Steamやゲームの起動時に「LoadLibrary failed with error 126」と出たら、まずSteam本体を開いた時点か、特定ゲームを起動した後かを確認します。Windowsの126はモジュールを見つけられないエラーですが、この数値だけでAMDドライバーの破損と確定することはできません。対象アプリ、表示されたDLL名、更新前後の違いを記録して対処を選びます。
Steam本体の起動失敗と、Steamから起動したゲームのDLL読み込み失敗では、最初に確認するファイルが違います。
LoadLibrary failed with error 126の意味
MicrosoftのWindowsエラーコード一覧 では、126(0x7E)はERROR_MOD_NOT_FOUND、指定したモジュールが見つからないことを示します。LoadLibraryはプログラムがDLL等を読み込む処理です。Steamの認証・通信エラー番号と、Windowsのライブラリ読み込みエラーを同じものとして扱わないでください。
MicrosoftのDLL検索仕様 によると、DLLがさらに依存するDLLも別に検索されます。したがって、メッセージに出たDLLがフォルダー内にあっても、その依存先や検索経路の問題で読み込めない可能性があります。エラー126だけから欠けたファイル名を特定できるわけではありません。
先に確認すること:Steam本体・特定ゲーム・AMDを切り分ける
| 発生条件 | 確認する記録 | 次に試す対応 |
|---|---|---|
| Steam本体を開く前後で出る | メッセージ全体、同時に開く常駐アプリ、直前の変更 | Steamの更新・関連アプリやドライバーを調査 |
| Steamは開き、特定ゲームだけ起動できない | ゲーム名、MODの有無、DLL名、ゲーム更新日 | ゲームファイル検証とゲーム指定の依存ライブラリ |
| 複数ゲームやGPU設定アプリでも出る | GPU型番、両方のGPU、ドライバー版、更新日 | 型番に適合するドライバーと既知の問題 |
| ドライバー更新直後から出る | 以前動いた版と現在の版 | 公式の修正案内、必要なら以前の正常な版 |
| 126以外のSteamログイン/読み込みエラー | 実際のエラー文と番号 | そのエラーのSteamサポートを確認 |
PCを再起動して同じ操作で再現するか確認し、変更前後の条件を記録します。デバイスマネージャーの「ディスプレイアダプター」と各デバイスのプロパティでGPU名・ドライバー版を確認してください。内蔵GPUと外部GPUがあるPCでは、片方のブランドだけを見て他方のドライバーを削除しないようにします。
特定ゲームだけなら:Steamのゲームファイルを検証
Steamが起動する場合は、Steam公式の整合性検証 に従い、ライブラリで対象ゲームを右クリック→「プロパティ」→「インストール済みファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を選びます。旧画面の「ローカルファイル」ではなく、現在のInstalled Filesに相当するタブを探します。
終了後に同じゲームを起動して比較します。複数ゲームの検証を同時に走らせず、ウイルス検査等の負荷の高い処理とも重ねないようにします。ローカル設定ファイルの一部が検証されないことはSteam公式が通常の場合として説明しており、表示だけでOS全体の破損と判断しません。
この検証はゲームのインストールファイルを対象とし、GPUドライバーやWindowsのDLLをすべて修復する処理ではありません。MODや非公式の拡張を使っている場合は、セーブデータと設定を保存し、ゲーム提供元が認める元の構成で再現するかを比較します。Steam本体が開かない場合は、この画面まで進めないため他の確認へ移ります。
AMD error 126:適合するドライバーを確認して再導入する
AMDという検索語やGPU名があっても、error 126のすべてが同じドライバー障害とは限りません。GPU型番とWindows版を確認し、メーカー製PCではPCメーカーが案内する型番別ドライバーと対応条件を先に確認します。インストーラーを確保し、どの版へ戻せるかを記録してから変更します。
AMD Auto-Detect and Install Tool公式手順 は、対応するRadeon等とWindowsを調べ、適合するパッケージを案内します。RecommendedとOptionalは区別され、画面や選択肢は構成で変わります。単に番号の新しいものを選ぶのではなく、対応GPUとリリースノートを確認してください。
- ゲーム・録画等のGPUを使うアプリを終了し、通常の公式インストーラーで更新または再インストールします。
- 成功メッセージと必要な再起動を確認して、同じエラーを再現する操作で比較します。
- 更新直後から問題が起きた場合は、公式の既知の問題・修正案内を確認します。以前正常だった版へ戻す必要があるときも、対応機種の公式配布を使います。
AMDの安定性トラブル手順 は、既知のドライバー問題なら案内された回避策を使い、修正がない場合は問題のなかった版へ戻す方法も説明しています。すべてのPCに同じ「安定版」があると仮定しないでください。
AMD Cleanup Utilityを使うのは、通常の再導入で不足する場合
AMDのクリーン再導入が必要と判断された場合は、AMD Cleanup Utility公式手順 を確認します。AMDグラフィックス・オーディオのドライバー等を削除するツールで、AMDチップセットドライバーを削除するものではありません。使う前に再導入する正しいパッケージを用意します。
公式手順はセーフモードでの利用を推奨し、処理後の再起動を必要としています。画面のちらつき・一時消灯や処理待ちがあり、Windows Update実行中はツールが終了する場合があります。終了・失敗の表示を記録し、何度も起動し直す前に該当する公式案内を確認します。
インストーラーのFactory Resetと、AMD Softwareの設定だけを初期化する操作を混同しません。Auto-Detect手順のインストール時Factory Resetは既存パッケージを削除し、以前のドライバーへロールバックできなくなると案内されています。DDU等による削除を、126が出た全PCの最初の必須操作にはしません。
NVIDIA・Intelの場合:AMD用ツールを流用しない
| GPU | 公式な確認先 | 注意点 |
|---|---|---|
| NVIDIA | NVIDIA app のドライバー更新・公式ダウンロード | GPU/Windowsの対応を確認。旧GeForce Experienceの画面だけを探さない |
| Intel | Intelの通常更新とクリーンインストールの説明 | 汎用ドライバーのクリーン導入でOEMカスタマイズが上書きされる場合がある |
| AMD | AMD Softwareと対応パッケージ | AMD Cleanup Utilityを他メーカーの削除用に使わない |
更新・再導入の目的は、対象機種で必要なライブラリを含む正しいパッケージへ戻すことです。GPUを無効化したままにする、互いのドライバーを一律に削除する、DLLを名前だけで他PCからコピーする操作は避け、メーカーの対応条件で進めます。
DirectX・Visual C++はゲームが必要とする版を確認
ゲームの公式要件やエラーのDLL名から依存ライブラリが分かる場合は、ゲーム提供元が案内するインストーラーやMicrosoft公式配布を使います。「最新のDirectXを入れればすべての古いDLLが揃う」という説明にはしません。
MicrosoftのDirectX End-User Runtime は、一部の古いゲームで使うD3DX、XInput 1.3、XAudio 2.7等の追加ライブラリを導入するもので、WindowsのDirectXのバージョン自体を変更しません。ゲームがこれらを必要とするかを確認して利用します。
Visual C++再頒布可能パッケージの公式案内 は、アプリの対象アーキテクチャに合うパッケージを必要としています。64ビットWindowsでも32ビットゲームにはx86用が必要になる場合があるため、OSのビット数だけで決めません。古いゲームの必要なランタイムを最新v14ですべて置き換えられるとも考えず、提供元の指定を確認します。
DLL単体配布サイトからファイルを集めたり、System32へ一律にコピー・改名したりしません。どの提供元のファイルかと必要な依存先を確認し、該当するゲーム・ドライバー・公式ランタイムのパッケージ単位で修復します。
常駐アプリを比較する:保護機能を一括で切らない
ゲームのオーバーレイ・録画・キャプチャ等を使っているなら、各アプリの設定で一つずつ止め、同じ操作を比較します。改善した項目と元の状態を記録し、検証後は必要な設定へ戻します。エラー126だけでリアルタイム保護とファイアウォールをすべて無効にする必要はありません。
保護ソフトの検出・隔離・ブロック記録が実際にある場合は、ファイル名と対象パッケージを確認し、提供元の正式な手順へ進みます。未確認ファイルを復元したり、Steamフォルダー全体を除外したりすることで済ませないでください。
Microsoftのクリーンブート手順 を使う場合は、msconfigで「Microsoftのサービスをすべて隠す」を選んでから残りのサービスを扱い、スタートアップ項目の元の状態も記録します。改善すれば段階的に戻して原因を調べ、検証後は通常起動へ戻します。クリーンブートで変わったという結果だけで、特定ソフトの故障を確定しません。
Windowsのシステムファイル修復が必要な場合
複数アプリやWindows機能も不安定な場合は、MicrosoftのSystem File Checker手順 で確認します。Windowsを更新して再起動したうえで、管理者のコマンドプロンプトでDISMを実行し、正常完了を確認してからSFCを実行します。
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
DISMが失敗したらエラーを保存して該当手順を確認します。SFCの最終結果も記録し、修復成功後に同じゲームで比較してください。システムファイルが正常でも、ゲーム独自のDLLやドライバー、アプリ設定の問題は残り得ます。
解消しない場合に渡す情報と、DLL調査の補足
- メッセージ全体、発生時刻、Steam本体かゲーム起動後か、ゲーム名とDLL名。
- Windows版、PC型番、内蔵/外部GPU名、ドライバー版、発生前の更新。
- 整合性検証、公式ドライバー再導入、ランタイム、常駐アプリ比較の結果。
- 正常だった構成と現在の違い、エラーが出る具体的な操作。
さらに必要なら、Windows 11等の対応環境で管理担当やサポートが Microsoft SysinternalsのProcess Monitor を使い、対象プロセスのファイルアクセスを絞って調査できます。現行版の公式要件はWindows 11以降等です。一般の読者がすべての記録を理解してから問い合わせる必要はありません。
DLLを探して見つからなかったアクセスでも、次の検索先で成功することがあります。NAME NOT FOUND等の行があるだけで、そのファイルを原因と確定してコピー・削除しないでください。失敗時刻とプロセス、前後のアクセスを担当者へ渡し、ログ内のユーザー名やパス等は共有範囲に合わせて扱います。
特定ゲームだけならゲーム提供元、複数のGPU利用アプリならGPUまたはPCメーカー、Steam本体の問題ならSteamサポートへ、上の記録を添えて相談します。error 126だけを根拠にWindows初期化を先に行わず、必要と判断された場合もデータ・セーブ・設定のバックアップと復旧手順を確認してから進めます。

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