Windowsのスクリーンショット保存先をDドライブの特定フォルダに変更する方法

Windowsでスクリーンショットを撮ると、自動的に「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存されます。しかし、保存先を誤ってDドライブのルートに設定してしまうことがあります。これをDドライブ内の特定のフォルダに変更する手順について詳しく解説します。

目次

フォルダを作成する手順

まず、Dドライブにスクリーンショットを保存するための新しいフォルダを作成します。

Dドライブを開く

エクスプローラーを開き、Dドライブに移動します。

新しいフォルダを作成する

空いているスペースを右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」を選択します。フォルダ名を「Screenshots」に設定します。

アクセス権の確認と設定

フォルダのアクセス権を確認し、必要に応じて変更します。フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「セキュリティ」タブで必要なアクセス権を設定します。

これで、スクリーンショットを保存するためのフォルダが準備できました。次に、スクリーンショットの保存先をこのフォルダに変更する方法を説明します。

スクリーンショットの保存先を変更する手順

フォルダを作成した後、スクリーンショットの保存先を新しいフォルダに変更します。以下の手順に従ってください。

「ピクチャ」フォルダを開く

エクスプローラーで「ピクチャ」フォルダを開きます。通常、これはユーザーフォルダ内にあります。

「スクリーンショット」フォルダのプロパティを開く

「スクリーンショット」フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

「場所」タブを選択する

プロパティウィンドウの「場所」タブをクリックします。

保存先を移動する

「場所」タブで「移動」ボタンをクリックします。新しく作成したDドライブ内の「Screenshots」フォルダを選び、「フォルダーの選択」をクリックします。

変更を適用する

選択が完了したら、「適用」をクリックします。確認メッセージが表示されたら、「はい」を選択して変更を適用します。

これで、スクリーンショットの保存先がDドライブ内の特定のフォルダに変更されました。新しいフォルダにスクリーンショットが保存されることを確認してください。

標準の保存先に戻す方法

スクリーンショットの保存先を元の「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに戻す手順を説明します。

「スクリーンショット」フォルダのプロパティを開く

エクスプローラーで現在のスクリーンショット保存先フォルダ(Dドライブ内の「Screenshots」フォルダ)を開きます。フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

「場所」タブを選択する

プロパティウィンドウの「場所」タブをクリックします。

標準の場所に戻す

「場所」タブ内にある「標準に戻す」ボタンをクリックします。これにより、保存先がデフォルトの「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに戻ります。

変更を適用する

「適用」をクリックすると、確認メッセージが表示されます。「中身の移動はしない」を選択し、「OK」をクリックします。

これで、スクリーンショットの保存先が元の標準の場所に戻りました。新しく撮ったスクリーンショットが正しく「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存されることを確認してください。

レジストリの変更による保存先変更

上記の方法で解決しない場合は、レジストリエディターを使用してスクリーンショットの保存先を変更することができます。レジストリを編集する際は慎重に行い、事前にバックアップを取ることをお勧めします。

レジストリエディターを開く

「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します。

レジストリキーに移動する

レジストリエディターの左ペインで以下のパスに移動します:

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders

スクリーンショットの保存先キーを編集する

一覧の中から「{B7BEDE81-DF94-4682-A7D8-57A52620B86F}」という名前のキーを探します。このキーをダブルクリックして編集し、保存先を以下のように設定します:

%USERPROFILE%\Pictures\Screenshots

レジストリの変更を適用する

変更を保存してレジストリエディターを閉じます。

システムを再起動する

レジストリの変更を有効にするために、システムを再起動します。

再起動後、スクリーンショットが新しい保存先に保存されることを確認してください。レジストリの変更により、指定したフォルダにスクリーンショットが保存されるようになります。

システムの復元による解決策

スクリーンショットの保存先を変更する前の状態に戻すために、システムの復元ポイントを使用する方法を説明します。システムの復元は、システムの設定を以前の状態に戻す機能で、ファイルやフォルダの場所の設定も含まれます。

システムの復元を開く

「スタート」メニューを開き、「コントロールパネル」を選択します。次に「システムとセキュリティ」をクリックし、「システム」を選択します。

システムの保護を選択する

左側のメニューから「システムの保護」をクリックし、「システムのプロパティ」ウィンドウを開きます。

システムの復元を開始する

「システムの保護」タブ内で「システムの復元」ボタンをクリックします。システムの復元ウィザードが開きます。

復元ポイントを選択する

「別の復元ポイントを選択する」を選び、「次へ」をクリックします。リストからスクリーンショットの保存先を変更する前の復元ポイントを選択します。復元ポイントの日付を確認し、適切なポイントを選んで「次へ」をクリックします。

復元を実行する

「完了」をクリックすると、システムの復元が開始されます。復元プロセスが完了すると、システムが再起動され、保存先の設定が元に戻ります。

システムの復元が完了した後、スクリーンショットの保存先が元の場所に戻っていることを確認してください。この方法は、保存先の変更が他のシステム設定やアプリケーションに影響を与えた場合にも有効です。

まとめ

スクリーンショットの保存先を誤ってDドライブのルートに設定してしまった場合でも、いくつかの方法で解決することができます。Dドライブ内に専用フォルダを作成して保存先を変更する方法や、レジストリエディターを使用して設定を直接編集する方法、さらにはシステムの復元を利用する方法を紹介しました。それぞれの手順を丁寧に実行することで、スクリーンショットの保存先を適切なフォルダに戻すことができます。問題が解決しない場合は、複数の方法を試してみることをお勧めします。これでスクリーンショットの管理がより便利になるでしょう。

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