Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法

結論:Windows 11で1つのドライブの総容量と空き容量を確認するなら、管理者のコマンド プロンプトでfsutil volume diskfree C:を実行すると、総バイト数と利用可能な空きバイト数を確認できます。全ドライブをGB単位で見たい場合はPowerShellのGet-Volumeが読みやすく、Windows 11 24H2以降で標準搭載されないWMICの代替にもなります。diskpartはディスクやパーティションの対応関係を見る管理ツールであり、ファイルを保存できる空き容量の確認には主役として使いません。 最新の画面名や提供条件は更新で変わるため、以下の順番で確認してください。

目次

最初に確認するポイント

症状・条件主な原因最初の確認
wmic logicaldisk get size,freespace,captionを実行すると、wmicが認識されないWMICは非推奨で、Windows 11 24H2では標準搭載されず、25H2への機能更新時にはアンインストールされます。WMI自体は残ります。WMICを再追加するのではなく、Get-VolumeまたはGet-CimInstance Win32_LogicalDiskへ置き換えます。
fsutil volume diskfree C:でアクセス拒否や権限エラーが出るfsutilは高度なファイルシステム管理ツールで、多くの操作に管理者権限が必要です。スタートからターミナルまたはコマンド プロンプトを管理者として開き、同じコマンドを再実行します。権限を上げられない場合はdir C:\またはPowerShellのGet-Volumeを使います。
diskpartのlist diskにあるFreeと、エクスプローラーの空き容量が一致しないlist diskのFreeは主に未割り当て領域を示し、NTFSなどのボリューム内でファイルに使える空き容量とは意味が異なります。保存可能な空き容量はGet-VolumeのSizeRemainingまたはfsutil volume diskfreeで確認します。
空き容量はあるのにWindows Updateやアプリのインストールが失敗する一時領域、システム予約、ユーザーごとの使用量、更新処理が必要とする追加領域など、表示上の空き容量以外が影響する場合があります。設定 > システム > ストレージでカテゴリ別使用量を確認し、ストレージ センサーや一時ファイルの候補を確認します。

安全な対処手順

1. Cドライブの総容量と空き容量をfsutilで確認する

管理者のコマンド プロンプトまたはターミナルを開き、fsutil volume diskfree C:を実行します。出力には、利用可能な空きバイト数、合計空きバイト数、ボリュームの総バイト数が表示されます。クォータが使われている環境では利用可能な空き容量と合計空き容量が異なる場合があるため、実際にそのユーザーが使える値を確認します。

  1. スタートを右クリックし、ターミナル(管理者)を開く
  2. 確認するドライブ文字を指定してfsutilを実行する
  3. 利用可能な空きバイト数とボリュームの総バイト数を確認する
  4. Dドライブなら末尾をD:へ置き換える
fsutil volume diskfree C:

注意:fsutilにはボリュームのマウント解除やファイルシステム変更など危険なサブコマンドもあります。本記事では読み取り専用のvolume diskfreeだけを実行します。

2. 権限を上げずに空き容量だけをdirで確認する

現在のドライブでdirを実行すると、一覧の末尾に残りの空き容量がバイト単位で表示されます。Cドライブを明示するならdir C:\を使います。総容量は表示されないため、空き容量だけを素早く確認したい場面向けです。

  1. コマンド プロンプトを開く
  2. dir C:\を実行する
  3. 最後の『空き領域』またはfree bytesに相当する行を確認する
dir C:\

注意:dirの末尾はファイルシステム上の空き容量で、ドライブの総容量は表示しません。フォルダー一覧が長くても最後の集計行だけを確認します。

3. 全ドライブをGB単位でPowerShell表示する

PowerShellのGet-Volumeは、ドライブ文字、ファイルシステム、状態、SizeRemaining、Sizeをオブジェクトとして返します。計算列を付けると、全ドライブの総容量と空き容量をGB単位で比較できます。WMICがないWindows 11でも使える現行の第一候補です。

  1. PowerShellまたはWindows Terminalを開く
  2. Get-Volumeで全ボリュームを確認する
  3. ドライブ文字のあるボリュームだけを抽出し、GBへ換算する
  4. HealthStatusがHealthy以外なら、容量とは別にストレージ状態を確認する
Get-Volume
Get-Volume | Where-Object DriveLetter | Select-Object DriveLetter,FileSystemLabel,@{Name='SizeGB';Expression={[math]::Round($_.Size/1GB,2)}},@{Name='FreeGB';Expression={[math]::Round($_.SizeRemaining/1GB,2)}}

注意:GB表示は2進単位の1GBで丸めた値です。ストレージ製品の公称容量や設定画面の表記とわずかに異なる場合があります。

4. 旧WMICコマンドはGet-CimInstanceへ置き換える

WMICで使っていたWin32_LogicalDiskの情報は、PowerShellのGet-CimInstanceから取得できます。DriveType=3で固定ディスクに絞り、DeviceID、Size、FreeSpaceを表示します。WMI基盤は残っているため、WMIC実行ファイルを再インストールせずに同等の情報を取得できます。

  1. PowerShellを開く
  2. Win32_LogicalDiskをDriveType=3で取得する
  3. SizeとFreeSpaceを確認する
  4. 既存のバッチから呼ぶ場合はpowershell -NoProfile -Commandで置き換える
Get-CimInstance Win32_LogicalDisk -Filter "DriveType=3" | Select-Object DeviceID,Size,FreeSpace
powershell -NoProfile -Command "Get-CimInstance Win32_LogicalDisk -Filter 'DriveType=3' | Select-Object DeviceID,Size,FreeSpace"

注意:WMICは再追加できますが、Microsoftは将来完全に削除する予定で、再導入も推奨していません。新しい記事では代替コマンドを主手順にします。

5. diskpartはディスク構成の確認に限定する

diskpartはディスク、パーティション、ボリュームを管理する強力なツールです。list diskやlist volumeは構成確認に使えますが、ファイルを保存できる空き容量はGet-Volumeやfsutilで確認します。diskpart内ではlistだけを使い、確認後はexitで終了します。

  1. 管理者のターミナルでdiskpartを起動する
  2. list diskで物理ディスクを確認する
  3. list volumeでドライブ文字とボリュームを確認する
  4. exitでdiskpartを終了する
diskpart
list disk
list volume
exit

注意:diskpartではclean、delete、format、convert、select後の変更コマンドを実行しないでください。対象を取り違えるとデータやパーティションを失う可能性があります。

6. 容量不足の原因はWindowsのストレージ設定で確認する

コマンドで空き容量が少ないと分かったら、設定 > システム > ストレージで、アプリ、一時ファイル、ドキュメント、その他などの内訳を確認します。ストレージ センサーは一時ファイル、ゴミ箱、OneDriveのローカルコピーなどを条件に応じて整理できますが、ダウンロードフォルダーやクラウドファイルの扱いは設定を確認してから有効にします。

  1. 設定 > システム > ストレージを開く
  2. 使用量の大きいカテゴリを確認する
  3. 一時ファイルは削除対象を1項目ずつ確認する
  4. ストレージ センサーの実行頻度と対象期間を確認する

注意:空き容量を増やす目的だけでdefrag、sfc、fsutilの設定変更、diskpartのパーティション操作を実行しないでください。容量確認と保守作業は別の手順です。

よくある質問

wmicが使えないのはWindowsが壊れているからですか?

多くの場合は故障ではありません。WMICは非推奨となり、Windows 11 24H2では標準搭載されず、25H2への更新時にはアンインストールされます。Get-VolumeやGet-CimInstanceへ置き換えれば、WMIの情報を引き続き取得できます。

fsutilの『利用可能な空きバイト数』と『合計空きバイト数』は何が違いますか?

ディスク クォータなどの制限がある環境では、ボリューム全体の空き容量より、そのユーザーが実際に使える容量が少ない場合があります。通常の個人PCでは同じ値になることも多いですが、保存できる余地を見るときは利用可能な空きバイト数を優先します。

diskpartのlist diskに表示されるFreeを空き容量として使えますか?

そのFreeは主にディスク上の未割り当て領域で、Cドライブ内にファイルを保存できる空き容量とは意味が異なります。日常的な空き容量はGet-VolumeのSizeRemaining、fsutil volume diskfree、またはエクスプローラーで確認してください。

公式情報

画面や仕様が異なる場合は、利用中の製品・契約・管理ポリシーを確認したうえで公式情報を参照してください。

まとめ

原因を一つずつ切り分け、変更前の状態と結果を記録しながら進めることが重要です。操作後は同じ症状が再発しないか確認し、組織管理の端末ではポリシー変更を管理者へ確認してください。

既存記事から引き継いだ画面例

画面はWindowsやアプリの更新で変わることがあります。名称が異なる場合は、前述の現行手順を優先してください。

Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 1
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 2
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 3
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 4
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 5
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 6
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。
Windowsコマンドプロンプトでディスクの総容量と空き容量を確認する方法 手順画面 7
旧画面の例です。現行UIは本文の手順を優先してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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