Excel VBAを利用したサーバー監視結果の通知メール自動送信の方法

この記事では、Excel VBAを利用してサーバーの監視結果の通知メールを自動送信する方法について詳しく説明します。初心者でも理解しやすいように具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。

基本的な通知メール送信の方法

サーバーの監視結果をExcelシートに取得した後、その結果に応じて自動的に通知メールを送信する仕組みを構築します。

Sub SendNotificationEmail()

    Dim OutApp As Object
    Dim OutMail As Object
    Dim cell As Range

    Set OutApp = CreateObject("Outlook.Application")
    Set OutMail = OutApp.CreateItem(0)

    With OutMail
        .To = "example@example.com"
        .CC = ""
        .BCC = ""
        .Subject = "サーバー監視結果通知"
        .Body = "サーバーの監視結果は以下の通りです。" & vbNewLine & vbNewLine

        For Each cell In Sheets("Sheet1").Range("A1:A10")
            If cell.Value Like "*異常*" Then
                .Body = .Body & cell.Offset(0, 1).Value & " : " & cell.Value & vbNewLine
            End If
        Next cell

        .Send
    End With

    Set OutMail = Nothing
    Set OutApp = Nothing

End Sub

コードの解説

1. Outlookを操作するためのオブジェクトを設定します。
2. メールの宛先、件名、本文などのプロパティを設定します。
3. Excelのシートから監視結果を取得し、異常が検出された場合のみその内容をメールの本文に追加します。
4. メールを送信します。

応用例

1. 複数の宛先へメールを送信

監視結果に応じて、複数の宛先にメールを送信することができます。

With OutMail
    .To = "example1@example.com; example2@example.com"
    .Subject = "サーバー監視結果通知"
    '... 省略 ...
End With

2. 異常発生時に特定の宛先へのみメールを送信

異常が検出された場合のみ、特定の宛先にメールを送信するようにすることができます。

If cell.Value Like "*異常*" Then
    .To = "emergency@example.com"
    '... 省略 ...
End If

3. メールの本文に監視結果の画像を添付

メールの本文にサーバー監視の結果のグラフや画像を添付することもできます。

With OutMail
    '... 省略 ...
    .Attachments.Add "C:\path\to\your\image.png"
    '... 省略 ...
End With

まとめ

Excel VBAを利用して、サーバー監視結果の通知メールを簡単に自動送信する方法を学びました。この技術を利用して、日常の業務効率を向上させることができます。さらに、応用例を参考にして、様々なシーンでのカスタマイズも可能です。