Windows 11のBluetoothクイック設定がゲームパッド操作に対応|対象ビルドと注意点

Windows 11では、クイック設定内のBluetoothページをゲームパッドで操作できる機能のテストが始まりました。対象は、2026年7月31日に公開されたWindows 11 Insider PreviewのBeta Build 26220.9022と、Experimental(Future Platforms)Build 29639.1000です。(Windows Blog)

この変更により、テレビにつないだPCや携帯型ゲーミングPCで、Bluetooth設定を操作するためにマウスやタッチ操作へ持ち替える手間が減る可能性があります。ただし、現時点ではInsider向けのプレビュー機能です。一般向けWindows 11への提供時期や対応ゲームパッド、具体的なボタン操作は発表されていません。

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目次

Windows 11のBluetoothクイック設定がゲームパッド操作に対応

Microsoftのリリースノートには、Bluetoothクイック設定ページをゲームパッド入力でナビゲーションできるようになったと記載されています。

対象となる情報を整理すると、次のとおりです。

項目内容
対象OSWindows 11 Insider Preview
対象ビルドBeta Build 26220.9022
別の対象ビルドExperimental(Future Platforms)Build 29639.1000
追加された機能Bluetoothクイック設定ページのゲームパッド操作
公開日2026年7月31日
一般向け正式版提供時期未発表

Beta Build 26220.9022とExperimental Build 29639.1000の双方で、同じBluetooth設定の変更が案内されています。(Microsoft Learn)

ゲームパッドで操作できるのはどの画面か

今回の対象は、Windows 11の「設定」アプリ全体ではありません。対象として明記されているのは、クイック設定内にあるBluetoothページです。

クイック設定は、通常、次のいずれかの方法で開きます。

  • タスクバー右側のネットワーク、音量、バッテリーが表示された部分を選択する
  • キーボードで「Windowsキー+A」を押す
  • タッチ対応PCでクイック設定部分をタップする

クイック設定を開いた後、Bluetoothの詳細画面に移動すると、周辺機器の一覧などが表示されます。今回追加されたのは、このBluetoothページ内をゲームパッド入力で移動できる仕組みです。(Microsoft Learn)

公式情報で確認できること

現時点でMicrosoftが明確に案内しているのは、次の内容です。

確認できる内容状況
Bluetoothクイック設定ページ内の移動ゲームパッド入力に対応
Beta Build 26220.9022での提供リリースノートに記載あり
Experimental Build 29639.1000での提供リリースノートに記載あり
一般向けWindows 11での提供未発表

今回の発表だけでは分からないこと

次の点は、公式リリースノートでは説明されていません。

  • ゲームパッドだけでクイック設定を開けるか
  • 対応するゲームパッドの種類
  • 十字キー、スティック、各ボタンの割り当て
  • Bluetooth機器の新規ペアリングまで完結できるか
  • 接続解除やデバイス削除にも対応するか
  • 一般向けWindows 11へいつ提供されるか

そのため、「Windows 11のBluetooth設定をすべてゲームパッドだけで操作できるようになった」と解釈するのは早計です。

現段階では、クイック設定内のBluetoothページで、ゲームパッドによるフォーカス移動や選択操作を行いやすくする変更と捉えるのが適切です。

対象となるWindows 11 Insider Previewビルド

同じ機能が案内された2つのビルドには、配信対象や位置付けに違いがあります。

Beta Build 26220.9022

Windows 11 Insider Beta Preview Build 26220.9022は、Windows 11 バージョン25H2をベースとするBetaチャネル向けビルドです。

Bluetoothクイック設定のゲームパッド対応は、リリースノートの「Settings」項目に掲載されています。(Microsoft Learn)

Betaチャネルは、一般向けWindows 11よりも早く新機能を試せる一方、通常版では発生しない不具合が含まれる可能性があります。Bluetooth操作を試すことだけを目的に、仕事用PCや常用PCをInsider Previewへ変更するのは避けた方が安全です。

Experimental(Future Platforms)Build 29639.1000

Experimental(Future Platforms)Build 29639.1000でも、Bluetoothクイック設定ページのゲームパッド操作が追加されています。

ただし、Experimental(Future Platforms)は、特定のWindows製品バージョンに対応するビルドではありません。開発初期のプラットフォーム変更を試す位置付けであり、不安定になる可能性があるとMicrosoftは説明しています。(Microsoft Learn)

また、このビルドの変更は段階的に展開されます。Build 29639.1000へ更新しても、すぐに同じ機能が表示されるとは限りません。

Bluetoothクイック設定をゲームパッドで操作する確認手順

対象ビルドを利用している場合は、次の流れで機能を確認できます。

Windows 11のビルド番号を確認する

最初に、PCが対象ビルドへ更新されているか確認します。

  1. 「Windowsキー+R」を押す
  2. 「winver」と入力する
  3. 「OK」を選択する
  4. 表示されたOSビルドを確認する

対象となる主なビルド番号は、次の2つです。

  • 26220.9022
  • 29639.1000

対象より古いビルドの場合は、「設定」から「Windows Update」を開き、利用可能な更新プログラムを確認します。

ゲームパッドを事前に接続する

操作に使うゲームパッドを、あらかじめWindows 11へ接続します。

Bluetoothゲームパッドを新しく登録する場合、まだ接続されていないゲームパッド自身からは入力できません。最初のペアリングでは、次のいずれかを利用する必要があります。

  • マウス
  • キーボード
  • タッチ操作
  • USBケーブルで接続したゲームパッド
  • すでに接続済みの別のゲームパッド

Bluetooth接続が不安定な場合は、まずUSB接続で機能を試すと、ゲームパッド入力とBluetooth接続の問題を切り分けやすくなります。

Bluetoothクイック設定ページを開く

ゲームパッドが接続された状態で、次の操作を行います。

  1. 「Windowsキー+A」でクイック設定を開く
  2. Bluetoothの項目を確認する
  3. Bluetoothの詳細ページを開く
  4. ゲームパッドを操作する
  5. 選択位置やフォーカスが移動するか確認する

Microsoftは具体的なボタン割り当てを公表していません。そのため、十字キー、左スティック、決定に相当するボタンなどを順番に試して確認します。

画面上の選択位置が分かりにくい場合は、機器一覧やボタンの枠、背景表示が変化していないか確認してください。

対象ビルドでも機能が使えない場合の確認事項

対象ビルドへ更新してもゲームパッドで操作できない場合は、次の点を確認します。

ゲームパッドがWindowsに認識されているか確認する

Bluetooth設定を確認する前に、ゲームパッド自体がWindows 11へ正常に認識されている必要があります。

ゲームやゲームコントローラーのテスト画面で入力できる場合、ゲームパッドの接続は正常である可能性が高くなります。反応しない場合は、Bluetoothを一度オフにしてからオンにするか、USB接続で動作を確認します。

Bluetoothの簡易ボタンではなく詳細ページを開く

今回対象となるのは「Bluetoothクイック設定ページ」です。Bluetoothのオン・オフを切り替えるボタン上だけで確認するのではなく、Bluetooth機器の一覧が表示される詳細ページまで開いてください。

Experimentalビルドでは段階配信を確認する

Experimental(Future Platforms)Build 29639.1000では、一部の変更がControlled Feature Rolloutによって段階的に提供されます。

早期に新機能を受け取りたい場合は、「設定」から「Windows Update」を開き、最新の更新プログラムをできるだけ早く受け取るための設定を確認します。それでも機能が提供されていない場合は、配信対象になるまで待つ必要があります。(Microsoft Learn)

PCを再起動する

ビルド更新直後やゲームパッド接続直後は、入力状態が正しく反映されていないことがあります。Windows Updateの適用完了を確認し、PCを再起動してから再度試します。

ゲームパッド対応が役立つ利用シーン

Bluetoothクイック設定をゲームパッドで操作できると、特にゲーム中心のPC環境で利便性が高まります。

テレビに接続したリビングPC

テレビから離れた場所にPCを設置している場合、Bluetooth機器を切り替えるためだけにマウスやキーボードを取り出すのは手間です。

ゲームパッドでBluetoothページを移動できれば、ソファに座ったまま機器の状態を確認しやすくなります。

携帯型ゲーミングPC

携帯型ゲーミングPCでは、スティックやボタンを中心に操作する場面が多くなります。Bluetooth設定だけタッチ操作を要求されると、操作方法が途中で変わってしまいます。

クイック設定がゲームパッド入力に対応すれば、ゲーム中心の操作体系を維持しやすくなります。

マウスを常設していないゲーム専用PC

ゲーム専用PCでは、ゲームパッドだけを常時接続し、キーボードやマウスを必要なときだけ使用する構成もあります。

今回の変更は、Windows 11をゲームパッド中心で操作できる範囲を少しずつ広げるものと考えられます。

正式版Windows 11への提供は未定

Windows Insider Previewに追加された機能が、そのまま一般向けWindows 11へ提供されるとは限りません。

Microsoftは、Insider Previewで試される機能について、内容が変更されたり、削除されたり、Insider以外へ提供されない可能性があると説明しています。(Microsoft Learn)

そのため、一般向けWindows 11を使用している場合、Bluetooth設定にゲームパッド操作を有効化するスイッチが見当たらなくても異常ではありません。レジストリ編集や非公式ツールを使って無理に有効化するのではなく、正式な展開を待つのが安全です。

Bluetooth設定のゲームパッド対応で次に確認すべきこと

Windows 11のBluetoothクイック設定をゲームパッドで操作する機能は、Beta Build 26220.9022とExperimental(Future Platforms)Build 29639.1000で確認されたプレビュー機能です。

Insider Previewを利用している人は、次の順序で確認すると問題を切り分けやすくなります。

  1. 「winver」で対象ビルドか確認する
  2. ゲームパッドがWindows 11で認識されているか確認する
  3. 「Windowsキー+A」でクイック設定を開く
  4. Bluetoothの詳細ページまで移動する
  5. ゲームパッド入力で選択位置が動くか確認する
  6. 問題があればフィードバックHubから報告する

一般向けWindows 11を利用している場合は、現時点で設定変更を行う必要はありません。今後のWindows Updateや正式版のリリースノートで、Bluetoothクイック設定のゲームパッド対応が案内されるかを確認しましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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