この記事では、Pythonプログラミング言語で使用される「タプルを使った引数としてのパラメータパッキング」について解説します。具体的なコード例とその詳細な解説、さらに応用例を3つ以上含めています。
目次
タプルとは
タプルは、Pythonで使用される不変のシーケンス型の一つです。タプルは一度作成するとその要素を変更することはできません。主に複数のデータをまとめる、関数から複数の値を返す、などの用途で使用されます。
基本的な作成方法
タプルは括弧（）を使用して作成します。
# タプルの作成
sample_tuple = (1, 2, 3, 4)
引数としてのタプル
Pythonでは、タプルを引数として使用することができます。特に「*」記号を用いることで、可変長の引数をタプルとして受け取ることができます。
基本的な使用方法
関数定義で「*args」のように使用します。
# 基本形
def sample_function(*args):
print(args)
パラメータパッキングとは
「パラメータパッキング」は、複数の引数を一つのタプルやリストにまとめる手法です。これにより、関数内で複数の引数を一つの変数として扱うことができます。
パラメータパッキングの基本形
# パラメータパッキングの基本形
def sample_packing_function(*args):
for arg in args:
print(arg)
応用例
タプルを使った引数としてのパラメータパッキングは多くの場面で便利です。以下、具体的な応用例を3つ紹介します。
応用例1: 引数の合計を計算
# 引数の合計を計算する関数
def sum_args(*args):
return sum(args)
応用例2: 引数を指定の倍数で返す
# 引数を指定の倍数で返す関数
def multiply_args(multiplier, *args):
return [arg * multiplier for arg in args]
応用例3: 引数から特定の型だけをフィルタリング
# 引数から特定の型だけをフィルタリングする関数
def filter_type(target_type, *args):
return [arg for arg in args if isinstance(arg, target_type)]
まとめ
Pythonでタプルを引数としてのパラメータパッキングを理解し、さまざまな応用例を通じてその便利さを学びました。このテクニックはコードを簡潔にし、より汎用性の高い関数を設計する際に非常に有用です。
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