Macを使い始めてからMicrosoft 365をインストールし、さあ仕事や勉強に活用しようと思ったら、なぜかライセンスをアクティベートできないエラーに直面したことはありませんか。今回は、そんな苦労を乗り越えた実体験も交えながら、ネットワーク設定やプロキシのポイントなど、具体的かつ分かりやすい対処法をじっくりとご紹介していきます。
- Microsoft 365ライセンスアクティベーションで発生する主なエラーの概要
- 解決策1:ネットワーク設定の「自動プロキシ検出」をオフにする
- 解決策2:「IPアドレスを非追跡にする」をオフにする
- 解決策3:別のネットワーク環境でアクティベートを試す
- 解決策4:OfficeとmacOSを最新バージョンにアップデートする
- 解決策5:キーチェーン内のライセンス情報やキャッシュの削除
- 原因別の対処早見表
- 追加のチェックポイント:セキュリティソフトやVPNの影響
- 私が直面した事例:会社のMACでの試行錯誤
- 総括:すべての対策を試しても改善しない場合
- まとめ:MacでMicrosoft 365を快適に使うために
- 今後のトラブル回避に向けたアドバイス
- 最後に:Microsoft 365はMacでも頼れるパートナー
- 記事を活用して快適なOfficeライフを
Microsoft 365ライセンスアクティベーションで発生する主なエラーの概要
Mac上でMicrosoft 365(旧称Office 365)のライセンスをアクティベートしようとすると、エラー表示が出て先に進めないケースがあります。具体的には「ネットワークのリクエストがタイムアウトしました。もう一度お試しください。[2602]」などのメッセージを見かけることが多いようです。同じMacでも何度か再インストールを繰り返すうちに不思議と直る場合もありますが、残念ながら頑固に直らないこともあります。
よくある再インストールやセーフモードの試行
アクティベーションでつまづくと、まずはOfficeの再インストールを試したり、セーフモードで起動して不要なアプリケーションが干渉していないか確認したりしがちです。私自身も以前、同じように再インストールやセーフモードのセットアップを何度も繰り返してみました。それでもエラーは消えず、思わず「一体何が原因なの?」と途方に暮れたものです。
複数のMacがあるのに一部だけ失敗する謎
不思議なことに、自宅やオフィスで複数台のMacを使っている場合、ある特定のMacだけがライセンスのアクティベートに失敗するケースが報告されています。まったく同じWi-Fi環境下であっても何故かそのMacだけがタイムアウトになるため、「ネットワーク環境が悪いわけではなさそう」と頭を抱える方も少なくないはずです。

実は私も職場にある5台のMacのうち、なぜか1台だけMicrosoft 365のライセンスがどうしても有効化できなかったんです。隣のMacはすんなりアクティベートできるのに、問題のMacだけエラー…焦りました。
解決策1:ネットワーク設定の「自動プロキシ検出」をオフにする
アクティベートに失敗する要因のひとつとして挙げられるのが、macOSのネットワーク設定における「自動プロキシ検出(Auto Proxy Discovery)」の設定です。このオプションがオンになっていると、存在しないプロキシサーバーを無駄に探しに行ってしまい、結果的にタイムアウトエラーが発生する場合があります。
自動プロキシ検出が原因となるケースの背景
会社や学校などで使うMacは、ネットワーク管理者がプロキシを指定している環境が少なくありません。しかし、プライベートなネットワークに持ち帰って同じ設定を使っていると、まったく存在しないプロキシを捜索し続けてしまい、ライセンス認証時の通信が途切れるケースがあるのです。
自動プロキシ検出オフにする具体的手順
1. Macの「システム設定」を開く
2. 「ネットワーク」を選択
3. 使用中のネットワーク(Wi-Fiなど)をクリック
4. 詳細オプションの中にある「プロキシ」タブを確認
5. 「自動プロキシ検出」のチェックを外す
6. 設定を保存して再度Microsoft 365を起動、サインインを試みる
これだけでスムーズにライセンス認証が完了することが多々あります。私自身もこれを試したところ、アクティベートがいきなり成功して拍子抜けしたことをよく覚えています。
解決策2:「IPアドレスを非追跡にする」をオフにする
macOSやVPNなどのセキュリティ機能として「IPアドレスを非追跡にする(Limit IP Address Tracking)」というオプションがあります。これはプライバシー保護の一環で、接続情報を匿名化してインターネット上の追跡を防ぐことを目的としていますが、場合によってはMicrosoft 365の認証サーバーにうまく接続できず、アクティベートがエラーになることがあります。
IPアドレスを非追跡にするオプションの影響
IPアドレスを偽装または制限する機能は、VPNやプロキシを利用している場合と同様、認証サーバー側から見ると「どこからアクセスしているか不明確」な状態を作り出します。Microsoft側はセキュリティ上の理由で正しいIP情報が得られないアクセスをブロックする可能性があり、これがタイムアウトやエラーメッセージにつながるのです。
一時的にオフにしてみる手順
1. 「システム設定」を開く
2. 左サイドバーなどから「Wi-Fi」などのネットワークオプションを選択
3. 「IPアドレスを非追跡にする(Limit IP Address Tracking)」のチェックを外す
4. Microsoft 365を起動してライセンス認証を試す
5. アクティベートが終わったら、再度オンに戻しても問題ない場合が多い
解決策3:別のネットワーク環境でアクティベートを試す
自宅やオフィスなど、特定のネットワーク環境が原因でアクティベーションに失敗する場合があります。そんな時は、スマホのテザリングや別のWi-Fiアクセスポイントを利用してライセンス認証を試してみるのも有効な方法です。
なぜ別ネットワークで解決するのか
会社のネットワークなどは、プロキシやファイアウォールが厳密に設定されているケースが少なくありません。これにより特定の通信が遮断され、タイムアウトを起こしてしまう可能性があります。逆に、自宅のWi-Fiはプロキシ設定が存在しないためスムーズに通信できることが多いのです。
一時的にテザリングを利用する手順
1. スマホのテザリング機能をオンにする
2. MacをスマホのWi-Fiに接続する
3. Microsoft 365を起動してライセンス認証を行う
4. アクティベートが完了したら、元のWi-Fiに戻す
解決策4:OfficeとmacOSを最新バージョンにアップデートする
意外と見落としがちなのが、OfficeアプリやmacOSのバージョンが古いままになっている場合です。最新バージョンではバグ修正やセキュリティ強化が施されているため、過去のバージョンで発生していたアクティベーション関連の不具合が改善されていることがあります。
Officeアプリのアップデート手順
1. Officeアプリ(WordやExcelなど)を起動
2. 画面上部の「ヘルプ」や「アカウント」からアップデートの確認
3. アップデートがある場合はインストール
macOSのアップデート手順
1. 「システム設定」を開く
2. 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を選択
3. 利用可能なアップデートをインストール
解決策5:キーチェーン内のライセンス情報やキャッシュの削除
Microsoft 365のアクティベーション情報はMacのキーチェーンに保存されるため、古い情報が何らかの理由で不具合を起こしているケースがあります。こうした場合、一度キーチェーンから該当情報を削除し、改めてサインインすることで問題が解消される場合があります。
キーチェーン削除の具体的ステップ
1. 「キーチェーンアクセス」を起動
2. Microsoft 365関連の項目を検索
3. 見つかった項目を削除し、ゴミ箱へ移動
4. Officeアプリを再起動し、再びライセンス認証を実施
キャッシュや一時ファイルのクリア
Office製品に限らず、大量のキャッシュが蓄積するとアプリの不調を引き起こします。ライセンス認証プロセスでもキャッシュが原因でエラーになることがあるので、不要なデータを削除しクリーンな環境で再インストールを試みることが効果的です。
原因別の対処早見表
以下に、アクティベーション失敗の主な原因と、その対処法をまとめた簡単な表を用意しました。参考にしてみてください。
原因 | 対処法 |
---|---|
自動プロキシ検出がオン | システム設定 → ネットワーク → プロキシ → 自動プロキシ検出をオフ |
IPアドレス非追跡がオン | システム設定 → Wi-Fi → IPアドレスを非追跡にするをオフ |
ネットワーク環境(プロキシ/ファイアウォール等) | 他のWi-Fiやテザリングを試す、ネットワーク管理者に相談 |
アプリやOSのバージョンが古い | OfficeおよびmacOSを最新バージョンにアップデート |
古いライセンス情報やキャッシュ | キーチェーンやキャッシュファイルを削除し再設定 |
追加のチェックポイント:セキュリティソフトやVPNの影響
セキュリティソフトの機能で特定の通信ポートがブロックされていると、Microsoft 365の認証サーバーにアクセスできず、結果的にアクティベートに失敗する場合があります。VPNも同様に、通信の経路が複雑になることでトラフィックがブロックされたり、タイムアウトが生じたりすることがあるので注意が必要です。
セキュリティソフトやVPNの一時停止
アクティベーションの際にセキュリティソフトやVPNを一時的にオフにしてみるのは有効です。特に大手のセキュリティソフトでは誤検知や過剰ブロックが起きる場合があり、一旦切ってから認証を試みることであっさり成功する例もあります。
再度オンに戻す際の注意
アクティベート後はセキュリティ上の観点から再度オンにすることをおすすめします。もしオンにしても問題なくOfficeが使えるようであれば、無事アクティベーションが成功したと判断して大丈夫です。
私が直面した事例:会社のMACでの試行錯誤
私が以前、会社のネットワーク下で同じ問題にハマったときの話です。社内ネットワークではプロキシ設定が必須だったのですが、プロキシ情報を手入力で指定していた際に微妙に不一致な情報が入っており、認証サーバーに接続できなくなっていました。社内用プロキシ設定を自動検出に変更したらうまくいくどころか、今度は別のMacでは通らなくなるといった混乱が発生。結局、全Macを一度自動プロキシ検出オフにした上で正しいプロキシ情報を手動登録し、Officeを再インストールした結果、全員分のライセンスが正常にアクティベートできました。



この時はネットワーク管理者に何度も問い合わせて正しいプロキシ設定を確認しました。原因がわかるまで数日を費やしたので、諦めずに粘り強く調べることが大事ですね。
総括:すべての対策を試しても改善しない場合
上でご紹介した方法を順番に試せば、多くのケースでMac上のMicrosoft 365ライセンスのアクティベーション問題は解決されるはずです。しかし、ごく稀にそれでもエラーが直らない場合も存在します。たとえば、組織のファイアウォールやプロキシ設定が特殊だったり、何らかのバグが残っているケースです。
ファイアウォールやネットワーク設定の再確認
組織管理者やネットワーク管理担当がいる場合は、ファイアウォールでブロックされているポートやアプリケーションがないか再確認を依頼しましょう。Microsoft 365が使用する通信ポートやドメインが正しく許可されていないと、どうしても認証エラーが発生してしまいます。
Microsoftサポートへの問い合わせ
企業や学生向けライセンスの場合、Microsoftサポートが比較的手厚いサポートを提供しています。どうしても原因がわからない場合は、サポートに問い合わせて詳細なログを確認してもらうのもひとつの手です。
まとめ:MacでMicrosoft 365を快適に使うために
Mac上でMicrosoft 365のライセンスをアクティベートできないトラブルは、多くの場合ネットワーク設定やプロキシ、セキュリティ関連の設定が原因となっています。特にAuto Proxy DiscoveryとIPアドレス追跡の項目を見直すだけで解消されるケースが多いのは覚えておくと便利です。また、環境やバージョンが古い場合も不具合につながるため、定期的なアップデートは欠かせません。
アクティベート後も快適なクラウド連携を
ライセンスが無事通ると、OneDriveとの同期やオンライン共同編集といったクラウド機能を存分に活用できるようになります。チームメンバーとのファイル共有や同時編集は大幅な生産性向上につながるため、もしライセンス周りでつまづいている人がいたら、ぜひ今回の対策を参考に乗り越えてみてください。
困ったときのチェックリスト
1. 自動プロキシ検出はオフか
2. IPアドレス追跡制限はオフか
3. 別ネットワークやテザリングで試してみたか
4. OfficeやmacOSを最新バージョンに更新しているか
5. キーチェーン内の古い情報は削除済みか
6. セキュリティソフトやVPNが通信をブロックしていないか
このチェックリストを順番に確認することで、多くのエラーは解決に向かうことでしょう。
今後のトラブル回避に向けたアドバイス
ネットワーク環境や設定は、時間が経つにつれて変化したり、会社や学校などの管理者がルールを変更したりする場合があります。普段からVPNやプロキシの設定方法を理解しておくこと、OfficeやmacOSのアップデートをこまめに行う習慣をつけることが、今後のトラブルを未然に防ぐポイントになるでしょう。
バックアップや定期的なメンテナンスの重要性
Officeアプリを含むアプリケーションのキャッシュクリアや不要ファイルの整理は、長期的にMacを快適に保つためにも大切な習慣です。ストレージの圧迫は想定外のエラーにつながることもあり、特に容量が少ないMacBook Airなどでは注意が必要です。ライセンス認証だけでなく、日頃のメンテナンスで突然の不具合に焦らなくて済むように準備しておきましょう。
周辺デバイスのドライバや設定も見直す
Microsoft 365のトラブルに限らず、周辺機器のドライバやUSBハブの挙動が原因でOSの通信関連に影響を及ぼす場合も稀に報告されています。何か不具合が起こった時は、ソフトウェアだけでなく周辺機器や配線なども一通りチェックすると、思わぬところで解決策が見つかるかもしれません。
最後に:Microsoft 365はMacでも頼れるパートナー
Windows版のイメージが強いMicrosoft 365ですが、Mac版でも十分に機能を使いこなせます。アクティベーション問題にさえ対処してしまえば、WordやExcel、PowerPointなどを活用して作業効率を飛躍的に上げることが可能です。今回紹介した方法で問題が解決し、スムーズにMicrosoft 365ライセンスをアクティベートできることを願っています。



私も最初は「MacだとOfficeとの相性が悪いかも」と勝手に思い込んでいました。でも設定や環境を整えると予想以上に快適で、いまではWindowsとMacを行き来しても同じWordファイルをサクサク編集できるようになりましたよ。
記事を活用して快適なOfficeライフを
この記事の対処法を試して、MacでMicrosoft 365のライセンス認証をすっきり解決できたなら幸いです。もしどうしても解決できない場合は、ネットワークの管理者やMicrosoftサポートへ問い合わせ、詳細に状況を伝えながらトラブルシューティングを進めてみてください。Macでの快適なOfficeライフを満喫するためにも、ぜひこの記事を参考に根気強くトラブルと向き合っていただければと思います。
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