Xbox Game Pass CoreからUltimateへ乗り換える方法と長期プランの現状

今やXboxをはじめとしたコンソールやPCで遊べるゲームの種類は膨大です。オンライン対戦や協力プレイを楽しむためのサブスクリプションはもはやゲーマーに必須と言っても過言ではないでしょう。しかし、Xbox Game Pass Core(旧Xbox Live Gold)を長く利用している方の中には、年単位の契約ができなくなったり、PCでも遊びたいゲームが増えてきたりと、少々混乱している方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、Xbox Game Pass Coreを年単位で更新している方がGame Pass Ultimateへ切り替える際のポイントや、長期契約プランの現状、さらにディスク版ゲームのPC利用に関する注意点などを徹底解説します。

Xbox Game Pass Core(旧Xbox Live Gold)を年単位で利用している方への注意点

Xbox Game Pass Core(旧Xbox Live Gold)は、オンラインマルチプレイや毎月の無料タイトルなどが含まれるサブスクリプションとして、多くのXboxユーザーに利用されています。特に昔からXbox Live Goldを使い続けている方の中には、1年(12か月)単位や2年(24か月)単位のデジタルコードを利用し、まとめて支払うことで割安にサービスを維持してきた方もいるでしょう。しかし現在、この「長期契約プラン」の入手方法に大きな変化が生じています。

長年Xbox OneやXbox 360を利用してきたゲーマーにとっては、定期的なセールやリテールショップで販売されていた12か月単位の利用権が非常に便利でした。ところがXbox Live Goldが名称変更してGame Pass Coreとなった現状、公式オンラインストアでは年単位のデジタルコードの提供が停止され、代わりに1か月や3か月といった短いスパンでの購入オプションが中心となっています。

12か月・24か月の長期プランは本当に廃止されたのか?

従来は、Xbox公式ストアやAmazonといったオンラインショップで12か月や24か月のデジタルコードを割引価格で入手できました。しかし近年は「長期プランが姿を消している」という声が増えています。実際に以下のような理由から、現在公式でのデジタル提供は停止状態となっています。

デジタルでの提供停止

Microsoft公式では、Game Pass UltimateやPC Game Passに重点を置きはじめており、既存のXbox Live Goldに相当するGame Pass Coreは、あくまでオンラインマルチプレイを楽しみたい方向けの位置づけとなりました。そのためか、12か月以上の長期コードは公式オンラインストアから削除され、短期プラン(1か月・3か月)のみがデジタルで購入可能となっています。

プラン名主な特典デジタルでの提供期間
Xbox Game Pass Coreオンラインマルチプレイ / 月替わりの無料タイトル1か月 or 3か月
Xbox Game Pass UltimateCore特典 + Game Pass for Console + Game Pass for PC + Cloud Gaming + EA Playなど1か月 or 3か月
Xbox Game Pass for PCPC向けのGame Pass(オンライン対戦にはPCタイトルごとの要件)1か月 or 3か月
12か月・24か月プラン(旧称)かつてはデジタルで提供されていたが現在はオフィシャルストアでは廃止公式ストアでは取り扱い停止

物理コード(プリペイドカード)での入手可能性

それでも一部の販売店やオンラインショップでは、在庫として12か月利用権(物理カードに印字されたコード)を持っているケースがあります。これらは「Xbox Live Gold」の名称で流通していることが多く、購入後にコードを入力するとGame Pass Coreとして認証される仕組みです。ただし流通在庫は限られており、入手難や価格高騰が生じている場合もあるため、購入を検討する際は信頼できる販売店かどうか、価格が適正かどうかをしっかり確認しましょう。

サブスクリプションの期間をスタックする方法

Xboxサブスクリプションは、複数の利用権を重ねて一度に延長する「スタック」が可能です。公式ストアでは1か月または3か月単位で購入できますが、例えば3か月分を4回購入し、コードを順に入力すればトータル12か月分を確保できます。これは12か月用の物理コードが手に入らない場合の代替策として有力です。

  • 3か月コード × 4回 = 12か月延長
  • 1か月コード × 12回 = 12か月延長

ただし複数回入力する手間や、時期によっては金額の変動(セールやキャンペーン価格など)もあるため、タイミングを見計らってまとめ買いするのが賢い方法です。クレジットカードやPayPalなどの自動更新設定が嫌な方は、このプリペイド方式による手動更新を選択するメリットがあります。

Game Pass Ultimateへの切り替えと注意点

Xbox Game Pass Core(旧Xbox Live Gold)から、Xbox版・PC版のGame Passをすべて使えるUltimateへアップグレードする場合、すでに残っているCoreの契約期間が特定の換算率で「Game Pass Ultimateの期間」に置き換えられます。この換算率は公式が時折変更するため、常に最新情報をMicrosoftのサポートや公式ページでチェックすることが重要です。

換算率(コンバージョンレート)の仕組み

一般的に、Core(旧Gold)1か月分をUltimateに変換すると0.67か月分(例)になるといった具合に、一対一ではなく割引率に応じて変換されます。具体的な比率は、下記のように随時公式サイトで案内されています。もし長期間のCoreを保有している状態でUltimateに切り替えると、大きく変換率が下がってしまい、結果として損をすることもあるため、事前に調べておくのが得策です。

サブスクリプションUltimateへ変換した際の例示的な比率
Xbox Game Pass Core(旧Gold)1か月Ultimate 0.67か月(変動するため公式情報を要確認)
Xbox Game Pass Core(旧Gold)3か月Ultimate 2か月(変動するため公式情報を要確認)
Xbox Game Pass for PC 1か月Ultimate 0.75か月(変動するため公式情報を要確認)
〜(変更の可能性あり)〜常にMicrosoft公式サイトで最新情報を確認すること

Xbox Play Anywhere対応タイトルのポイント

Game Pass Ultimateの最大の魅力のひとつは、Xbox向けとPC向けの両方のGame Passを使える点です。しかし、Xbox Oneのパッケージ版(Blu-rayディスク版)でゲームを購入している場合、そのディスクがそのままPCで使えるわけではありません。あくまで「Play Anywhere」に対応しているタイトルならば、デジタル版の購入によってXbox版とPC版の両方がプレイできるようになる仕組みです。

ディスク版とデジタル版の違い

  • ディスク版: Xbox本体にディスクを挿入してプレイする。PCに挿入しても動作しない。
  • デジタル版: Microsoftストアで購入、またはGame PassからインストールしてXbox版・PC版を共有できる。
  • Play Anywhere対応: 対応作品であれば追加費用なしにPC版のライセンスも付与され、クロスセーブや実績も共通化される。

Halo InfiniteやHalo: The Master Chief CollectionはPlay Anywhere対応のデジタル版が存在しますが、ディスク版ではPC版が付与されませんので注意が必要です。

Xbox One版のゲームをPCで遊ぶには?

すでにXbox One版(パッケージ版)を持っている方が、同じタイトルをPCでプレイするためには大きく2つの方法があります。

  1. Play Anywhere対応のデジタル版を改めて購入する
    ディスク版がすでにある場合でも、PCで遊ぶには対応するデジタル版のライセンスが必要となるケースが多いです。例えばHalo: The Master Chief Collectionのディスク版を所有していても、PCで遊びたい場合はデジタル版(またはGame Pass)を利用する必要があります。
  2. Game Pass Ultimateを契約してPC版をダウンロードする
    対象タイトルがGame Pass for PCに含まれていれば、Ultimate契約中は追加費用なしでインストールしてプレイ可能です。ただし、常にすべてのXboxタイトルがGame Passで提供されるわけではなく、入れ替えもある点に留意しましょう。

Microsoft Store(Windowsストア)での入手

PCでXboxタイトルをプレイしたい場合、多くはWindows 10 / 11向けのMicrosoft StoreもしくはXboxアプリを利用します。ゲームを探す際は、以下をチェックすると便利です。

  • Play Anywhereバッジ: 対応作品なら1度の購入でXbox / PC両方がプレイ可能。
  • Game Pass対応: サブスクリプション内に含まれていれば、追加費用なしで遊べる。
  • レビュー・必要スペック: PC版の動作要件はXbox本体と異なるので、推奨スペックを事前に確認。

Fortniteなど無料タイトルのPC版

Fortniteなど一部の基本無料ゲームは、サブスクリプションがなくてもPC版をダウンロード・プレイできます。Xbox本体で遊ぶときにはCore(旧Gold)加入が必要なタイトルも過去には存在しましたが、現在ではFortniteなど無料で提供されている対戦ゲームについてはXbox本体でもオンラインプレイがサブスクリプションなしで可能になっています(タイトルによっては例外や時期により異なる場合あり)。

とはいえ、究極的にはGame Pass Ultimateを契約していれば、多種多様な作品をコンソールとPCで遊び分けられる上、各種特典も得られるので、トータルで見ればUltimateの利便性は非常に高いと言えます。

まとめ:12か月プランを手軽に入手するには?

Xbox Live Gold時代には一般的だった12か月や24か月の長期デジタルコードは、現状公式ストアでは購入できなくなっています。以下の選択肢を検討すると良いでしょう。

  • 1か月/3か月プランをスタックして長期利用
    公式ストアやMicrosoftアカウントで簡単に管理でき、セール時期を狙えばコストも抑えられます。
  • 物理コード(旧Xbox Live Gold 12か月分など)を探す
    オンラインショップやリテール店の在庫を調べる。入手時の価格、コードの有効期限、販売元の信頼性を要確認。
  • Game Pass Ultimateへの切り替え
    PCとXboxの両方でゲームを楽しみたいならUltimateがベスト。ただし、変換率や契約更新タイミングに注意し、最適な方法を検討しましょう。

PC版のゲームプレイはディスク版ではなくデジタルライセンスが必要となる場合が多いため、Xbox Play Anywhere対応のデジタル版やGame Passのラインアップをしっかり確認してください。Haloシリーズをはじめ、対応タイトルであれば1度の購入でXboxとPC両方の楽しみが広がります。一方でFortniteのように無料配信されている人気作は、Xboxサブスクリプションに加入せずともPCで遊べます。自分の遊びたいタイトルがどの方式に当てはまるかを見極めて、最適なプランや購入方法を選んでみてください。

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