストの内容まで確認してから変更操作へ進むのが確実です。
初期版であるため機能範囲を広く解釈しない
Azure DevOps pluginは、GitHub Copilot appから担当作業へ素早くアクセスできる便利な機能です。一方、Microsoftは、この拡張機能がまだ初期段階にあり、現時点では機能が限定されていると説明しています。([Microsoft for Developers][1])
そのため、次のような機能まで利用できるとは限りません。
- Azure Boards全体の管理
- 任意のqueryを使ったすべてのwork item検索
- Azure Pipelinesの作成や管理
- organization全体の設定変更
- projectの管理者向け設定
- Azure DevOpsに存在するすべての種類の操作
- プルリクエストに関するすべての詳細設定
確認されているのは、My Workからの表示、項目を開く操作、work itemの編集、プルリクエストの編集・完了です。
「Azure DevOps pluginが入ったため、Azure DevOpsの全機能をGitHub Copilot appから操作できる」とは考えず、公開されている対応範囲内で利用しましょう。
pluginを追加しても担当作業が表示されないときの確認順
Azure DevOps pluginをインストールしただけでは、担当作業の表示まで完了しません。
表示されない場合は、次の順序で設定を見直します。
- CustomizeからAzure DevOps pluginをインストールしたか確認する
- インストール後に新しいセッションを開始する
- Azure DevOpsへのサインインが完了しているか確認する
- 入力したorganizationが正しいか確認する
- 入力したprojectが正しいか確認する
- My Workにオープン中のwork itemやプルリクエストが表示されているか確認する
最初に見直すべきポイントは、新しいセッションの開始と接続先情報の入力です。Microsoftが公開している導入手順でも、pluginのインストール後に新しいセッションを開始し、サインインしてorganizationとprojectを入力する流れになっています。([Microsoft for Developers][1])
よくある疑問
Azure DevOpsのプルリクエストをGitHub Copilot appで完了できる?
初期版では、プルリクエストの編集と完了に対応しています。
ただし、完了時に利用できる詳細な選択肢や、すべてのプルリクエスト設定への対応までは公開情報に記載されていません。
work itemは閲覧だけでなく編集できる?
work itemは、開いて内容を確認するだけでなく、編集にも対応しています。
一方で、編集できるフィールドやwork itemの種類ごとの差については、公開情報の範囲では明示されていません。
Azure PipelinesもGitHub Copilot appから管理できる?
初期版の対応機能としてAzure Pipelinesの管理は案内されていません。
Azure DevOps pluginという名称だけで機能範囲を広く解釈せず、明示されているwork itemとプルリクエストの操作を中心に利用するのが適切です。
pluginのインストール後、すぐ既存チャットで使える?
公開されている手順では、インストール後にチャットまたはplugin cardから新しいセッションを開始します。
接続画面やAzure DevOpsの機能が表示されない場合は、既存セッションを使い続けず、新しいセッションを開始してください。
まずはMy Workで対象を確認してから編集する
GitHub Copilot appでAzure DevOpsの担当作業とプルリクエストを開く手順は、次の流れです。
- GitHub Copilot appで「Customize」を開く
- 「Editor’s picks」からAzure DevOps pluginをインストールする
- チャットまたはplugin cardの「New session」から新しいセッションを開始する
- Azure DevOpsへサインインする
- organizationとprojectを入力する
- My Workから自分のwork itemとオープン中のプルリクエストを確認する
- 対象を開き、必要に応じて編集または完了する
最初はMy Workで対象を開き、正しいorganization、project、work item、プルリクエストであることを確認してください。そのうえで、閲覧だけで済むのか、編集やプルリクエストの完了が必要なのかを判断すると、安全に利用できます。
[1]: https://devblogs.microsoft.com/devops/azure-devops-in-the-github-copilot-app/ “Azure DevOps in the GitHub Copilot App – Azure DevOps Blog”

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