Xbox Game Passは数ある定額制ゲームサービスの中でも特に注目されており、数多くのタイトルを月額固定料金で遊べるのが最大の魅力です。ここではGame Pass UltimateとGame Pass For Consoleの違いを深掘りし、代替プランとして登場したGame Pass Standardも交えて詳しく解説します。
Game Pass全体の概要
Game Passは、Microsoftの提供する定額制のゲームサービスです。月額料金を支払うことで、Xbox向けタイトルやPC向けタイトルを含む多くのゲームをダウンロードして自由に遊ぶことができます。基本的には「ゲームのサブスクリプションサービス」という位置づけですが、最近ではクラウドゲーミング機能が充実している点も大きな魅力です。
豊富なラインナップと定期的な更新
Game Passの大きな特徴は、他の定額制サービスと比較してもラインナップが充実していることです。AAA級の大型タイトルからインディーズ作品に至るまで、幅広いジャンルのゲームが取り揃えられています。さらに、定期的に新作が追加されるため、飽きることなく常に新しいゲームを試すことができます。
公式サイトやフィルタ機能の活用
遊べるゲームの一覧は公式サイトの「Xbox公式Game Pass一覧」で確認できます。そこで表示を「Game Pass Ultimate向け」「コンソール向け」「PC向け」といった形でフィルタリングできるので、自身の契約プランに合ったタイトルを簡単に見つけることが可能です。
Game Pass For Consoleの新規受付停止と代替プラン
かつては「Game Pass for Console」と呼ばれる、Xboxコンソール限定のプランが存在しました。しかし、新規加入の受付はすでに停止されており、代わりに「Game Pass Standard（通常版）」というプランに移行しています。現在は「Game Pass Ultimate」との二択がメインになっていますが、過去からのユーザーが引き続きGame Pass for Consoleを利用している場合もあるため、本記事ではその違いを整理してみます。
Game Pass Standard（旧Game Pass for Consoleに近いプラン）
Game Pass Standardは、名前の通り最も基本的なプランです。特徴としては以下の通りです。
- 対象プラットフォーム: Xboxコンソール
- 利用可能タイトル: Xboxコンソール向けのGame Pass対象タイトル
- 付帯サービス: クラウドゲーミング、PC向けゲーム、EA Playなどは含まれない
- 料金面: Ultimateよりも月額が安い
このプランは、「とにかくXboxコンソールのゲームを遊びたいだけ」「オンライン対戦にはあまり興味がない」「PCゲームやクラウドでは遊ばない」というユーザーにとっては、コストを抑えられるというメリットがあります。ただし、オンラインマルチプレイをする場合は別途Xbox Live Goldやそれ相当のサービスが必要となる点に注意してください。
Game Pass Ultimateの特徴
Game Pass Ultimateは、「コンソールでもPCでもクラウドでも遊びたい」「追加特典もフル活用したい」というユーザー向けの最上位プランです。下記に主な特典と魅力をまとめます。
幅広い対応プラットフォーム
- Xboxコンソール: Xbox Series X|SやXbox Oneといった家庭用機で遊べる
- PC: 対応タイトルをWindowsパソコンにダウンロードしてプレイできる
- クラウド: スマートフォンやタブレットといったモバイル端末からもストリーミングでゲームをプレイ可能
クラウド機能を使えば、自宅以外の場所でもインターネットさえあればプレイできるため、「Xboxのゲームを外出先でも楽しみたい」「PC環境を持っていないけど一部のPCタイトルを試してみたい」といったニーズにも応えられます。
EA Playを含む豊富なラインナップ
Game Pass UltimateにはEA Playも含まれています。EA Playとは、エレクトロニック・アーツ（EA）のゲームタイトルが遊び放題になるサービスで、FIFAシリーズやバトルフィールドシリーズ、SIMSシリーズなど人気作品が多数含まれています。
オンライン対戦が可能なGoldメンバーシップ相当が付帯
Game Pass Ultimateには、Xbox Live Gold会員特典と同等の機能が含まれています。Xbox Live Goldを単独で契約していると受けられるオンライン対戦や毎月の無料ゲーム配布、会員向け割引セールなどの特典を追加料金なしで利用できます。つまり、オンライン対戦を頻繁に楽しむユーザーにとって、Ultimateを選ぶことでGoldメンバーシップ分のコストを節約できるのです。
Game Pass Ultimateのメリットを表で確認
<table border="1">
<tr>
<th>項目</th>
<th>Game Pass Ultimate</th>
</tr>
<tr>
<td>対応プラットフォーム</td>
<td>Xboxコンソール、PC、クラウド</td>
</tr>
<tr>
<td>利用可能タイトル</td>
<td>コンソール向け + PC向け + EA Playが含まれる</td>
</tr>
<tr>
<td>オンライン対戦</td>
<td>Xbox Live Gold特典として利用可能</td>
</tr>
<tr>
<td>クラウドゲーミング</td>
<td>利用可能</td>
</tr>
<tr>
<td>月額料金</td>
<td>高め（ただしGold不要分を含む）</td>
</tr>
</table>Game Pass Standard（旧Game Pass for Console）との違い
「Xboxのみでプレイしたい」「オンライン対戦は不要」というのであれば、Game Pass Standardが十分なこともあります。しかし、「Ultimateに含まれるEA Playのタイトルを遊びたい」「クラウドゲーミングを試したい」というなら、Ultimateを選ぶべきです。ここでは、各プランの主要な違いを簡単に比較します。
機能比較表
<table border="1">
<tr>
<th>機能</th>
<th>Game Pass Standard</th>
<th>Game Pass Ultimate</th>
</tr>
<tr>
<td>対応プラットフォーム</td>
<td>Xboxコンソール限定</td>
<td>Xboxコンソール、PC、クラウド</td>
</tr>
<tr>
<td>利用できるタイトル</td>
<td>コンソール向けゲーム</td>
<td>コンソール向け・PC向け・EA Play含む</td>
</tr>
<tr>
<td>オンライン対戦</td>
<td>別途Gold契約が必要</td>
<td>Ultimate内でGold相当が含まれる</td>
</tr>
<tr>
<td>クラウドゲーミング</td>
<td>不可</td>
<td>可能</td>
</tr>
<tr>
<td>月額料金</td>
<td>安い</td>
<td>高い</td>
</tr>
</table>各プラン選択のポイント
「自分に合ったプランがどれなのか？」を考える際は、次のポイントを踏まえて検討すると分かりやすいです。
Xboxコンソールしか使わないか？
- Xboxコンソールのみでゲームをする人
PCでのゲームをほとんどプレイしない場合は、Game Pass Standardで十分です。クラウドゲーミングも必要ないなら、Ultimateのメリットが活かされず、割高に感じるかもしれません。 - PCやスマホでもゲームを楽しみたい人
PC向けタイトルやスマホのクラウドゲーミングでプレイしたい場合は、Ultimateが唯一の選択肢となります。
オンラインマルチプレイをやるか？
- オンライン対戦を頻繁に楽しむ場合
UltimateならGold特典が付帯しているため、追加費用なしでオンライン対戦が楽しめます。毎月の無料ゲーム（Games with Gold）を受け取れるのも大きな魅力です。 - ソロプレイが中心のゲーマー
マルチプレイにほとんど興味がないなら、Gold相当が不要なのでStandardでも特に問題ありません。
EAタイトルのファンか？
EA Playを含むGame Pass Ultimateは、EAの人気タイトルが遊び放題となっています。FIFAシリーズやバトルフィールド、SIMS、Dragon Ageなどを楽しむ機会が多い方にはUltimateが最適でしょう。一方、EA作品に興味がない場合は、特典としての価値が薄れるかもしれません。
オンラインストレージ機能やセーブデータ移行
Game Passを利用する際の特徴として、オンラインでのセーブデータの同期が挙げられます。たとえばXboxコンソールでプレイしていたゲームの進捗を、PCで再開することも可能です。これはUltimate特典の一部として強調されていますが、基本的にXbox Liveのクラウドセーブ機能自体は無料でも提供されているため、ConsoleやStandardだけでもゲームのセーブをオンラインにバックアップできます。
ただし、PC版とのクロスセーブ対応はゲームタイトル側の仕様によるところが大きいので、事前に公式サイトやコミュニティで確認すると安心です。
よりお得に利用するテクニック
Game Passをよりお得に利用するには、以下のような方法がよく挙げられます。
セールやキャンペーンを活用する
Microsoft公式ストアや各種家電量販店などで、不定期にGame Passの割引キャンペーンを実施することがあります。新規ユーザー向けや期間限定のセールを活用すれば、通常の月額料金よりも格安でGame Pass Ultimateに加入できるケースもあるため、こまめにチェックすると良いでしょう。
Microsoft Rewardsプログラム
Microsoft Rewardsというポイントプログラムを活用すれば、XboxやBing検索、クエスト達成などでポイントを貯めてGame Passの利用券と交換することができます。ゲームを遊ぶこと自体でもポイントを得られる場合があるので、月額料金をいくらか節約できる可能性があります。
実際に遊べるタイトルの調べ方
具体的にどんなゲームが利用可能なのかは、公式サイトやXboxアプリから簡単に確認できます。特に公式サイトの「Xbox Game Passのゲーム一覧」ページが便利で、以下のようなフィルタリング機能を活用できます。
- プラットフォームで絞り込む
Xboxコンソール向け、PC向け、クラウド対応など、どのデバイスで遊べるゲームなのかを簡単にチェックできます。 - ジャンルで絞り込む
アクション、RPG、シミュレーション、スポーツなど、ジャンル別に探せるので、好みのゲームを素早く見つけられます。 - EA Playタイトルをピックアップ
EA Playが含まれるGame Pass Ultimateに加入中なら、EA Play専用のフィルタでEA作品を調べるのも便利です。 - 新着タイトルやもうすぐ配信終了のタイトルをチェック
定期的に新着ゲームの情報や配信終了予定リストが更新されるため、これから追加される作品や今のうちに遊んでおきたい作品が一目でわかります。
まとめ：用途に応じたプラン選びを
- Game Pass Standard（旧Game Pass for Console）
Xboxコンソールのみでゲームを楽しみたいユーザー向け。PCゲームやクラウドゲーミング、EA Playを必要としない場合は、最もコストを抑えられます。 - Game Pass Ultimate
幅広いプラットフォームで遊びたいユーザー向け。オンライン対戦のGold特典やEA Play、クラウドゲーミングなど、多くの機能を1つのプランで利用できるのが強みです。月額料金はStandardに比べて高めですが、その分のメリットは非常に大きいと言えます。
もし既に「Game Pass for Console」に加入している場合は、そのまま継続利用できますが、新規での受付は停止しているため、今後は実質的に「Game Pass Standard」か「Game Pass Ultimate」のどちらかを選択する流れになります。オンラインマルチプレイの有無やクラウド、PCゲームへの興味などから総合的に判断すると、後悔のないプラン選びができます。ぜひ公式サイトを活用して、自分にぴったりのGame Passプランを見つけてみてください。
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