OneDriveをGPOで管理 – 特定の種類のファイルをアップロードから除外する方法

MP4形式等の動画ファイルは一般的に大容量なので、OneDrive上にアップロードされるとクラウド上の容量が超過する可能性があります。そこで、グループポリシーを利用してMP4形式等、特定のファイルをアップロード対象(同期対象)から除外する方法を解説します。

目次

グループポリシー(GPO)の作成と適用手順

「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。

OneDriveのポリシーをGPOに追加する

GPOのデフォルトには、OneDrive関連のポリシーがありません、以下の記事を参考にGPOでOneDrive関連のポリシーが利用できるように設定してください。

グループポリシー(GPO)でMicrosoft OneDriveを管理する方法|管理テンプレートの追加

特定の種類のファイルをアップロードから除外するGPOの設定

以下のポリシーを開いてください。

<パス>

コンピューターの構成¥ポリシー¥管理テンプレート¥OneDrive¥

<ポリシー>

特定の種類のファイルをアップロードから除外

未構成を有効にします。

キーワード横にある「表示」をクリックして、立ち上がったウィンドウに除外したいファイル名を入力します。例えばexe形式のファイルを除外したいのであれば、*.exe と入力します。mp4形式の動画ファイルを除外したい場合は、*.mp4 と入力します。

この設定では、OneDrive 同期アプリ (OneDrive.exe) が OneDrive または SharePoint に特定のファイルをアップロードできないようにするキーワードを入力できます。”setup.exe”などの完全な名前を入力するか、ワイルドカード文字としてアスタリスク (*) を使用して一連の文字を表すことができます。

この設定を有効にした場合、指定したキーワードに一致する新しいファイルは同期アプリによってアップロードされません。スキップされたファイルにエラーは表示されず、ファイルはローカルの OneDrive フォルダーに残ります。設定を有効にするには、この設定を有効にした後、OneDrive 同期アプリを再起動する必要があります。

この設定を無効にした場合、または構成しなかった場合、同期アプリは、すべての同期フォルダーでサポートされているすべてのファイルをアップロードします。

ユーザー側での確認

クライアントを再起動させてGPOを適用して確認してみました。

以下は除外設定としてexeファイルを指定している状態です。.exeファイルのみ同期がされていないことが分かると思います。また、除外(非同期)という表記になっており、状態の列では同期されると✔なんですが、- という表記になっています。

グループポリシー管理用テンプレート一覧

グループポリシー管理用テンプレートはMicrosoft OfficeやZoom等様々なアプリケーションで用意されています。以下の記事で一覧として纏めましたので良ければご参照ください。活用することでシステム管理が容易になります。

グループポリシー管理用テンプレート一覧(admx,admxl,admファイル)|Officeだけじゃないよ

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