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June 2026 updates for Microsoft Office security patchesとは?対象製品と確認ポイントをQ&Aで解説

June 2026 updates for Microsoft Office security patches は、2026年6月9日に公開された Microsoft Office / SharePoint Server 向けのセキュリティ更新情報です。対象は主に Office 2016、SharePoint Server Subscription Edition、SharePoint Server 2019 / 2016、Office Online Server で、該当環境を使っている場合は「自分の製品・エディション・配布方式に合う更新か」を確認したうえで適用を進めるのが基本です。Microsoft Support では、該当する更新をインストールすることが推奨されています。(Microsoft サポート)

特に注意したいのは、Office 2016 でも MSI版かClick-to-Run版かで対象が変わること、SharePoint Server 2016 / 2019 では 本体更新とLanguage Pack更新の両方を確認する必要があること、SharePoint Serverでは更新後に SharePoint Products Configuration Wizard やファーム全体の状態確認が必要になることです。この記事では、June 2026 updates for Microsoft Office security patches について、検索されやすい疑問をQ&A形式で整理します。

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目次

June 2026 updates for Microsoft Office security patches のよくある疑問を整理

何のための更新ですか?

June 2026 updates for Microsoft Office security patches は、Microsoft Office / SharePoint Server 関連製品に対する2026年6月分のセキュリティ更新です。Microsoft Support の公式ページでは、Office向けのセキュリティ更新として公開され、該当する更新をインストールするよう案内されています。(Microsoft サポート)

目的は、Office文書やSharePoint Serverなどに関係する脆弱性への対処です。たとえば、Excel 2016向けのKB5002877では、Microsoft Excelのリモートコード実行の脆弱性や情報漏えいの脆弱性に対応すると説明されています。(Microsoft サポート)

「Officeの更新」と聞くとWordやExcelだけを想像しがちですが、今回の一覧にはSharePoint ServerやOffice Online Serverも含まれます。社内ポータル、文書管理、Officeファイルのブラウザー表示をオンプレミスで運用している組織では、PC側のOfficeだけでなくサーバー側の更新確認も必要です。

対象になる製品は何ですか?

Microsoft Support の一覧では、Office 2016系、SharePoint Server Subscription Edition、SharePoint Server 2019、SharePoint Server 2016、Office Online Server が対象として掲載されています。(Microsoft サポート)

区分対象製品主なKB
Office 2016Excel 2016KB5002877
Office 2016Office 2016(riched20)KB5002578
Office 2016Office 2016(msodll30)KB5002852
Office 2016Office 2016KB5002878
Office 2016Word 2016KB5002879
SharePoint ServerSharePoint Server Subscription EditionKB5002873
SharePoint ServerSharePoint Server 2019KB5002874
SharePoint ServerSharePoint Server 2019 Language PackKB5002876
SharePoint ServerSharePoint Server 2016KB5002880
SharePoint ServerSharePoint Server 2016 Language PackKB5002881
Office Online ServerOffice Online ServerKB5002875

ここで重要なのは、製品名だけで判断しないことです。Office 2016と表示されていても、インストール方式がMSI版かClick-to-Run版かで適用対象が変わる場合があります。Excel 2016やWord 2016のKB本文では、Microsoft Download Centerの更新はMSIベースのOffice 2016向けであり、Microsoft 365 HomeなどのClick-to-Run版には適用されないと説明されています。(Microsoft サポート)

対象になる人は誰ですか?

対象になる可能性が高いのは、次のような環境を管理または利用している人です。

読者の立場確認すべきこと
Office 2016を使っている個人・小規模事業者Office 2016がMSI版か、対象のExcel / Word / Officeコンポーネントが入っているか
情シス・端末管理者WSUS、Microsoft Configuration Manager、Microsoft Update、手動配布のどれで管理しているか
SharePoint Server管理者Subscription Edition / 2019 / 2016のどれか、Language Pack更新が必要か
Office Online Server管理者SharePointやSkype for Businessなどと連携するOOSサーバーがあるか
セキュリティ担当者対象KBが未適用の端末・サーバーが残っていないか

逆に、SharePoint Onlineのみを利用している組織や、Microsoft 365 Appsを通常の更新チャネルで利用しているだけのユーザーは、このMicrosoft Support一覧にあるサーバー向けKBやMSI版Office 2016向けKBをそのまま手動適用するケースは多くありません。まずは自社環境にOffice 2016 MSI版、SharePoint Server、Office Online Serverが存在するかを棚卸しするのが先です。

すぐにインストールすべきですか?

該当する製品を使っている場合は、原則として早めに適用計画を立てるべきです。公式ページでも、該当する更新をすべてインストールすることが推奨されています。(Microsoft サポート)

ただし、SharePoint ServerやOffice Online Serverでは、通常のPC更新のように「すぐ再起動して終わり」と考えるのは危険です。サーバー側の更新では、バックアップ、メンテナンス時間、負荷分散からの切り離し、構成ウィザード、更新後の動作確認まで含めて作業計画を作る必要があります。

特にSharePoint Serverでは、更新前にファームサーバー、データベース、検索サービスなどが正常に動作しているかを確認し、問題がある場合は更新を開始しないことが推奨されています。また、更新前にはフルバックアップを取得することも重要です。(Microsoft Learn)

どこから入手できますか?

Office 2016向けの各KBでは、主な入手方法として Microsoft Update、Microsoft Update Catalog、Microsoft Download Center が案内されています。自動更新を有効にしている場合はMicrosoft Update経由で取得でき、手動でパッケージを入手する場合はUpdate CatalogやDownload Centerを使います。(Microsoft サポート)

実務では、次のように使い分けると確認しやすくなります。

方法向いているケース注意点
Microsoft Update単体PCや小規模環境表示されない場合は対象外、既適用、後続更新で置換済みの可能性がある
Microsoft Update CatalogKB番号で手動確認したい場合x86 / x64、製品、OSを取り違えない
Microsoft Download Center個別パッケージを入手したい場合Office 2016ではMSI版向けで、Click-to-Run版には適用されない場合がある
WSUS / Configuration Manager企業の一括管理承認、同期、対象グループ、検出ルールを確認する

「更新が見えない」場合でも、すぐに不具合と判断しないでください。インストール方式や対象製品が違うだけで、表示されないことがあります。

Office 2016なら全員が対象ですか?

Office 2016を使っていても、全員が同じ更新パッケージの対象になるわけではありません。KB本文では、更新を適用するには対象製品のリリース版がインストールされている必要があると説明されています。また、Download CenterのパッケージはMSIベースのOffice 2016向けで、Click-to-Run版には適用されないとされています。(Microsoft サポート)

確認すべきポイントは次の3つです。

確認項目見るべき内容
製品Excel 2016、Word 2016、Office Standard 2016など対象製品か
インストール方式MSI版かClick-to-Run版か
アーキテクチャ32ビット版か64ビット版か

たとえば、Microsoft 365 AppsやOfficeのClick-to-Run版を使っている端末に、MSI版Office 2016向けのDownload Centerパッケージを入れようとしても、対象外として適用できないことがあります。更新管理では、単に「Office 2016」と書くのではなく、「Office 2016 MSI x64」「Office 2016 Click-to-Run」まで分けて管理するのが安全です。

KB5002578だけ日付が古く見えるのはなぜですか?

公式の June 2026 updates for Microsoft Office の一覧には、Office 2016(riched20)としてKB5002578が掲載されています。一方で、KB5002578の個別ページのタイトルは「June 9, 2023」となっています。(Microsoft サポート)

このように、一覧ページと個別KBのタイトル表記に違和感がある場合は、年だけを見て除外しないことが大切です。実務では、次の順番で判断します。

  1. Microsoft Supportの月次一覧に掲載されているか
  2. KB番号が自社の更新管理ツールに表示されているか
  3. 対象製品・アーキテクチャ・置換関係が一致しているか
  4. Microsoft Update Catalogや管理ツール側の検出結果で必要と判定されるか

特に月次パッチ管理では、KB番号と検出結果を基準にするほうが安全です。タイトルの日付だけで「不要」と判断すると、実際には必要なコンポーネント更新を見落とす可能性があります。

SharePoint Server Subscription Editionでは何を確認すべきですか?

SharePoint Server Subscription Edition向けにはKB5002873が公開されています。KB本文では、SharePoint Serverのリモートコード実行の脆弱性やスプーフィングの脆弱性への対応に加え、SharePoint Server Subscription Edition Version 26H1 feature update が含まれることも説明されています。(Microsoft サポート)

Subscription Editionでは、2023年3月以降のパッケージ方針として、毎月1つのソフトウェア更新に、以前なら本体更新とLanguage Pack更新に分かれていた変更が含まれるようになっています。したがって、SharePoint Server 2016 / 2019とは確認観点が異なります。(Microsoft Learn)

確認すべき実務ポイントは次のとおりです。

確認項目内容
対象KBKB5002873
ビルド16.0.19725.20384
Workflow ManagerSharePoint Workflow Managerを使っている場合は前提更新の有無を確認
更新後作業構成ウィザード、アップグレード状態、ログ確認
機能更新Version 26H1 feature updateを含むため、変更点を検証環境で確認

KB5002873では、SharePoint Workflow Managerを実行している場合、累積更新の前にSharePoint Workflow ManagerのKB5002799をファームにインストールする必要があると説明されています。また、Classic版Workflow Managerを使っている場合は、継続利用のためのdebug flag有効化にも触れられています。(Microsoft サポート)

SharePoint Server 2019 / 2016ではLanguage Pack更新も必要ですか?

SharePoint Server 2019とSharePoint Server 2016では、本体更新とLanguage Pack更新の両方を確認する必要があります。Microsoft Learnでは、SharePoint Server 2016 / 2019について、最初のKBが言語非依存のSTS更新、2つ目が言語依存のWSSLOC更新であり、完全にファームを最新化するには両方が必要と説明されています。(Microsoft Learn)

2026年6月分では、SharePoint Server 2019はKB5002874とKB5002876、SharePoint Server 2016はKB5002880とKB5002881が該当します。(Microsoft サポート)

製品本体更新Language Pack更新実務上の注意
SharePoint Server 2019KB5002874KB5002876両方を更新対象として確認する
SharePoint Server 2016KB5002880KB5002881両方を更新対象として確認する
SharePoint Server Subscription EditionKB5002873原則、単一更新に統合2016 / 2019とは運用が異なる

Language Pack更新という名前のため、「日本語Language Packを追加していないから不要」と誤解しやすい点に注意してください。Microsoft Learnでは、WSSLOC更新は英語インストールを含むすべてのLanguage Packを対象にすると説明されています。(Microsoft Learn)

SharePoint Workflow Managerを使っている場合の注意点は?

SharePoint Serverでワークフローを使っている環境では、通常のSharePoint更新より慎重に確認する必要があります。2026年6月のSharePoint Server Subscription Edition、SharePoint Server 2019、SharePoint Server 2016のKBでは、SharePoint Workflow Managerに関する前提条件やClassic版Workflow Manager利用時のdebug flagが案内されています。(Microsoft サポート)

確認すべきことは次の3つです。

確認項目理由
SharePoint Workflow Managerを使っているか使っていない環境と前提条件が変わるため
2013-type workflowsが残っているかLanguage Pack側KBでも前提更新が案内されているため
Classic版Workflow Managerかdebug flagの対応が必要になる場合があるため

ワークフローは、日常業務の承認、通知、文書処理に組み込まれていることが多く、障害が起きると「SharePointは開けるが業務が止まる」という状態になりやすい領域です。更新前には、代表的なワークフローを検証環境で実行し、更新後にも同じ承認ルートや通知が動くかを確認してください。

SharePoint Serverの更新後にやるべきことは?

SharePoint Serverでは、更新ファイルを実行しただけで作業完了と考えないでください。Microsoft Learnでは、更新後の進行状況確認として、サーバーの全体管理にあるUpgrade and Migrationページ、ログファイル、PowerShellによる確認が案内されています。(Microsoft Learn)

また、更新手順の中ではSharePoint Products Configuration Wizardを実行し、構成データベースやコンテンツデータベースをアップグレードする流れが示されています。(Microsoft Learn)

更新後の確認観点は次のとおりです。

確認項目チェック内容
構成ウィザードすべてのSharePointサーバーで正常終了したか
サーバー全体管理Upgrade and Migrationの状態に失敗がないか
ログUpgrade-YYYYMMDD-...log と error log を確認したか
サイト表示代表的なサイト、ドキュメントライブラリ、検索が開けるか
ワークフロー承認・通知・自動処理が動くか
カスタマイズWebパーツ、ソリューション、独自機能に影響がないか
バージョン想定したビルドに更新されているか

更新後に一部のサイトだけ表示できない場合は、ファーム全体ではなく、特定のコンテンツデータベース、ソリューション、カスタムWebパーツ、Language Pack、検索コンポーネントに問題が出ている可能性もあります。範囲を切り分けるために、全サイト共通の障害か、特定Webアプリケーションだけの障害かを最初に確認しましょう。

Office Online Serverでは何が違いますか?

Office Online Server向けにはKB5002875が公開されています。KB本文では、Excel関連のリモートコード実行や情報漏えいの脆弱性への対応が説明され、適用にはMicrosoft Office Online Serverのリリース版が必要とされています。(Microsoft サポート)

Office Online Serverは、SharePoint上のOfficeファイルをブラウザーで表示・編集するために使われることがあります。そのため、更新作業ではSharePoint Serverとは別に、OOSファームの状態や連携先の動作確認が必要です。

Microsoft Learnでは、Office Online Serverにソフトウェア更新を適用する場合、サーバーをファームから削除し、更新を適用し、Office Online Serverファームを再作成する流れが案内されています。単一サーバーファームでは更新中にOffice Onlineを利用できなくなるため、業務影響の少ない時間帯での作業が推奨されています。(Microsoft Learn)

OOS更新後は、次のようなテストを行うと実務上の見落としを減らせます。

テスト項目具体例
Wordファイルの表示SharePointライブラリ上のdocxをブラウザーで開く
Excelファイルの表示xlsxをブラウザーでプレビューする
PowerPointファイルの表示pptxをブラウザーで開く
編集可否権限のあるユーザーでブラウザー編集を試す
証明書・URLInternalURL / ExternalURL、証明書、ロードバランサーを確認する
連携SharePoint側からOOS discoveryが正常に参照できるか確認する

更新が表示されないときは何を確認すればよいですか?

更新が表示されない場合は、まず「本当に対象環境か」を確認します。June 2026 updates for Microsoft Office security patches は、一覧に含まれる製品が明確に決まっています。対象製品が入っていない、Click-to-Run版である、すでに後続更新で置き換えられている、管理ツール側で未承認というケースでは、ユーザーの画面に表示されないことがあります。

症状確認するポイント
Windows Updateに出ない対象製品が入っているか、既適用か、後続更新で置換済みか
Update Catalogでは見えるが適用できないx86 / x64、MSI / Click-to-Run、製品エディションが一致しているか
WSUSに出ない同期カテゴリ、製品分類、承認状態、期限、グループ割り当て
SharePointの更新が一部だけ表示される2016 / 2019でLanguage Pack更新も確認しているか
SharePoint更新後も古い状態に見える構成ウィザード未実行、サーバーごとの適用漏れ、DBアップグレード未完了
OOSでファイルが開けないOOSファーム再作成、証明書、URL、SharePoint連携を確認

特にOffice 2016では、Microsoft 365 Appsの更新画面を見て「KBがない」と判断しないことが重要です。MSI版Office 2016向けKBと、Click-to-Run版の更新管理は別のものとして扱いましょう。

適用できないときの切り分け手順

適用に失敗した場合は、エラーメッセージを検索する前に、次の順番で切り分けると原因に近づきやすくなります。

手順確認内容判断のポイント
1KB番号月次一覧のKBと一致しているか
2製品Office 2016、SharePoint Server、OOSの対象製品か
3方式MSI版Office 2016向け更新をClick-to-Run版に入れようとしていないか
4ビット数x86 / x64を取り違えていないか
5置換関係すでに新しい更新で置き換わっていないか
6前提条件SharePoint Workflow Managerなどの前提更新が必要ではないか
7サーバー状態SharePointファーム、DB、検索が正常か
8ログWindows Updateログ、イベントログ、SharePoint Upgradeログを確認したか

SharePoint Serverでは、更新前の状態が不安定なまま作業を開始すると、更新そのものではなく既存の問題が表面化することがあります。Microsoft Learnでも、ファームサーバーやデータベースが正常に動作していない場合は、問題を解決してから更新を続けるよう案内されています。(Microsoft Learn)

管理者はどの順番で対応すればよいですか?

社内環境で対応する場合は、次の順番で進めると抜け漏れを減らせます。

フェーズやること
棚卸しOffice 2016 MSI、SharePoint Server、Office Online Serverの有無を確認
対象判定KB番号、製品、アーキテクチャ、インストール方式を照合
影響確認SharePoint Workflow Manager、Language Pack、OOS連携を確認
検証検証環境または代表端末で適用し、業務アプリ・文書を確認
展開WSUS / Configuration Manager / 手動配布で段階的に適用
更新後確認バージョン、ログ、サイト表示、ワークフロー、OOS表示を確認
記録適用KB、対象サーバー、作業時刻、エラー、対応結果を残す

小規模環境では、どうしても「表示された更新をそのまま適用する」運用になりがちです。しかし、SharePoint ServerやOffice Online Serverがある場合は、更新後にどのサービスを確認するかまで決めておくことが大切です。障害時に「Officeのパッチを入れた」だけでは原因を追えないため、KB番号、サーバー名、適用順、再起動、構成ウィザード実行結果を記録しておきましょう。

よくある誤解

Microsoft 365 Appsにも同じKBを手動適用する必要がありますか?

通常は、MSI版Office 2016向けのKBをMicrosoft 365 AppsのClick-to-Run環境へそのまま適用するものではありません。KB本文でも、Download Centerの更新はMSIベースのOffice 2016向けで、Click-to-Run版には適用されないと説明されています。(Microsoft サポート)

Microsoft 365 Appsを使っている場合は、組織の更新チャネル、管理センター、Configuration Manager、クラウド更新管理など、自社のMicrosoft 365 Apps更新方式で確認します。

SharePoint Onlineも対象ですか?

今回の一覧で中心になっているのはSharePoint Serverです。SharePoint Onlineだけを使っているユーザーが、SharePoint Server向けKBを自分で適用することはありません。オンプレミスのSharePoint Serverを自社で運用している場合に確認が必要です。

Language Packを使っていなければLanguage Pack更新は不要ですか?

SharePoint Server 2016 / 2019では、Language Pack更新という名称でも安易に不要と判断しないでください。Microsoft Learnでは、WSSLOC更新は英語インストールを含むすべてのLanguage Packを対象にし、完全にファームを更新するにはSTS更新とWSSLOC更新の両方が必要と説明されています。(Microsoft Learn)

更新後にSharePointが開ければ完了ですか?

トップページが開くだけでは十分ではありません。検索、ドキュメントライブラリ、ワークフロー、Officeファイルのプレビュー、カスタムWebパーツ、代表的なサイトコレクションまで確認する必要があります。特にOOS連携がある場合は、ブラウザー上でOfficeファイルを開くテストも行いましょう。

まとめ:まず対象製品を特定し、OfficeとSharePointを分けて確認する

June 2026 updates for Microsoft Office security patches は、Office 2016、SharePoint Server、Office Online Serverを含む2026年6月分のセキュリティ更新です。最初にやるべきことは、KBを手当たり次第に適用することではなく、自社または自分の環境に対象製品があるかを確認することです。

Office 2016ではMSI版かClick-to-Run版かを確認し、SharePoint Server 2016 / 2019では本体更新とLanguage Pack更新の両方を確認します。SharePoint Server Subscription EditionではKB5002873を中心に、Workflow Managerの前提条件やVersion 26H1 feature updateの影響を見ます。Office Online Serverを使っている場合は、OOSファームの更新手順と再作成、連携確認まで含めて計画してください。

読者が次に取るべき行動は明確です。まず、利用中のOffice / SharePoint / OOSのバージョンとインストール方式を棚卸しし、対象KBと照合します。そのうえで、検証環境または限定範囲で適用し、問題がなければ段階的に本番展開しましょう。更新が見えない、適用できない、更新後に動作がおかしい場合は、製品違い・配布方式違い・Language Pack・構成ウィザード・OOSファームの順に切り分けると、原因を見つけやすくなります。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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