この記事では、Pythonプログラミングにおける`continue`文について詳しく解説します。`continue`文の基本的な使い方から応用例まで、具体的なコード例とその解説、そしてよくある質問や落とし穴についても言及します。
目次
基本的な使い方
`continue`文は、ループ処理の中で使われ、その後の処理をスキップしてループの最初に戻ります。以下に基本的な使い方を示します。
# 基本形
for i in range(5):
if i == 2:
continue # iが2のときにスキップ
print(i)
この例では、`for`ループが0から4まで走りますが、`i`が2のときに`continue`文が実行されるので、その後の`print(i)`はスキップされます。
whileループでの使用
`continue`文は`while`ループでも使用できます。
# whileループでの使用例
i = 0
while i < 5:
i += 1
if i == 3:
continue # iが3のときにスキップ
print(i)
応用例
1. 素数を求める
`continue`文を使って、素数を求める例です。
# 素数を求める例
for num in range(2, 20):
for i in range(2, num):
if (num % i) == 0:
break
else:
continue
else:
print(num, "is a prime number")
2. リスト内の特定の要素だけ処理をスキップ
リスト内で特定の要素をスキップする場合にも`continue`文が使えます。
# 特定の要素だけスキップ
words = ['apple', 'banana', 'cherry']
for w in words:
if w == 'banana':
continue
print(w)
3. ネストされたループでのスキップ
ネストされたループでも`continue`文は有用です。
# ネストされたループでの使用例
for i in range(3):
for j in range(3):
if i == j:
continue # iとjが等しいときにスキップ
print(i, j)
まとめ
`continue`文は、特定の条件でループの処理をスキップするために使用されます。この文はループの中で非常に効果的で、コードの可読性と効率性を高めます。ただし、使いすぎるとコードが複雑になる可能性もあるので、適切なバランスが必要です。
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