Xbox Game PassでPCに「Doom Eternal」を導入した際、デスクトップに作成されるショートカットアイコンが通常の見た目と異なるケースがあります。気になる方のために、正しいアイコンに戻すための具体的な方法や注意点を徹底解説します。
「Doom Eternal」のアイコンが通常と異なる原因
「Doom Eternal」のショートカットアイコンが通常と異なる見た目になってしまう原因は、Windowsがアイコン情報を適切に認識しきれていない、あるいはXbox Game Pass経由のゲームを特別な形でインストールしていることに起因することが多いです。ここでは、アイコンが変わってしまう主な原因を整理してみます。
Microsoft Storeアプリとして登録される
Xbox Game Passで導入されるゲームは、Windowsの内部的にはMicrosoft Storeアプリとして登録されることがあります。通常のデスクトップ用アプリケーションとは別の扱いになるため、アイコンが一般的な「汎用アイコン」や不明なアイコンに置き換わる場合があります。
ショートカット作成時のアイコンキャッシュ不具合
Windowsのアイコンキャッシュが壊れている、または正常に更新されていないと、ショートカットのアイコンが誤表示される可能性があります。再起動やキャッシュの再構築によって解消することも多いため、この問題も大きな要因の一つです。
ショートカット自体の作成方法の相違
「Doom Eternal」の起動ショートカットが自動生成された場合、アイコンの情報を参照するパスが誤っていることがあります。公式アイコンを参照しないままショートカットが作成されていると、正常な見た目になりません。
アイコンを元に戻すための基本対処法
続いて、具体的な対処法をいくつかご紹介します。ここで取り上げる方法を順に試していただくことで、多くの場合は問題の解決につながります。
1. 任意のアイコンファイル(.ico)を用意して設定する
ゲームの公式アイコン画像を入手し、.ico形式に変換したうえでショートカットに適用する方法です。以下のステップを参考にしてください。
- ネット上やゲームフォルダ内にある「Doom Eternal」のアイコン画像を入手する。
- 画像ファイルをオンラインの.ico変換ツールなどで変換し、PCに保存する。
- デスクトップ上のショートカットを右クリック → 「プロパティ」を選択。
- 「ショートカット」タブから「アイコンの変更」ボタンをクリック。
- 先ほど変換した.icoファイルを指定し、「OK」をクリックして設定を完了する。
この方法は、Windows側のアイコンキャッシュに左右されにくく、独自で用意したアイコンを指定できるという利点があります。ただし、Xbox Game Pass関連のショートカットは通常のアプリケーションとは扱いが異なる場合があるため、アイコンがすぐに反映されないこともあります。その際は、Windowsの再起動やアイコンキャッシュの再構築を試してみましょう。
アイコン変換ツールの例
ツール名 | 特徴 |
---|---|
Online ICO Converter | 画像をドラッグ&ドロップで簡単に.icoに変換できる |
ConvertICO | ICO→PNG、PNG→ICOなど双方向の変換が可能 |
ICO Convert | 複数の画像サイズに対応し、アイコンの解像度を選択できる |
2. デスクトップアイコンの表示設定を切り替える
ときには、アイコンキャッシュや表示設定がうまく更新されずにアイコンが反映されない状況が見られます。その場合は、下記の手順でデスクトップ表示をリフレッシュしてみてください。
- デスクトップを右クリックし、「表示」→「デスクトップ アイコンの表示」をオフにする。
- 再度「表示」→「デスクトップ アイコンの表示」をオンに戻す。
- もしくは「表示」→「小アイコン」を一度選択し、その後に「中アイコン」や「大アイコン」に切り替えてみる。
こうした表示の再設定を行うことで、Windowsがキャッシュ情報を更新し、アイコンが正しく反映される場合があります。特に、一度に複数のアイコンを切り替えたりレイアウトを大きく変えた場合、Windowsが表示情報を再読込するタイミングが生まれるため、その機会を利用してアイコンが修正されることを狙う方法となります。
3. ショートカットを削除して再作成する
ショートカットに問題がある場合は、一度削除してから新しく作り直すのも有効です。ただし、Xbox Game Passのゲームである「Doom Eternal」などは、通常のデスクトップアプリと異なり、ショートカットの作り方にやや工夫が必要となることがあります。以下に一般的な作成手順を挙げます。
- デスクトップ上の問題のショートカットを削除する。
- Xboxアプリを開き、「Doom Eternal」を見つける。
- アプリ一覧やライブラリの中の「Doom Eternal」を右クリックし、ショートカット作成を選択。
- デスクトップに新しく作成されたショートカットでアイコンの状態を確認する。
もし、Xboxアプリにショートカット作成オプションが見当たらない場合は、以下の手動手順も試してみてください。
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
shell:AppsFolder
と入力し、エンターキーを押す- 表示されたアプリ一覧から「Doom Eternal」を探す
- それを右クリックし、「ショートカットの作成」を選択(デスクトップに作成される)
この方法で作成したショートカットはアイコン情報を正しく参照するケースが多いため、アイコンがまともになることがあります。
ショートカット再作成前の注意点
- ショートカットを削除する前に、念のため自分でショートカットのターゲットパスをメモしておくと安心です。
- 既存のショートカットが管理者権限や特別なパラメータを持っている場合、再作成時にそれらの設定が失われる可能性があります。
- 新しいショートカットも同様の設定が必要な場合は、後から「プロパティ」で設定を確認・変更しましょう。
さらに深堀り:アイコンキャッシュのリセット
基本的な対処で改善されない場合は、Windowsのアイコンキャッシュのリセットを検討してみましょう。アイコンキャッシュが破損していると、正しいアイコンファイルを用意しても表示が乱れることがあります。以下に手動でアイコンキャッシュをリセットする手順を示します。
アイコンキャッシュのリセット手順
- エクスプローラーをすべて閉じる。
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く。
%userprofile%\AppData\Local
と入力してエンターキーを押す。- 表示されたフォルダ内にある
IconCache.db
または類似の名前のファイルを削除する(表示されない場合は隠しファイルを表示設定にする)。 - タスクマネージャーを起動し、エクスプローラー(Explorer.exe)を終了する。
- タスクマネージャーから「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択し、
explorer
と入力して再起動する。
これによりアイコンキャッシュが新しく作り直されます。再起動後にショートカットのアイコンが再読み込みされるので、正常なアイコンに変化しているか確認してください。
コマンドプロンプトやバッチファイルで実行する例
上記の手順を一括で実行したい場合、管理者権限のコマンドプロンプトかバッチファイルを活用できます。以下のサンプルコードを参考にすると便利です。
taskkill /IM explorer.exe /F
DEL /A %userprofile%\AppData\Local\IconCache.db
start explorer.exe
taskkill /IM explorer.exe /F
でエクスプローラーを強制終了- アイコンキャッシュファイルを削除
- エクスプローラーを再度起動
上記を実行することで、手動でアイコンキャッシュのリセットが可能です。
アイコンが変更されない場合の追加の工夫
上記の方法を試してもアイコンが更新されないときは、さらに踏み込んだ方法を検討しましょう。単純なショートカットの問題以外に、Windowsの設定やアップデート関連で不具合が生じていることも考えられます。
Windowsのアップデートやドライバーを最新に保つ
Xbox Game Passのゲームは、Windows自体やグラフィックスドライバーなどの影響を受けることがあります。特に新しいバージョンのOSで試してアイコン問題が解決した事例もあるので、定期的にWindowsのアップデートやデバイスドライバーのアップデートを行ってみてください。
Microsoft Store / Xboxアプリの修復とリセット
ショートカットを管理しているXboxアプリやMicrosoft Store本体が不調を起こしている可能性もあります。その場合、Windows 10/11の設定からアプリの修復やリセットを行うことでトラブルが解消することがあります。
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を選択。
- Microsoft StoreまたはXboxアプリを探す。
- 「詳細オプション」から「修復」または「リセット」を選ぶ。
- 修復後にOSを再起動する。
修復やリセット機能を用いてアプリが適切に動作する状態に戻せば、ショートカットアイコンの問題も併せて解決する可能性があります。
別アカウントで検証する
ユーザープロファイルの不具合によってアイコン情報が正しく反映されないことも稀にあります。新規ユーザーアカウントを作成し、同じようにXboxアプリを使用して「Doom Eternal」のショートカットを作成した場合に正常なアイコンが表示されるかどうかを確認する方法です。別アカウントで問題が発生しない場合は、現在のアカウントのキャッシュか設定に原因があると推測できます。
ショートカットアイコンを修復するメリット
ゲームのショートカットアイコンが正しく表示されると、デスクトップがすっきり見やすくなるだけでなく、目に入る情報として「自分がどのゲームを起動しようとしているか」が明確になります。また、見た目が整うことで、ゲームをプレイする前のテンションも上がりやすくなります。ちょっとした問題に見えますが、長い目で見ると意外と快適さに関わる重要なポイントです。
カスタムアイコンで個性を演出
逆に、ショートカットアイコンを修正するタイミングで、もっと自分好みのカスタマイズアイコンにしてみるのも面白い方法です。公式デザインよりも自分の好みに近いイラストや透明感のあるアイコンを作成してみると、デスクトップの統一感がアップします。
ただし、アイコンをカスタムしすぎると、のちにどれが公式アイコンだったか分からなくなる場合もあるため、元のファイルはバックアップしておくと安心です。
よくある質問とトラブルシューティング
Q1. ショートカットを作り直しても汎用のアプリ風アイコンが表示されるのですが?
A1. 上記で解説したとおり、まずはアイコンキャッシュを削除して再起動してみてください。あわせて、Xboxアプリ側でショートカット作成機能を使っているか、手動でshell:AppsFolder
から作成しているかも再確認しましょう。
Q2. アイコンを正しく表示するための.icoファイルはどこで入手できますか?
A2. 公式リソースから直接入手するのは難しい場合があります。オンライン上にある「Doom Eternal」関連のアイコン素材配布サイトや、Steam版をお持ちの場合はSteamフォルダからアイコンリソースを探す手段もあります。画像ファイルを入手して自作で.ico形式に変換するのも手段の一つです。
Q3. Xbox Game Pass版の「Doom Eternal」をアンインストールして再インストールすれば治りますか?
A3. 一時的な不具合なら解消できる可能性もありますが、ゲームの再ダウンロードには時間や容量が必要です。アイコンだけが問題であれば、まずはショートカット再作成やキャッシュリセットなど、より簡単な方法を先に試すことをおすすめします。
Q4. ショートカットアイコンが戻らないまま起動は可能ですが、パフォーマンスに影響はないのでしょうか?
A4. アイコンの問題は通常、ゲーム本体のパフォーマンスや機能にはほとんど影響しません。ただし、ショートカットが問題を抱えている場合、何らかの権限設定やパス設定が不完全になっているケースもゼロではありません。万が一ゲーム起動中にトラブルが生じる場合は、ショートカットの削除と再作成を優先的に検討するとよいでしょう。
表で見る「Doom Eternal」ショートカットアイコン問題の解決策まとめ
対処法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
独自の.icoファイルを適用 | 好きな画像をアイコンにできる。 | |
カスタマイズの自由度が高い。 | ゲーム公式アイコンをそのまま使いたい人には手間がかかる。 | |
適用後にキャッシュの問題が残る場合あり。 | ||
デスクトップアイコンの表示設定を切り替える | システムに負荷をかけず簡単に試せる。 | |
リフレッシュ効果で別のアイコン問題も改善する可能性。 | アイコンが反映されない場合がある。 | |
根本的なキャッシュ破損が原因のときは再度不具合が出ることも。 | ||
ショートカットを削除して再作成 | 元々の不具合をリセットし、新規にアイコンを取得するため比較的成功率が高い。 | 新しいショートカットに設定を再反映する必要がある。 |
Game Passのアプリだと作成方法が少し特殊。 | ||
アイコンキャッシュのリセット | Windows自体のアイコン問題を根本から解決できる。 | コマンド操作やファイル削除が必要。 |
設定を誤ると他のアイコンにも影響する可能性。 | ||
アプリやWindowsのアップデート | システム全体の安定性向上が見込める。 | 更新作業に時間がかかる場合がある。 |
必ずしもアイコン問題が解決する保証はない。 |
まとめ:手軽に始められる対策から順に進めよう
Xbox Game Pass版「Doom Eternal」のショートカットアイコンが通常と異なる問題は、意外にも多くの方が経験しています。見た目を直すだけといっても、デスクトップ環境の快適性に直結するため、放置せず早めに対処することをおすすめします。
まずは簡単にショートカットを削除・再作成し、デスクトップアイコンの表示設定をリフレッシュしてみましょう。それでも改善しないときは、アイコンキャッシュのリセットやXboxアプリの修復、Windowsのアップデートなどを試してみてください。最終的に.icoファイルを自作して直接指定するのも一つの手段です。
ちょっとした工夫でお気に入りのゲームアイコンが美しく復活し、デスクトップがすっきりと整えば、ゲームを起動するたびに気分よくプレイをスタートできるはずです。
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