Sea of Thieves「Hazelnutbeard」エラーの原因と対策

Sea of Thievesをプレイしようとした際に、突然「Hazelnutbeard」エラーで弾かれてしまい、思うように航海を楽しめない——。そんな声が世界中で上がっています。本記事では、この困ったエラーの原因と対策を分かりやすく解説します。

目次

Hazelnutbeardエラーとは?

Sea of Thievesにおける「Hazelnutbeard」エラーは、ネットワーク接続の不具合やサーバーとの通信障害が主な要因とされるエラーコードです。Steam版・Windows版いずれでも発生報告があり、一度このエラーに遭遇すると頻繁に再発してゲームに接続できなくなることが特徴です。
公式フォーラムやコミュニティでも数多くの報告があり、同時に多様な対処法が提案されています。しかし現状、開発元から明確に「これをすれば完全に直る」という公式アナウンスはなく、さまざまな手段を試行錯誤しているユーザーが後を絶ちません。
中には「Hazelnutbeard」エラーが繰り返し起きた後、突然「Redbeard」(Ban関連の表示)に切り替わる事例も散見され、原因がよく分からないままアカウント利用停止のような状態へ移行してしまうケースも指摘されています。そのため、「シャドウバンの可能性があるのでは」というユーザーの声も上がっているほどです。

Hazelnutbeardエラーの概要

「Hazelnutbeard」というコード名は、Sea of Thieves特有のユニークなエラー命名規則の一つです。一般的に“回線切断系”のエラーとされており、NATタイプが「制限付き」になっている場合やルーター設定に問題がある場合にしばしば確認されます。
一方で、実際には十分に開放されたNATタイプや高速回線を利用しているにもかかわらずHazelnutbeardが出現するユーザーも多く報告されており、その背後には単なるネットワーク不具合だけでは説明しきれない要因が潜んでいるとの見方が強まっています。
一部のユーザーは、ゲーム側で導入されたEasy Anti-Cheat(EAC)の新実装がエラーの発生に絡んでいるのではないかと疑い、独自の設定ファイル(.jsonなど)の編集を行って回避を試みる事例も見られます。もっとも、サポートから公式に推奨されたやり方ではないため、実行には一定のリスクを伴う点に留意する必要があります。

ゲームへの影響

Hazelnutbeardエラーが発生すると、ロビーに入れない、セッションから頻繁に追い出される、もしくは最初からサーバーに接続できないなどの状態になります。特に友人とパーティを組んで遊ぶ場合、ホストがエラーで弾かれてしまうとメンバー全員がプレイを継続できなくなることもあり、非常にストレスのたまる現象と言えます。
また、エラーが連続発生する中で、何らかのトリガーを踏んだ際に「Redbeard」エラー(Ban関連)に移行すると、アカウント自体が停止されたかのような状況になり、サポートに問い合わせても十分な説明が得られないままチケットがクローズされるとの声が多いのも現状です。ユーザーによっては無実の可能性が高いのにBan扱いを受けてしまったのではないかと不安視する意見も多々あります。

発生原因と考えられる要素

Hazelnutbeardエラーはネットワークトラブルと結び付けられがちですが、実際にはさまざまな原因が入り組んでいると考えられています。以下では、主な仮説やユーザーコミュニティで指摘されている要素を整理します。

EACによる検知不具合の可能性

Sea of Thievesで導入されたEasy Anti-Cheat (以下EAC)が、正常な接続を誤ってブロックしているのではないか、という見方があります。特にゲームファイルや関連ライブラリが何らかの形で改変とみなされると、接続拒否を起こすケースがあるようです。
実際に、一部ユーザーはEACのエラーログやイベントビューアを確認したところ、ゲームの正規ファイルが「不正なファイル」として認識されていたと報告しています。公式サポートは「EACが原因という確証はない」と回答する一方、EAC側の誤検知や設定トラブルが潜在的な問題である可能性を否定していません。

公式サポートの見解

Sea of Thieves公式サポートは、「Hazelnutbeardエラーは基本的にネットワーク関連の問題」と位置づけており、まずはNATタイプの確認やルーター再起動など一般的な対処法を案内しています。ただし、EACの誤作動を示すような具体的ログに対しては、「開発チームに共有する」「調査を継続中」という回答に留まることが多いようです。
このため、ユーザー側でEACを再インストールしたり、設定ファイルを手動修正して切り抜けているケースがありますが、それが原因で他の不具合を招く可能性もゼロではないため、あくまでも自己責任の範疇になっています。

ネットワーク周りの対処法

最も基本的なアプローチは、やはりネットワーク設定の見直しです。Hazelnutbeardエラーに限らず、Sea of Thieves全般で接続系トラブルが発生した際、真っ先に試されるのがポート開放やNATタイプの確認といった対応になります。

ルーター設定とポート開放

まずはルーターの設定画面を開き、NATタイプが「Open」あるいは「オープン」になっているかを確認しましょう。もし「Strict(厳格)」や「Moderate(中程度)」になっていた場合、下記のようなポートを開放することで通信制限が緩和される可能性があります。

Xbox LiveおよびSea of Thieves関連で推奨とされるポート例:

・UDP: 88, 3074, 30000-31000
・TCP: 3074, 27014-27050 (Steam関連)
・Sea of Thieves固有で推奨とされる場合あり: UDP 6567, 61455, 61457, 62000, 62100

上記はあくまで一例であり、最新の情報は公式サポートまたはフォーラムを参照する必要があります。特に複数のゲームプラットフォームを利用している環境下では、既存の設定と競合する可能性もあるため注意しましょう。

ポート番号の具体例

例えば、ルーターの「ポート開放設定」や「ポートフォワーディング」画面において、以下のように入力することが一般的です。

項目プロトコルポート範囲送信先IP送信先ポート
Sea of Thieves (UDP)UDP30000-31000192.168.0.10など同一
Xbox Live (UDP)UDP88, 3074192.168.0.10など同一
Steam (TCP)TCP3074, 27014-27050192.168.0.10など同一
  • 「送信先IP」は自分のPCが利用しているローカルIPアドレスを指定します。
  • ルーターの種類によってはDMZ(非武装ゾーン)設定で代替できる場合もありますが、安全性に関わるため必要最低限のポートだけを開放することが推奨されます。

VPN・ファイアウォール・ウイルス対策ソフトの再設定

VPNを使用している場合、通信経路が複雑化し、Sea of Thievesの認証サーバーとのやり取りに支障が出る可能性があります。一時的にVPNをオフにしてからゲームを起動し、エラーが改善するか確認してみましょう。
また、Windowsファイアウォールやサードパーティ製のウイルス対策ソフトがSea of Thievesの通信をブロックしているケースもあるため、該当ソフトの設定画面からSea of Thievesや関連サービスを「例外」あるいは「許可」リストに追加しておくことをお勧めします。
万が一ファイアウォールやウイルス対策ソフトを一時的に停止しても変化がない場合は、設定自体が不十分か、別の原因が潜んでいると考えられます。

EACや設定ファイルの変更に関する対処法

ネットワーク周りの対策を一通り試してもHazelnutbeardエラーが解消しない場合、EACや設定ファイルにアプローチする方法があります。ただし、この方法は公式が推奨しているわけではない点に注意してください。

EACの修復インストール

EACに関しては、Windowsの「アプリと機能」からEasy Anti-Cheatを選択し、「修復」または「アンインストール→再インストール」を行うことで問題が改善する可能性があります。具体的な手順は以下のようになります。

  1. Windowsのスタートメニューから「設定」→「アプリ」へ移動
  2. インストール済みアプリの一覧から「Easy Anti-Cheat」を探す
  3. 「修復」を選択(ない場合はアンインストール後、再インストール)
  4. Sea of Thievesを再起動して状況を確認

また、Steam版の場合はSteamクライアントのゲームライブラリから右クリックし、「プロパティ」→「ローカルファイル」タブ→「ゲームファイルの整合性を確認」でファイルチェックを行うことでもEAC含む必要ファイルの修正が行われる可能性があります。

設定ファイル(.jsonなど)の編集リスク

ユーザーコミュニティの一部では、「EACの設定ファイル(.jsonなど)内のID末尾に数値を追記する」「Sea of Thievesの設定ファイル内に特殊なフラグを立てる」などの報告も散見されます。これらは専門知識を有するユーザーが独自に編み出したワークアラウンドであり、確かに一部では成功例が挙がっています。
しかし、誤った編集を行うとゲームが全く起動しなくなったり、システム不具合が生じるリスクも否定できません。さらに、公式サポートへ問い合わせる際に「改変した形跡がある」と見なされる場合、サポート対応が難航したりBan判定が下される可能性もゼロではないため、慎重に判断してください。

RedbeardエラーやBanの疑いについて

繰り返しHazelnutbeardエラーを受けた後、急に「Redbeard」エラーに変化し、結果としてアカウントロックやBan扱いになるという報告が複数存在します。Redbeardは主にアカウント停止や利用制限を意味するエラーコードとされますが、必ずしも全ケースが永久Banではないようです。

シャドウバンが疑われるケース

公式には「シャドウバン」という概念は明確に示されていませんが、「表向きはHazelnutbeardエラーで接続できないように見せかけ、実質的にアカウントが制限されているのでは」という憶測が一部ユーザーの間で広まっています。実際に、サポートへ問い合わせても「技術的な問題」として処理され、いつまでもプレイが再開できないというケースがあるからです。
もちろんこれはあくまで憶測ベースであり、公式が公言しているものではありません。しかし、明らかにネットワーク的な問題をクリアしているのに接続不可が続く場合には、何らかのアカウントレベルでの制限がかかっている可能性も排除できません。

公式フォーラムの事例紹介

公式フォーラムやコミュニティ掲示板では、以下のような事例がユーザー間で共有されています。

  • 同一回線・同一PCでも別のアカウントに切り替えたら問題なくプレイできた
  • 何度問い合わせても「ネットワークを確認せよ」と繰り返され、最終的にレッドビアードに変化した
  • 「永久Ban」のメール通知を受けたにもかかわらず、実際にはアカウントページにBanの明記がない

こうした報告例を見ると、Hazelnutbeardエラーが常にネットワーク不調によるものとは限らないことがうかがえます。

トラブルシュートを進める上でのポイント

Hazelnutbeardエラーの解消には、一つひとつの対処法を地道に試して原因を絞り込むしかないのが現状です。その中で、サポートへの問い合わせやフォーラム活用のコツを押さえておくと、解決の糸口が見つかりやすくなります。

サポートに提出するログ情報

問い合わせる際には、以下の情報をまとめて提出するとサポート担当者が状況を把握しやすくなり、結果的に有用なアドバイスを得られる可能性が高まります。

  • MSInfo32ファイル(システム情報)
  • DxDiagレポート(DirectX診断ツールによる詳細情報)
  • スクリーンショット(HazelnutbeardエラーやRedbeardエラー画面)
  • イベントビューアのログ(EACに関連するエラーメッセージが記録されていないか)
  • 使用中のネットワーク構成(ルーターの型番、VPNの有無、NATタイプなど)

これらを添付することで、ネットワーク単位なのかアカウント単位なのか、あるいはEACの設定に問題があるのかなど、サポート側で早期に切り分けしやすくなります。

チケット統合を回避するためのコツ

Sea of Thievesのサポートでは、同じ内容と判断されたチケットが自動的に統合・クローズされるケースが多々報告されています。これを回避するには、以下の工夫が挙げられます。

  1. 重複投稿を控える
    一度問い合わせた問題について、フォーラムや別フォームから再度同じ文面を送ると、同じエラー報告とみなされ統合されてしまいやすいです。
  2. 詳細なログや手順を追加で送る
    同じエラーでも新しい検証結果を添えると、サポート側が「新しい情報が付与された」と認識しやすくなります。
  3. 簡潔かつ的確なタイトルをつける
    「Help me!!!」など曖昧なタイトルではなく、「Hazelnutbeardエラーがルーター変更後も改善しない」といった具体的な内容が望ましいです。

サポートとのやり取りが長期化するとストレスがたまりがちですが、情報の共有をしっかり行うことで解決への道が開ける可能性があります。

まとめと今後の展望

Sea of ThievesのHazelnutbeardエラーは、単なるネットワークエラーとして片付かない複雑な要因を含んでいる可能性が高いと考えられます。一般的なトラブルシュートとしてルーターの再起動やポート開放、VPNの解除、ウイルス対策ソフトの例外設定などは試す価値がありますが、それでも解決しない事例は少なくありません。
そのため、コミュニティやフォーラムでは、EACの再インストールや設定ファイルの独自編集を行うという一歩踏み込んだ対策も報告されています。しかし、これらは公式が推奨しているわけではなく、Banリスクを伴う可能性もあるため、慎重に進める必要があります。
さらに、一部ユーザーが経験している「Redbeardエラーへの移行」や「シャドウバン疑惑」に関しては、公式サポートの説明不足も相まって多くの混乱を生んでいるのが現状です。もし「誤ってBanされた疑惑」がある場合でも、サポートからの回答が十分得られず、チケット統合や自動返信で終わってしまうことも多々あります。
ユーザーとしては、定期的に公式アップデート情報をチェックし、同様の症状を抱える仲間と情報交換を続けるのが賢明です。また、サポートへ問い合わせる際にはMSInfo32やDxDiagなど可能な限り詳細なログを提出し、問題の切り分けを迅速に進められるよう努めましょう。
今後、開発チームによるアップデートやパッチ提供で修正が行われる可能性は十分あります。いつどのような形で正式な解決策が提示されるかは不透明ですが、粘り強く対処を続けることが、トラブルから抜け出す一番の近道といえます。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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