Windows資格情報の理解と適切な管理方法

Windowsの「資格情報マネージャー」は、対応するネットワークやアプリの保存済みログイン情報を確認・管理する画面です。共有フォルダーのパスワード変更後に接続できない場合などに、対象の保存情報を確認します。この記事では開き方、追加・編集・削除の手順と注意点を説明します。保存情報の編集は、接続先アカウントそのもののパスワード変更ではありません。

目次

Windows資格情報とは何か

Windowsの資格情報は、オペレーティングシステムがユーザーのIDとパスワードを保存し、管理する方法の一つです。これにより、ユーザーは手間なく、安全にWebサイトやアプリケーションにログインすることが可能になります。資格情報の管理はユーザー体験の改善だけでなく、セキュリティの観点からも重要です。

資格情報の種類

資格情報マネージャーには「Web資格情報」と「Windows資格情報」の区分があります。「汎用資格情報」はWindows資格情報側に表示される種類の一つです。すべてのアプリやブラウザーのパスワードを一括管理する画面ではなく、保存場所はアプリによって異なります。

  1. Windows資格情報:共有フォルダーなどへの接続に使用する保存情報です。Windowsへのサインイン設定そのものとは区別します。
  2. Web資格情報:対応する機能で保存されたWebサイトの情報です。現在のEdgeやChromeの保存パスワードは、各ブラウザーのパスワード管理画面で確認してください。
  3. 汎用資格情報:対応アプリが保存した認証情報です。項目名だけで用途が分からない場合は削除せず、アプリや管理者に確認します。

資格情報の管理方法

安全なパスワード管理とは、パスワードの作成から保管、更新までの全体的なプロセスを指します。Windowsの資格情報マネージャーはこれらを容易にします。

資格情報マネージャーの開き方

STEP
[資格情報マネージャー]を検索
  1. Windowsアイコンをクリック
  2. [資格情報]と検索バーに入力
  3. [資格情報マネージャー]が表示されるので選択する。
STEP
[資格情報マネージャー]が立ち上がる

資格情報の追加と削除

Windows資格情報マネージャーでは、新しい資格情報の追加や不要な資格情報の削除が可能です。接続先とユーザー名を確認し、必要な項目だけを操作します。Webサービスのアカウント作成や退会を行う機能ではありません。

Windows資格情報の追加

STEP
[Windows資格情報の追加]をクリック

[Windows資格情報の追加]をクリックします。

STEP
Windows資格情報の追加

接続先のアドレスと、その接続先で有効なユーザー名・パスワードを入力して[OK]をクリックします。保存しても接続先のアクセス権が新たに付与されるわけではありません。

Windows資格情報の削除

削除前に対象の接続先とユーザー名を確認し、再入力できる認証情報があることを確認します。対象を展開して[削除]を選びます。次回の接続時に再認証が必要になる場合があります。保存情報の削除は接続先のアカウントやファイルの削除ではありません。全項目を一括削除しないでください。

資格情報の変更と更新

接続先でパスワードを変更した後は、保存されている古い情報を更新する必要がある場合があります。ここでの編集はPC側の保存情報を更新する操作で、サーバーやWebサービス側のパスワードは変わりません。

変更したい資格情報を選択して、[編集]ボタンをクリックします。

資格情報を変更します。

Windows資格情報の安全な管理のヒント

Windows資格情報の管理は一見すると複雑に思えますが、以下のヒントを活用すれば、安全性を維持しつつ便利に使用することができます。

複雑なパスワードの使用

パスワードは長く、複雑で、一意性があるべきです。ランダムな文字、数字、特殊文字の組み合わせを使いましょう。これは、パスワードが破られるリスクを大幅に減らします。

パスワードを変更するタイミング

漏えいが疑われる場合や不正利用が確認された場合は、接続先の正規の手順でパスワードを変更します。Microsoftは理由のない一律の定期変更を推奨していません。組織の管理端末では管理者の規則に従い、利用可能なら多要素認証も使います。

不要な資格情報の削除

使わなくなった接続先の情報は、用途と影響を確認したうえで削除します。用途不明の項目をまとめて削除すると、アプリが再認証を求めたり接続できなくなったりする場合があります。

まとめ

資格情報マネージャーは、対応する接続先の保存情報を管理するための機能です。接続先のパスワード変更とPC側の保存情報更新を区別し、追加・編集・削除はいずれも対象を確認して行ってください。

参考:Microsoft:資格情報マネージャー、Microsoft:パスワードポリシーの推奨事項。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • そもそも、資格情報の資格とは、訪問される方が訪問する者を審査するものだと思うのですが・・・
    訪問する方が設定するのは、「このサイトは信じてよいものか?信じちゃいかん!」ですよね???
    訪問される方は、「こいつはOK.こいつはNG」でしょう。
    双方が資格を設定するものですよネ。
    ここで説明されてる資格はどちら側なんですか?
    訪問される側の設定ができるわけない。
    私は、最初から迷子になってる。

コメントする

目次