Windowsコマンドプロンプトでシステム情報取得・設定変更の方法

この記事では、Windowsのコマンドプロンプトを使用して、システムのハードウェア情報の取得やデバイス設定の変更に関する詳細を学びます。初心者から上級者までの方向けに、具体的なコード例とその解説、さらには応用例を交えて、実際の操作を理解していただく内容となっています。

目次

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーがコンピュータにテキストベースの「コマンド」を入力して直接操作するためのインターフェースです。このコマンドは、特定の操作を行うための指示や命令をコンピュータに伝えるもので、ファイルの操作、システム設定の変更、ネットワークの管理など、様々なタスクを実行することが可能です。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の前身として、初期のコンピュータシステムで主に使用されていましたが、今日でも多くの専門家や上級ユーザーが高度なタスクを効率的に実行するためにコマンドプロンプトを使用しています。

Windowsコマンドプロンプトとは

Windowsのコマンドプロンプトは、システムの様々な情報を取得したり、設定の変更を行うための強力なツールです。特に、GUIを使用せずに操作を行う場合や、自動化を目的としたスクリプトの作成時には重宝します。

システムのハードウェア情報を取得する方法

コマンドプロンプトを使用して、PCのハードウェア情報を取得する方法を見ていきましょう。

wmicコマンドを使用する方法

`wmic`(Windows Management Instrumentation Command-line)は、Windowsのシステムやアプリケーションの情報を取得するためのコマンドラインツールです。

wmic cpu get name, currentclockspeed, maxclockspeed

上記のコードは、CPUの名前や現在のクロック速度、最大クロック速度などの情報を取得します。

デバイス設定を変更する方法

コマンドプロンプトを用いて、デバイスの設定を変更する方法について学びます。

netshコマンドを使用する方法

`netsh`は、ネットワーク設定を変更するためのコマンドです。このコマンドを使用して、ネットワークの設定を変更することができます。

netsh interface ipv4 set address "Ethernet" static 192.168.1.10 255.255.255.0

上記のコマンドは、”Ethernet”という名前のインターフェイスのIPアドレスを静的に「192.168.1.10」に設定します。

応用例

1. システムの起動時間を取得する

システムの起動時間を確認することで、システムの健全性やトラブルの原因を特定するのに役立ちます。

wmic os get lastbootuptime

2. 現在のネットワーク接続をリセットする

接続トラブルが発生した場合など、ネットワークのリセットが必要な場合があります。

netsh int ip reset

このコマンドを実行することで、ネットワークの接続設定をリセットすることができます。

まとめ

Windowsのコマンドプロンプトは、多岐にわたるシステム情報の取得や設定変更を行う強力なツールです。この記事を参考に、日々の業務やトラブルシューティングに活用してみてください。

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