Minecraft Bedrock Editionが起動しない・フリーズを徹底解決する方法

最近、Minecraft Bedrock EditionをWindowsで起動するとロード画面の途中で止まってしまい、そのままクラッシュしてしまうという報告が増えています。楽しいはずのゲームが突然落ちるのはとてもストレスフルですよね。ここでは、その原因と考えられる対処方法をできるだけ詳しくまとめました。気持ちよくゲームをプレイできるよう、ぜひ参考にしてみてください。

Windowsを最新の状態に更新する

Windows全体が古いバージョンのままだと、ゲームとの互換性に問題が起こりやすくなります。セキュリティの観点からも定期的にWindows Updateを行うことは重要です。

Windows Updateの確認と実行

Windowsのバージョンが古いと、ゲームが想定しているAPIやドライバのバージョンに対応できず、クラッシュを引き起こす場合があります。以下の手順でアップデートを確認してみましょう。

  1. スタートボタン設定Windows Update を開く
  2. 更新プログラムのチェック をクリックし、利用可能な更新があれば適用する
  3. 更新後はPCを再起動し、Minecraft Bedrock Editionを再度起動して動作を確認する

Windows Update関連のエラーが出る場合

Windows Update自体がエラーを出すケースもあります。エラーが出て先に進めない場合は、トラブルシューティングツールを活用してみてください。

  • 設定システムトラブルシューティングその他のトラブルシューティング
  • Windows Update の「実行」ボタンをクリックし、手順に従ってエラーを修正する

Microsoft StoreやXboxアプリの更新

Minecraft Bedrock EditionはMicrosoft Store経由、あるいはXboxアプリと連動して実行されるため、これらのアプリケーションが古いバージョンのままだとエラーの原因になることがあります。

Microsoft Storeでのアップデート確認

  1. Microsoft Store を開く
  2. 画面左下の「ライブラリ」から 更新プログラムの取得 をクリック
  3. Xboxアプリや関連アプリに更新があれば適用する

Xboxアプリのバージョン確認

  • Xboxアプリ右上の プロフィールアイコン設定バージョン情報 などから、最新のバージョンか確認できます。
  • 古いバージョンの場合はアップデートを促されるはずなので、そのまま指示に従って更新してください。

サインインアカウントの確認

Minecraft Bedrock Editionを購入したMicrosoftアカウントでログインしているかどうかは重要です。別のアカウントでサインインしていると、ライセンスが認識されず、ロード途中で強制終了する場合があります。

Microsoftアカウントの切り替え手順

  1. Microsoft Store または Xboxアプリ を開く
  2. 右上の プロフィールアイコン をクリックし、サインアウトする
  3. 正しいアカウントでサインインし直す
  4. ゲームを再度起動して動作確認

もし家族や友人と共用しているPCであれば、アカウントの切り替えはとくに注意しましょう。

ゲームファイルを修復する

Minecraft Bedrock Editionのゲームファイルが破損している場合、ロードの途中でエラーが生じたり、クラッシュを引き起こすことがあります。ファイルの整合性をチェックし修復することで改善が期待できます。

Xboxアプリでの検証と修復

  1. Xboxアプリを起動し、マイライブラリからMinecraft Bedrock Editionを選択
  2. 「…(その他オプション)」 → 管理ファイル検証と修復(Verify and repair) を実行
  3. 修復が完了したら、再度ゲームを起動して挙動を確認

Microsoft Storeでの検証と修復

Microsoft Storeから直接ダウンロードした場合には、設定アプリアプリと機能 からMinecraft Bedrock Editionを選択し、詳細オプション に修復ボタンがある場合があります。そちらをクリックして修復を試してください。

Gaming Servicesの再インストール

Gaming ServicesはXbox Game PassやMicrosoft Storeゲームを動作させるための基盤サービスです。これが正しくインストールされていない、あるいは破損していると、ロードエラーやクラッシュの原因になります。

Windows PowerShellでの手動再インストール

以下の手順でGaming Servicesを再インストールしてみましょう。PowerShellは管理者権限で起動してください。

# 既存のGaming Servicesを削除
get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers

# Microsoft Store経由で再インストール
start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN

表示されたMicrosoft Storeのページにアクセスしたら Install(インストール) を実行し、その後PCを再起動します。再起動後にMinecraft Bedrock Editionを起動して確認してください。

Minecraft Bedrock Editionの再インストール

ここまで試しても解決しない場合、ゲーム本体の再インストールを検討しましょう。ただし、アンインストールする前にワールドのバックアップを取りたい場合は、ワールドデータを別のフォルダにコピーしておきましょう。

再インストールの手順

  1. スタートボタン設定アプリと機能 からMinecraft Bedrock Editionをアンインストール
  2. Microsoft Store または Xboxアプリ でMinecraft Bedrock Editionを再ダウンロード・再インストール
  3. インストール後にゲームを起動して、ロード画面が正常に進むか確認

ランチャーを使用せず直接実行する

Minecraft Bedrock EditionをMinecraft Launcher経由で起動すると、不具合が発生するケースも報告されています。そこで、ランチャーを介さずに直接ゲームを起動する方法を試してみましょう。

実行ファイルを直接起動する方法

  1. インストールフォルダを探すか、スタートメニューで Minecraft を検索
  2. 出てきた「Minecraft」あるいは「minecraft.windows.exe」を右クリックし、タスクバーにピン留め などしてショートカットを作成
  3. ショートカットから直接起動してみる

ランチャー経由よりも安定して起動できたという声もあり、原因がランチャー周りにあるかを切り分けるのにも役立ちます。

Realtek製サウンドドライバが原因の可能性

サウンドドライバの不具合によってゲームのロードが止まる、あるいはクラッシュするという問題も確認されています。特にRealtekドライバを利用している場合は要注意です。

Bluetoothスピーカーや外部機器での一時対処

Realtekドライバに起因する問題の場合、出力先を変更するだけでも動作が改善する可能性があります。BluetoothスピーカーやUSBスピーカーに接続してから起動すると、ロードが先に進むことがあります。

Realtekドライバのロールバック

恒久的な対処としては、ドライバを過去のバージョンに戻す方法が有効です。以下の手順で試してみてください。

  1. スタートボタンデバイスマネージャー を開く
  2. サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー の中にある Realtek ドライバを右クリック → プロパティ
  3. ドライバ タブの ドライバを元に戻す をクリック
  4. PCを再起動し、Minecraftを起動して問題が解決しているか確認

Minecraft Launcherの再インストールと組み合わせ技

Minecraft Launcherそのものに問題がある場合、XboxアプリからLauncherをアンインストールし、改めてインストールし直すことで一時的にトラブルを回避できる場合があります。また、Windowsストアのキャッシュをリセットすることで、ストアまわりの不具合を解消できる可能性もあります。

wsresetコマンドでMicrosoft Storeをリセット

  1. スタートボタン を右クリックして ファイル名を指定して実行 を選択
  2. wsreset」と入力してOKを押す
  3. 数秒待つとMicrosoft Storeが自動で起動し、キャッシュがリセットされる
  4. その後、再度Minecraft Launcherをインストールして挙動をチェック

その他の改善方法と補足

Minecraft Bedrock Editionがロード画面でフリーズする原因はさまざまですが、以下のような追加対策を取ることで解決する可能性がさらに高まります。

セキュリティソフトの設定確認

サードパーティーのウイルス対策ソフトやファイアウォールがMinecraftの通信をブロックしている場合があります。とくにMinecraftの利用するポートや実行ファイルを検知して誤作動するケースがあるので、一時的に無効にする・例外設定を追加するなどの対処を行ってみてください。

コマンドを利用したシステムチェック

Windowsのシステムファイルに異常がある場合は、ゲームだけでなく全体的に動作が不安定になることもあります。PowerShellまたはコマンドプロンプト(管理者権限)で以下のコマンドを実行し、システムファイルの整合性をチェックしてみましょう。

# システムファイルチェッカー(SFC)
sfc /scannow

# ディスクイメージの修復(DISM)
DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth

これにより破損ファイルが修復される場合があり、ゲームのクラッシュが改善する可能性があります。

DirectXやグラフィックスドライバの更新

ロード画面が止まる原因はサウンドドライバだけでなく、グラフィックスドライバのバージョンやDirectXが古いことにあるケースもあります。特にNVIDIAやAMD、Intelのグラフィックスドライバは、最新バージョンを維持しておきましょう。

グラフィックスドライバ更新の基本手順

  1. デバイスマネージャー を開く
  2. ディスプレイアダプター から使用しているGPU名を右クリック → ドライバーの更新
  3. ドライバーソフトウェアの検索 で自動検索して最新のものがあれば適用

または、各GPUメーカーの公式サイトや専用アプリ(NVIDIA GeForce Experience、AMD Softwareなど)からアップデートを行う方法もあります。

表で見る主な対策とその効果

以下の表に、よくある対策と想定される効果・難易度をまとめました。どこでつまずいているかを整理して、試していないものがあれば実践してみてください。

対策効果難易度(目安)補足
Windowsを最新の状態に更新システムとの整合性アップ一番基本的だが意外と忘れがち
Microsoft Store/Xboxアプリの更新ライセンス/APIの問題解消アカウント周りのトラブルもチェック
サインインアカウントの確認ライセンス認証エラーの回避同時に別アカウントでログインしていないか要確認
ファイルの検証と修復破損ファイルの補修★★ゲームファイルだけでなくストアキャッシュも含めて確認
Gaming Servicesの再インストール基盤サービスの不具合解消★★PowerShellで削除→再インストールしておく
ゲーム本体の再インストール初期状態に戻す★★ワールドのバックアップを忘れずに
ランチャーを使わず直接起動ランチャー依存の不具合回避★★ショートカットから直接実行すると安定する事例あり
Realtekドライバのロールバックサウンド関連の不具合回避★★一時的にBluetooth機器を使うだけでも回避可能
セキュリティソフトの設定見直し通信ブロックや誤検知の回避★★ウイルス対策ソフトやファイアウォールが通信を妨げている可能性
SFC/ DISMコマンドでシステムチェックOS全体の破損ファイルを修復★★★やや時間がかかるが効果的
グラフィックスドライバのアップデートグラフィックス関連の不具合回避★★GPUごとにアップデート方法が異なるため注意
Windowsのクリーンインストール全面リフレッシュ★★★最終手段。どうしても解決しない場合のみ検討

まとめ

Minecraft Bedrock Editionがロード画面でフリーズしてしまう原因は、多岐にわたります。Windowsのシステムアップデートやサウンド・グラフィックスドライバの状態、さらにはXboxアプリやGaming Servicesなど、ゲーム起動に関わる要素が複雑に絡んでいるためです。今回ご紹介した対策は、その多くが相互に関連していることもあり、順番を変えて組み合わせながら試すのがおすすめです。

特に、ランチャーを介さず直接起動する方法や、Realtek製サウンドドライバのロールバックは比較的簡単に試せるうえ、改善事例が多く報告されています。どうしても改善しない場合は、Windowsをクリーンインストールしたり、利用中のセキュリティソフトや常駐アプリケーションを見直してみましょう。また、ハードウェア的に問題がないか、メモリ不足やストレージ容量不足が起きていないかも確認しておくと安心です。

みなさんがストレスなくMinecraftの世界を楽しめるよう、ぜひ本記事で紹介した方法を活用してみてください。

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