Windowsコマンドプロンプトでシステム情報を取得する方法

この記事では、Windowsのコマンドプロンプトを使用して、システムの詳細情報を取得する方法について解説します。具体的には、`systeminfo`コマンドを用いて、OSバージョン、物理メモリ、ネットワークカード情報などのシステム情報を取得します。初心者向けに、実際のコード例とその詳細な解説、さらに応用例を2つ含めて解説しています。

目次

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーがコンピュータにテキストベースの「コマンド」を入力して直接操作するためのインターフェースです。このコマンドは、特定の操作を行うための指示や命令をコンピュータに伝えるもので、ファイルの操作、システム設定の変更、ネットワークの管理など、様々なタスクを実行することが可能です。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の前身として、初期のコンピュータシステムで主に使用されていましたが、今日でも多くの専門家や上級ユーザーが高度なタスクを効率的に実行するためにコマンドプロンプトを使用しています。

基本的な使い方

Windowsコマンドプロンプトでの`systeminfo`の基本的な使い方は非常にシンプルです。以下のコマンドを入力するだけで、システムの詳細情報を表示することができます。

systeminfo

このコマンドを実行すると、以下のような情報が表示されます。

– OS 名
– OS バージョン
– OS の製造元
– OS の設定
– OS ビルド タイプ
– 登録されている所有者
– 起動デバイス
– システム名
– システムの製造元
– システムのモデル
– システムのタイプ
– 主要なプロセッサ
– BIOS バージョン
– Windows ディレクトリ
– システム ディレクトリ
– 起動デバイス
– システム ロケール
– 入力ロケール
– 時間ゾーン
– 総物理メモリ
– 利用可能な物理メモリ
– 仮想メモリの最大サイズ
– 仮想メモリの使用中サイズ
– 仮想メモリの利用可能サイズ
– ページファイルの場所
– ドメイン
– ログオン サーバー
– ホットフィックス
– ネットワークカード

特定の情報だけを取得する

`systeminfo`コマンドの結果は多岐にわたりますが、特定の情報だけを取得したい場合は、`find`コマンドと組み合わせることができます。例として、OS 名とOS バージョンだけを取得する方法を示します。

systeminfo | find "OS 名"
systeminfo | find "OS バージョン"

応用例

1. 特定のホットフィックスがインストールされているか確認する

特定のホットフィックスやアップデートがインストールされているかどうかを確認するには、以下のようなコマンドを使用します。

systeminfo | find "KB4517389"

これにより、特定のKB番号(上記ではKB4517389)のホットフィックスがインストールされているかどうかを確認することができます。

2. ネットワークカードの詳細情報を取得する

`systeminfo`を使用してネットワークカードの詳細情報を取得する方法です。

systeminfo | find "ネットワークカード"

これにより、ネットワークカードに関連する情報が表示されます。

まとめ

Windowsコマンドプロンプトの`systeminfo`コマンドは、システムの詳細情報を取得する際に非常に有効なツールです。基本的な使用方法から応用例まで、さまざまな情報取得方法を学ぶことができました。これを機に、システム情報を効率的に取得し、システム管理やトラブルシューティングの際の情報収集に役立ててみてください。

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