本記事では、グループポリシー(GPO)でレジストリを管理する方法を解説します。パソコン毎にレジストリを変更するのはトラブルの元になりますし、時間がかかります。GPOを使いこなして楽に安定的に管理をしていきましょう。
グループポリシー(GPO)の作成と適用手順
「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。
既存のレジストリを変更する場合
既存のレジストリを変更する場合は、レジストリウィザードを利用すると便利です。以下解説をしていきます。
グループポリシー管理エディターを開きます。
コンピューターの構成 ¥ 基本設定 ⇒¥Windowsの設定 ¥ レジストリ へ移動します。
「レジストリ」を右クリックして、「新規作成」から「レジストリ ウィザード」を選択します。
レジストリブラウザーはレジストリ一覧を読み込む対象の選択です、下ではローカルコンピューターを選択しています。要するにActive Directory サーバーです。
注:ADサーバーに無いレジストリは表示されません。ドメインコンピューター(ドメインに参加しているPC)にレジストリがあったとしてもADになければ表示されません。
下のような画面が出てきます。
変更したいレジストリを選択します。下の例では、Shell Icon Size を選択しています。完了ボタンを押します。
グループポリシー管理エディターを再度立ち上げるとレジストリの直下にレジストリのディレクトリが表示されます。ここで再度対象のレジストリ(下の例ではShell Icon Size) を選択します。
レジストリのプロパティが表示されるので、値を変更します。
レジストリを新規作成する場合
グループポリシー管理エディターを開きます。
コンピューターの構成 ¥基本設定 ¥ Windowsの設定 ¥レジストリ へ移動します。
「レジストリ」を右クリックして、「新規作成」から「レジストリ項目」を選択します。
作成するレジストリの情報を入力します。完了です。
まとめ
レジストリ ウィザードを利用すると管理が楽です。レジストリが一覧に無い場合は、仕方なく新規作成していく方法が良いかと思います。新規作成する場合は入力ミスをしないようにしましょう。レジストリなので下手すると二度と立ち上がらなくなります。その点レジストリ ウィザードでの変更は既にあるレジストリの変更なので安心感があります。
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