050Plusは安価な通話が魅力のサービスですが、実際に4年間使ってみたらどんな感じなのでしょうか?今回は、実際に050Plusを4年間使ってみた筆者が、サービスのメリットとデメリットを徹底的に解説します。これから050Plusを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
<メリット>
圧倒的なコストパフォーマンス
通話コストが非常に安いのが魅力です。月額300円で3分あたり8円と、通常の携帯回線と比較して大幅に安くなっています。通常の携帯回線では3分で120円かかるため、コストは15分の1です。また、基本使用料も通常の携帯回線と比べて約3分の1のコストで済みます。
パソコンやタブレットからの通話も可能
050Plusアプリをインストールすれば、パソコンやタブレットでも電話ができます。パソコンで使用しているヘッドセットを利用して通話ができるので、便利です。自宅ではスマホをあまり触りたくない場合や、スマホのバッテリーを節約したい場合にも役立ちます。
海外での利用が可能
050Plusは、海外での利用も可能です。Wi-Fiやローミングを利用して、日本国内同様の通話料金で海外から電話をかけることができます。出張や旅行先でも安心して通話ができるため、国際ローミング料金を気にせずに利用できます。ただし、通信環境によっては品質が低下することがあるため、注意が必要です。
<デメリット>
通話品質にばらつきがある
IP電話の性質上、通話品質が通常の電話回線と比較して劣ることがあります。通話相手の環境によっては非常にクリアに聞こえることもあれば、聞き取りにくい場合もあり、ストレスが溜まることがあります。ただし、クリアに聞こえる場合は、携帯回線よりもクリアです。
050Plusアプリの使い勝手が悪い
AndroidとiOS両方でアプリが無料配布されていますが、使い勝手が悪いという問題があります。着信があっても反応しなかったり、通話履歴が表示されなかったりすることがあります。また、デザイン面も改善の余地があります。
緊急通話やフリーダイヤルに対応していない
このサービスの大きなデメリットは、119や110、0120番号への通話ができないことです。緊急時に救急車を呼ぶ際や、クレジットカードのサポートセンターや飲食店、宅配便の再配達依頼など、フリーダイヤルへの通話が必要な場面で不便を感じることがあります。
多機能なアプリによる便利な機能
050Plusアプリには、電話帳や履歴管理、着信音の設定などの便利な機能が搭載されています。また、通話中にミュートやスピーカー、保留などの操作が可能で、ビジネスシーンでも活用できます。これらの機能により、通話だけでなく、さまざまな場面で役立ちます。
使い勝手の向上策
050Plusのアプリが使いづらいというデメリットがありますが、定期的にアプリのアップデートを行うことで、使い勝手が向上する可能性があります。また、通話品質が悪い場合は、通話を行う場所や時間帯を変えてみることで、通話品質が改善されることもあります。最後に、緊急時に119や110への通話ができないデメリットをカバーするために、周囲に通話ができる人や電話機があることを確認しておくと安心です。
他サービスとの比較
050Plus以外にも、いくつかのIP電話サービスが提供されています。それぞれのサービスには、独自の特徴や料金プランがあります。ここでは、050Plusと主要な競合サービスであるLINE電話、Skype、およびGoogle Voiceを比較してみましょう。
サービス名 | 月額基本料 | 通話料金(3分) | 海外対応 | 独自の特徴 |
---|---|---|---|---|
050Plus | 300円 | 8円 | ◯ | パソコンやタブレットでの利用が可能 |
LINE電話 | 無料 | 9円 | ◯ | LINEアプリ内での通話が可能 |
Skype | 無料 | 13円 | ◯ | グローバルな利用者数、ビデオ通話対応 |
Google Voice | 無料 | 11円 | ◯ | Googleアカウントと連携しやすい |
上記の比較表から分かるように、各サービスにはそれぞれ異なる特徴があります。050Plusは、パソコンやタブレットでの利用が可能で、海外対応もしている点が強みです。一方、LINE電話は無料で利用でき、LINEアプリ内での通話が可能です。Skypeは、グローバルな利用者数が多く、ビデオ通話にも対応しています。Google Voiceは、Googleアカウントと連携しやすく、Googleのサービスとの親和性が高いです。
まとめ
050Plusは、通話コストが非常に安いことが大きなメリットであり、パソコンやタブレットからも通話ができる便利さがあります。ただし、通話品質が悪かったり、アプリが使いづらかったり、緊急時の通話ができないデメリットも存在します。記事では050Plusのみの運用はオススメしないと述べられており、通常の携帯回線と平行して利用することがおすすめです。使い勝手の向上策として、アプリのアップデートや通話環境の工夫が挙げられました。最終的には、個々の通話ニーズに応じて、050Plusの利用を検討してみることが重要です。
コメント
コメント一覧 (8件)
050plusは、格安SIMが出始めた頃に考えましたが、元々携帯電話とスマホの2台持ちをしていた関係で一度あきらめました。
スマホ回線の切り替え(SBからDOCOMO)の際にも、再度検討したものの、家族間通話無料がなくなるので断念。その後にかけ放題が開始されたので、トラブル対応での長電話も考えると、結局通話用電話+データ通信用スマホの2台持ち継続です。
この記事も見ても、やっぱり携帯はキャリア利用が安定するみたいですね。
格安Simでも結局大手キャリアのネットワークを利用するので、通信自体は安定しています。
ただ、本当に050plusはいただけないです。
なんとなくですが、技術的には改善可能なのに、携帯網を継続利用させるためにあえて使えない仕様にしているように感じてます。
050plusもNTTグループのNTTComunicationですから
brastelだったら0120へ無料で掛けられます。
良い情報ありがとうございます。
199に電話できないと記載されてますが199とはなんですか?
119の間違いでしょうね。
フリーダイヤルの一部は繋がるようになっていますし、詰めが甘いだけだと思います。
仰る通りです。お恥ずかしい
有益な情報を発信していただき、大変参考になりました。ありがとうございました。
通話に最も必要な音質が安定しないことがあるとの評価。これだけで、他にどのような便利な機能があったとしても”アウト”ですね。このサービスを提供している団体は電話に必要な機能を勘違いしているようです。