Xbox Series SでCo-opコントローラー認識トラブルを解決する完全ガイド

ゲームを楽しんでいる最中に、せっかく友人や家族と協力プレイをしようと思っても、コントローラーがうまく認識されないとストレスを感じてしまうものです。特にXbox Series Sで二人プレイを始めようとしているのに、2つ目のコントローラーがゲーム内では反応しない問題はよくあるトラブルの一つ。本記事では、その原因や解決策をわかりやすく解説していきます。

Xbox Series SのCo-opコントローラー問題とは?

Xbox Series Sにおいて、2つ目のコントローラーがなぜかゲーム内では認識されず、ダッシュボード(ホーム画面)の操作だけは可能という現象が報告されています。たとえば、人気の協力プレイゲーム「It Takes Two」や、レースゲームの「Ride 2」「Dirt」などでも、メニュー画面までは操作できるのに、いざゲーム本編に入ると2人目の入力が無効になるケースがあるのです。

この問題が発生すると、2人プレイがメインのゲームタイトルでは事実上ゲームを楽しめなくなってしまうため、大変困ります。しかも、本体のハードリセットやコントローラーのファームウェア更新、有線接続への変更などを試しても、うまくいかない場合もあるようです。

主な原因と疑われるポイント

同じXbox Series Sでも、状況によって原因が異なる可能性があります。以下では、代表的な原因と、それぞれどのように対処すべきかを整理してみましょう。

1. Copilot機能の誤作動や設定不備

Xboxには「Copilot(コパイロット)」機能があります。これは2つのコントローラーをあたかも一つのコントローラーのように扱う便利な仕組みですが、意図せずオンになっていると、二人目が操作しているつもりでも実際は一人目のコントローラーと同じ動作として認識されることがあります。

2. クラウドプレイでの制限

「It Takes Two」のようにクラウド経由のプレイでも楽しめるゲームがありますが、ローカルでの2人プレイに最適化されているタイトルでは、クラウドプレイ中に2つ目のコントローラーが認識されないことがあります。これはクラウドの仕組み上、ローカル同様の通信とデバイス認識を行うのが難しい場合があるためです。

3. アカウントとサインインの問題

Xboxでは、2人目のコントローラーを使う際、別のアカウントにサインインしておかないとゲーム内で認識されないゲームも存在します。また、ゲストアカウントやオフラインアカウントを使用する際に、タイトルによっては対応が異なる場合があります。

4. コントローラー側の不具合やファームウェア未更新

既に試した方も多いと思いますが、コントローラーのファームウェアが古いままだと、操作が途切れやすい、または入力が上手く認識されないケースがあります。有線接続にしても問題が解決しない場合、物理的な故障や別の設定が影響している可能性もあります。

まず試してほしい解決策一覧

下記の手順を順番に試すことで、多くのケースで問題を解消できると報告されています。それぞれ詳しく解説していきましょう。

1. Copilot機能のオン・オフを切り替える

Copilot機能が原因になっている場合、オン・オフを切り替えてみることで改善することがあります。設定の確認手順は以下の通りです。

1. Xbox本体で「設定」を開く
2. 「デバイスと接続」を選択
3. 「コントローラーとヘッドセット」を選択
4. 対象のコントローラーを選んで「…(三点リーダー)ボタン」を押す
5. Copilotがオンになっているかどうかを確認する
  • もし「Copilotをオフにする」と表示される場合はそれを選択し、機能を無効化してからゲーム内で再確認してみてください。
  • もし「Copilotをオンにする」と表示される場合は、あえて一度オンにしてから本体を再起動し、改めてオフに切り替えるという方法もあります。

Copilotは2つのコントローラーを連動して動かす便利な機能ですが、2人プレイの場面では正しく動作しない場合があるため要注意です。

2. 別のアカウントでサインインしてみる

2人目のプレイヤーは、ゲームによっては別のアカウントでサインインしていないと認識されない場合があります。そこで、以下の手順を試してください。

  • 2つ目のコントローラーを接続し、メインアカウントではない別のアカウントでサインインする。
  • ゲーム内でマルチプレイヤーやCo-opモードを選ぶ際に、2人目の参加を受付けているかを確認する。
  • もしゲストアカウントで認識されない場合は、Microsoftアカウントを追加で作成して試してみるのも有効です。

3. 本体とコントローラーのファームウェアを最新にする

コントローラーの不具合は、ファームウェアのアップデートで解決するケースが少なくありません。最近のアップデートでは無線接続の安定性向上も含まれていることが多いため、以下の手順を踏んで最新化してみましょう。

1. Xbox本体で「設定」を開く
2. 「デバイスと接続」を選択
3. 「アクセサリ」を選択
4. 更新したいコントローラーを選び、「…」メニューからファームウェア更新を実施
5. 本体側のシステムアップデートも忘れずにチェック

有線接続でも不具合が出る場合には、コントローラー自体の物理的な問題を疑う必要があります。別のコントローラーで同様の症状が出なければ、故障の可能性も念頭に置きましょう。

4. クラウドプレイからローカルインストールへ切り替える

特に「It Takes Two」のようなクラウドプレイ対応タイトルでは、クラウド上では2人目の操作が正常に認識されないケースがあると報告されています。ローカルにダウンロードしてプレイすると動作する場合もあるため、オンライン接続の安定性やクラウドの制限が関係しているようです。以下の対応を試してみてください。

  • 一度クラウドからログアウトし、本体ストレージにゲームをインストール。
  • ローカルにインストールしたゲームを起動し、2つのコントローラーを接続してCo-opモードへ進む。
  • それでもダメな場合は、サインインを再度やり直したり、ネットワーク環境を確認してみる。

対処法とチェック項目を一覧表で確認

下表では、上記で紹介した解決策をまとめています。どの手順を試していないか確認する際にお役立てください。

対処法手順結果確認
Copilotのオン・オフ「設定」→「デバイスと接続」→「コントローラーとヘッドセット」へ進む コントローラーの「…」からCopilotを確認 オン→オフ、またはオフ→オン→再起動→オフゲーム内で2人目の操作が可能かチェック
別アカウントでのサインイン2つ目のコントローラーで別アカウントにサインイン ゲーム起動後、Co-opモードの選択 2人目コントローラー入力を確認2人目キャラクターの動作を実際に操作
ファームウェア更新「設定」→「デバイスと接続」→「アクセサリ」へ 「…」メニューからコントローラーの更新を実施 本体のシステムアップデートも行う最新版になったら再起動し、操作テスト
クラウドプレイのオフクラウドプレイを中断し、本体へゲームをインストール ローカル版のゲームを起動 2人プレイを再度試すローカルで問題なく2人同時操作ができるか確認

さらに詳しく!問題解決に役立つポイント

ここからは、より深堀りしたアドバイスやチェック方法について解説します。

1. ボタンマッピングのリセット

稀に、各コントローラーでボタンマッピングを独自に設定していると、同じ操作が重複して認識されることがあります。その場合、Xboxアクセサリアプリからボタン配置を「既定」にリセットしてみましょう。

操作手順

  • 「設定」→「デバイスと接続」→「アクセサリ」→該当コントローラーを選択
  • 「プロファイルの構成」からボタン配置を「既定」にリセット
  • 両方のコントローラーで同じ操作を行い、再度Co-opを試す

2. Bluetooth干渉や周辺機器の影響

Xboxコントローラーは無線接続にBluetoothを使用するタイプもあります。周囲に電子レンジや他の通信機器がある場合、通信の干渉を受けて二人目のコントローラーが不安定になることがあります。一時的に周辺機器の電源を切るか、場所を変えて試してみるのも方法の一つです。

3. コントローラーの優先順位を入れ替える

Xbox本体では、最初に接続したコントローラーをプレイヤー1、次に接続したものをプレイヤー2として認識します。認識がうまくいかない場合、最初に接続したコントローラーをオフにし、2つ目をオンにしてから最初のコントローラーを再接続するなど、順番を入れ替えてみると解決するケースもあります。

解決策を試しても直らない場合の追加ステップ

上記の方法を一通り試しても解決しないときは、次の手段を検討してみてください。

1. Xboxサポートやコミュニティへの問い合わせ

Microsoft公式のXboxサポートに問い合わせると、最新の情報や一時的なシステム障害などの有無を確認できます。また、Xboxコミュニティフォーラムでも、同じ問題を抱えたユーザーが対処法を共有していることがあるので、ぜひチェックしてみてください。

2. 別のXbox本体で検証

もし可能であれば、友人や家族のXbox Series X/SやXbox Oneなど、別の本体で同じコントローラーを試してみてください。そこで正常に動く場合は、本体側の設定やハードウェアに問題が潜んでいるかもしれません。

3. コントローラー自体の交換・修理

いろいろ試しても解消しない場合、コントローラーの物理的な故障が考えられます。保証期間内であれば交換、もしくは修理対応を検討しましょう。中古品を購入している場合も、販売元のサポートポリシーをチェックすることが大切です。

まとめ:Xbox Series Sでの協力プレイを存分に楽しもう

Xbox Series Sは豊富なゲームラインナップと高いコストパフォーマンスが魅力的なコンソールです。しかし、二人プレイやCo-opに関する小さなトラブルは時折発生します。Copilot機能のオン・オフ切り替えやクラウドプレイからローカルへの移行など、基本的な対策を把握しておけば、ほとんどのケースで問題を解決できるでしょう。

また、コントローラーやアカウントの設定は思わぬところで不具合を引き起こす原因にもなります。これらの設定を見直すだけで、驚くほどスムーズにゲームが楽しめるようになることも多いです。どうしても直らないときは公式サポートやコミュニティに情報を求めることで、新たな解決策に辿り着けるはずです。

ぜひ本記事の対処法を一通り試して、快適な協力プレイを楽しんでください。お気に入りのゲームを、家族や友人と笑顔で楽しめる環境を取り戻して、最高のゲームライフを堪能しましょう。

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