Copilot Chatが画像付き資料を使って回答する更新でまず押さえたいのは、「画像ファイルを別機能として生成する話」ではなく、Word、PowerPoint、PDFなどの資料に埋め込まれた画像をCopilot Chatの回答根拠として使いやすくなる更新だという点です。
Microsoft 365 RoadmapのID 560540では、Microsoft 365 Copilot ChatがWord文書、PowerPointプレゼンテーション、PDF内の画像を解釈し、グラフ、図、スクリーンショットなどの視覚情報を回答に反映できるようになると説明されています。公開情報上は2026年6月に一般提供、状態はRolling out、対象プラットフォームはDesktop、クラウドはWorldwide Standard Multi-Tenantです。(Microsoft)
この更新を使うと、たとえば「PDFに載っているグラフをもとに傾向を説明して」「PowerPointの構成図からリスクを洗い出して」「Wordの手順書に入っている画面キャプチャを見て改善点を出して」といった依頼がしやすくなります。ただし、画像付き資料なら何でも完全に読めるわけではありません。導入前には、対応ファイル、権限、管理者設定、社内データの扱い、回答確認のルールを整理しておくことが重要です。
Copilot Chatが画像付き資料を使って回答する更新で何が変わるのか
今回の更新は、Copilot Chatが資料内のテキストだけでなく、ファイルに埋め込まれた画像情報も回答の材料にできる点がポイントです。Microsoft 365 Roadmapでは、対象例としてWord文書、PowerPoint、PDFが挙げられ、視覚要素としてチャート、図、スクリーンショットが示されています。(Microsoft)
| 確認項目 | 内容 | 実務での意味 |
|---|---|---|
| 対象サービス | Microsoft 365 Copilot Chat | Microsoft 365内のCopilot Chatで資料を使った質問がしやすくなる |
| 対象ファイルの例 | Word文書、PowerPoint、PDF | 報告書、提案書、マニュアル、議事資料などで使いやすい |
| 読み取り対象の例 | グラフ、図、スクリーンショット | 数値表現、構成図、画面手順、エラー画面などを質問に含めやすい |
| 提供状況 | 2026年6月一般提供、Rolling out | テナントやユーザーによって見える時期がずれる可能性がある |
| プラットフォーム | Desktop | まずはデスクトップ環境で検証するのが安全 |
従来のAIチャットでは、資料に画像が含まれていても、回答が本文テキスト中心になりがちでした。この更新により、視覚情報を含む資料の要約、分析、比較、レビューに使いやすくなります。
たとえば、営業資料のPowerPointに市場規模のグラフがある場合、単に「この資料を要約して」と聞くより、「グラフから読み取れる市場の伸びと、本文で説明されている営業方針のつながりを整理して」と聞くほうが、更新の効果を活かしやすくなります。
画像アップロード機能との違いを理解する
迷いやすいのは、「画像付き資料を使って回答する更新」と「画像をアップロードして質問する機能」を同じものとして扱ってしまうことです。
MicrosoftのFAQでは、Copilot Chatの機能としてファイルアップロードや画像アップロードが説明されています。ファイルアップロードではWord、Excel、PDFなどをアップロードしてCopilot Chatに分析させることができ、画像アップロードでは写真や画像の貼り付け、アップロードをプロンプトに使えるとされています。(Microsoft Learn)
今回のRoadmap ID 560540で中心になっているのは、資料ファイルの中に埋め込まれた画像を回答に活用する点です。つまり、次のように分けて考えると混乱しにくくなります。
| 使い方 | 主な対象 | 例 |
|---|---|---|
| 画像付き資料を使う | .docx、.pptx、PDF内の画像 | PDF報告書内のグラフ、PowerPoint内の構成図、Word手順書内の画面キャプチャ |
| 画像を直接使う | 画像ファイルや貼り付け画像 | 写真、スクリーンショット、図版そのもの |
| 資料本文を使う | ファイル内のテキスト | 議事録、仕様書、提案書、マニュアル本文 |
社内で案内するときは、「画像も読めるようになった」とだけ伝えるより、「Word、PowerPoint、PDFに入っているグラフや図も質問に含めやすくなる」と説明したほうが誤解を減らせます。
一般ユーザー向けの基本的な使い方
Copilot Chatで画像付き資料を使うときは、最初から曖昧に質問するより、ファイル名、ページ、スライド、図表の種類、出してほしい結果を明確に指定するのがコツです。
Copilot Chatは、チャットボックスの「+ Add content」からファイルを追加したり、ファイルをドラッグ&ドロップしたりして、アップロードしたファイルの内容を分析できます。アップロードされたファイルはユーザーのOneDrive for Businessに保存され、ユーザーが削除できると説明されています。(Microsoft Learn)
基本手順
| 手順 | 操作 | 迷いやすいポイント |
|---|---|---|
| ファイルを準備する | Word、PowerPoint、PDFなどを用意する | 画像が小さすぎる、ぼやけている、説明文がない資料は精度が落ちやすい |
| Copilot Chatを開く | Microsoft 365 CopilotアプリなどからCopilot Chatを開く | 組織の設定によって表示場所が異なることがある |
| ファイルを追加する | 「+ Add content」またはドラッグ&ドロップで資料を追加する | ファイルサイズや種類の制限に注意する |
| 質問する | 図表やスクリーンショットを指定して質問する | 「この資料を要約して」だけでは画像の活用が弱くなる |
| 回答を確認する | 元資料の該当ページやスライドと照合する | 数値、固有名詞、判断結果は必ず人が確認する |
使いやすいプロンプト例
| 目的 | プロンプト例 |
|---|---|
| グラフの傾向を知りたい | 添付したPDFの3ページ目にある折れ線グラフをもとに、売上推移の特徴を3点で整理してください。本文に書かれている説明と矛盾があれば指摘してください。 |
| PowerPointの図をレビューしたい | 添付したPowerPointのネットワーク構成図を見て、単一障害点になりそうな箇所と、説明不足の箇所を分けて教えてください。 |
| 画面キャプチャ入り手順書を確認したい | Word手順書に含まれる画面キャプチャを見ながら、初心者がつまずきそうな操作を洗い出してください。改善案も表で示してください。 |
| 図表と本文を分けて確認したい | 回答を「画像から読み取ったこと」「本文から読み取ったこと」「推測が含まれること」に分けてください。 |
| 資料の要点を会議向けにまとめたい | 添付資料のグラフ、図、本文を根拠に、会議で説明すべき要点を5つに絞ってください。根拠となるページやスライドも示してください。 |
「画像から読み取ったこと」と「本文から読み取ったこと」を分けて聞くのは、実務で特に有効です。Copilotの回答がもっともらしく見えても、どの情報が図から来たのか、本文から来たのか、推測なのかが混ざると確認しにくくなるためです。
良い聞き方と悪い聞き方
画像付き資料を使うときに失敗しやすいのは、資料全体を丸投げしてしまうことです。Copilot Chatは便利ですが、質問が広すぎると、画像を十分に使わずに一般的な要約で終わることがあります。
| 避けたい聞き方 | 改善した聞き方 |
|---|---|
| この資料を要約して | 2〜5ページのグラフと本文をもとに、売上減少の要因を3つに整理してください |
| この図を説明して | 4ページの構成図について、利用者、システム、外部サービスの関係が分かるように説明してください |
| 問題点を教えて | 添付PDFのスクリーンショットと手順文を見比べ、手順漏れ、表記ゆれ、初心者が迷う箇所を表で指摘してください |
| 正しいですか? | 添付資料のグラフから読み取れる事実と、資料作成者の主張が一致しているか確認してください。断定できない点は「要確認」としてください |
重要なのは、Copilot Chatに「何を見て」「何を判断し」「どの形式で返すか」を指定することです。画像付き資料を扱う場合は、ページ番号、スライド番号、図表名、スクリーンショットの位置を入れるだけで回答の確認もしやすくなります。
設定場所で迷うポイント
今回のRoadmap項目そのものには、ユーザーがオン・オフする専用スイッチがあるとは明記されていません。まず確認すべきなのは、Copilot Chatを利用できる状態か、Copilot Chatがユーザーの画面に表示されているか、Web検索やエージェントなど周辺機能のポリシーが組織方針に合っているかです。
Microsoft 365管理センターでは、Copilot関連の複数の設定が用意されています。たとえば、Copilot ChatをTeams、Outlook、Microsoft 365 Copilotアプリのナビゲーションバーにピン留めする設定は、Microsoft 365 admin centerの「Copilot > Settings > User access > Pin Copilot Chat」から構成できます。(Microsoft Learn)
| 確認したいこと | 主な設定場所 | 実務上の見方 |
|---|---|---|
| Copilot Chatを見つけやすくする | Microsoft 365 admin center > Copilot > Settings > User access > Pin Copilot Chat | 利用促進や問い合わせ削減のため、対象ユーザーにピン留めする |
| Windowsタスクバーから開きやすくする | Microsoft 365 admin center > Copilot > Settings > User access > Pin Copilot Chat | Microsoft 365 Copilotアプリへの導線を作る |
| Web検索を使わせるか決める | Microsoft 365 admin center > Copilot > Settings > Data Access > Web search for Microsoft 365 Copilot and Microsoft Copilot | 実際の構成はMicrosoft 365 Apps admin centerのCloud Policyで行う |
| エージェント利用を管理する | Microsoft 365 admin center > Copilot > Settings > Data access > Agents | 画像付き資料の質問とは別に、エージェントの公開や利用範囲を管理する |
| 課金が発生する機能を管理する | Microsoft 365 admin center > Copilot > Settings > User access > Copilot pay-as-you-go billing | 従量課金エージェントを使う場合は事前に確認する |
| アプリ表示やナビゲーションを管理する | Microsoft 365 Copilot app settings | Chat、Agents、Pages、Notebooksなどの表示や利用可否を確認する |
Web検索については、Microsoft 365 CopilotとMicrosoft 365 Copilot Chatの両方に適用される「Allow web search in Copilot」ポリシーがCloud Policy service for Microsoft 365で提供されています。Microsoftの説明では、Web検索はBing検索サービスを使って最新のWeb情報を回答に反映するための機能であり、Copilot Chat内の資料ファイルを読む機能とは目的が異なります。(Microsoft Learn)
つまり、画像付き資料の読み取りを検証したいだけなら、まずは対応ファイル、対象ユーザー、Copilot Chatの表示状況、ロールアウト状況を確認します。Web上の最新情報と資料を突き合わせる使い方をする場合は、Web検索ポリシーも確認する、という順番が分かりやすいです。
導入前に確認したい前提条件
Copilot Chatが画像付き資料を使って回答できるようになると、社内資料のレビューや分析が便利になります。一方で、画像には機密情報、個人情報、顧客名、画面キャプチャ、契約情報が含まれることもあります。導入前には、便利さだけでなくデータの扱いも確認しておく必要があります。
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| ロールアウト状況 | RoadmapではRolling outのため、全ユーザーで同時に使えるとは限らない |
| 対象環境 | Roadmap上はDesktopが対象。まずデスクトップ環境で検証する |
| 対象ファイル | Word、PowerPoint、PDF内のグラフ、図、スクリーンショットを中心にテストする |
| アカウント | 職場または学校のMicrosoft Entraアカウントで利用する |
| ライセンス差 | Copilot ChatはMicrosoft 365サブスクリプション組織で利用できるが、Microsoft 365 Copilotライセンスがある場合は作業データを使った機能範囲が広がる |
| ファイルの保管 | アップロードファイルはユーザーのOneDrive for Businessに保存される |
| 学習利用 | アップロードファイルやプロンプト、回答は基盤モデルのトレーニングには使われないと説明されている |
| 監査・保持 | プロンプトと回答はログとして扱われ、監査やeDiscoveryの対象になり得る |
| 社内ルール | 秘密度ラベル、DLP、外部秘情報、個人情報を含む資料の扱いを事前に決める |
MicrosoftのFAQでは、Microsoft 365 Copilot ChatはMicrosoft 365サブスクリプションを持つ組織で利用でき、Microsoft 365 CopilotはWebベースの情報に加えてMicrosoft Graph上の作業データを扱う機能が含まれると説明されています。また、Microsoft 365 CopilotライセンスがないユーザーのCopilot Chatは、共有エンタープライズデータやGraphコネクタ経由の外部データへはアクセスできない一方、ユーザーがファイルを直接アップロードすることは可能です。(Microsoft Learn)
セキュリティ面では、Microsoft 365 Copilot Chatは職場または学校のEntraアカウントでサインインしたユーザーにエンタープライズデータ保護を提供し、プロンプトと回答は基盤モデルのトレーニングに使われないと説明されています。(Microsoft Learn)
画像付き資料を使うと効果が出やすい場面
この更新は、単なる資料要約よりも、図表や画面キャプチャが判断材料になる業務で効果を発揮します。
提案書や営業資料のレビュー
PowerPointに市場グラフ、競合比較表、製品構成図が含まれている場合、Copilot Chatに「主張とグラフが一致しているか」「説明不足のスライドはどこか」「顧客向けに補足すべき点は何か」を聞けます。
実務では、次のように聞くと使いやすくなります。
添付した提案資料のグラフと本文を確認し、顧客が疑問に思いそうな点を5つ挙げてください。各項目について、根拠となるスライド番号と、営業担当が補足すべき説明を示してください。
マニュアルや手順書の改善
WordやPDFの手順書には、画面キャプチャが多く含まれます。Copilot Chatに画面と説明文を見比べさせることで、「ボタン名が画面と本文で違う」「手順の前提が書かれていない」「初心者が迷う画面遷移がある」といった改善点を見つけやすくなります。
添付した手順書の画面キャプチャと本文を見比べ、画面名、ボタン名、注意書きに不一致がないか確認してください。修正案を表で出してください。
障害報告書や問い合わせ資料の整理
エラー画面のスクリーンショット、構成図、ログ抜粋が入ったPDFを読み込ませると、現象、影響範囲、確認すべき仮説を整理しやすくなります。
ただし、スクリーンショットから読み取れる情報だけで原因を断定するのは危険です。Copilot Chatには「仮説」「確認すべき証跡」「断定できないこと」を分けて出させるのが安全です。
研修資料や社内説明資料の見直し
図解が多い研修資料では、「初心者に伝わる順番になっているか」「図の前提説明が足りているか」「文字だけで説明している箇所を図にできないか」といった観点でレビューできます。
添付した研修資料について、図やスクリーンショットが初心者に伝わりにくい箇所を指摘してください。各指摘について、改善後の説明文案も出してください。
過信しないほうがよいポイント
画像付き資料を使えるようになると便利ですが、Copilot Chatの回答をそのまま最終判断に使うのは避けるべきです。特に、数値、法務、セキュリティ、契約、障害原因の判断では人による確認が必要です。
| 注意点 | 理由 | 対策 |
|---|---|---|
| 小さい文字や低解像度画像は読み誤る可能性がある | スクリーンショットやスキャン画像の品質に依存する | 高解像度の資料を使い、重要な数値は原本で確認する |
| グラフの意味を取り違える可能性がある | 軸、凡例、単位、注釈が不明瞭だと誤解しやすい | 「軸、単位、凡例も確認して」と明示する |
| 推測が混ざる可能性がある | 図だけでは背景や前提が不足する | 「断定できないことは要確認として分けて」と指定する |
| 社内機密を含む画像に注意が必要 | 画面キャプチャには氏名、メール、顧客情報が入りやすい | 秘密度ラベルやDLPルールに沿って扱う |
| ロールアウト差がある | Roadmapの機能は段階的に展開される | まず少人数で検証し、利用可能な画面と挙動を確認する |
Copilot Chatは、資料の下読み、要点整理、レビュー観点の洗い出しには向いています。一方で、最終的な判断、社外提出前の確認、監査証跡が必要な分析は、元資料と人の確認を組み合わせるべきです。
管理者が社内展開前に決めておきたいこと
管理者は、機能が見えるかどうかだけでなく、どの業務で使わせるか、どの資料は使わせないか、回答確認をどう運用するかを決めておくと混乱を減らせます。
最初は用途を絞って検証する
いきなり全社展開するより、次のような低リスクで効果が分かりやすい用途から始めるのがおすすめです。
| 初期検証に向く用途 | 理由 |
|---|---|
| 社内研修資料の改善 | 機密性が比較的低く、図表の読み取り効果を確認しやすい |
| 操作マニュアルのレビュー | 画面キャプチャと本文の不一致を見つけやすい |
| 公開済み提案テンプレートの見直し | 営業資料の改善効果を確認しやすい |
| サンプルPDFの要約 | 本番データを使わずに挙動を確認できる |
逆に、初期検証でいきなり人事評価資料、未公開決算資料、顧客別の契約書、障害の詳細ログなどを使うのは避けたほうが安全です。
社内向けルール例
社内展開時は、次のような短いルールを用意しておくと現場が迷いにくくなります。
| ルール | 具体例 |
|---|---|
| 使ってよい資料を明確にする | 社内共有済みのマニュアル、研修資料、公開前レビュー用の営業資料など |
| 使う前に秘密度を確認する | 顧客名、個人情報、認証情報、画面キャプチャ内のメールアドレスを確認する |
| 回答を鵜呑みにしない | 数値、日付、契約条件、障害原因は必ず原本確認する |
| プロンプトに確認方法を入れる | 「根拠ページを示して」「推測は分けて」「断定できない点は要確認にして」と指定する |
| 共有前に人がレビューする | Copilotの回答をそのまま顧客向け文書に貼らない |
よくある疑問
Copilot Chatで画像付きPDFを読むにはMicrosoft 365 Copilotライセンスが必要ですか?
Microsoft 365 Copilot Chat自体は、Microsoft 365サブスクリプションを持つ組織で利用できると説明されています。一方で、Microsoft 365 Copilotライセンスがある場合は、Microsoft Graphを含む作業データを使った機能範囲が広がります。ファイルを直接アップロードして分析する使い方はCopilot Chatの機能として説明されていますが、実際の利用可否や制限はテナント設定、ライセンス、ロールアウト状況、ファイル制限に左右されます。(Microsoft Learn)
画像の中の文字も必ず正確に読めますか?
必ず正確に読めるとは考えないほうが安全です。スクリーンショットの解像度、文字サイズ、背景色、傾き、スキャン品質によって読み取りや解釈は変わります。重要な数値や固有名詞は、必ず元資料を開いて確認してください。
Excelファイル内のグラフも対象ですか?
Roadmap ID 560540の説明では、例としてWord文書、PowerPoint、PDFが示されています。Excel内のグラフについて同じ更新の対象として扱えるかは、少なくともこのRoadmap項目だけでは断定しないほうが安全です。Excel資料を扱いたい場合は、実際のテナントで検証し、必要に応じてPDF化した資料で試すと確認しやすくなります。(Microsoft)
Web検索をオフにしても画像付き資料の質問はできますか?
Web検索は、CopilotがWeb上の情報を参照して回答を補強するための機能です。Microsoftの説明では、管理者はCloud Policy service for Microsoft 365の「Allow web search in Copilot」ポリシーで、Microsoft 365 CopilotとMicrosoft 365 Copilot ChatのWeb検索を制御できます。画像付き資料の読み取りとは目的が異なるため、社内資料だけを使って質問する運用と、Web情報も組み合わせる運用を分けて考えるとよいでしょう。(Microsoft Learn)
ユーザーにどこから使わせるのがよいですか?
Copilot Chatを迷わず開けるようにするなら、管理者がPin Copilot Chatの設定を確認します。この設定により、Teams、Outlook、Microsoft 365 CopilotアプリのナビゲーションバーにCopilot Chatを表示しやすくできます。(Microsoft Learn)
まず試すならこの流れがおすすめ
Copilot Chatが画像付き資料を使って回答する更新を試すなら、最初から本番の機密資料を使わず、サンプル資料で挙動を確認するのが安全です。
まず、グラフ入りのPDF、構成図入りのPowerPoint、画面キャプチャ入りのWord手順書を1つずつ用意します。次に、Copilot Chatでファイルを追加し、「画像から読み取ったこと」「本文から読み取ったこと」「推測が含まれること」を分けて回答させます。最後に、元資料と回答を照合し、自社の業務で使えるプロンプト例と注意事項を社内向けにまとめます。
この更新の価値は、単に「画像も読める」ことではありません。図表、本文、画面キャプチャをまとめて扱えることで、資料レビューやナレッジ整理の質を上げられる点にあります。導入時は、対応ファイル、ロールアウト状況、管理者設定、データ保護、回答確認のルールを押さえたうえで、小さく検証してから利用範囲を広げるのが現実的です。

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