Microsoft 365 MSOのVersion 2401は最新?脆弱性対策と更新のポイント

私は以前、Officeソフトは常に最新だと信じていたのに、気づけばバージョンが随分と古いままだったことがありました。セキュリティ上のリスクを考えると、あの時はもう少しこまめに更新しておけばよかったと後悔した記憶があります。そこで今回は、Microsoft 365 MSOのVersion 2401 (Build 16.0.17231.20236)が実際に最新なのかどうか、そして脆弱性(CVE-2024-21413)への対策として何をすべきかを整理してみました。私の体験談を交えながら、安心して使い続けるためのポイントもご紹介します。

Microsoft 365 MSOバージョンの基本知識

Microsoft 365 MSOは、Office製品のアップデートや新機能が定期的に配信されるサブスクリプション型のサービスです。従来のパッケージ版Officeとは異なり、細かなアップデートがこまめにリリースされるのが特徴です。とはいえ、「今の自分のバージョンが本当に最新なのかどうか」が気になる方も多いと思います。

バージョン番号の仕組み

Microsoft 365 Apps for Enterpriseでは、VersionやBuild番号によってリリースされたタイミングが変わります。一般的には、Versionが大きいほど新しい機能や修正が含まれているイメージがありますが、実際には配信チャネル(Current Channel、Monthly Enterprise Channelなど)によってリリースの速度やタイミングが異なります。

Current Channelとは

Current Channelは、一般ユーザー向けに比較的早いペースで最新機能や修正が配信されるチャネルです。新しいVersionやBuildは他のチャネルより早く提供される傾向があります。最新の機能をいち早く試したい場合には便利ですが、稀に不具合が含まれているケースがないとは言い切れません。

Version 2401(Build 16.0.17231.20236)の位置づけ

Microsoft 365 MSOでは数多くのバージョンが存在しますが、2024年2月19日時点において、Current Channelで公開されている最新のバージョンがVersion 2401(Build 16.0.17231.20236)です。つまり現時点では古いものではなく、むしろ最新バージョンとして提供されています。

実際にどんな更新が含まれているのか

Version 2401(Build 16.0.17231.20236)では、セキュリティアップデートや機能修正のほか、一部のバグ修正が盛り込まれています。詳しい更新内容はMicrosoft公式ドキュメントを参照することをおすすめします。セキュリティパッチが含まれている場合もあるので、できるだけ早めに適用すると安心です。

最新バージョンを利用していると、新機能をいち早く体験でき、セキュリティリスクを最小限に抑えられます。

バージョン確認の手順

Microsoft 365 Appsのバージョンを確認するには、Officeアプリ(例: Word)を開き、ファイル→アカウント→製品情報の順でチェックができます。そこに表示される「バージョン情報」が「Version 2401(Build 16.0.17231.20236)」であれば、最新の状態であると考えて問題ありません。

PowerShellでのバージョンチェック例

環境によってはシステム管理者の方がPowerShellを利用してバージョンを確認するケースもあります。以下のようなコマンド例でインストールされているOfficeのバージョンを確認できます。

Get-ItemProperty -Path 'HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configuration' | 
Select-Object -Property ReleaseRing, CDNBaseUrl, ClientVersionToReport

ClientVersionToReportの値に「16.0.17231.20236」が表示されていれば、最新バージョンが適用されていると判断できます。

実際に管理している複数のPCに対しては、コマンドやスクリプトで一括でバージョン確認することがあるため、IT担当者としては便利な方法です。個人利用のPCでも、PowerShellに慣れている方なら手軽に試せますよ。

脆弱性(CVE-2024-21413)への対策

CVE-2024-21413は主にMicrosoft 365 Apps for Enterpriseのバージョン16.0.1以下に深刻な影響があると報告されています。バージョン番号としてはやや古いものになりますが、社内に長期放置されたPCなどがあると、未だに16.0.1付近のバージョンで動いていることもあります。そういったケースでは脆弱性のリスクが高まります。

バージョン確認とアップデートの手順

バージョンが16.0.1以下か、もしくはそもそもバージョンが不明な場合は、次のようなステップを踏むといいでしょう。

ステップ1:Officeアプリから確認

Officeアプリ(WordやExcelなど)を立ち上げ、ファイル→アカウント画面を開きます。そこで表示されるバージョンが16.0.1以下であれば、早急に更新を検討する必要があります。

ステップ2:更新プログラムの手動チェック

製品情報から「今すぐ更新」を選択すると、自動更新されていない場合でも手動でアップデートを取得できます。古いバージョンを保持している場合は、時間がかかるかもしれませんが、一度の手間でセキュリティ上のリスクを軽減できます。

ステップ3:管理ポータルでの確認

組織向けのMicrosoft 365を利用している場合、Microsoft 365管理センターやEndpoint Manager(旧Intune)などから、クライアントのバージョン状況を一覧で確認できることがあります。IT管理者は定期的にレポートを出して、古いバージョンが混在していないかをチェックするのが理想的です。

放置したまま古いバージョンを使い続けると、セキュリティ侵害を受ける可能性が高まり、最悪の場合はデータ漏えいなどの被害が発生するリスクがあります。

更新チャネルの違いと注意点

Microsoft 365 AppsにはCurrent Channel、Monthly Enterprise Channel、Semi-Annual Enterprise Channelなど複数の更新チャネルがあります。それぞれ更新頻度やサポート方針が異なるため、シチュエーションに合わせて選ぶのが大切です。

Current Channelを利用するメリット

Current Channelを利用していると、最新機能や改善をいち早く受け取れます。Microsoftのドキュメントでも最新のテストが行われ、問題がなければすぐに配信されるため、新しい機能を試したい方や先進的な利用を考えている環境には最適です。

高速リリースに向いているケース

スタートアップや開発環境のように、新しい機能やツールを試行錯誤したい現場では、Current Channelが好まれます。利用者が少数であれば、万が一の不具合にも対応しやすく、素早くロールバックや再更新が可能だからです。

常に最新のテクノロジーに触れることで、ビジネススピードが上がり、イノベーションを生みやすくなります。

Monthly Enterprise ChannelやSemi-Annual Enterprise Channel

一方で、企業規模が大きく、短期間でのアップデートによる影響が大きい場合は、更新頻度がやや緩やかなチャネルを選択して、安定性を重視する方法もあります。この場合、最新機能の適用は少し遅れますが、その分大きなトラブルを回避しやすいメリットがあります。

実際のバージョン比較表

以下はあくまでサンプルですが、Microsoft 365のバージョン履歴を簡単にまとめたテーブルです。最新バージョンのイメージや、どの程度更新頻度があるのかが伝わればと思います。

バージョン ビルド番号 リリース日
Version 2401 16.0.17231.20236 2024年2月19日
Version 2400 16.0.17000.10000 2024年1月10日
Version 2309 16.0.16730.20186 2023年9月25日

上記は一例ですが、頻繁にバージョンが更新されているのがわかります。実際には、途中で小さなビルド番号のアップデートも重ねられるため、逐一チェックすることが大切です。

私自身も、プロジェクトの進行中に突然のOfficeアップデートが入ると、最初は戸惑うこともありました。でもその結果、思わぬ新機能に助けられた経験もあるんです。慣れるまでは驚きますが、今ではむしろ楽しみになっています。

自動更新を活用するコツ

Microsoft 365では、自動更新の設定を有効にしておくと、バックグラウンドで最新のバージョンが適用されます。ただし、ネットワーク負荷やPCの稼働状況によってはタイミングが合わずに更新が進まないこともあります。以下のポイントを踏まえておくと、よりスムーズにアップデートが適用できます。

PCを定期的に再起動する

更新の適用にはPCの再起動が必要な場合があります。特にWindows Updateと連動している場合は、OfficeだけでなくOSの更新もまとめて行われるため、再起動をサボると更新が保留されたままになることがあります。

夜間や休憩時間の利用を意識する

大きな更新がかかる場合、作業中にアップデートが始まってしまうと業務に支障を来たす恐れがあります。夜間やお昼休みなどの時間帯にアップデートを実行するよう調整できれば、業務への影響を最小化できます。

IT管理者ができる対策

企業内で複数PCを管理している場合、ソフトウェア配布ツールやスケジューリングを活用し、勤務時間外にアップデートを集中実行することを推奨します。特に半期ごとに大幅アップデートがある場合は、事前アナウンスを行い、ユーザーの混乱を避けるとよいです。

定期メンテナンスの計画が杜撰だと、作業途中に急な再起動がかかり、データ損失や社員からのクレームにつながってしまうことがあります。

万が一のトラブルとロールバック

万一、最新バージョンへのアップデート後に不具合が起きた場合でも、Officeのロールバック機能を利用すれば前バージョンに戻せるケースがあります。ただし、そのためには以下のような注意点があります。

バックアップの重要性

OfficeドキュメントそのものはOneDriveやSharePointなどに保存していることが多いかもしれませんが、万が一のトラブルでファイルが破損したり、バージョン互換性の問題が生じることもないとは言い切れません。日頃からバックアップを行い、更新直前の状態を残しておくと安心です。

ロールバック手順の把握

Microsoft公式のサポートドキュメントには、Officeの特定バージョンに戻すコマンドが掲載されています。管理者権限が必要になるため、一般ユーザーが勝手に行えないように権限管理をしつつ、IT担当者はいつでも対応できるよう準備しておくとトラブル対策になります。

私がロールバックを初めて経験したのは、更新直後にVBAマクロが動かなくなったときでした。結局、そのマクロに問題があったのですが、慌ててロールバックを検討して、最終的にはマクロの修正で解決しました。知識を持っていると心強いです。

まとめと今後のおすすめアクション

Microsoft 365 MSOのVersion 2401(Build 16.0.17231.20236)は、2024年2月19日時点でCurrent Channelとしては最新のリリースです。古いバージョンを使い続けていると、CVE-2024-21413のような脆弱性を含むリスクが高まるため、日頃からのアップデート確認が大切になります。こまめな更新とセキュリティ情報のチェックを心がけることで、安全かつ快適にOffice製品を利用できるはずです。

今後のポイント

Microsoft公式ドキュメントの確認

最新のバージョン情報やセキュリティアップデートはMicrosoftの公式サイトで随時公開されています。必要に応じて手動更新を行う習慣をつけると、いつでも安心感を持って作業に集中できます。

社内ルールの整備

組織全体でMicrosoft 365を活用している場合、更新ポリシーや運用フローをしっかり整備しておくと、IT担当者のみならず全社員にとってメリットがあります。特に更新タイミングの通知はトラブル回避に有効です。

テスト環境での検証

更新後の動作が気になる場合は、テスト用の環境や仮想マシンで事前検証を行い、本番環境に反映する流れを作ると安心です。特にExcelやAccessを使った複雑なマクロを利用している部署がある場合は要注意です。

定期的なアップデートと運用ルールの徹底により、脆弱性を防ぎながら新機能も享受できる魅力が生まれます。

最後に

バージョン番号はちょっとした数字の違いでも重要な意味を持っています。今回ご紹介したVersion 2401(Build 16.0.17231.20236)は最新バージョンですが、数か月経てばさらに上位のバージョンに移行しているかもしれません。こうした情報をタイムリーに追いかける習慣をつけておくと、普段の業務で思わぬトラブルを回避できます。ぜひ、次回のアップデート時にはバージョンチェックをお忘れなく。

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