MacOS SierraからDirect Modeが不採用となる悲しいアップデートがありました。詳しくは過去記事をご参照ください
https://ittrip.xyz/music/audio/mac-os-sierra-direct-mode
Audirvana Plus の愛好家にとっては非常に痛手だと思います。
復活させる方法は2つあります。
方法1:ダウングレードする
方法2:IOAudioFamily.kext を書き換える
どちらも結構めんどくさいので、ダウングレードするくらいならAudirvanaの公式HPにも記載がありましたが、方法2で復活させる事にしました。
Direct Mode を復活させる手順
SIPの無効化
バックアップから取得したIOAudioFamily.kextを現行のファイルと置き換えればDirect Modeが利用できるようになります。
しかしながら、SIPを無効化しないとできません。過去記事に無効化の方法を記載しています。簡単ですので挫けず無効化してみてください。
https://ittrip.xyz/soft/mac/mac-os-sierra-sip
前OS のEl Capitan からIOAudioFamily.kextを取得
タイムマシンからEl Capitain 時代のIOAudioFamily.kextを取得します。
保存場所は、/System/Library/Extensions の配下にあります。
※もしバックアップがない場合は、空のHDDやSSDにEl Capitainをインストールして、「IOAudioFamily.kext」を取得してください。
または、難しいですが、下記サイトにあるような方法でも「IOAudioFamily.kext」を取得できるようです。サイトで公開してもよいと思ったのですが、著作権の関係で見送りました。考えてみれば、音源をアップするようなもんですもんね。
http://scrap.hateblo.jp/entry/2016/12/05/204029
Finderを開いて、EL Capitain時代のデータが入った日付のフォルダから下図のように移動して、IOAudioFamily.kextをデスクトップ等へ保存しましょう。
IOAudioFamily.kextを置き換える
さて、バックアップから取得した IOAudioFamily.kext を現行のものと置き換えます。
Finderを選択します。
次に、画面上の移動を選択し、「フォルダへ移動…」を選択します。
フォルダの場所を入力:画面へ /System/Library/Extensions と入力してください。この方法でないとExtensionsフォルダを表示する事ができませんでした。(何故??)
(下画像はシステム/ライブラリと日本後になっていますが、自動変換されるだけですので、気にしないでください)
移動ができたら、バックアップのものと置き換えます。(作成日付が他のファイルと違うことを確認してください)
再起動
再起動をしてください。2時間くらいかかりました。
パソコンが何か?をしているのでひたすら終わるのを待ってください。
黒画面で停止しているので、途中で電源ケーブルを抜きたくなりますが、我慢です。
訂正)PCによって変わるようです。私の環境では2時間かかりました。
終わればDirectModeが利用できるようになっています。
できなかった場合、IOAudioFamily.kextの破損の可能性があります。その場合は、OnyXというソフトを利用して権限の修復を行ってください。詳しく纏められているサイトがありましたので、下記をご参照ください。
http://tokyo.secret.jp/macs/access-pnyx-02.html
やっぱりDirectModeは音がクリアです。曇りが無い!!是非!!
緊急追記 10月27日
MacOSのアップデートでDirectModeが再び無効になりました。同じ手順でIOAudioFamily.kextを置き換えたら元にもどりましたが、毎回行うのが面倒くさい方は下のリンクを参考に自動アップデートを無効にしておく必要があります。(はい私です。)
ただし、2回目の置き換えによる再起動は5分程度で終わりました。(ホッ) 訂正)環境に依存する
https://ittrip.xyz/soft/mac/mac-os-sierra-os-update
追記:2017年6月9日
この記事を閲覧された方からの情報提供ですが、OS 10.12.5とAudirvana Plus 3の組み合わせで本記事の対応を実施してもDirectModeの利用はできないようですので、注意が必要です。
必要に応じて上記している自動バージョンアップを停止する対応を実施してください。
追記:2017年8月28日
OS 10.12.5とAudirvana Plus 3.07でこの方法を試して上手くいったとの情報をいただきました。
環境に依存するようですね。それか手順が間違っているのか。
コメント
コメント一覧 (27件)
貴重な情報ありがとうございます。
sierraにアップして、directmode使えず落胆していました。。。
IOAudioFamily.kextのバックアップない場合は諦めるしかないんですかねぇ。。。
taca69さんコメントありがとうございました!!
本当に落胆しますよね、私もかなり凹みました。
色々と調べてみましたが、バックアップから戻す以外に方法はないようです。
貴重な情報を提供して頂きましてありがとうございます。
27日に追記なさった内容について伺いたいのですが、
復活した状態のままにしておきたければ、当面はOSのアップデートはしないでおいて、アップデートしない期間がある程度長くなれば適当なタイミングでアップデートを実行するといったような理解でよろしいでしょうか?
コメントありがとうございます。
適当なタイミングでアップデートというのは、最も合理的であると思います。
私は、楽観的にAppleがDirectModeをそのうち復活してくれるんじゃないかと思っていますので、それまではアップデートはしません。
補足情報としては、初回にIOAudioFamily.kextを置き換えて再起動した時は2時間くらいかかったのですが、2回目に置き換えた後に再起動した時は5分くらいで完了となりました。
Direct Modeの解法みっけた!やったぜっ٩( ‘ω’ )و
IOAudioFamily.kextなんてとっておいてないので空SSDにEl Capitanインストールしてそこから取得。
早速実行してみたところ、酒井さんと同様のトラブルが発生しました。
全く同じ認証エラーでした。
酒井さんのおっしゃる通り権限の問題のようなのでメンテナンスアプリのOnyXでアクセス権の修復(メンテナンス→アクセス権)をしたところ、無事音を出せたので報告します。
標準アプリであるディスクユーティリティのFirst Aidでも修復できるかもしれませんが未検証です。
なお、記事にある「再起動に2時間」は再現されませんでした。
(再起動時のシャットダウンに若干時間はかかりましたが数分です)
nekさん大変貴重なご情報ありがとうございました。
nekさん、とても貴重な情報ありがとうございます。
当方あきらめてEl Capitanに戻していますが、時間ができたらいただいた情報でトライしてみます。楽しみ〜!!
ittrip様、nek様、OnyXでアクセス権の修復を実行し、成功しました。感謝いたします。
※再起動時にいつもより長めの時間がかかりましたが、数分程度でした。
なるほどYosemiteだと駄目なのかもしれません
ittrip様、出来ました!
OnyX を使ってアクセス権の修復した後、再起動。
これで無事、Direct Mode が復活しました。
良い音って、良いですねッ!(泣)
やはり公式のブログに明示されている通り、El Capitan (10.11.6) の IOAudioFamily.kext が必要である事。
酒井さんやnekさんのコメントにもある様に、ただ置き換えただけでは認証エラーが発生してしまうので、これをOnyXなどを使って解決する事。
この2点が肝の様です。
ittrip様、有難うございました。
また、コメントを書き込まれた皆さんにも感謝致します。
参考になりました。
ちなみにSIPの無効化については、自分もそのまま(無効)にしておくつもりです。
セキュリティーに関する話しです、と言われると怖気付いてしまう方も多いと思いますが、これは無効にする事で、Library以下の扱いがYosemiteの頃までと同じ状態に戻るという事ですので。
Macをブラックボックスからサンドボックスに引き戻す様なものだと思えば、自分はこちらの方を選びます。
では改めて、お礼申し上げます。
有難うございました!
貴重な情報を本当にありがとうございます。
3.IOAudioFamily.kextを置き換える、の段階で以下のように表示されて過去ファイルとの置き換えができません。
“IOAudioFamily.kext”はmacOSで必要なため、変更または削除できません
OSはSierraの最新版(10.12.2)にアップデート済みです。
何かもし対策がありましたら教えていただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
すいません。
もう一度ターミナルの作業からやり直したらうまくいきました。
お騒がせして、申し訳ございません。。
改めまして本当に貴重な情報をありがとうございました。
それは良かったです。何かできないパターンみたいなのがあったのかもしれませんね
ありがたい記事ありがとうございます。
最新のOS Sierraでdirect modeが使用可能になりました。
ただしご紹介されている手順ではできませんでした。
以下が小生が成功した手順です。
1 SIPの無効化
2 TimeMachineでIOAudioFamily.kextを選択→復元を選択
3 現OS環境に戻ったところでIOAudioFamily.kextを置き換え
TimeMachineでは自動的にファイルを置き換える動きをしますので、最初にSIPの無効化をする必要がありました。
Anonymousさんコメントありががとうございました。
SIPの無効化は最初にして全く問題ないですもんね。
Anonymousの手順で更新させていただきます。
こんばんは
os10.12.3 Audirvana Plus 3.04にてdirect modeを使用して
楽しんでいましたがos10.12.4では装置を認識してもらえません。
拡張機能が使えない様です。
何か情報がありましたらご教示お願い致します。
記事にも書きましたが、バージョンアップをすると初期化されるので、同じ手順を繰り返す事になります。私の環境では更新させないよにしています。
それとも、OS10.12.4では完全に無理になったということでしょうか。
公式サイトにもその様な記載がないのでもう一度トライをしてください。
うーんやはりダウングレードが幸せかもしれないですね、標準でDirectModeをサポートしているので。
音が変だ変だと感じながらも気にしないふりを続けてきましたが
今日どうしても音が気になって設定を調べたら・・・・
ショックであちこち探し回ってここにたどり着きました。
自分は幸いにもメンテナンス用に「El Capitan」の外付け起動ディスクを常備していたので「IOAudioFamily.kext 」の入手は簡単でした。
SIPの無効化もメニュー非表示のために書き換え済みでしたので
簡単でしたが、OnyX を使ってアクセス権の修復は参考になり、無事「DirectMode」に復帰しました。
大変参考になりました、ありがとうございます
わざわざコメントありあがとうございます。少しでもお役に立てて幸いです。
OSのバージョンアップで初期化されるので注意が必要です。
OS 10.12.5とAudirvana Plus 3の組み合わせでは、この方法が使えないようです。
Direct Modeをオンにするとエラーは出ずに曲が表示されるのですが、再生が始まりません。
Direct Modeが使えないとAudirvanaの魅力半減なので、High Sierraでは改善されていることを願います。
貴重な情報ありがとうございます。
もうOSのバージョンを落とすしかないですね。
私はもううんざりなので、EL Captain で固定してオーディオ用のMACを仕立てています。
貴重な情報をありがとうございました。本当に助かりました。
OS 10.12.5とAudirvana Plus 3.07でこの方法を試しましたが、私は上手く行きました。再生も問題ありません。当面OSはこのままでいこうと思います。
取り急ぎ情報まで。
近況です。
osx 10.12.6 Audirvana 3.1.2 で動作OKです。
何度もチャレンジして作業にも慣れosxのアップデート毎に
作業しても苦になりません。
これまでの失敗を含め纏めてみました。
1. SIPは一度offにすればosxを更新してもoffのままです。
2. osxを更新
3. IOAudio Family.kextはディスクトップに貼り付けたものはダメでし
た。time machineのバックアップから復元置換えでOKでした。
因みにファイルの日付は同じです。
4. 再起動。
小生はosxは最新でダイレクトモードも楽しみたいと思います。
このサイトに助けられましたので、私からも情報を共有します。
osx 10.12.6、 Audirvana 3.1.8、iTunes12.7.1でDirect modeが問題なく動作していたのに、OS、AudivanaはそのままにiTunesだけ12.7.2にしたところ、一連の作業をしてもDirect modeが使えなくなりました(preference上に表示されなくなりました)。
HDを全て消去して直前のバックアップから全てリカバリして元に戻りましたが、みなさんの方でiTunes12.7.2での動作経験があれば共有いただければ幸いです。
wj01552 さん
OS 10.13.3 Audirvana 3.2.5 iTunes 12.7.3.46にて
Direct Mode動作OKです。OS更新毎に復活作業を
繰り返しただけです。