Cities Skylines IIがGame Passでダウンロードできない原因と対処法

ゲームを心から楽しみたいと願う方にとって、発売が告知されたソフトがダウンロードできないのはとても歯がゆいものです。とくにCities Skylines IIは人気のシミュレーションゲームの続編ということもあり、Xbox Series SやGame Passを利用して早く遊びたいという期待が高まっています。ところが、Game Passには「含まれている」と表示されているのに、実際にはインストールができず困っているという声が多く上がっているようです。本記事では、その原因と対処法、そして今後の見通しや注目すべきポイントをまとめてご紹介します。

Cities Skylines IIがGame Passに含まれているのにダウンロードできない理由

Cities Skylines IIは、街づくりシミュレーションゲームとして多くのファンを持つCities: Skylinesの後継作です。PC版とコンソール版で発売スケジュールが異なり、2023年10月時点ではPC版がリリースされた一方、コンソール版は開発元であるParadox Interactiveの公式発表により延期されることとなりました。ところが、Xbox版のストア上では「Game Passに含まれている」と明記されている場合があり、Game Pass Ultimate加入者が「ダウンロードボタン」を押しても実際にダウンロードが始まらず、再びGame Passのサブスクリプションページに飛ばされてしまう状況が確認されています。

開発元の公式見解

Paradox InteractiveやCities Skylines IIの公式フォーラムでは、コンソール版の発売日程を延期した理由として「最適化や技術的問題への対処が間に合わなかった」ことが挙げられています。具体的な日時は明示されていないものの、今後のアップデートで確定したスケジュールをアナウンスするとのことです。公式のFAQやフォーラムを見ると、PC版との同時リリースが難しかった背景や、コンソール版特有のパフォーマンス要件に対応しきれていない現状が語られています。

なぜ「Game Passに含まれている」と表示されているのか

これはMicrosoftストア側のシステム上、ゲームの登録自体は既にGame Passの対象として設定されているためです。PC版がリリースされていて、そのサブスクリプション情報自体は同一タイトルとしてコンソールでも表示されるため、実際にはまだダウンロードできないにもかかわらず「含まれている」として扱われているわけです。

具体的な対処法と今後の対策

現在Xbox Series SやXbox Series XでCities Skylines IIをプレイしたい方は、公式のリリース情報を待つ以外に直接的なダウンロード手段はありません。ここでは、公式発表をチェックする以外にもできる対処・確認方法をいくつか紹介します。

1. 公式フォーラムやSNSの定期的チェック

ゲーム開発元のParadox Interactiveは、定期的にフォーラムや公式SNS(X、Facebook、Instagramなど)で情報を発信しています。特にCitiesシリーズは世界的にファンが多く、フォーラム内のコミュニティが活発に意見交換を行っています。何らかの進捗があればフォーラム内の「最新情報」や「開発者ブログ」などで告知される可能性が高いです。

開発元のフォーラム登録・通知設定

  • Paradox Interactiveの公式サイトにアカウント登録する
  • Cities Skylinesのフォーラムを「フォロー」または「通知ON」にする
  • 最新トピックが立った際にメールやプッシュ通知で受け取れるようにする

これによって、リリース延期に関する最新情報や、具体的な再リリース日が決定した際にいち早くキャッチすることができます。

2. Xbox Game Passライブラリの更新を確認

XboxのGame Passライブラリは自動的に更新されるようになっていますが、まれに表示が反映されるまで時間がかかる場合があります。次のような対処法を試してみてください。

  1. Xbox本体の電源を完全にオフにする(電源ケーブルを抜くわけではなく、再起動とは異なる「フルシャットダウン」)
  2. 数秒~数分ほど待ってから再度電源を入れる
  3. インターネット接続を確認し、Microsoftストアを開く
  4. 「Game Pass」のライブラリにCities Skylines IIがあるかどうかをチェック

もし、コンソール版が正式に配信開始されているタイミングであれば、ここに「インストール可能」という表示が現れるはずです。それでも表示が変わらない場合、キャッシュの問題も考えられます。ストアのキャッシュクリアなどを行ってみるのも一つの手段です。

3. Microsoftストアのキャッシュをクリアする

Xboxでは、ストアアプリのキャッシュが原因でインストールができない、または表示が誤っているケースもあります。以下の手順でキャッシュクリアを行うと改善することがあります。

1. Xboxのホーム画面で「設定」を選択
2. 「システム」→「ストレージデバイス」に移動
3. 記憶装置を選択し、オプションから「クリアする」や「キャッシュクリア」の項目がある場合は実行
4. 再度コンソールを再起動し、Microsoftストアを確認

4. PC版との混同に注意

PC版のCities Skylines IIは既にリリースされているため、XboxのアプリやGame Passのラインナップでは「Game Passでプレイ可能」と表示されることがあります。しかし、これは「PC版Game Pass」のライセンスであり、コンソール版でのプレイを示しているわけではありません。PC版しかリリースされていないにもかかわらず、コンソール版でも「含まれている」と表示されてしまうのは、同一タイトルが複数のプラットフォームで扱われている関係上、システム的に分かりにくい面があるためです。

Cities Skylines IIの発売延期背景と影響

続いて、コンソール版の発売が延期された背景と、その影響について詳しく見ていきましょう。期待度が高いだけに、延期の理由や今後の展望を知りたい方も多いと思います。

開発段階での最適化と技術的課題

前作のCities: Skylinesも、コンソール版で遊んだことがある方なら分かると思いますが、高度な街づくりシミュレーションゲームはハードウェアリソースへの要求が高いのが特徴です。多くの建物や市民のシミュレーションをリアルタイムで行うため、十分なパフォーマンスを確保するにはCPUやメモリの使い方を最適化する必要があります。PC向けにゲームを開発している段階では、推奨スペックに合わせて調整を行えますが、コンソール版はCPUやメモリの容量が決まっているため、別途のチューニングやテクスチャ最適化が必要です。

リリース延期に伴う公式のコメント

Paradox Interactiveや開発チームは「発売延期によりプレイヤーの皆様にご迷惑をおかけするが、より完成度の高い形で提供したい」という趣旨のコメントを出しています。バグ修正やフレームレート維持の問題、UIの最適化など、コンソールならではの操作性改善にも注力しているとのことです。これらの作業が完了次第、正式な発売日程が再設定される見込みですが、具体的な日付は未定です。

一時的な対策と今後に備える方法

1. 情報収集の効率化

各種SNSやフォーラム、コミュニティサイトなど多数の情報源があります。あちこちをチェックするのは大変ですが、各プラットフォームで通知設定を活用すると便利です。また、コミュニティ内でボランティア的に「最新情報をまとめてくれる」ユーザーも少なくありません。そうしたユーザーをフォローしておくとリリース情報を見逃しにくくなります。

2. 代替タイトルの検討

Cities Skylines IIを心待ちにしながらも、すぐに街づくりシミュレーションを楽しみたい場合、前作Cities: Skylinesや他のシミュレーションゲームをプレイして待つのも一つの手段です。Game Pass内には他にもシミュレーション系や経営系のタイトルがあるため、比較しながらプレイしておくと新作リリース時により一層楽しめます。

3. ダウンロード開始後の注意点

発売日が来て、ようやくダウンロードできるようになった場合でも、ローンチ直後はサーバーが混雑してダウンロードが遅くなる可能性があります。特に注目度の高いタイトルは一斉にアクセスが集中しがちです。混雑時は速度低下やダウンロードエラーが起こりやすいので、時間帯をずらすなど工夫してみてください。

ダウンロードトラブルを防ぐポイント

  • 有線LAN接続を利用する
  • ダウンロード前に本体の再起動を行う
  • ストレージの空き容量を十分に確保する
  • 同時に他の大容量データをダウンロードしない

よくある質問とトラブルシューティング

最後に、Cities Skylines IIに限らず、Game Passでよく起こる「ダウンロードできない問題」に対する一般的なトラブルシューティングを表でまとめます。もし同様の現象に悩まされている場合は、下記のチェックリストを活用してみてください。

項目内容対処
サブスクリプションの有効期限Game Pass UltimateやXbox Game Passの有効期限が切れていないかXbox本体の「設定」→「アカウント」からサブスクリプションのステータスを確認
Xboxのシステムアップデートシステムアップデートが未完了だとStoreの表示がバグることも設定→システム→更新で最新バージョンにアップデート
ストレージ容量不足Cities Skylines IIのファイルサイズが大きい可能性ありデータ管理で不要なゲームやアプリを削除し、十分な空きを確保
ネットワーク接続ネットワーク接続が不安定だとダウンロードが途中で停止する有線接続やルーターの再起動、ネットワーク速度の確認
アカウント切り替え忘れXbox Game Passに加入しているアカウントではない別のアカウントでサインインしている正しいアカウントでログインしているかを再確認
Storeのキャッシュまたはバグストアの表示不具合やキャッシュ残りが原因設定→ストレージからキャッシュクリア、または本体再起動
DLCやエディション混乱本体ゲームの配信前に、追加DLCや特典エディションが誤って表示されている場合がある本編が配信開始されているか確認後、DLCのインストールは二次的に進める
地域設定や言語設定の不一致地域や言語設定が原因で一部ストア表示が変わることがあるXbox本体の設定で地域と言語を確認し、日本版のストアにアクセスしているかをチェック

Cities Skylines IIリリース後の展望

Cities Skylines IIは、街づくりシミュレーションゲームの中でも高い自由度とリアリティが特徴とされ、多くのプレイヤーから期待を集めています。前作においても、数多くのDLCや拡張パックがリリースされ続け、カスタマイズ性や拡張性の高さが魅力となりました。今作もリリース後は継続的なアップデートやDLCの追加が見込まれており、初期不具合がある程度解消されれば、長く楽しむことができるタイトルになるでしょう。

開発者日誌(Dev Diary)のチェック

Paradox Interactiveでは、ゲームに関する詳細な情報を「開発者日誌(Dev Diary)」として定期的に公開することがあります。新機能の紹介やバランス調整の方針が分かるだけでなく、コンソール版ならではの操作感やUIへの変更などもアナウンスされる可能性があります。発売延期に伴う追加の要素やベータテストなどの情報を知りたい方は、Dev Diaryが更新されたタイミングを必ずチェックしておきましょう。

コミュニティによるModやユーザーガイド

Cities Skylinesシリーズといえば、ユーザーコミュニティによるModやガイドなどが充実しているのも特徴です。コンソール版ではModの導入が限定的なケースもありますが、公式対応の一環でコンソール向けの拡張機能やアセット(装飾・建物)を追加する試みが行われることがあります。リリース後もユーザーコミュニティが活発であるほど、新たな遊び方が生まれやすいので、積極的に情報を探してみると良いでしょう。

まとめ:正式リリースのタイミングを待つしかないのか?

結論として、現時点(2023年秋頃)ではCities Skylines IIのコンソール版はまだ配信されていません。そのため、Game Passのライブラリに「含まれている」と表示されていても、実際にはダウンロードできない状況が続いています。
ただし、これはあくまで「現時点で配信されていない」だけであり、Game Passの対象から外されたわけではありません。今後リリースが開始されれば、正式にダウンロード・インストールができるようになり、追加費用なしでプレイをスタートできるはずです。

もし、Xbox Series SでCities Skylines IIを楽しみたいとお考えの場合は、定期的に公式フォーラムやSNS、Microsoftストアの更新情報をチェックして待機するほかありません。発売開始後、すぐにプレイしたい方は、あらかじめストレージの空き容量を確保しておいたり、周辺機器(キーボードやマウス)を用意しておくのも良いでしょう。街づくりシミュレーションを快適に楽しむための準備を整え、リリースの知らせを心待ちにしてはいかがでしょうか。

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