Robloxエラー277で切断されるときの原因と対策を徹底解説

世界中のプレイヤーと気軽につながれるRobloxは魅力的なゲームですが、Xbox Series Sで突然切断されるエラーコード277が発生し、遊びづらいと悩む声をよく耳にします。本記事では具体的な対策や設定見直しの方法を複数紹介し、より安定したプレイ環境を手に入れるためのヒントをお伝えします。

Robloxエラー277とは?

Robloxエラー277は、主にサーバーとの接続が切断されたときに表示されるエラーメッセージです。ゲーム内でほかのプレイヤーが動かなくなり、しばらくして「インターネット接続を確認してください(エラーコード277)」の警告が出る現象は、Xbox Series Sを含む各種コンソール機器やPC、スマートデバイスでたびたび報告されています。
このエラーは回線状態やルーター設定、Robloxサーバーの混雑状況など複合的な要因で発生する可能性があるため、原因究明に時間を要することがあります。とはいえ、対策を講じれば安定したプレイに近づけるので、ぜひ本記事で紹介する方法を試してみてください。

エラー277が起こりやすい主な原因

  • 回線速度やNATタイプの問題
    オンラインゲームにおいてNATタイプが“ストリクト”または“モデレート”だと、マッチングやサーバー接続で不利になる場合があります。回線速度が不十分なときにも切断リスクは高まります。
  • ルーターやモデムの設定不備
    UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)がオフになっている、必要なポートが開いていないなどの状況で接続が不安定になる可能性があります。
  • Xbox本体やゲームデータの不具合
    キャッシュや一時的なデータが破損すると、ゲームプレイ中に異常が発生しやすくなります。
  • Roblox側のサーバートラブル
    サーバーに負荷がかかっている場合やメンテナンス、あるいは何らかの障害で切断されるケースも稀にあります。

Xboxでのネットワーク設定を再確認する

安定したオンラインゲーム環境を得るため、まずはXbox Series Sのネットワーク状態を再点検しましょう。

NATタイプをチェック

Xbox本体の「設定」→「一般」→「ネットワーク設定」→「詳細設定」からNATタイプを確認できます。下記はNATタイプの種類と説明を示した表です。

NATタイプ特徴推奨度
オープンオンラインゲームに必要なポートが解放され、通信がスムーズ◎(最適)
モデレート制限付きの通信状態。他プレイヤーとのマッチングに影響が出る場合がある
ストリクト大幅に通信が制限され、オンラインマルチプレイへの参加や接続が不安定になる×(改善を推奨)

NATタイプが「ストリクト」または「モデレート」になっている場合は、以下の手段で改善を図りましょう。

  • ルーターのUPnP機能をオンにする。
  • ポート開放(ポートフォワーディング)の設定を追加する。
  • ルーターのファームウェアを最新バージョンにアップデートする。

推奨ポート設定の例

Xboxが利用するポートを開放することで、マルチプレイ時の接続エラーを減らせる場合があります。
以下はXboxの公式ドキュメントで案内されている主要ポートの一例です。


サービス名:Xbox Live
プロトコル:UDP、TCP
ポート番号:
  - UDP 88
  - UDP 500
  - UDP 3544
  - UDP 4500
  - UDP/TCP 3074

ご利用のルーターにログインし、上記ポートの転送設定を追加してください。設定方法はルーターの機種やメーカーによって異なるため、詳細は取扱説明書やサポート情報を参照することをおすすめします。

回線速度やWi-Fi環境の最適化

Robloxを安定してプレイするには、回線速度の安定性も重要です。

速度テストを実施する

ウェブブラウザ上で「速度テスト」と検索すると、各種サービスから通信速度を計測できます。Xboxのブラウザ、またはPCやスマートフォンを使って回線速度をチェックしてみましょう。

  • 推奨速度: Roblox自体は高帯域を必要とするゲームではありませんが、下り・上りともに3〜5Mbps程度を下回るとラグや切断が発生しやすい傾向にあります。

Wi-Fi利用時の注意点

  • ルーターとXbox本体の距離を極力近づける。
  • 2.4GHz帯よりも干渉の少ない5GHz帯を利用する。
  • 可能であれば有線LAN(イーサネットケーブル)接続を検討する。

これらの対策を講じるだけで、接続切断の頻度が大きく改善するケースがあります。

Xbox本体やアプリ側の対処法

Robloxアプリ本体やXboxのシステムキャッシュをクリアすることで、エラー277の解消につながる場合もあります。

Xbox本体のキャッシュクリア方法

  1. Xboxが起動している状態で、本体の電源ボタンを約10秒間長押しします。
  2. 電源が完全にオフになったことを確認したら、コンセントや電源ケーブルを抜き数分放置します。
  3. 再度電源ケーブルを接続し、通常通り起動します。

キャッシュがリセットされることで、一時的に発生していた不具合が解消されることがあります。

ローカルデータの再取得

  1. Xboxのホーム画面から「マイゲーム & アプリ」→「ゲーム」→「Roblox」を選択し、ゲームの管理画面を開きます。
  2. 保存されているローカルデータを削除し、再度アカウントを連携してみましょう。

注意点として、削除するデータを間違えないようにしてください。クラウド上にセーブデータが残っているタイトルもありますが、事前にバックアップの確認をしておくと安全です。

Robloxサポートへの問い合わせと公式情報の確認

ルーター設定や本体キャッシュのクリアを行っても問題が解決しない場合、Roblox自体の不具合の可能性が高まります。

公式サポートとフォーラム

Robloxの公式サポートページ(https://www.roblox.com/support)には問い合わせフォームが用意されています。日本語で問い合わせを送ることも可能ですが、回答が英語になる場合もあるため、必要に応じて翻訳ツールを活用してください。
また、公式フォーラムやコミュニティサイトでは同様の事例がないかを検索してみるのも有力な手段です。「Error Code 277」「Xbox Series S」で検索すると、最新のユーザーレポートや対処法が見つかる場合があります。

サーバーステータスの確認

Robloxでは障害が発生している際、公式サイトやSNS(Twitterなど)で告知することがあります。「Roblox Status」などのワードで検索すると、運用チームがリアルタイムで報告しているSNSアカウントを見つけられる場合があります。
サーバーが込み合っているときは、少し時間を置いてプレイを再開することでエラー277が収まることもあります。

ネットワーク環境の切り分け

自宅に1台しかルーターがなく、ほかのネットワーク環境が準備できない場合でも、短時間だけテザリングや別の場所で接続を試みるのは有効です。

テザリングや友人宅でのプレイテスト

  • 携帯回線を利用したテザリング: 回線速度が十分であれば、エラーが発生するかをチェック可能です。
  • 友人や家族のネット環境で試す: 同じアカウントでもエラーが再現するかどうかで原因を切り分けられます。

このようなテストにより、自宅の回線やルーター自体の相性問題か、あるいはXbox本体やRobloxの問題かが分かりやすくなります。

DNS設定の変更を試す

地域やISP(インターネットサービスプロバイダ)のDNSサーバーとの相性で接続が不安定になることもあります。Xbox本体のDNS設定を変更することで改善する事例があります。

Google DNSやCloudflare DNSの設定例

DNSを任意設定に切り替え、以下のパブリックDNSを指定します。

  • Google DNS:
  • プライマリDNS:8.8.8.8
  • セカンダリDNS:8.8.4.4
  • Cloudflare DNS:
  • プライマリDNS:1.1.1.1
  • セカンダリDNS:1.0.0.1

Xbox本体の「ネットワーク設定」→「詳細設定」→「DNS設定」を“手動”にして入力するだけでOKです。DNSの変更後は念のため本体を再起動し、Robloxの挙動が改善するか確認してください。

Xbox本体の初期化(データ保持)

ここまでの対策をすべて試しても改善しない場合、Xbox本体の初期化を検討する価値があります。ただし完全に初期化するとデータが消去されるため、まずは「本体を初期化してデータを保持」のオプションを試すとよいでしょう。

初期化手順の概要

  1. Xboxホーム画面から「設定」→「システム」→「コンソール情報」に移動。
  2. 「本体のリセット」を選択し、「リセットしてゲームやアプリを保持する」を選択。
  3. 本体が再起動したら、ログインと接続設定を再度行う。

万が一データが失われても良いように、あらかじめクラウドにバックアップされているか確認しておくと安心です。

ハードウェアやISPの問題を疑う場合

Robloxだけでなく他のオンラインゲームでも切断が発生するようであれば、回線やハードウェア側の問題も考えられます。実際に起こりうる要因をまとめました。

ルーターやモデムの故障

長期間使っているルーターやモデムが物理的に劣化している可能性があります。発熱が激しい、再起動すると一時的に直るなどの症状がある場合は故障を疑ってください。

プロバイダのトラブルや回線混雑

地域によっては特定の時間帯(夜間や休日など)に回線が著しく混雑し、速度低下や切断が多発するケースがあります。プロバイダのサポートに問い合わせることで、地域的な問題が判明する場合もあります。

Xboxサポートへの相談

Xbox側のネットワークアダプタやシステム異常の可能性もゼロではありません。公式サポートに相談し、ハードウェア診断や交換を含めた対応を検討すると安心です。

まとめ:安定接続を目指すためのポイント

  1. NATタイプをオープンに保つ
  • UPnPやポートフォワーディングの設定を見直し、接続環境を最適化します。
  1. 回線速度やWi-Fi環境を改善
  • 速度テストで現状を把握し、有線接続や5GHz帯のWi-Fiを活用しましょう。
  1. Xbox本体のキャッシュやデータを整理
  • キャッシュクリアやローカルデータの再取得を試し、万が一の場合は本体の初期化も検討。
  1. 公式サポートやコミュニティで最新情報を得る
  • Roblox公式サポートへの問い合わせやフォーラム検索で、同様の症状や解決策を探ることが大切です。

オンラインゲームの魅力である世界中の仲間との協力や対戦を、エラーで台無しにしないためにも、まずはできる対策から一つずつ実践してみてください。特にルーター設定や回線環境の改善は、ほかのオンラインゲームでも有効なテクニックなので、ゲームライフ全体を向上させることにつながります。

コメント

コメントする