Microsoft Edge のツールバーに並ぶ「Copilot」ボタンや「Person 1」(プロフィール)アイコンが邪魔だと感じている方は多いと思います。本記事では、これらのボタンをできるだけ目立たなくする具体的な設定手順と、「完全には消せない理由」、さらに画面をスッキリさせるための周辺テクニックまでまとめて解説します。
Microsoft Edge の Copilot ボタンと「Person 1」ボタンは消せる?
まずは結論から整理します。Edge のツールバーに表示される Copilot ボタンとプロフィール(Person 1)ボタンは、次のような仕様になっています。
| 対象ボタン | 現状仕様 | 非表示/移動の可否 | おすすめ対処法 |
|---|---|---|---|
| Copilot ボタン | ユーザー側の設定で表示/非表示を切り替え可能 | 完全に非表示にできる | サイドバーの Copilot 設定をオフにして再起動 |
| Person 1(プロフィール)ボタン | ユーザー設定では削除不可 | 完全非表示は不可/位置の変更のみ可 | 右端に移動して視線に入りにくくする |
つまり、Copilot ボタンは「消すことができる」のに対して、プロフィールボタンは「動かすことはできるが、消すことはできない」という違いがあります。
Copilot ボタンを完全に非表示にする方法
Copilot ボタンは、サイドバーの設定からオフにすることでツールバーからも消すことができます。ここでは、もっとも手っ取り早い「アドレスバーから直接設定ページを開く方法」と、通常の設定画面からたどる方法の両方を紹介します。
アドレスバーから一気に設定画面を開く
細かいメニューをたどるのが面倒な方は、次のように「設定ページの内部 URL」を直接入力する方法が便利です。
- Edge を開き、上部のアドレスバーをクリックします。
- アドレスバーに次の文字列をそのままコピー&ペーストします。
edge://settings/sidebar/appSettings?hubApp=cd4688a9-e888-48ea-ad81-76193d56b1be - Enter キーを押すと、Copilot の設定が開きます。
- 「Copilot をサイドバーに表示」のトグルスイッチをオフにします。
- Edge を一度閉じて、再度起動します。
再起動後、ツールバー右上に表示されていた Copilot アイコンが消えていれば設定完了です。
| 操作ステップ | ポイント |
|---|---|
| アドレスバーに内部 URL を入力 | コピー&ペーストすればタイプミスを防げる |
| トグルをオフに切り替え | ボタンのデザインではなく「サイドバー表示」の設定を変えている |
| Edge を再起動 | 設定が反映されない場合は再起動を必ず確認する |
通常の設定メニューから Copilot をオフにする方法
内部 URL を使わなくても、通常の設定画面からも同じ項目にアクセスできます。慣れておくと、将来 UI が少し変わっても応用が利きます。
- 右上の「…」(設定など)ボタンをクリックします。
- メニューから「設定」を開きます。
- 左側メニューから「サイドバー」を選択します。
- サイドバー設定内にある「Copilot」の項目を探します。
- 「Copilot をサイドバーに表示」のトグルをオフにします。
- Edge を再起動します。
もし「サイドバー」や「Copilot」の項目が見当たらない場合は、Edge のバージョンが古いか、組織管理(会社のポリシー)で制限されている可能性があります。
Copilot のトグルが表示されないときに確認したいポイント
設定画面を開いても Copilot のトグルが見つからない場合、次のような原因が考えられます。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認・対処のヒント |
|---|---|---|
| Copilot 設定自体が表示されない | Edge のバージョンが古い/企業ポリシーで制限 | Windows の更新や Edge の更新を実施し、会社 PC の場合は IT 管理者に確認 |
| トグルがグレーアウトして変更できない | 組織の管理ポリシーが優先されている | 自分では変更できないケースが多いため、管理者に相談 |
| 設定を変えてもボタンが残っている | Edge の再起動がされていない/一時的な不具合 | Edge を完全に終了して再起動、それでも残る場合は PC の再起動も試す |
個人所有の PC であれば、基本的にはユーザー側で Copilot ボタンを非表示にできますが、会社や学校の PC ではポリシーにより操作できないことがあります。その場合は無理に回避策を探すよりも、管理者に相談したほうが安全です。
「Person 1」プロフィールボタンはなぜ消せないのか
一方で、多くのユーザーを悩ませているのが、ツールバー右上に表示される「Person 1」などのプロフィールボタンです。アイコンを右クリックしても「非表示」のような項目はなく、設定画面にも「プロフィールボタンを隠す」という項目は存在しません。
プロフィールボタンの役割
まず、このプロフィールボタンが何をしているのかを整理しておきましょう。
- Edge にサインインしている Microsoft アカウント(またはローカルプロファイル)を表すアイコン
- クリックすると、プロフィールの切り替えや別アカウントでのブラウジングができる
- お気に入りや履歴、パスワードなどをプロフィールごとに分けるための入口
つまり、Edge にとってプロフィールボタンは「ユーザーの分身のような存在」であり、設計上かなり中核的な位置付けのボタンです。そのため、現時点の仕様では完全に非表示にするオプションが用意されていません。
現仕様でできること:プロフィールボタンを右端に移動する
「消す」はできなくても、「できるだけ視界に入らない場所に退避させる」ことは可能です。それが、プロフィールボタンの位置をツールバーの右端に移動する設定です。
設定手順は次のとおりです。
- Edge のアドレスバーをクリックします。
- 次の URL を入力します。
edge://settings/appearance - Enter キーを押して「ブラウザーの外観」設定を開きます。
- 画面をスクロールし、「プロフィールボタンの位置を右端に配置する」といった項目を探します。
- その設定のトグルをオンにします。
- 必要に応じて Edge を再起動します。
この設定を有効にすることで、プロフィールボタンはツールバーの「さらに右側」に寄せられ、他のアイコンと少し距離が取られます。頻繁にクリックすることもなく、視線もあまり行かない位置になるため、実質的に「ほとんど気にならない」状態に近づけることができます。
| 目的 | 操作内容 | 効果 |
|---|---|---|
| プロフィールボタンを目立たなくしたい | 「プロフィールボタンの位置を右端に配置」をオン | ボタンがツールバーの一番右側に移動し、視界に入りにくくなる |
| 誤クリックを減らしたい | 右端に移動+他のボタンを整理 | クリック頻度の高いボタン群から距離を置ける |
完全に消せない理由(考え方の整理)
「どうしてこんなに邪魔なのに消せないの?」と感じる方も多いと思います。仕様上の理由をイメージしやすいように整理しておきます。
- Edge はマルチプロフィール前提のブラウザーで、個人用・仕事用・検証用など複数プロフィールを使い分ける設計になっている。
- その切り替えの入口がこのプロフィールボタンであり、ユーザー管理の中心的な UIと位置付けられている。
- アカウントのサインイン状況や同期状態なども、このボタンからアクセスするのが前提になっている。
そのため、現状の Edge では「完全非表示のオプションは提供されていない」と考えるのが現実的です。どうしても消したい場合は、後述のフィードバック機能から Microsoft に要望を出すしかありません。
プロフィールボタンをできるだけ邪魔にしないための工夫
「右端に移動する」以外にも、プロフィールボタンの存在感を下げるためにできる工夫があります。設定の組み合わせで、ツールバー全体をスッキリさせていきましょう。
よく使わないアイコンを整理して、プロフィールだけ浮かないようにする
ツールバーにボタンが多いと、どうしても一つ一つの存在が気になりやすくなります。逆に、よく使うものだけを残してシンプルにしてしまえば、プロフィールボタンの印象も薄くなります。
例えば、次のようなボタンは使わないならオフにしてしまうのも一つの手です。
- ホームボタン
- コレクション
- 共有ボタン
- 拡張機能ボタン(拡張機能はメニューからも開ける)
- サイドバー(ほとんど使っていない場合)
これらは同じく edge://settings/appearance 内の「ツールバーをカスタマイズ」などの項目から、表示・非表示を切り替えられます。
| ボタン名 | 設定項目の例 | 非表示にするメリット |
|---|---|---|
| ホームボタン | 「ホームボタンを表示」 | 誤クリックによるトップページへの戻りを防げる |
| 拡張機能ボタン | 「拡張機能ボタンを表示」 | 拡張が多いほどアイコンが増えるのを抑えられる |
| サイドバー | 「サイドバーを自動的に表示」など | 画面右側のスペースを確保し、作業領域を広げられる |
ツールバー全体がスッキリすると、結果的にプロフィールボタンに対するストレスもかなり軽減されます。
複数プロフィールを使わない場合の割り切り方
「そもそも Edge を 1 つのプロフィールでしか使っていない」という場合は、プロフィールボタンを操作する必要性はほとんどありません。そのようなケースでは、次のような割り切り方もあります。
- プロフィール名をわかりやすく変更しておく(例:
PersonalやWorkなど) - プロフィール画像をシンプルなアイコンにして、「飾り」だと思うようにする
- うっかりクリックしても大きな影響はないと理解しておく
ボタン自体は消せませんが、「押しても大したことは起きない」と分かっているだけでも、心理的なストレスが減り、「そこまで神経質にならなくて良いかな」と考えられるようになります。
Copilot やプロフィール以外も含めて、ツールバーを徹底的にスリム化する
せっかく Copilot ボタンやプロフィールボタンの位置を調整するなら、ツールバー全体を見直して「自分用に最適化」してしまうのがおすすめです。余計なボタンを減らすほど、Edge の動作が軽く感じられ、誤操作も減ります。
よく使う項目・使わない項目を棚卸しする
まずは、自分が日常的によく使うボタンと、ほとんど使っていないボタンを整理します。次の表を参考に、残す/消すの判断をしてみてください。
| ボタン | よく使うユーザー | あまり使わないユーザー | おすすめ設定 |
|---|---|---|---|
| 戻る・進む・再読み込み | 全員 | ― | 常に表示で OK |
| ホーム | 特定のポータルサイトを頻繁に開く人 | 新しいタブページから検索する人 | 不要なら非表示 |
| コレクション | Web の情報をスクラップして整理する人 | ブックマーク中心で運用している人 | 使っていなければ非表示 |
| 拡張機能 | 複数の拡張機能を頻繁に切り替える人 | 1〜2 個しか拡張を入れていない人 | 必要に応じて表示/非表示 |
| サイドバー | Copilot やメモ、Outlook などをサイドバーから呼び出す人 | 常に全画面でブラウジングしたい人 | 使わないなら完全オフ |
外観設定からツールバーをまとめて調整する手順
ツールバー関連のほとんどの設定は、Copilot やプロフィールボタンのときと同じ edge://settings/appearance に集約されています。
- アドレスバーに
edge://settings/appearanceと入力して Enter。 - 「ブラウザーの外観」画面で、スクロールしながら各種ボタンの表示・非表示を切り替えます。
- 一度にすべて変えず、「これは要らないかも」と感じるものから順番にオフにするのがおすすめです。
- 一通り変更したら、Edge を再起動して、実際のツールバーの見え方を確認します。
いきなり全部消そうとすると「やっぱり戻したい」となったときに混乱しがちです。1〜2 個ずつオフにしながら、自分にとってストレスの少ないバランスを探していくと失敗がありません。
将来的に「プロフィールボタンを消す」機能が欲しい場合のフィードバック方法
どうしてもプロフィールボタンを消したい場合、現状ユーザー側でできるのは「Microsoft に要望を届ける」ことです。Edge には、ブラウザーから直接フィードバックを送る機能が用意されています。
キーボードショートカットでフィードバック画面を開く
フィードバック画面は、次のショートカットから開けます。
- Alt + Shift + I キーを同時に押す
または、メニューから次のようにたどっても構いません。
- 右上の「…」ボタンをクリック。
- 「ヘルプとフィードバック」を選択。
- 「フィードバックの送信」をクリック。
表示されたウィンドウに、次のようなポイントを書いて送信すると、開発チームに要望が届きやすくなります。
- 「プロフィールボタンを完全に非表示にできるオプションが欲しい」こと
- 「誤クリックが多く、業務効率が下がっている」など、困っている具体的な状況
- 「企業利用の環境で、ユーザー側の混乱を避けたい」など、組織向けの要望であればその旨
すぐに機能が追加されるとは限りませんが、同じ要望を持つユーザーが多くなるほど、将来のアップデートで反映される可能性は高まります。
会社・学校の PC で設定が変えられないときの考え方
会社や学校から貸与されている PC の場合、Edge の設定がグループポリシーで制御されていることがあります。この場合、以下のような制限がかかっていることが多いです。
- Copilot のトグルが表示されない、もしくは操作できない
- サイドバー関連の設定が固定されている
- 一部のボタンやメニューがグレーアウトしている
このような環境では、無理に回避策を探さず、次のような対応を心がけると安心です。
- 自分の権限で変更できる範囲だけを調整する(プロフィールボタンの位置変更など)
- 業務に支障が出ている場合は、スクリーンショットを添えて IT 管理者に相談する
- ブラウザー自体を勝手に入れ替えたりしない(セキュリティポリシー違反の可能性)
個人利用の PC と違い、組織管理の環境では「安全性」と「統一管理」が最優先されるため、ユーザーの好みですべてをカスタマイズできるとは限りません。その前提を理解したうえで、できる範囲で作業しやすい環境に整えていきましょう。
ここまでの内容の整理
最後に、本記事で説明したポイントを一覧で振り返っておきます。
| やりたいこと | できる/できない | 具体的な方法 |
|---|---|---|
| Copilot ボタンを消したい | 可能 | edge://settings/sidebar/appSettings?hubApp=cd4688a9-e888-48ea-ad81-76193d56b1be を開く 「Copilot をサイドバーに表示」をオフにする Edge を再起動する |
| プロフィール(Person 1)ボタンを完全に消したい | 不可(現仕様) | edge://settings/appearance を開く 「プロフィールボタンの位置を右端に配置する」をオンにする 他のボタンも整理して存在感を下げる |
| プロフィールボタンのせいで誤クリックが多い | 軽減可能 | ボタンを右端に移動し、よく使うボタンと離す ほとんど使わないボタンを非表示にしてツールバーを整理 |
| 将来、プロフィールボタンを消す機能が欲しい | 要望としては送信可能 | Alt + Shift + I でフィードバック画面を開く 具体的な困りごとと改善案を書いて送信 |
Copilot ボタンは、設定さえ知っていれば簡単に非表示にできます。一方、プロフィール(Person 1)ボタンは完全には消せないものの、「右端に寄せる」「ツールバー全体をスリム化する」といった工夫を組み合わせることで、かなりストレスを減らすことが可能です。
Edge の見た目を自分好みに整えることで、作業中の集中力が上がったり、誤クリックが減ったりと、日々の小さなストレスが確実に軽くなります。少し時間を取って設定を見直し、快適なブラウジング環境をつくってみてください。

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