いつもは大人が使っているXboxを、子どもがたまに遊ぶ程度で利用しているならば、「Xbox Game Pass Coreを解約しても大丈夫だろうか?」と疑問に感じることもあるかもしれません。オンラインのゲームプレイや特典など、実際どのようなメリットを失うのかをしっかり把握しておくことで、解約後の後悔を減らすことができます。本記事では、Xbox Game Pass Coreの主要な機能と、それらを解約するとどうなるのかを詳しく解説します。さらに、もし解約を検討しているなら押さえておきたいポイントや、他のサービスとの比較表などもご用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
Xbox Game Pass Coreとは?
Xbox Game Pass Coreは、従来のXbox Live Goldの後継として位置付けられているサブスクリプションプランです。オンラインプレイ(有料タイトルのマルチプレイ)を楽しむ権利や、Xboxが厳選した数十本規模のゲームライブラリへのアクセスが含まれています。かつてはXbox Live Goldを通してオンライン対戦と月々のフリープレイタイトル(Games with Gold)を提供していましたが、現在は新たに「Game Pass Core」という名称と仕組みに移行し、ゲーム本数やサービス内容が少し変更されています。
- オンラインマルチプレイ
Game Pass Coreは有料ゲームのオンライン対戦を可能にするサービスです。Xboxで代表的なFPS(ファーストパーソン・シューティング)や、人気スポーツゲームを楽しむには、この機能が事実上必須と言えます。 - 厳選されたゲームライブラリ
月額や年額で加入している間、約25本前後のタイトルを追加費用なしでプレイできます。古めの名作だけでなく、オンライン要素のあるゲームも含まれており、バランスよくラインナップされています。 - 会員限定の割引特典
Xbox公式ストアでゲーム本編やDLC(ダウンロードコンテンツ)を購入する際に、会員限定の割引が適用されることがあります。ゲーム本編だけでなく、追加キャラクターやシーズンパスの価格が下がる場合もあるため、頻繁にゲームを購入する方には魅力的です。
Xbox Game Pass Coreをキャンセルするとどうなる?
ここからは、実際に解約した場合に失う機能や制約される点を、具体的にご紹介します。お子さんのプレイ状況を踏まえつつ、解約後のリスクや不便さをイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
1. オンラインマルチプレイの制限
ゲームをオンラインで遊ぶ大きなメリットは、世界中のプレイヤーと対戦や協力プレイができることです。しかし、Game Pass Coreを解約した場合、有料タイトルにおけるオンラインマルチプレイが不可能になります。たとえば、以下のようなケースで影響が出るでしょう。
- 人気FPSやスポーツゲーム
「Call of Duty」「FIFA」「NBA 2K」「Halo」など、有料のパッケージ版・ダウンロード版で購入するゲームは、オンライン対戦を楽しむにはサブスクリプションが必須。解約するとオフラインモードしかプレイできず、世界のプレイヤーと競い合う楽しみを失います。 - 無料プレイタイトルは例外
「Fortnite」「Rocket League」「Roblox」など、基本プレイ無料のタイトルは、Game Pass Coreを解約しても引き続きオンライン対戦が可能です。お子さんがこれらの無料ゲームを中心にプレイしているなら、大きなデメリットは感じないかもしれません。
2. ゲームライブラリへのアクセス権喪失
Xbox Game Pass Coreには、サブスクリプション加入者限定で遊べるライブラリが存在します。ここには約25本ほどの厳選タイトルが含まれており、加入期間中だけ自由にダウンロードして遊ぶことが可能です。たとえば、比較的短時間で遊べるインディーゲームから大作RPGまで幅広いジャンルが揃っていますが、解約後はどうなるのでしょうか。
- 所有していないゲームは起動不可
解約すれば、未購入のまま利用していたゲームは一切プレイできなくなります。セーブデータは残るので、後に再加入や個別購入をすれば再び遊ぶことは可能ですが、現状ではアクセスそのものがロックされる形です。 - 個別購入したゲームは引き続き遊べる
Game Pass Core経由で「セール価格」で購入したタイトルは、解約後も所有権がユーザーにあるため問題なく起動できます。あくまでも「ライブラリに含まれるゲームを期間中無料で遊べる権利」を失うだけです。
3. 会員限定割引の喪失
解約すると、Microsoft公式ストアの会員限定ディスカウントや、DLCがセール価格になる特典などが利用できなくなります。頻繁に新作や追加コンテンツを購入するユーザーにとっては、割引特典がなくなるのは大きな痛手です。ただし、セールの割引内容は作品や時期によって変動するため、「必ずいつもお得なわけではない」点も押さえておくと良いでしょう。
解約を検討する際に考慮すべきポイント
「オンラインマルチプレイができなくなる」「ライブラリが使えなくなる」と聞くと、デメリットだけが目立ちます。しかしながら、Xboxを使う頻度や遊びたいタイトルの種類によっては、解約しても大きな問題にならないケースも十分にあります。以下では、いくつかの視点から検討すべきポイントをまとめました。
どのゲームをメインで遊ぶか
お子さんがどんなジャンルのゲームを好んでいるかで、Game Pass Coreが必要かどうかは大きく異なります。オンライン対戦型の有料ゲームにハマっているなら、解約するとプレイの楽しさが半減してしまうでしょう。一方で、シングルプレイ専用のゲームや、無料プレイタイトルを主に遊んでいるなら、そこまで大きな影響は受けない可能性があります。
オフラインモードでも問題ないか
オフラインモードで遊べるゲームが十分楽しいと感じるなら、必ずしもGame Pass Coreに加入し続ける必要はありません。たとえばRPGやシミュレーションゲーム、ストーリーがメインのタイトルは、インターネット接続がなくとも楽しめます。ハイスコアや実績解除など、一部機能はオンライン接続が前提ですが、ゲーム本編の進行には問題がない場合が多いです。
今後購入予定のゲームやDLC
もし近々に買いたいゲームや追加コンテンツが決まっているなら、会員割引を利用してから解約するのも一つの手です。先に割引価格でまとめて購入し、後は解約することで節約できるケースもあります。ただし、新たなセール時期を見越して再加入するなら、結果的に割高になってしまう可能性もあるため、きちんと計算しておくことが大切です。
具体的な事例:家族でXboxを利用する場合
家族でXboxを使っていると、「大人は仕事や他の趣味が忙しくてあまり遊ばないけれど、子どもが週末にオンラインゲームをするのが楽しみ」というケースも多いでしょう。その場合、解約することでお子さんが大好きなオンライン対戦を遊べなくなるデメリットを考える必要があります。
- 子どもがオンライン対戦に興味がないor無料ゲームだけで満足している
たとえば「Fortnite」や「Roblox」など、無料で遊べる人気タイトルをメインで遊ぶ場合は、サブスクリプションなしでもオンラインが可能です。「無理してGame Pass Coreを維持するより、必要になったら再度加入すればいい」と割り切るのも賢い選択かもしれません。 - 子どもが有料オンラインタイトルで遊んでいる
有料のスポーツゲームや人気FPSなどを楽しんでいる場合、解約はオンライン対戦ができなくなることを意味します。「普段はそこまで使っていないからもったいない」と感じつつも、子どもの楽しみを考慮すると解約を見送る方が良いかもしれません。あるいは、限られた期間だけ加入し、飽きが来たら解約という手もあります。
解約の影響を最小限にするコツ
もし解約を選ぶなら、どうすれば一番損失が少ない形にできるのか知っておくと便利です。以下のコツを参考に、上手にサブスクリプションをコントロールしましょう。
家族会員のアカウント管理
Xboxではメインのアカウントでサブスクリプションに加入している場合、同じ本体を使う別のアカウントがある程度の機能を共有できる場合があります。ファミリーグループとして管理すれば、オンラインプレイの権利を共有できるケースもあるため、事前に設定を見直してみましょう。
期間限定利用でコスパを上げる
もし「夏休みや冬休みだけオンラインマルチプレイを楽しみたい」のであれば、その期間だけGame Pass Coreに加入するのもおすすめです。長期加入で割引があるケースもありますが、月単位の柔軟な契約を駆使すれば、必要ないときに無駄なコストをかけずに済みます。
セール情報やキャンペーンを活用
Microsoftストアでは時折、期間限定セールや各種キャンペーンを実施しています。たとえば「割引率が大きくなる夏のセール」「ホリデーシーズンセール」などの時期に合わせて加入・購入を行うと、より安価にゲームを手に入れられます。解約前に欲しいものをまとめて購入してしまうのは賢い戦略です。
表:Xbox Game Pass Coreと他プランの比較
Game Passの各種プランは複数存在するため、どれが自分に合っているのか比較するのが大切です。ここでは代表的なプランを挙げ、主な特徴をまとめた表を用意しました。
プラン名 | 月額費用(税込目安) | 主な機能 | オンライン対戦 | ライブラリの規模 | その他特典 |
---|---|---|---|---|---|
Xbox Game Pass Core | 850円前後 | 有料ゲームオンライン対戦、厳選約25本のライブラリ、会員限定割引 | 〇 | 少なめ(約25本) | 限定の割引が適用 |
Xbox Game Pass(Console) | 900円前後 | コンソールでプレイ可能な幅広いゲームライブラリ数百本 | × | 大きい(数百本) | 割引特典あり、ただしオンライン対戦権は含まれない |
Xbox Game Pass Ultimate | 1,100~1,300円前後 | Console版 + PC版 + EA Play + クラウドプレイ + 有料ゲームオンライン対戦が含まれる全包プラン | 〇 | 非常に大きい(数百本+PCゲーム+EA Play) | モバイルなどクラウドからのプレイ可能、ゴールド相当特典も利用可 |
PC Game Pass | 850円前後 | PC向けの幅広いゲームライブラリ数百本、EA PlayのPC版も含まれる | – | 大きい(数百本) | PC版限定でオンラインは無料、ただしXbox本体のオンライン対戦には非対応 |
※ 上記の月額費用は地域やキャンペーンなどで変動する可能性があります
こうした比較を見てわかるように、「オンライン対戦を重視するか」「数多くのゲームに手を出したいか」などの観点からプランを選ぶと失敗が少ないでしょう。Game Pass Ultimateは最上位プランなので割高ですが、PCでもXboxでも使い倒すというユーザーには最適です。一方、コンソールゲームしかやらない、なおかつオンライン対戦がメインならGame Pass Coreで十分と判断する人もいるでしょう。
解約後でもできること・できないことを再確認
ここで、改めて解約後の機能についてポイントをまとめます。
- できること
- 個別に購入したゲームのオフラインプレイ
- 無料プレイゲーム(FortniteやRobloxなど)のオンライン対戦
- Xbox本体の基本機能(映像配信サービスの利用など)
- できないこと
- 有料タイトルのオンラインマルチプレイ
- Game Pass Coreライブラリに含まれるゲームのアクセス(未購入のもの)
- 会員限定価格でのソフト・DLC購入
特にオンライン環境が必須となる有料ゲームをやり込んでいる方にとっては、解約によるダメージが大きくなる点に注意が必要です。
まとめ:解約はライフスタイルに合わせて柔軟に
Xbox Game Pass Coreを解約するかどうかは、どのようなゲームをどれだけの頻度で遊ぶかによって大きく変わります。頻繁に利用しているならば、オンライン対戦やライブラリアクセスを失うのは大きな損失でしょう。一方、時々しか利用しない、あるいは無料プレイゲームしか遊ばないという方は、必ずしも加入している必要はありません。
家族利用のケースでは、お子さんがオンライン対戦をどの程度重視しているか、無料ゲームだけで満足しているかをよく話し合って判断すると良いでしょう。また、セールやキャンペーンを活用して短期的に加入したり、欲しいソフトを買いだめしてから解約したりと、費用対効果を高める工夫も可能です。
今回ご紹介したポイントを踏まえて、自分や家族のプレイスタイルを見直しながら、最適なプランを選択してみてください。オンラインゲームが中心か、オフラインでも十分楽しめるのかといった視点をしっかり考慮すれば、損を最小限に抑えながらXboxを上手に活用できるはずです。
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