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Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされる原因と対処

Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされるとき、最初に疑うべきなのは「そもそもタブ復元の対象になる条件を満たしていない」「24H2でも該当機能が入った更新が未適用」「Explorer を改変するツールや管理ポリシーが干渉している」の3つです。Microsoft は 2025年1月28日公開の KB5050094(OS Build 26100.3037)で、**「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」**を有効にした場合、各エクスプローラー ウィンドウの開いていたタブを復元する変更を案内しています。つまり、24H2でも条件がそろっていなければ、毎回1タブに戻る挙動は普通に起こりえます。 (マイクロソフトサポート)

この記事では、Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされる原因を、設定・更新・権限・常駐ソフトの順で切り分けます。最後まで読めば、まず何を確認し、どこで見切りをつけて復旧手順へ進むべきかが分かります。

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目次

まず結論だけ知りたい人へ

  • 再起動や再サインインのたびにタブが消えるなら、最優先で確認するのは 「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」 と Windows Update です。24H2のタブ復元は、この設定と対応更新が前提です。 (マイクロソフトサポート)
  • 自分でエクスプローラーを閉じて、すぐ開き直すたびに消えるなら、仕様の期待違いの可能性があります。Microsoft の文言はあくまで logon 時の復元 であり、同一サインイン中の手動再起動まで保証する説明ではありません。これは公式文言から読める範囲での判断です。 (マイクロソフトサポート)
  • 会社PCで設定が見つからない、グレーアウトしている、修復メニューが出ないなら、端末管理ポリシーの影響を疑うべきです。Microsoft も設定の可用性はデバイス構成で変わると案内しており、修復用の「Fix problems using Windows Update」は管理端末で使えないことがあります。 (マイクロソフトサポート)
  • ExplorerPatcher などの UI 改造ツールを使っているなら、それを外してから判断するのが近道です。24H2で ExplorerPatcher が正常に動かないという報告と、24H2向け修正履歴の両方が公開されています。 (GitHub)

なお、2026年3月24日時点の Windows 11 24H2 公開既知問題ページでは、この症状は前面に出ている公開既知問題として確認しづらく、まずは広範囲の既知バグと決めつけるより、手元の設定・更新・常駐ソフトを切り分ける方が実務的です。 (Microsoft Learn)

24H2でエクスプローラーのタブ復元はどう変わったのか

24H2では、2025年1月28日公開の KB5050094 で、「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」有効時に、各 File Explorer ウィンドウの既存タブを復元すると明記されました。同じ更新情報では、**「再起動可能なアプリを自動的に保存し、サインイン時に再起動する」**を有効にすると、Windows が特定の File Explorer 設定を有効にするとも案内されています。さらに、サインイン オプションの公式説明でも、このトグルはサインイン後に再起動可能アプリの状態を戻す機能だと説明されています。 (マイクロソフトサポート)

ここで重要なのは、復元の条件が「ログオン時」だという点です。つまり、ユーザーが期待しがちな「エクスプローラーを自分で閉じたあと、同じセッション中に再度開いても元のタブ群が戻る」とは、少し意味が違います。Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされると感じる人の中には、この違いで「壊れている」と見えているケースもあります。 (マイクロソフトサポート)

最初に確認するべき設定

「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」がオンか

エクスプローラーのオプションを開き、[表示] タブにある 「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」 を確認してください。Microsoft の File Explorer サポートでは、オプション画面を View > Options > Change folder and search options から開く流れが案内されており、24H2向け更新情報ではその設定名が明示されています。設定変更後は、再起動して挙動を見直すのが確実です。 (マイクロソフトサポート)

ここでの失敗パターンは単純で、設定をオンにしたつもりで Apply を押していない設定変更後に再起動前の状態だけ見て「直らない」と判断するそもそも古いビルドのまま、の3つが多いです。特にアップデート直後は「再起動待ち」の状態で見落としやすいので注意してください。 (マイクロソフトサポート)

「再起動可能なアプリを自動的に保存」が影響していないか

設定 > アカウント > サインイン オプション にある 「再起動可能なアプリを自動的に保存し、サインイン時に再起動する」 も確認ポイントです。Microsoft は、この機能をオンにするとサインイン後に再起動可能なアプリの状態を戻し、24H2ではそれに連動して File Explorer の特定設定も有効にすると案内しています。逆に、Edge の自動起動を止める手順として Microsoft 自身がこのトグルをオフにする方法を案内しているため、この設定はサインイン後の再開挙動に実際に影響します。 (マイクロソフトサポート)

ただし、これは万能の修正策ではありません。このトグルをオンにすれば必ずエクスプローラーのタブが復元される、という公式説明はありません。あくまで「サインイン後の再開挙動に関係する設定」なので、再起動やサインイン後だけタブが消える場合に試す価値がある、という位置づけで考えるのが安全です。 (マイクロソフトサポート)

更新不足だと、24H2でもタブ復元が効かないことがある

Windows 11 24H2だからといって、全PCで同じタイミングに同じ Explorer 機能が有効になるとは限りません。KB5050094 の該当項目は Gradual rollout として公開されており、しかも機能案内の日付は 2025年1月28日 です。つまり、24H2でも古いビルドのまま、または更新は入ったが再起動で完了していないと、タブ復元が効かないままでも不思議ではありません。 (マイクロソフトサポート)

確認の順番は次の通りです。

  1. Windows Update を開いて更新を確認する
  2. 利用可能な更新を入れる
  3. 必ず再起動する
  4. 再起動後に、タブを複数開いた状態でサインアウトまたは再起動して再現確認する

Microsoft の File Explorer トラブルシュートでも、まず更新確認と再起動が基本手順です。Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされる場合も、ここを飛ばして先にレジストリや初期化へ進むのはおすすめできません。 (マイクロソフトサポート)

会社PCで起きるなら、設定ではなくポリシーの問題かもしれない

会社支給PCや学校PCでは、個人PCと同じ手順が通らないことがあります。Microsoft はサインイン オプションについて、一部設定はデバイス構成により利用可否が変わると案内しています。また、アクセシビリティ向けサポートでも、ポリシーによりトグルや設定が無効化されることがあると記載しています。 (マイクロソフトサポート)

さらに、Windows 11 の修復機能 「Fix problems using Windows Update」 は、職場または学校によって管理されている PC では表示されないことがあると Microsoft が明記しています。つまり、設定が見当たらない・変更できない・修復項目が出ないという症状自体が、権限や管理ポリシーのサインです。こういう端末で個人判断のレジストリ変更や UI 改造ツールの再導入をすると、かえってサポート対象外になりやすいです。 (マイクロソフトサポート)

会社PCで管理者へ渡す情報は、次の4点で十分です。

  • Windows 11 のエディションとビルド
  • 「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」が見えるか
  • その設定が変更できるか
  • 新しいユーザーで再現するか

この4点があるだけで、端末ポリシーの問題か、ユーザープロファイルの問題か、更新の問題かをかなり早く切り分けられます。

ExplorerPatcher などの常駐ツールが原因になることもある

Windows 11 24H2では、Explorer を差し替える・見た目を古い Windows 風に戻す・タスクバーやコンテキストメニューを改造するタイプのツールが不具合の原因になることがあります。実際に ExplorerPatcher の GitHub issue では、24H2で ExplorerPatcher が正常に動かず、未インストール時には起きないという報告があり、リリースノートにも recent 24H2 builds の File Explorer 表示崩れや tabs 関連の breakages に対する修正 が載っています。 (GitHub)

この手の環境でよくある失敗は、Windows 側の問題だと思い込んで、改造ツールを入れたまま SFC や修復インストールまで進めてしまうことです。先にやるべきは、ツールを更新するか、一時的にアンインストールして再起動し、素の状態で再現するか確認することです。それでも判断がつかなければ、Microsoft の clean boot 手順で他のサービスやスタートアップの干渉を切り分けます。clean boot で問題が消えるなら、別アプリやサービスの干渉と判断しやすくなります。 (マイクロソフトサポート)

1つのアカウントだけで起きるなら、ユーザープロファイルを疑う

Windows はユーザーごとに設定やデータを分けて持てるので、自分のアカウントだけで症状が出るなら、マシン全体ではなくユーザープロファイル側の問題である可能性があります。Microsoft のユーザー管理サポートでも、各ユーザーがそれぞれ別の設定やデータを持つことが説明されており、別ユーザー作成の手順も案内されています。 (マイクロソフトサポート)

確認方法は簡単です。設定 > アカウント > 他のユーザー > アカウントの追加 から一時的なローカルアカウントを作り、その新しいユーザーでエクスプローラーのタブ復元を試します。新しいユーザーでは正常なら、既存プロファイルが壊れている可能性があります。Microsoft も Fix a corrupted user profile で、新しいユーザー作成を正式な対処として案内しています。 (マイクロソフトサポート)

最短で試せる対処手順

遠回りしないために、次の順番で進めるのがおすすめです。

  1. 「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」を有効にする。まずはここを確認しないと話が始まりません。 (マイクロソフトサポート)
  2. Windows Update を適用して再起動する。少なくとも 24H2 のタブ復元案内は KB5050094(26100.3037)以降です。 (マイクロソフトサポート)
  3. 「再起動可能なアプリを自動的に保存」を試す。サインイン後だけ失われるなら確認価値があります。 (マイクロソフトサポート)
  4. タスク マネージャーから Windows Explorer を再起動するCtrl + Shift + EscWindows Explorer再起動 です。これは UI 反映や一時的な Explorer 不整合の確認に向きます。 (マイクロソフトサポート)
  5. ExplorerPatcher などの UI 改造ツールを外す。24H2ではここが犯人のことがあります。 (GitHub)
  6. clean boot で干渉を切り分ける。問題が clean boot で消えるなら、別アプリやサービスの影響です。 (マイクロソフトサポート)
  7. 管理者権限のターミナルで DISM と SFC を実行する。Microsoft は DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth のあとに sfc /scannow を案内しています。 (マイクロソフトサポート)
  8. 新しいユーザーで再現確認する。1アカウントだけの問題かを切り分けられます。 (マイクロソフトサポート)

ここまでで直らない場合は、設定レベルではなく Windows コンポーネントの破損最近の更新との相性 を疑う段階です。

それでも直らないときの復旧手順

同じ Windows 11 を上書き修復する

Windows 11 には Fix problems using Windows Update という修復機能があります。これは 現在入っているのと同じバージョンの Windows を再インストールし、システムファイルとコンポーネントを修復しつつ、アプリ・ファイル・設定を保持する 方法です。Explorer の挙動が 24H2 更新後からおかしくなったが、初期化まではしたくない、という場面に最も向いています。 (マイクロソフトサポート)

手順は 設定 > システム > 回復 > Fix problems using Windows Update > Reinstall now です。ただし、Microsoft はこの機能が 管理された PC では表示されないことがある と明記しています。会社PCで見えないなら、異常ではなく仕様です。 (マイクロソフトサポート)

最近の月例更新が怪しいなら、更新をアンインストールする

「24H2にした直後」ではなく、特定の月例更新を入れた直後からエクスプローラーのタブが毎回リセットされるようになったなら、まずは最新の品質更新を疑います。Microsoft は、更新が原因でエラーや不具合が起きる場合、設定 > Windows Update > 更新の履歴 > 更新プログラムをアンインストール から外す手順を案内しています。なお、一部の更新はアンインストールできません。 (マイクロソフトサポート)

24H2 へ上げた直後から不安定なら、10日以内のロールバックを検討する

24H2 への機能更新後すぐに症状が出ており、まだ10日以内なら、設定 > システム > 回復 > 元に戻す で前のバージョンへ戻す方法があります。Microsoft は、通常は 10日以内 に戻せること、個人ファイルは保持される一方で、更新後に追加・更新したアプリやドライバーは影響を受けることを案内しています。とりあえず安定環境に戻してから、後日あらためて 24H2 を入れ直す判断は十分ありです。 (マイクロソフトサポート)

よくある質問

24H2なら、最初からタブ復元が必ず使えますか

必ずではありません。少なくとも Microsoft の公開情報では、24H2向けのタブ復元案内は 2025年1月28日の KB5050094 で示されており、しかも gradual rollout でした。古いビルドや未完了の更新では、期待通りに使えないことがあります。 (マイクロソフトサポート)

手動でエクスプローラーを閉じても、同じタブが戻るはずですか

その期待は危険です。公式文言は 「ログオン時に復元」 であり、同一サインイン中の手動再起動まで保証する説明ではありません。Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされると感じても、まずは「再起動・再サインイン時だけなのか」「手動で閉じた場合もなのか」を分けて考えてください。 (マイクロソフトサポート)

会社PCで設定が見つからないのは不具合ですか

不具合とは限りません。Microsoft は設定の可用性がデバイス構成で変わると説明しており、ポリシーで無効化される場合もあります。さらに、修復機能も管理端末では非表示になることがあります。まずは端末管理者に確認してください。 (マイクロソフトサポート)

最終手段は初期化ですか

いきなり初期化する必要はありません。先に Fix problems using Windows Update による同版再インストール、次に 更新アンインストール、必要なら 10日以内のロールバック の順で試す方が安全です。初期化はその後でも遅くありません。 (マイクロソフトサポート)

Windows 11 24H2でエクスプローラーのタブが毎回リセットされる問題は、現時点の公開情報を見る限り、まず 設定不足・更新不足・管理ポリシー・Explorer 改造ツール の切り分けが先です。最初の一手は、「前回のフォルダー ウィンドウをログオン時に復元」を確認し、最新更新を適用して再起動すること。それで変わらなければ、UI 改造ツールを外す → 新しいユーザーで試す → Windows Update による同版再インストール の順で進めると、無駄な遠回りをかなり減らせます。 (マイクロソフトサポート)

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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