日程Fit|「いつ空いてますか?」の往復はもう不要。候補日を選んでURLを送るだけ|登録不要|今すぐ無料で使う →

Microsoft Defender 定義更新がエラー 0x80247140で失敗する原因と完全対処ガイド

Windows Defender(Microsoft Defender Antivirus)の定義ファイルが更新できず、エラーコード 0x80247140 (WUEMETADATABADSIGNATURE) が表示される――2025年5月下旬以降、国内外のフォーラムで相次いで報告されたこのトラブルは、署名情報を含む更新メタデータの不整合が原因でした。本記事では、発生の背景から暫定的な回避策、キャッシュ破損時のリセット方法、そしてMicrosoftの恒久修正(KB4052623)までを網羅的に解説します。個人ユーザーはもちろん、企業でWSUSやIntuneを導入している管理者の方にも役立つよう、コマンドの例や注意点を詳しくまとめました。

日程Fit。無料・登録不要。「いつ空いてる?」を、ひとつのリンクで。リンクを送って、○△×でかんたん日程調整。無料で日程を作る。
目次

症状 ─ 0x80247140 エラーの具体的な挙動

問題が発生すると、Windows Updateの「更新プログラムのチェック」やDefenderの[更新]ボタンをクリックした瞬間に赤色のエラーメッセージが表示され、最新のセキュリティインテリジェンス(定義ファイル)が取得できません。

  • SFC(sfc /scannow)やDISM(dism /online /cleanup-image /restorehealth)を実行しても改善しない。
  • イベントビューアーには「0x80247140/WUEMETADATABADSIGNATURE」のログが残る。
  • 管理者PowerShellから直接エンジンを呼び出すと成功する。
    "%ProgramFiles%\Windows Defender\MpCmdRun.exe" -SignatureUpdate -MMPC

原因の概要 ─ 署名不整合と配信メタデータの事故

2025年5月22日(世界時)に配信された更新メタデータに、署名アルゴリズムのハッシュ不一致が含まれていました。Windows Updateクライアントは安全性を担保するため、署名が一致しない更新を自動で遮断する設計になっているため、GUI経由の更新がすべて失敗しました。一方、Defenderのコアコンポーネント MpCmdRun.exe から直接Microsoft Malware Protection Center(MMPC)にアクセスするとメタデータ検証ロジックが異なるため、手動では更新が完了するという状態でした。

暫定対処 ─ PowerShellでの手動更新手順

GUIで失敗する場合は、以下のコマンドを管理者PowerShellで実行することで即時に定義ファイルをアップデートできます。

Set-Location "$env:ProgramFiles\Windows Defender"
.\MpCmdRun.exe -SignatureUpdate -MMPC
手順詳細備考
① 管理者でPowerShell起動Win+X→「Windows Terminal (Admin)」を選択UACダイアログで「はい」
② コマンドを実行上記コードをコピペ数十秒~数分で完了
③ バージョン確認Get-MpComputerStatus | Select AMProductVersion, AntispywareSignatureVersion最新版 (例: 1.429.133.0 以降)

ショートカットにしてデスクトップへ配置しておけば、ダブルクリックで毎回実行できます。Defenderの定義は平均3~4時間おきに新リビジョンが公開されるため、一時的な対策としては十分防御力を維持できます。

キャッシュ破損が疑われる場合 ─ Windows Updateリセット手順

まれにC:\Windows\SoftwareDistribution フォルダーに古いメタデータが残り、署名エラーが解消してもアップデートに失敗するケースがあります。その際は Windows Updateリセット スクリプト(通称:wureset.bat)を実行しましょう。

処理ステップコマンド例
Windows Update・BITS・Delivery Optimization サービスを停止net stop wuauserv
net stop bits
net stop dosvc
SoftwareDistribution フォルダーを削除rd /s /q %windir%\SoftwareDistribution
Winsock リセットnetsh winsock reset
BITS キューをクリアbitsadmin /reset /allusers
サービスを再起動net start wuauserv
net start bits
net start dosvc

実行後は必ず再起動し、PowerShell手動更新または「更新プログラムのチェック」を試行してください。スクリプトは管理者権限が必要ですが、UAC警告で「実行しない」を選んでもシステムは通常起動します。再度コマンドで定義を更新するだけでも保護レベルは維持できます。

恒久対処 ─ KB4052623 (v 4.18.25040.2) プラットフォーム更新

同日午後、Microsoftは署名検証ロジックを強化したプラットフォーム更新KB4052623を公開しました。バージョンは 4.18.25040.2 で、これを適用するとWindows Update経由で新しいメタデータが正しく処理されるようになります。

  • 自動配信を待つか、Microsoft Update CatalogからCABを取得し手動インストールも可能。
  • Intune・WSUS環境ではKB4052623を承認(Approve)すればクライアント側で自動適用される。
  • 適用後に再度「更新プログラムのチェック」を行い、定義ファイルが最新であることを確認。

5月23日未明には配信サーバー側のメタデータも修正済みで、KB適用後はGUIだけで正常に定義が更新できるようになっています。

復旧後に確認すべき設定ポイント

  1. Windows Updateの共有設定
    設定 → Windows Update → 詳細オプション → Microsoft 製品の更新プログラムを受け取るオンにします。DefenderプラットフォームはWindowsとは別のチャネルで更新されるため、この設定がオフだとKB4052623が自動配信されません。
  2. 更新間隔
    標準では3~4時間ごとにバックグラウンドでチェックが行われます。手動で更新できた後は、システムに手を加えなくても数時間おきに自動更新されるかログを確認しておくと安心です。

企業環境での注意点 ─ WSUS / Intune / Configuration Manager

ドメイン配下のPCはポリシーで自動更新の種類再起動挙動が制御されている場合があります。以下のチェックリストを参考にしてください。

確認項目推奨設定/対応策
KB4052623 の承認状態「承認」または「必須」に設定し、期限(Deadline)は業務に影響しない時間帯に設定
定義ファイルのみ同期製品分類「Definition Updates」を含める
同期スケジュールは最短(1h)を推奨
クライアントポリシー「Microsoft Defender Antivirus 署名更新の内部パス」が空欄であること(サードパーティ配信の場合のみ設定)
Intune レポートデバイス健全性レポートで「Threat definition version」をフィルタリングし、古いバージョン端末を検出

よくある質問(FAQ)

Q1. レジストリやGPOを変更せずに一時的に防御力を高める方法は?

A. MpCmdRun.exe -Scan -ScanType 2(フルスキャン)を週1回程度実行しつつ、定義ファイルは手動更新で運用してください。

Q2. 定義バージョンが 1.429.xxx のまま上がらない

A. KB4052623未適用の可能性があります。
Win+R → appwiz.cpl → 「インストールされた更新プログラム」を確認し、該当のKBがインストール済みかチェックしてください。

Q3. Windows Server 2019 で同じエラーが出る

A. サーバーOSでも同一のプラットフォーム更新が提供されています。
サーバーコア環境の場合は、wusa.exe KB4052623.msu /quiet /norestart で無人インストール可能です。

Q4. Defender以外のウイルス対策ソフトを併用している場合は?

A. サードパーティ製品がリアルタイム保護を有効化すると、Defenderはパッシブモードになりますが定義ファイルの更新は行われます。今回のメタデータ不整合はDefenderサービス層に依存していたため、併用していてもエラーが発生します。プラットフォーム更新の適用が必要です。

まとめ ─ エラー 0x80247140 対応のポイント

本問題は「署名不整合」→「自動更新ブロック」が主因であり、以下のフローで対処すると最短で復旧できます。

  1. PowerShellで手動更新し、直近の定義を確保(暫定防御)。
  2. 必要に応じて wureset.bat でキャッシュをリセット。
  3. KB4052623を適用し、再起動。
  4. 「Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る」をオンにして自動更新を監視。

Defenderのエンジンと定義は、OS全体の脆弱性緩和に直結します。万一似たエラーが再発した場合も、「手動更新」→「キャッシュ確認」→「プラットフォーム更新」という手順を覚えておけば、ゼロデイ脅威のリスクを低減できます。


この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次